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大貫2失点も開幕投手は最有力 打線は連日完封負け

03/07 横浜DeNA0-5オリックス@ハマスタ

DeNAは先発の上茶谷が吉田正、頓宮にソロを浴びるなど4回3失点。2番手の大貫は4者連続三振を奪う圧巻の投球。7回に2失点したが、開幕投手は最有力となった。打線はこの日も4安打に終わり、2試合連続の零封負け。

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ポジ

開幕投手を決めるに十分な投球

大貫が素晴らしい投球だった。5回、6回は5三振を奪う圧巻の内容。ここまで良い大貫を観るのは初めてという感じ。ストレートはスピードガン表示で147キロくらいだったが、ボールの勢いがある。ここまでのストレートを投げる投手になると思わなかった。球威があってコースにズバっと決まるストレートがあるから、変化球も冴える。ツーシーム、スプリットのキレもあって、打者がなかなか当てることができなかった。

7回は、2アウトランナーなしから、佐野皓にコースが甘くなったストレートをセンターへ運ばれた。ショートの倉本が、サード寄りに守備位置をとっていて、それほど強い当たりではなかったが、ボールが甘かった分、セカンドベース寄りまで持って行かれたという感じだろうか。

その後、盗塁と山本の悪送球で三塁へ進めてしまった。そして、最初の打席でスプリットで三振を取っていた中川圭に、そのスプリットが甘くなったところを拾われてレフト線へ。杉本は、最初の打席もなかなか打ち取れなかったが、ここでも際どいボールを見極められてフルカウント。インコースのツーシームでバットをへし折ったが、飛んだコースが良く一二塁間を抜けてしまった。これもボール1個分くらい厳しく突ければファーストゴロになったかも知れない。

セットポジションでの投球に少し課題があるかなと思うが、今の時点で完璧になっている必要はない。ここから開幕までに微調整して行けばいいわけで、あまり完璧に抑え過ぎて開幕してから露呈するようだと困る。ランナーを背負ってのピッチングが出来て良かったと思う。

三浦監督がどういう指標で開幕投手を選ぶのか分からないが、個人的には文句なしで大貫。投げているボールが違い過ぎる。結果と将来性を見込むなら京山。最初の6試合の相手先発も考えて濵口とする選択肢もあるかも知れない。「いつ伝えるかは決めていないが、自分の頭の中では絞りつつあるというのが現状」ということなので、静岡へ行く前に伝えて、開幕から逆算して2度先発をさせるのではないか。

チームが4安打の中、関根がマルチヒット

今日も攻撃はいいところがほとんどなかったが、関根が内容のある打席を見せてくれた。2回は、ファウルで粘りながら8球目に変化球が甘く入ったところを、詰まりながらレフトの前へ運んだ。5回は、先頭の細川が初球をヒットした後、同じく初球をライト前ヒット。前の打者が初球を打っているので見逃しがちだが、甘い球を逃さず積極的に打った。

神里は今年もスロースターターな予感、細川もやっとオープン戦初ヒットが出た段階で、関根に1番センターのチャンスが訪れるかも知れない。来週以降も結果を出して行くしかない立ち位置。後悔しないように1打席を大事にして欲しい。

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ヤジ

オープン戦だとしても、地元で有観客の試合なので、もう少し盛り上がる場面は欲しかった。チャンスは5回のノーアウト1、2塁から2アウト満塁まで行ったところだけ。ヒットは倍になったものの、同一スコアの0-5を2試合連続で見せられるとは。一番気温が低い日となったが、それ以上に寒さを感じる内容となってしまった。

山岡に対して、5回途中で100球を投げさせたように、あっさりと手を出して凡打の山を築いたわけではないのが救いだが、不安は尽きない。

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キジ

この試合でも吉田正尚の打席ではシフトを敷いたが
この日は遥か上を越えるホームラン

連日、吉田正尚シフトを敷いているが、この日は最初の打席でホームラン、2打席目ではストレートに遅れた力ない打球はサードの定位置に転がった。サードの宮崎は一二塁間にいて不在の為、ショートの倉本が捕りに行くも間に合うはずがなく、内野安打。こういう可能性は織り込み済みでシフトをしているわけだが、それが見事に起こってしまった。

吉田正尚は2打席で交代し、結局シフト大成功!というシーンはなく、失敗例だけということになった。アナリストが出したデータ上の傾向が強いため、思い切ったシフトに踏み切ったと思うが、果たして交流戦でもやってくるかどうか。

タッチを掻い潜る田中俊

初回、田中俊が盗塁を決めたシーン。タイミングはアウトだったが、送球が一塁方向に逸れ、宜保がバランスを崩したところ、タッチを掻い潜ってセーフになった。

かつて、チャモさんがホーム突入時に、読売の小林を惑わした忍者スライディングを思い出したファンも多いだろう。ベイスターズにとっては数少ない盛り上がったシーン。

山本は、7回には悪送球があったが、8回は見事な送球で福田を超余裕のアウトで刺し、ファンを沸かせていた。9回の牧の打席は、センター前へ抜けるかという当たりに、ショートの宜保がスライディングキャッチからの素早い送球でアウトにし、敵味方なくスタンドから拍手が送られた。

ベイスターズファンにとっては、結果としては残念な部分が大きかったが、緊急事態宣言の中、制限されているとは言えライブ観戦できたことには、いよいよ開幕が近づいたと実感できたのではないか。

個人的にも3日連続ハマスタに行くことがあるとは思っていなかった。2019年のハマスタCS以来で、その前は2018年スターナイトとかだろうか。しばらくはテレビで試合を観ることになると思うが、再びハマスタで公式戦が観られることを楽しみにしたい。

テントの入口で手指の消毒、さらにサーモグラフィで体温が測定される
スロープの上でチケットが切られる。荷物チェックはゲートで
最後にガラスの割れる音がして、順調な三嶋が見られたのは良かった
2日連続の同スコアでの完敗、お疲れ様
2021年仕様になるのはこれからだろうか

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