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初回に満塁弾、坂本が2回KO ヤクルトのリリーフ崩せず

09/21 横浜DeNA2-5東京ヤクルト(ハマスタ)

ここ2試合とは逆に、初回の大量点を追う形になった。先発の坂本が塩見に内野安打を許すと、青木、山田も連打でノーアウト満塁。村上への初球のカーブが甘く入り、ライトポール際上段へのグランドスラム。11球、1アウトを取る前に4点を背負った。坂本は2回で降板。その後はリリーフが1点だけに抑えたが、打線がスアレスから2点を返すに留まった。

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ポジ

坂本がアウトを取る前に4点を失い、大敗の予感が漂う立ち上がり。2回の打席で坂本に代打を送り、3回から継投に入った。2番手は櫻井。3回は青木、山田に連打、4回は先頭の西浦に四球を出し、不安定な投球だったが、オスナをカットボールで空振りさせるなど、4三振を奪った。球威、変化球のキレは悪くないだけに、もう少しピシャリと抑えて流れを変えられればベストだが、実際に3回裏に味方が反撃して接戦に持ち込んだ。先発が崩れた時のリリーフとしては役割を果たせた。

3番手のシャッケルフォードは、5回は四球1つで抑えたが、6回に失点。先頭の中村にヒット、牽制悪送球でセカンド進塁を許し、西浦のタイムリーと勿体ない点の取られ方だった。ボール自体はそこまで悪くなかったし、塩見に繋がれたが、それ以上の失点は許さなかった。

三嶋が4番手で7回に登板。先週水曜の読売戦でサヨナラ負けを喫して以来の登板。山田、村上を連続三振に取り、13球で三者凡退。そんなに悪いボールを投げていたわけではないが、9回というプレッシャーから解放されたということなのだろうか、躍動感がある投球に見えた。この日は久々の登板もかねて3点ビハインドで登板したが、クローザーは山崎に戻ったとは言え、勝ちパターンに入って来る投手には違いない。

伊勢も2イニングの登板。9回は先頭の川端に高めに浮いたフォークを巧く左方向へ運ばれ、佐野が弾く間に二塁打となった。しかし、塩見のバントを処理してサードへ送球。少し逸れたが、宮崎が捌いてタッチアウト。無失点で投げ終えた。

2試合連続完投に加え、金曜は京山が7回途中まで投げて勝ちパターンのリレー。その前の東京ドームも三嶋がひっくり返されたが勝ちパターンで来ていたので、櫻井、シャッケルフォードは1週間以上の間隔が開いていた。登板過多も考えものだが、試合に投げずに調整するのも難しいところだろう。そういう意味では不本意ながらリリーフ投手が久々の登板ができたこと自体は良かった。あとは大貫が連投をさせない展開に持って行ってくれれば。

プロ野球記録の3試合連続の先頭打者ホームランを狙った桑原は、2球目を打ってショートゴロ。しかし、2打席目でヒットを放ち、柴田が歩き、佐野が2打席連続ヒットでノーアウト満塁。初回のお返しができるシチュエーションとなり、オースティンがレフト線への2点タイムリー二塁打。

好調な打線も、ヤクルトのリリーフ陣は攻略できず。桑原はマルチヒットで打率を上げ、佐野もマルチヒットで上昇傾向を維持した。この2試合集中打が出ていたが、3回一気に行けなかった。

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ヤジ

坂本が、先発投手陣の良い流れに乗れず、アウトを取る前に4点を失う立ち上がりになった。ノーアウト満塁になって4番打者がグランドスラムを打つというケースは、あまり多くないようでセ・リーグでは11度目という不名誉な記録。

オールスター前はスライダーが良くなり、ストレートの球威を生かしつつコンビネーションが決まっていたが、ここ最近の登板はまずストレートの球威が今一つで、打者がストレートを待ちつつ変化球に対応できてしまっている。そこへ甘く入って行くので打たれるという繰り返し。

村上には、割合はあまり多くないカーブで入ったが、肩口から真ん中高めに入る最悪なボールになってしまった。意表を突いたのだろうが、これだけ甘いとこのクラスの打者は待ってなくても対応する。意識していないはずのカーブでストライクを先行させようという気持ちだったと思うが、命取りの1球になった。

宮國がローテーション入りすることもあり、ここ最近の登板があまり良くなかった坂本が一旦登録を抹消され、中11日の登板になった。残念ながら結果としては最悪な形になった。来週以降の登板はこれから考えると思うが、20日にファームで8回途中103球を投げた東にGOサインが出れば、入れ替えがあるかも知れない。この日、前日完封のロメロを登録抹消し、登板日をずらすようなので、東がまだということになれば、もう1回チャンスがあるかも知れない。

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キジ

3回のノーアウト満塁のチャンスで、まずは2点を返して後半勝負に持ち込めればと思っていたが、オースティンの二塁打で2点を返せただけに、もう1点は欲しかった。宮崎のサードゴロは、前進守備ではなかったが、佐野がランナーでは挟殺は仕方ない。宮崎が二塁まで行けなかったことも響き、牧が併殺に倒れた。

ヤクルトは5回81球のスアレスを諦め、6回から継投に入ったが、さすが優勝を争うチーム。きっちりと投げられる投手が揃っている。星も2~3年前はかなり厳しい状態で出れば打たれるようなイメージがあったが、先日の東京ドームでの対戦といい、ストレートに力があってコントロールもまとまってきている。今野もピンチは迎えたが3ボールから勝負できる精神的強さと技術も備わって来ている。清水も含めて2点台のリリーフがいるからこそ、こういうゲームができた。

開幕前にヤクルトは投手がいないとイメージが先行していたが、高津監督を中心にチームとしてきっちりと整備してきて、石山や梅野の不調を埋めている。対戦成績が4勝12敗2分なのだから当たり前だが、ヤクルトの打線にある程度打たれるのは想定内としても、こちらがヤクルトの投手陣に抑え込まれている。そこが昨年以前と違って勝てなくなった要因だろう。

この日もスコア的には2-5と3点差ではあったが、リリーフが踏ん張ればもう少しクロスゲームに持ち込める感覚があったが、それができなかった。7回に2アウトからチャンスを作ったが、一本が出なかった。代打の蝦名、神里あたいは格が違うかのような投球をされていたことも、リリーフに対する力負けを象徴していた。

連勝を伸ばしたかったが、先発が11球で4点を失う立ち上がりでは、なかなか厳しい。22日は大貫が先発するので、ゲームを作ってくれることを期待したい。ここで連敗せずにすぐに借金を1桁に戻し、5割復帰への望みを繋ぎたい。小川は8月末の復帰後、徐々に状態を上げており前回は8回途中無失点で8勝目を挙げている。好調の桑原が切り込み、中軸で攻略したい。

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