スポンサーリンク

ヤスアキ劇場で全てが飛ぶ とにかく1つ勝った

06/08 福岡ソフトバンク5-6横浜DeNA(PayPay)

初回に森を攻めて牧、オースティンのタイムリーなどで3点を先制。3回にもオースティンの犠牲フライ、桑原のタイムリーで2点を追加するなど、5回表で6点のリード。東は栗原に2ランを浴びたが、7回まで79球で抑える好投。しかし、8回にピンチを招いて降板すると、代わった伊勢が近藤に2ランを浴びる。9回は山崎が栗原のタイムリーで1点差とされ、なおもノーアウト1、3塁だったが、後続を辛うじて断ち、連敗を止めた。

スポンサーリンク

ポジ [Good]

今季は1番佐野、4番牧はずっと変えて来なかったが、今季初めて佐野が3番に入った。初回、関根が歩いた後、3番として最初の打席でヒットを放ち、チャンスを拡大。牧、オースティンがタイムリーで続き、さらに桑原の内野ゴロ間にも得点し、ケガから復帰した森の立ち上がりに3点を奪った。

絶対に3連敗は避けたい試合で、3点の先行は大きかった。東が立ち上がりのピンチを切り抜けると、3回は関根のヒットから牧が左中間への二塁打で再びチャンスを作る。ここでオースティンがきっちりと犠牲フライを放ち、桑原もタイムリーで牧を還して5点目。

5回も関根のヒットから、3番の佐野が繋いで連打。牧が歩いてノーアウト満塁となってオースティン。バットの先に当たったショートゴロは、セカンドのフォースアウトのみ。オースティンの3打点目で6点のリードを奪った。

終盤にダメ押しができればベストだったが、東を十分に援護したと思う。宮崎の欠場もあるが、3番佐野を続けるのか注目される。1番に入れたビジョンはあったのだろうが、本当に佐野を生かせているか、本人が1番を意識してバッティングに影響していないかどうかも重要。今後に注目したい。

東は、立ち上がりは苦労したが、大量援護を得て、次第に大胆な投球に変わった。5回は、先頭の野村に初球のストレートをヒットにされ、続く栗原も初球のストレートをライトスタンドへの2ラン。2球で2点を失ったが、後続を断った。

7回まで79球で、8回も当然マウンドに上がったが、野村勇に低めのチェンジアップを拾われてレフト前ヒット。中村晃には変化球が浮いてカウントを悪くし、最後は力んだストレートが高めに抜けた。ここで三浦監督が出て降板となった。

最後は8回を良い形で投げられれば良かったが、7回0/3を3失点であれば十分な投球。9回はヒヤヒヤの展開だったが、何とか逃げ切って東が6勝目を挙げた。チームトップでリーグでも2位タイ。開幕から一番安定感のある投球をしており、ローテーションの軸になっている。

威力の戻ったストレートとチェンジアップなどによる緩急を使いながら、ルーキーイヤー以来となる2桁勝利を目指して欲しい。

9回はヤスアキ劇場。先頭の牧原大に浮いたスプリットを三遊間へ打ち返され、京田が好捕したが内野安打となった。ランナーを溜めたくないところで、続く柳町にストライクが入らず四球。栗原は2球で追い込むも、なかなか打ち取れない。珍しく二塁への牽制を偽投すること二度。これは相当追い込まれているなと思った。

最後はストレートが甘く入り、ライト前タイムリー。1点差となってノーアウト1、3塁。正直、良くて同点でサヨナラ負けの可能性が高いと思った。谷川原の打席で代走の三森が盗塁を決め、ノーアウト2、3塁となった。谷川原はセカンド正面のゴロで、ホームで代走の佐藤直がタッチアウト。

だが、まだ同点のピンチは続く。野村勇にはストレートで押した。見下したというより、スプリットが信頼できず、合わされるのが嫌だったのかも知れない。4球続けてストレートを投げ、空振り三振に取った。

2アウトまで漕ぎ着けたが、帝京の先輩である中村晃との対戦。ここはさすがにスプリットも交えての配球だったが、暴投となって2アウト2、3塁。再び一打サヨナラの場面。次打者は嶺井だったが、中村晃をスプリットでショートゴロに打ち取った。

山崎はこれでリーグトップタイの14セーブ。未だに自責点ゼロで防御率0.00のマルティネスと、5.21のクローザーが並んでいる不思議。3敗は喫してしまっているが、通算221セーブの現役ナンバーワンクローザーとして、もう少し最後を安心させてくれないかな。

スポンサーリンク

ヤジ [Bad]

8回は東がノーアウト1、2塁のピンチを残して降板し、伊勢がマウンドに上がった。今宮に対して、ストレートをファウルにされ、なかなか打ち取れなかった。ストレートが5球続いた後、フォークが真ん中に入ったがタイミングが合わず、サードゴロ併殺打。

最高の形となり、これでこの試合は取れるかなという感じになった。2アウト3塁となって近藤を追い込み、1ボール2ストライクからフォークが2球続けて真ん中に入った。近藤が二度は見逃してくれず、ライトスタンドへの2ラン。

これで試合が分からなくなってしまった。ストレートに昨年ほどの球威がなく、空振りが取れない。フォークは低めに落としたいが浮いてしまう。状態としては良くないが、これまで0点台の防御率で貢献して来た。欠かせない投手なので、夏場に向けてコンディションを整えることを優先したいところだ。

宮崎がこの日もスタメンを外れたが、右背部から脇腹にかけて痛みを訴えて病院で検査していたことが試合後に発表された。火曜の初戦にベンチスタートとなったばかりなので、この日もスタメンを外れたのはやや意外だったが、休養ではなかった。

大事に至る前に検査し、欠場したと思う。長期離脱となってしまうと影響が甚大。ここは無理をせず回復に努めて欲しい。

宮崎の欠場もあり、佐野が3番に入ったことで梶原は1番に抜擢された。結果は4打数ノーヒットで3三振と非常に厳しいものになった。昨年のデビュー戦は戸郷からプロ初ホームランを放つなど4安打。華々しく飾ったが、ファームで状態が良くても1軍で打つのは簡単ではない。

ヒットを打てなかった、ダメだったということだけではなく、この経験をどのように今後へ生かすか。どの部分が良くなくて、何故打てなかったのかを追求し、1軍で打てるための練習、実戦でのバッティングをファームでやって来る必要がある。関根だって、5月のMVPを獲得した中日の細川だって、ファームでは打てても1軍で結果が出ない日々を長く過ごした。

せっかく抜擢されただけに一本欲しかったし、3三振は悔しいだろう。必ずこの試合を成長の糧として欲しい。

スポンサーリンク

キジ [Other]

最後が激し過ぎて、どんな試合だったのか飛んでしまったという感じ。序盤から大量点で、最後まで分からないぞとは思いながらも、何とか1つ取れるのかなという展開だったが、東の降板から一気に雲行きが怪しくなった。

そこからがあまりにも長かったので、6点取った攻撃が前日のような感覚だった。正直、1点差となってノーアウト1、3塁な時点で覚悟を決めていた。もちろんヒヤヒヤはしていたが、半ば諦めの境地で見ていた。

どういう形であれ勝ちには変わりない。何とか3連敗を免れて、交流戦は5勝4敗。半分の9試合を終えたところで6チームが同率で首位タイとなる混戦になっている。まだ後半の戦い如何によっては交流戦優勝も十分にある。

その壁となりそうなのが京セラドームでのオリックス3連戦。初戦は山下舜平大が先発する。5勝0敗、防御率0.84という難敵。西武や楽天には無双しているが、ソフトバンクには3失点しており、DeNA打線であればある程度プレッシャーは与えられるのではないか。バウアーが中5日で登板するので、いかに失点を減らして接戦に持ち込むか。

パ・リーグを連覇し、現在も首位にゲーム差なしという強打のチームに、バウアーがどのような投球を見せるか。チームとしては相性の良くない京セラドームだが、まずは1つ勝ちたい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました