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中軸の2ラン2発で逆転!櫻井、シャック好リリーフ

07/06 広島東洋2-4横浜DeNA(マツダ)

先発の坂本は初回からピンチが続いた。2回までは何とか凌いだが、3回に小園の2点タイムリー三塁打で先制された。坂本は4回2失点で降板したが、2番手の櫻井が好投。力のあるストレートにスライダーを低めに集めパーフェクトリリーフ。シャッケルフォードは菊池涼を歩かせたがノーヒットで抑えた。打線は大瀬良の丁寧な投球に翻弄されたが、オースティンと佐野の2ラン2本で、5安打4得点と効率の良い攻撃で逆転。シャッケルフォードが来日初勝利を挙げた。

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ポジ

4番の規格外のパワーで広島に行きそうな試合の流れを引き戻した。ノーヒットに抑えられていた4回、佐野が右中間に落ちるヒットで出塁。オースティンは2球で追い込まれたが、高めの釣り球が少し甘くなったところを強振すると、打球は低い弾道のライナーでセンター右のスタンドに突き刺さった。

左右高低にボールを散らしながら丁寧に投げていた大瀬良の少ない失投を仕留めた。この同点2ランでDeNAはまた行けるという雰囲気になった。坂本を早めに降ろし、櫻井にスイッチしたことが当たった。150キロに迫るストレートを意識させ、低めの変化球で打ち取る投球が冴えた。もともとスライダーに定評のある櫻井だが、ストレートの力が強くなり、カットボールやツーシームも効果が増して来た。

櫻井は2019年以来、2つめのホールドを挙げた。まだ数は少ないが右打者.385に対して左打者.132と、左を打ち取れる左腕として、ストレートを目一杯投げながらのリリーバーも良いかも知れない。右打者への対応が良くなれば、1イニング任せられる。

3番手のシャッケルフォードも同点の7回に投入された。本来であれば、エスコバーから勝ちパターンを投入してもおかしくない場面だったが、磯村、投手、菊池涼という打順ということもあり、シャックを登板させた。信頼が上がってきている証拠でもあり、代打の左打者を打ち取り、菊池涼は歩かせたが野間を打ち取った。

これで6月22日に再昇格してから6試合連続無失点。先発が早めに降りた場合のイニングを埋める働きをきっちりしてくれている。来日初勝利も付いたので、このままいい流れでリリーバーとして定着してくれれば。

櫻井、シャッケルフォードが作った良い流れに乗って8回、フランスアから牧がヒット。3ボールとなってからインサイド低めのストレートを思い切り打ちに行った。バットが折れて粉砕したが、打球は三遊間を破った。こういう思い切りの良いバッティングができるところが牧の魅力。

桑原が送り、伊藤光は凡退したが、キャプテン佐野がフランスアのストレートを狙い打ち。真ん中高めに来たところを体の回転で巻き込み、完璧に捉えた。打った瞬間行くかなという打球が、キレイな放物線を描いてライトスタンドへ消えた。なかなかここぞの場面で打てていなかっただけに、本人も嬉しい一打となっただろう。

打線は5安打に終わったが、ヒットの後、2アウトから主軸にホームランが飛び出し、2ラン2発で効率よく4得点。ホームランは正義というベイスターズらしい得点の仕方だった。それをもたらしたのは、坂本が2点で堪えたこと、そして櫻井、シャッケルフォードが中盤以降を完璧に抑えて流れを渡さなかったことだ。

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ヤジ

坂本は3イニング連続で先頭打者にヒットを許し、苦しい投球になった。毎イニング20球ほど球数を要してしまった。

クロスファイアのストレートや、低めに鋭く落ちるチェンジアップなど、良いボールもあるのだが、如何せん精度の低いボールが多い。意図した通り行かないので、配球上でも意味をなさないボールとなり、球数が嵩んでしまう。ボール先行で苦しくなり甘く行って打たれるというパターンになってしまった。

ただ、四球はひとつだけで、逃げて逃げてという投球ではないことが救い。3回は3連打、小園の2点タイムリー三塁打で2点入ってなおもノーアウト3塁というピンチが続いたが、鈴木誠を初球インサイド高めのストレートでファーストファウルフライに打ち取ったことが大きかった。

坂倉にはアウトサイド低めにスライダーを投げ続けたが、乗って来なかった。続く林には粘られたが、最後は素晴らしいチェンジアップが行って三振。一塁ランナーがスタートを切っており、伊藤光がセカンドへ送球。三塁ランナーがホームを突いたところで、すぐにホームへ転送してタッチアウト。大きなピンチでさらなる失点は許さなかった。

5回は投げ切れなかったが、大崩れしなかったことでチームの勝利に繋がった。自身に勝ちは付かなくとも、チームが勝つことが一番大事。打線との兼ね合いもあるが、坂本の先発試合は6勝3敗と勝ち越しており、チーム一の貯金をもたらしている。

それでも敢えて言わせてもらうなら、もっとボールの精度を上げて行かなければならない。145キロに届かず空振りが奪えるわけではないストレートと、変化球とのコンビネーションで打ち取らなくてはならないが、勝負どころでコントロールミスがあっては力でねじ伏せられるわけではないだけに、苦しくなる。大瀬良はコースに行くべきところではきっちりと投げ分けていた。オースティンの1球だけやや狙ったところと違ったかも知れないが、打った方を褒めるべき。

坂本にもそういった丁寧に行くべきところは、きっちりとコースを投げ分ける必要がある。コースか高さどちらかだけでも間違えなければ何とかなるが、両方間違えると痛打される。小園の三塁打はあったが、長打を浴びなかったことが2点で食い止められた要因。読売や阪神など一発のある打線だったら、そうはいかなかった。次回はその阪神が相手になるので、反省を生かして欲しい。

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キジ

9連戦初戦で先発が5回持たずに降板し、ベイスターズのウィークポイントが出てしまったが、櫻井とシャッケルフォードの好投に救われ、打線も打つべき人が数少ないチャンスできっちり結果を出した。5連勝中のように先発投手に勝利が付く方が良い形ではあるが、十分にナイスゲームと言える価値のある勝利だった。

5連勝の後、連敗しなかったことも大きいが、それ以上にすぐに連勝の流れを作れたのは今後の巻き返しに向けても非常にプラスになる。借金はまだ2桁ではあるが、11となったのは5月7日以来。まずは借金を1桁に戻し、5割に向けて勝利を積み重ねて行きたい。

中日が敗れれば4位浮上というところではあったが、現時点での4位は気にすることなく、CS圏内である3位を目指して行きたい。そうした意味でも9.5ゲーム差と1桁になったことに光明を見出したい。まだまだ遠いし、ヤクルトとの対戦は中断明けの新潟までないが、その2試合がAクラスへ向けたスタートになるように、最後の9連戦を勝ち進み、良い形で後半戦を戦いたい。

残りのマツダは雨が続きそうだが、強い雨でなければ試合はできそうだ。マツダで好相性を誇る今永に期待したい。九里はコロナでの離脱後、苦しい投球が続いていたが前回の読売戦では無失点投球。もともと苦手な相手なので、打線がどれだけ得点できるか。

ゴールデンウィークの9連戦も勝ち越したし、今年は何故か関東以外での試合では強いので、楽観的に期待したい。

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