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「勝負する」ことのできない監督

06/30 横浜DeNA2-2広島東洋(ハマスタ)

3回に連続四球から筒香のタイムリー二塁打で先制。先発の井納が6回を無失点の好投で、1点のリードを守った。しかし、7回に藤岡がマウンドに上がったが、メヒアに逆転2ランを浴びる。9回に大和が二塁打でチャンスを作り、2アウト3塁となって佐野がライトへの同点打。土壇場で追い付き延長戦に持ち込んだが、その後は両軍とも決め手を欠き、延長12回引き分けに終わった。

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ポジ

佐野が9回2アウトと追い込まれたところから、殊勲の同点打。左腕のフランスア相手に、速いストレートに合わせながら、真ん中に入ってきた変化球を泳ぎながらもミートし、ライト前へ運んだ。プレッシャーもかかる場面で、見事な代打としての集中力だった。チームを救う一打だった。

同点を呼んだのは、大和のツーベースだった。フランスアの153キロの外角ストレートに対して、ボールの内側にバットをぶつけるような形でライトへ運び、打球はフェンスへ直撃した。交流戦でのサヨナラ打もそうだが、右方向の打球がけっこう伸びているね。この日は、第1打席にメヒアのまずいプレーが内野安打となるなど、3安打1四球でチャンスメイクができた。9回以外は得点に繋げられなかったのが残念。

井納が6回無失点の投球。ハマスタでの成績が良く、4/14も広島相手に勝利を収めていた。このところの起用から、6回までで交代かなとは思ったが、もう少し投げてもらいたいところ。右ひじ手術明けなのは承知しているが、井納のイニングイーターとしての能力を考えると、7回までは行って欲しかった。継投の失敗で4勝目は消えてしまった。次回は読売戦で行くことになるのだろうが、この日のような投球を見せてもらいたい。

1点を争う緊迫した試合が続いたが、守備で随所にいいプレーがあった。DeNAに限らず広島もね。メヒア以外。チャンスがたくさんありながら、拙攻続きという試合だったので、締まった投手戦ではなかったが、良い守備があったので、そこまで見苦しいものにはならなかった。

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ヤジ

7回から藤岡を投入。これまでビハインドで投げ、ずっと自分の仕事をこなしてくれていた。結果を出していただけに、リードしている展開で登板させることが、異常に飛躍したこととは思わない。ただ、井納の前に無得点に抑え込まれていた状況から、こちらが先に動く形での継投となるため、流れが変わるリスクが高い。そういった状況下では、圧倒的な投球が必要だった。現状のブルペンではエスコバー、パットンクラスでないと付け入る隙を与えることになる。

鈴木の後、メヒア、バティスタに回るということも、藤岡を選択させた要因になっただろう。ラミレス監督の思い込みとして、外国人打者は変則モーションに弱いというのがある。これは当事者しか分からないことだが、この日のゲームプランとして、最初から藤岡をリードしている場面で登板させることを考えていたのか。打順がメヒア、バティスタに回るため、思い付きで登板させたのではないのか。これはかなり疑問だ。

結果、延長にもつれ込んだのだが、前日に続き、クローザーの山崎を登板させなかった。3連投となるエスコバーに2イニング行かせるという鬼畜な継投をしてまで、山崎を出さなかった。結果、12回まで進んだため、山崎を登板させたが、ホームゲームでこういう使い方はありえない。

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キジ

もちろん、負けなかったことは評価するし、大きかったと思う。いろいろな考え方があるから、否定するわけではない。それでも、この試合を「勝ちに等しい引き分け」と言っているうちは、リーグ優勝なんて永遠にやって来ないだろう。

こういう試合をものにして、連勝を伸ばしていくことで、大きな貯金を作り、リーグ優勝を争うポジションに行ける。はっきり言って勝たなければいけない試合だった。

まず、継投。この日は三嶋をベンチから外した。まず彼はこの日は使わないことを決めていた。ベンチには入れたが、延長でも登板しなかったパットンも、実質ベンチ外だったということだろう。6回で先発の井納を降ろした時点で、9回の康晃を除き、2イニングをそれ以外の投手で賄う必要があった。

ヤジのところでも書いた通り、三嶋、パットンを除いた中で、終盤にリードしていたらどういう継投をするプランだったのか。出たとこ勝負くらいにしか思っていなかったのなら、準備不足。最初から決めていたことがあったのに、思い付きで藤岡を登板させたのなら、愚策。

最大の問題は、去年からずっと課題である「得点を取りに行く作戦」だ。昨年、リーグ最低の得点だったことが今年も改善していない。結局、ホームランが出たり、打者が打ってくれれば得点が入るが、采配によってチームとして得点を奪いに行く、「勝負する」ことができない。

7回裏、広島も先発の床田を交代し、島内にスイッチした。即戦力ルーキーで良い投手なのは知っているが、まだまだ勝ちゲームでの投球は経験が不足している。少し失礼な言い方になるが、DeNAとしてはチャンスと考えられる継投だった。広島の残り投手を考えると、レグナルト、フランスアから得点するのは難しく、この回に勝負をかけなければならなかった。

先頭の大和がヒットで出塁。ホームゲームであることを考えれば、まず同点にすることを優先するのがセオリー。代打・乙坂を起用したが、個人的には石川を出してバントしてもいいと思っていた。乙坂はよくボールを選んで、四球でチャンスを拡大した。

ノーアウト1、2塁となって神里。広島は左腕の中村恭に交代した。前日、中村恭に対して、バットに当たる気配すらなく3球三振だった神里。作戦はバントになる。ただ、神里がこの場面でバントできるかなんて、試合を観ていれば分かること。はっきり言って、神里はチームでもバントが下手な部類。ましてや、中村恭の投球をバントできるかどうかなんて、やらなくても分かるレベル。初球を投げる前から、バントを2球失敗して、三振すると言っていたが、当然のようにそうなった。

もちろん、ここでバントが決まったからと言って得点が入るわけでもない。実際、3回は筒香のタイムリーツーベースの後、なおも1アウト2、3塁で宮崎がポップフライを打ち上げて追加点が取れなかった。それでも、バントをして策を打ったうえで得点が入らないのと、バントができないような選手にそのままバントさせて失敗して次の打者を迎えるのは違う。

ピンチバンターとして石川を代打で使い、送って2、3塁でソトを迎えれば、逆転のランナーになるから外野も前に来るのでチャンスが広がったはずだし、3塁にランナーがいれば、暴投のリスクがあるから、ゾーンを上げて待つことができた。

神里に代打を出すような「勝負」ができない監督だから、こういう采配しかできない。この試合は勝負の場であって、神里のバント練習ではない。神里がこ
ういうシチュエーションでバントできるように、ちゃんと練習させてきたのか?普段からバントのサインを出さずして、こういうプレッシャーのかかる場面でいきなりバントができるか?

バント失敗の懲罰なのか分からないが、8回表から神里を交代しているので、それをやるくらいだったら、チームで一番バントができる選手をここで投入し、何としてもここで逆転するという采配をすることが、監督としての勝負ではないのか。石川を出したうえで、それでもバント失敗なら、やることをやった上での力のなさなので、受け入れるしかない。

自分で勝手に招いたノーアウト満塁を無失点で切り抜け、同点に追いついて引き分けに持ち込んだ。それを「ナイスゲーム」と言って、こういったミス、采配の甘さを忘れてしまっては、優勝なんてできない。自分で目標に挙げた90勝なんて程遠い。

5割前後の3位でCSに滑り込むことが最終目標ならそれでもいいけど、そのために試合をしてるんだっけ?11年目にしてやっとCSに行けたというようなチームだったら、それでも合格点だと思うけど、もう就任4年目。こういう考え方しかできないようでは、それこそ限界を超えることはできないのではないか?

ソフトバンクとの引き分けの時にも書いたが、これで満足しているようでは上は目指せないよ。

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