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平良が約4か月ぶりの4勝目 ソト3戦連続弾

09/15 東京ヤクルト1-3横浜DeNA(神宮)

初回、関根の二塁打と佐野のヒットで1、3塁とし、牧の犠牲フライで先制。先発の平良は2回に内山、濱田の連打でノーアウト1、3塁とされ、長岡の併殺打の間に同点。2回以降はロドリゲスに対してノーヒットだった打線は5回、先頭のソトが3試合連続の13号ソロで勝ち越し。平良は7回5安打1失点の好投で5月23日以来の4勝目。9回に宮崎の20号ソロで貴重な追加点を奪い、森原が締めて13セーブ目。

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ポジ [Good]

何と言ってもこの日は平良のピッチング。前回、同じヤクルトを相手にハマスタで7回無失点の好投を見せたが、打線の援護がなく勝ち負け付かず。これまではいわゆる投げ抹消で10日以上の間隔を空けて先発していたが、111球を投げた前回から中6日で先発した。トミージョン手術からの復帰でリミットを設けて登板していたが、シーズン終盤に入り、来季も見据えてそのリミットを一つ解除した。

そうした影響もあまり感じさせず、平良の持ち味が出た投球だった。初回に1点をもらい、立ち上がりは塩見からキレのあるスライダーで空振り三振を奪う。オスナのヒットと、村上を歩かせてピンチを招いたが、サンタナを低めのシンカーで空振り三振。

2回は先頭の内山にヒットを打たれ、濱田の打席で内山が盗塁成功。濱田にはアウトサイド低めのスライダーをセンターへ運ばれ、ノーアウト1、3塁。内野はセカンドゲッツーの体勢で、長岡に対してアウトサイドのコースギリギリを攻め、詰まったショートゴロで併殺。この間に三塁ランナーが還って同点となったが、狙い通りの投球だった。

4回、5回も先頭にヒットは打たれたが、いずれも併殺で乗り切った。低めに集め、多彩な変化球で的を絞らせず、緩急を有効に使った伊藤のリードで長打を許さなかった。リードをもらった後、6回と7回を三者凡退に抑えた。98球だったが、8回からウェンデルケン、森原の勝ちパターンを投入して逃げ切った。

5月23日、東京ドームでの読売戦以来、約4か月ぶりの4勝目を挙げた。東もトミージョン手術から復帰した最初のシーズンは苦労していた。4月は素晴らしいスタートを切ったが、6月以降はあまりうまく行かない登板が続いた。ここに来て、中6日の登板で続けての好投、久々の勝利は今後の順位争うもそうだが、来季に向けても大きな収穫。来季の飛躍に向けて残り試合でも好投を続けて欲しい。

初回に牧がリーグトップの96打点目となる犠牲フライで先制したが、2回以降はパーフェクトピッチング。同点で迎えた5回、先頭のソトが3ボールからストレートを狙い打ち。インサイドの高めを振り抜くと、打った瞬間という打球がレフトスタンドへ到達した。

3試合連続ホームランは、2019年の4試合連続以来。9月は8試合で.034という不振で始まったが、ここ3試合で12-6で.500、4本塁打、6打点と急に爆発した。ホームラン王を獲ったソトが帰って来たかのようなバッティングで、ホームランの内容も良い。ただ、ここ数年は少し良くなってもそれが長続きしない。今後のバッティングも注目して行きたい。

1点を争う緊迫した展開で、9回に2アウトから宮崎が20号ソロで貴重な追加点をもたらした。これで神宮では今季6本目のホームラン。ハマスタで8本が最多だが、試合数を考えると凄いペース。打率も.394で、神宮の鬼と化している。残り2試合だが、もう少し数字を伸ばして欲しい。

シーズン20本塁打は2018年以来2度目。その時の28本を更新するのは厳しいが、打点は69となり、自己最多の2021年の73を更新できそうな状況。年間の規定打席も残り30打席ほどになって来た。現在の打率2位は西川で.309だが、登録抹消中。3位以下は3割を切っている。

あと数試合で打席に立てば、規定打席に足りない分を凡退した場合でも2位の打率を上回るケースの特例の首位打者も視野に入って来る。チームとしてはCSに向けて最後まで無事に出場してもらうのがベスト。適度に休養も取って欲しいが、少し休みながらでも首位打者を獲れそうなので、先を見据えて起用してもらいたい。

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ヤジ [Bad]

初回、1アウトから連打でチャンスを作ったが、牧の犠牲フライの1点に留まった。2回以降はロドリゲスに苦労した。ソトの一発で勝ち越し、9回にも宮崎が貴重な追加点をもたらすソロ。ホームランは正義という攻撃で6安打ながら3点を取った。ロドリゲスをもう少し打てれば、というところだが、この日は平良を中心に投手陣の活躍で勝つことができた。

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キジ [Other]

3点取ったとは言え、ロドリゲスにはやや苦労した。ソトの一発で勝ち越したが、平良の好投で何とか逃げ切った。広島は、前日に優勝を決めた阪神とのシーソーゲームを制し、読売は中日に大勝。CSを争う3チームがいずれも勝った。DeNAとしては何とか置いて行かれずに済んだ。

勝数広島 残10DeNA 残13読売 残13
799-1 .56813-0 .564
788-2 .56112-1 .557
777-3 .55411-2 .55013-0 .546
766-4 .54710-3 .54312-1 .539
755-5 .5409-4 .53611-2 .532
744-6 .5328-5 .52910-3 .525
733-7 .5257-6 .5219-4 .518
722-8 .5186-7 .5148-5 .511
711-9 .5115-8 .5077-6 .504
700-10 .5044-9 .5006-7 .496
広島が読売に勝ち越しているため、勝率で並んだ場合は広島が上位

3チームとも勝っているので、CSラインに大きな変動はない。しかし、試合数が減って行くということは、追いかけるチームにとっては追い抜くチャンスが減って行くことになる。広島にとっては自力2位に向けてマジック9が付いている状況。広島の勝利とDeNAの敗戦が合わせて9になると、DeNAの2位はなくなる。

完全な他力となるので、DeNAとしては目の前の試合を勝って行くしかない。16日は小川との対戦。先週は7回で1点しか取れなかった。石田が5回に一挙5点を奪われ、大量援護で楽に投げさせてしまった点はあるが、DeNA戦3勝1敗と得意な相手になってしまっている。

石田は、同じマッチアップでリベンジしたいところ。先週は初回に一発は浴びたが、ボール自体は悪くなかった。だが、飛ばしていたのか、5回は少し球威が落ち、コントロールが甘くなった。そのあたりを修正し、何とかゲームを作ってもらいたい。

2週間後の土曜日にも神宮での対戦があり、ローテーション通りだと再び小川と当たる可能性がある。ハマスタCSに向けて、小川を攻略して勝利を掴みとれるかどうかが、まず最初の関門になりそうだ。

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