スポンサーリンク

9回2アウトから同点も 延長12回力尽き3連敗

06/26 横浜DeNA3-4広島東洋(ハマスタ)

9回2アウトランナーなしという場面、栗林から桑原の四球と佐野のタイムリーで同点に追い付くも、延長12回に松山の犠牲フライで勝ち越され、惜敗でスイープを許した。初回に蝦名の足を絡めてノーヒットで1点を先制し、京山が5回まで無失点に抑える好投を見せた。しかし、6回に捕まってマクブルームに逆転の2点タイムリー二塁打を許した。スクイズで追加点を奪われたが、8回に大和のタイムリーで1点差に迫り、9回の同点劇を呼んだ。広島戦は5連敗で1勝11敗。

スポンサーリンク

ポジ

佐野が9回、栗林から起死回生の同点タイムリー二塁打。2アウトランナーなしから桑原が歩き、佐野が2球目の浮いたフォークを捉え、右中間を破る二塁打。桑原が一塁から一気に生還して同点とした。栗林の失投を見逃さず、よく打ったと思う。勝負強さが光った打席だった。

牧が2試合連続のマルチヒット。初回はセンターへフェン直の二塁打を放ち、延長12回には巧い右打ち。かなり状態を戻して来た。今回の不振は、これまでにないくらい長く、大きく打率を落とすものだったが、これも経験。試合に出続けたまま乗り越えることができれば、さらなる成長が見込める。守備でもセンターに抜けそうな当たりに追い付き、素晴らしいスローイング。早出練習でも守備練習を行っており、先日はうまくスローイングできず、ボールが弱くなってしまったが、しっかりとできるようになっていた。こうした日々の向上心が今の牧を作り上げているのだろう。

京山は、立ち上がりから落ち着いた投球だった。ポーカーフェイスだが、その表情の内側にある感情も、落ち着いているように感じられた。ランナーを出しても焦らず、自分のピッチングをできたと思う。首を振って意志を貫くところは拘りを持って、嶺井のリードに適応して見せた。

5回まで4安打無失点。課題の6回に入り、1番からという打順で野間を打ち取ったが、上本にセンター前ヒットを許した。これは簡単ではないが、ピッチャーゴロに取れた打球だった。投げた後のバランスが少し傾いていたので、グラブを出すのが僅かに間に合わなかった。この差は大きい。

そして、菊池涼には高めは絶対NGだが、スライダーが浮いてしまった。前日も濵口のチェンジアップが浮いて痛打されたし、今永も高めのストレートをレフトのポール際へホームランを打たれた。高めは振って来るからインサイドに投げ込めば別だが、アウトサイドではやられてしまう。3日連続で同じ失敗をしてしまったことは反省すべきだろう。

マクブルームに逆転打を打たれ、なおも1アウト満塁のピンチ。代えられてもおかしくなかったが続投。小園を低めのカーブでファーストゴロ、中村奨をストレートでセカンドゴロに打ち取り、さらなる追加点は許さなかった。ここはよく踏ん張ったと言える。9回に追い付いてもらって、負けは消えた。未だに勝ち負け付かずで、打線の援護も十分ではない。だが、着実に内容は良くなっているので、この投球を続けて行けば、必ず勝てるはずだ。来週は相手が強過ぎるヤクルトとなりそうだが、果敢に挑んで欲しい。

悔しい敗戦だが、蝦名の海老反りのスーパーキャッチ、大和の勝負強さが光るタイムリー、森のマルチヒットなど、良いプレーもたくさん見られた。

スポンサーリンク

ヤジ

必死に勝とうとした結果、延長12回の末、敗れた。熱い試合だったし、こういう試合で一喜一憂することが野球観戦の醍醐味ではある。野手も最後は戸柱が残るだけという総力戦。頑張った選手に労いの気持ちはある。ただ、負けてはいけない試合に負けてしまったのは事実。素直に実力がない。

どのプレーが、というのもないが、少しずつ全てのことが足りない結果、最後の最後に1点を奪われ、還すことができなかった。

九里からノーヒットで先制も、その後は投手の京山にチャンスが回ってしまったり、進塁打さえ打てずにランナーが釘付けになったりした。京山も素晴らしい投球を見せていたが、6回に捕まりあと一歩が足りなかった。スクイズへの警戒も十分だったのか。8回のチャンスも1点止まり。9回も追いついた勢いで一気に決めることができなかった。延長に入ってからは広島のリリーフに控えの選手が力負けした。

平田も責められないだろう。先頭の羽月に二塁打を浴びたことがあまりにも痛かったが、低めの膝元へ落ちるフォークを巧く打たれた。代打で出て、あのバッティングは相手を褒めるしかない。松山との勝負は中途半端だったが、菊池涼にも毎日やられているし、勝負したこと自体は間違っているとは言えない。

蝦名への代打はちょっとどうかなと思った。楠本は前日に栗林と対戦し、際どいアウトサイドのストレートをストライクと判定されて、見逃し三振。リベンジの機会を与えたのかも知れないが、右投手の方が打率の良い蝦名の方が、現状の調子から見て楠本より期待できたと思う。宮崎に代走の関根を出して、直後に柴田に交代するなど、選手の使い方が上手くないので、最後は足りなくなった。柴田が代走として使えるほどのスピードを持ってないのは分かるけど。

8回の代打は、伊藤光と大田は順番が逆だと言う人がいるが、そうは思わない。それこそ、大田がセンターライナーを打ったことからの結果論。前日、同じ森浦から素晴らしいヒットを打った好調の伊藤光と、代打ではまだ1本もヒットを打っておらず、好調とまでは言い難い大田。どちらの期待値が高いか。犠牲フライをどちらが打てるかということではなく、期待できる打者を先に出すのが当然だと思うが。

大田の当たりは不運としか言いようがない。野間も背走してよく捕ったと思う。あれが抜けていれば、走者一掃で2点リードとなり、この日の山崎のボールであれば、日曜のハマスタとは言え逃げ切れたと思う。結果的に追いつかれて延長にはなったが、野間のビッグプレーだった。

広島戦は5連敗で1勝11敗。今季はハマスタで6戦全敗、昨年も9月24日から26日にスイープされており、9月2日から4連敗で終わっていたので合計で10連敗。阪神よりもハマスタでホームのように躍動するチームになりつつある。

開幕3連戦にはいなかったが、マクブルームに打たれ過ぎだ。DeNA戦.432、阪神戦.410と彼に打たれたチームは勝てていない。彼に打たれると菊池涼や坂倉と絡んで繋がりのある攻撃になってしまう。ヤクルトは.156、中日も.184と封じている。交流戦も.206だった。特にストレートで力負けしていることが目立つ。低めの変化球を見られてストレートで行って打たれるというパターンになっているので、配球に工夫が必要だろう。

次のカードは、マツダで今季初めて平日の火~木のカードになる。流れを変えて行きたい。

スポンサーリンク

キジ

この日は、6試合中4試合が延長戦。神宮も11-10という乱打戦のシーソーゲームだった。6月の快晴で猛暑となる中、奇しくもPayPayドーム以外は屋外でデーゲームが行われた。暑い中で、熱戦が繰り広げられた日、ベイスターズとしても9回に追い付く意地を見せたが、結局は敗れた。4試合の延長戦も全て白黒がついており、延長戦はやはり必要だ。

先週、広島が大瀬良、森下、九里のローテーションでヤクルトにスイープされた時から、翌週に対戦するDeNAは逆にスイープされるのではないかと、嫌な予感はずっとしていた。このカードが始まる時点で1勝8敗と大きく負け越している相手に、勝ち越すどころか再び本拠地でスイープされてしまった。悔しいし、情けない。

人間だし、勝って欲しいから、イラついてしまうのは分かる。絶対に気分は良くない。だが、監督や選手に単なる憂さ晴らしの暴言を吐いたり、辞めろだのクビだの言うのであれば、応援しなければいい。負けていいとは思わないし、弱いから応援しているというつもりは全くないが、このチームが負けることに耐えられないなら、もっと勝てるチームのファンになればいい。

このブログでは、終わった試合ではあるが、この場面はこうだったのではないか、次はこうなれば良いのではないかという議論はするが、頭ごなしに全て否定したり、誹謗中傷を書いているつもりはない。(実際、リアルタイムでは結構暴言を吐いちゃってることもあるが、ブログは冷静になってから書いているのでね)

こんな情けない試合を見せられたところで、結局次の試合には本気で勝って欲しいと見守り、応援している。またも苦境に立たされているが、まだシーズンの半分も終わっていない段階で、今年はダメだ、最下位だと言うつもりはない。来週からはオースティンがファームの試合に出場し始めるし、まだまだ反撃のチャンスは残されている。

何より悔しいのは、この3日間、炎天下の中で戦った選手たち。もちろん、それを応援していた現地の方々もそう。そうした悔しさも次の歓喜が吹き飛ばしてくれるはず。週明けはハマスタ阪神戦で、これも厳しい戦いになりそうだが、F・マリノスとのコラボのイベントもある。勝敗は付いてしまうが、その企画も楽しみたいと思う。

コメント

タイトルとURLをコピーしました