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京田が誕生日を自ら祝う2打点 5回5連打で4得点

04/20 東京ヤクルト4-7横浜DeNA(神宮)

初回に佐野のタイムリーで先制すると、2回には京田のタイムリー三塁打とケイの内野ゴロ間に2点を追加。ケイが1点差に迫られた5回は、2アウトランナーなしから佐野が歩き、牧以下が5連打で4点を加え、主導権を握った。ケイは何とか5回を3失点で投げ切って来日初勝利。森原が4セーブ目を挙げた。

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ポジ [Good]

京田はこの日、30歳の誕生日。石上の台頭で出場機会は非常に限られており、これまで4打席しかチャンスがなかった。それでも代打で2安打をマークしており、この日ショートでスタメン出場となった。

最初の打席、四球で出塁した山本を置いて、阪口のツーシームを右中間へ運んだ。完全に右中間を破り、山本が生還。京田も三塁まで進み、タイムリー三塁打となった。3打席目は4連打で3点を追加したところで、山本のスライダーにボテボテのゴロになってしまったが、内野安打となり2打点目のタイムリーとなった。

今年は減量してキャンプに臨み、練習試合でも結果を残していたが、石上の活躍もあって開幕スタメンはならず。サード、ファーストの守備固めとしての起用が中心だった。今季初のスタメン出場で勝利に貢献できたことは本人にとっても大きいと思う。若手との切磋琢磨の中で、勝利に貢献し続けて欲しい。

山本もタイムリーを含むマルチヒット。先発のケイがなかなか思い通りの投球ができない中、苦心のリードで何とか5回3失点で投げ切らせた。終盤は3人のリリーフを導いて、パーフェクトに抑え込んだ。

この日は、ベイスターズから移籍した阪口が先発だったが、山本にとっては中学校の後輩に当たり、ベイスターズ時代もファームで何度もバッテリーを組んでいた。その阪口から2四球を取り、5回は5連打という中で、アウトサイドのストレートをライト前へ弾き返すタイムリーを放った。結果的に阪口をノックアウトする一打になった。

5回の5連打を引き寄せたのは、宮崎の芸術的な右打ちだったと思う。2アウトランナーなしから佐野が歩き、牧はスイーパーを引っかけながら三遊間を割った。ここで宮崎は2球で追い込まれてしまったが、速球を2つファウルで逃げて、アウトサイド低めの良いコースに決まったスイーパーをバットの先で拾ってライト前に落とした。

4球続けて速球が来ている中で、曲がりの大きいスイーパーがかなり良いコースへ決まったのに、巧みなバットコントロールでライト前に運ぶバッティングには思わず巧い!と口にしてしまうほどだった。阪口としても、早めに追い込んで、良いところに勝負球を決めたはずがタイムリーとなってしまい、ダメージが大きかった。この一打で堪え切れなくなり、楠本と山本にもタイムリーを許して降板となった。5連打での4得点の流れを呼び込む殊勲の一打だった。

楠本が連日のスタメンで、タイムリーヒットを放って結果を残した。昨年は代打で素晴らしい活躍をしても、スタメンではさっぱり打てないという状況が続いたので、ここで結果が出たことは本人にもチームにも大きいと思う。度会が苦しんでいるので、楠本が代わるというオプションも考えられる。

終盤をパーフェクトピッチングで抑えたリリーフ陣も見事だった。7回の徳山は、1番から始まるヤクルト打線と対峙。塩見を速球で詰まらせてショートゴロに取り、赤羽にはフォークが浮いてしまったが、バットの先でセカンドライナー。

2アウトを取り、村上に回したくないという意識が働いたのか、オスナには3ボールとしてしまう。だが、真ん中のストレートで1つストライクを取り、さらにストレートを続けて内野フライに打ち取った。3ボールとしてしまっても落ち着いていたし、観る方も安心できるようになって来た。3ホールド目はさらに成長を感じる登板。JBの離脱で役割が一つ上がっているが、良い経験になって成長しているし、そのチャンスをモノにできている。

山崎は、4月5日以来15日ぶりの登板となった。これまでも調整登板の機会を作ることはできたが、本人が固辞して登板がないままここまで来た。クローザーを長く経験して、登板機会の波があることには慣れている。この日は村上からの打順だったが、簡単に9球で打ち取った。

森原が9回のマウンドに上がり、伸びのあるストレートで押した。最後は代打の川端をフォークで空振り三振に仕留めた。ウェンデルケンを欠く中で、山崎と森原の役割は非常に重要になっている。前日に伊勢が決勝ホームランを許してしまったが、徳山も含めて4人で何とか回して終盤を守り通して欲しい。

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ヤジ [Bad]

勝利投手のことをヤジに書くのはあまりないのだが、敢えてここで。ケイは不安定な投球だった。2回までに3点をもらったが、2回裏に先頭のサンタナに長打を許し、宮崎のエラーが絡んだが長岡のタイムリー二塁打ですぐに失点してしまった。

3回も先頭のオスナに長打を打たれ、村上のタイムリーで2点目を奪われた。サンタナは三振に取り、この日復帰した山田は併殺に仕留め、同点は許さなかった。

一番問題だったのは、5連打で4点を貰った直後の5回裏。1番から始まる好打順で、ここを抑え切ればベイスターズの流れで試合が進むところ。来日初勝利の権利がかかる場面で慎重になった部分はあるとは思うが、先頭を歩かせるというのは一番やってはいけないこと。本人も悔しそうにしていて、分かっていたとは思うが、個人的にはここで代えるべきだと思った。

5連敗中のチームで、この5回に2、3点返されると一気にバタバタする。ケイに来日初勝利が付けば、今後にとっても大きいとは思うが、その余裕はない状況だと思った。だが、先発投手を長年やって来た三浦監督が代えるとは思えない。そこが17日にアドゥワを4回で降ろした新井監督との違いであり、甘さだと思う。

赤羽にはストライクを先行させたが、巧くカットボールをライトへ押っ付けられてノーアウト1、3塁。絶好調のオスナを迎えてもベンチは動かない。1ボール1ストライクからのチェンジアップで空振りを取り追い込むと、チェンジアップを続けたが真ん中へ甘く入って来た。しかし、オスナはミスショットし、打球はショート正面のゴロ。1点は返されたが、併殺打という最高の形になった。

この日はケイに運があったということか。2回には自ら打点を挙げて追加点も取っていたが、味方の援護に助けられた。結果として、三浦監督の続投は成功し、ケイが来日初勝利を挙げることになった。この日は、勝たせてもらった1勝だが、次の登板では自らの投球で勝利を掴み取って欲しい。そのキッカケになる登板であれば最高だ。

6回は上茶谷が登板したが、いきなりサンタナに一発を浴び、さらに1アウト1、3塁のピンチを招いた。代打の青木が告げられたところで、石川と交代した。その石川はボールが2つ先行してしまったが、3球目のストレートがアウトサイドの低めに決まり、青木が捉え切れずにショートゴロ。またも併殺で大きなピンチを切り抜けた。

この日はヤクルトが重要な局面で3併殺。一気に乱戦となりそうなところで、ヤクルトが自ら流れを手放す形になって助けられた。不運も重なって負けが込んでいたので、これで少し風向きが変わってくれればというところ。しっかりとしたゲームをして、勝ち星を取り戻して行きたい。

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キジ [Other]

ヒット8本で7得点。長打は京田の三塁打だけで、8本は全て得点が入った3イニングにマークしており、5連打もあって効率の良い得点になった。ケイの立ち上がりを見て、5回まで持ちそうもないと思ったので、昨日の投稿でも書いた通り打線が5、6点取らないと厳しいと思った。見事な集中打で得点を重ね、連敗は5で止まった。2019年の10連敗を繰り返すことはなかった。

これでまずは一息ついたかと思う。だが、21日は開幕3連勝中のヤフーレとの対戦となる。前回はハマスタでチェンジアップに苦しみ、捕まえることができなかった。各選手、球筋は把握していると思うので、対策を練って攻略したい。ただ、ベイスターズは特定の投手を苦手として、ずっとやられるパターンが多いので気になるところ。

逆に開幕3連敗の大貫は、ここで何とか今季初勝利を手にしたい。ファームで石田健が好投したこともあり、4試合で勝利なしとなれば入れ替えの対象となっても不思議はない。打線の援護も得られず苦しいマウンドが続いているが、先制を許さないように投げて欲しい。相性の悪い村上をどういう形で迎え、抑えるかが鍵になるだろう。

この日、筒香がイースタンの試合に初出場した。昨年、苦手にしていた左腕のメンデスと対戦できることは良いと思った。立ち上がりメンデスはコントロールが不安定で、筒香の打席ではいきなり死球を与えてしまった。エルボーガードに当たったので、問題はなかったのだが、筒香もまさか初球で当たるとは思っていなかっただろう。

2打席目は、膝元のチェンジアップに合わず空振り三振。最初の打席はボールを見る前に当たってしまったので、この打席が実質初見だったが、しっかりと振って行けたことは良かった。3打席目は、球筋もイメージでき、ボールをきっちりと選ぶことができた。

3ボールから1つストライクを見送り、5球目の置きに来たストレートを捉え、センター前へライナーのヒット。二塁ランナーの柴田が還ってタイムリーとなった。3、4打席という予定だったが、結果が出たこともあって4打席目は立たずに代打の大田が送られた。

アメリカではスプリングトレーニングでの実戦は、腰回りの張りで欠場したこともあって6試合で10打数1安打という成績。その後はトレーニングを続けて来たとは言え、どういう状態なのか分からなかった。だが、この日の内容を見る限りは、そこまで長い調整期間にはならなそうな気配。

さすがに来週から1軍というのは性急すぎる。まだ守備にも就いていない。だが、4月中の1軍というのはありうる状態だと思う。21日の平塚での試合には出場せず、DOCKで調整するという。予定通りに体に張りが出ていると19日の時点でコメントしていたので、1試合3打席立ったところで、体の状態をチェックしながら次のステップを見定めるのだろう。

23日の鎌ケ谷での日本ハム戦には出場する予定だという。ここで守備にも就くかどうか。22日以降は天気が良くないので、プラン通りにファームで実戦を積めるか微妙だが、順調に行けば来週末のハマスタでの読売戦で1軍という可能性もある。今後の調整次第なところはあるが、遅くともゴールデンウィーク中には1軍で筒香の姿が見られることになりそうだ。

オースティンもDOCKで練習を再開しているが、実戦復帰まではまだかかりそうな状況。先に筒香が1軍へ合流した場合、外野手登録になったがファーストに入るのか、レフトに入るのかも注目したい。宮崎が休養する場合のオプションもどう変化して来るのか。筒香がファンの期待通りに活躍すれば野手の層はさらに厚くなって来る。

あとは先発投手ということになる。ケイが何とか勝ち星を拾い、変わるキッカケになるか。ファームではこの日、石田健が7回1失点の投球。ランナーがいない時にキャッチャーのサインを見て投球動作に入る部分が大きく変わっていた。筒香からも激励され、よりモチベーションが高まっていると思うので、彼の力も発揮して欲しいと思う。まだ勝っていない大貫もローテーションの柱にならなければ困る存在なので、何としても1つ勝ちたい。

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