07/19 中日7-2横浜DeNA(バンテリン)
5回にエラーが絡んで1アウト1、2塁のチャンスを得ると、林がライトへフェン直のタイムリー二塁打を放って先制。さらにジャクソンの内野ゴロ間に2点目を挙げた。しかし、4回まで再三のピンチを凌いできた先発のジャクソンが、ボスラーの2点タイムリーで同点とされる。後続は代わった中川が断つも、6回から登板した石田裕が、細川の2点タイムリーで勝ち越される。さらに、若松と松本凌も失点を重ねて大敗。
ポジ [Good]
マラーが今季一番の出来で、3回まではパーフェクトに抑えられた。4回に桑原が内野安打で出塁するも、後続は3人で片付けられた。ジャクソンがピンチを何とか凌いでいる中で先制したいところだった。
5回は1アウトから山本がヒットで出塁。続く蝦名のゴロはセカンドの田中が何とか追い付き、ベースカバーの山本にトスするも、やや位置がズレて落球。山本のエラーとなって1アウト1、2塁。ここで林が2球目のスライダーを捉え、ライトへフェン直のタイムリー二塁打。浮いて来た変化球を積極的に打ちに行き、良いバッティングを見せた。
さらに1アウト2、3塁からジャクソンも高いバウンドでショートが何とかグラブに収めるゴロ。三塁ランナーが生還し、二塁ランナーの林は難しい判断となり、二三塁間で挟まれてアウトになった。それでも打順的に2点を取れたのは良かった。
ジャクソンが降板した後、中川が登板。山本には低めのボールゾーンのフォークを上手く打たれ、三遊間を抜かれたが、板山と石伊はフォークで空振り三振に取り、ピンチを脱した。ナイスリリーフを見せてくれた。
ヤジ [Bad]
ジャクソンが今季初めて5回持たずに降板。オールスターに監督推薦で選出されており、24日(木)のハマスタでの登板を見越して、前回から中5日での先発となった。過去にも中5日で投げているので、それが不調の原因とは言わないが、全体的にストライクゾーンで勝負できていなかった。
先頭打者を取れたのは、三者凡退で片付けた3回だけ。2回と4回はマラーに二塁打を打たれ、1アウト3塁のシチュエーションを作られる苦しい投球だった。2回は石伊を歩かせてマラーと勝負するも粘られて歩かせてしまった。岡林を何とか打ち取ったが、球数も嵩んでしまった。
そして一番の反省点は、2点をもらった5回先頭の岡林にストライクが入らず歩かせたこと。ジャクソンもこの試合は今季で重要な試合の一つとコメントしていたし、2点取って1番から始まる5回を抑えればチームに流れを大きく引き込めると考えただろう。それで意識してしまって歩かせるようでは困る。
田中をファウルフライに取り、上林もストレートで押したが、やや高めだった分押し込み切れず、レフトの前に落ちるポテンヒットとなった。1アウト1塁で長打のある上林ということで長打警戒、深く守るのは理解できる。フォードがファーストに入ったため久しぶりにレフトを守る佐野では、前進して捕るのは難しかった。上手いレフトなら即座に反応し、素早く落下点に行けば捕れた可能性はある。
2打席連続で長打を打たれているボスラーにチャンスで回したくなかったが、細川にも高めに浮いたカットボールをライト前に弾き返された。最悪な形でボスラーを迎え、2球目のチェンジアップを拾われた。長打2本の後に、満塁のチャンスできっちりと軽打。絶好調という感じだ。
ここで三浦監督が出て交代となった。5回を投げ切る前に代えたのは意外ではあったが、この日の出来ではやむを得ないし、妥当だろう。7月は防御率5.28と不振に陥っている。昨年もファームで調整して復帰して以降は、7月が3.63で一番悪く、神宮で熱中症のようになったのも7月19日だった。梅雨時期の蒸し暑さは苦手なのかも知れない。
オールスターに出場するので、リフレッシュして次の登板を迎えてくれればと思う。
中川はなおも続くピンチで得点を与えずに凌いだが、6回以降に登板した3投手がいずれも失点し、試合を壊してしまった。
石田裕は、牧のミスに足を引っ張られた。代打の大島のゴロは上手く捌いたが、岡林の強めのゴロが僅かにバウンドが変わって差し込まれたようになった。一発で握れず、握り直して送球したがやや緩めの送球で、岡林の足が速くセーフになった。フォードも岡林の足を認識できていないだろうから、体を伸ばして捕球していなかった。2アウトランナーなしのはずが俊足のランナーが出て、中軸へ向かって行く。
田中にはボールが先行した後に浮いたシンカーを左中間に落とされて二塁打。上林には勝負できず、3ボールとなったところで申告敬遠。細川には追い込んでからの勝負球が決まらず、最後はアウトサイドのストレートを引っかけながら三遊間を破られた。試合の流れからしても大きな2点だった。
ビハインドの展開となったので、若松と松本凌を登板させたが、いずれもピリッとしなかった。若松はストレートにまずまず力はあるが、変化球の精度に課題を残した。田中にはスライダーが肩口から甘く入って2点タイムリー二塁打。
松本凌も先頭の細川にストライクが入らず歩かせ、ボークで二塁へ進めてしまうというピッチング以前の問題。絶好調のボスラーに4安打目となるタイムリーを許して7点目を献上した。
若い投手は一軍で投げさせてそのレベルを体感させ、次のチャンスに向けてどうすれば良いのか考えさせる必要はあると思う。若松、松本凌ともにストレートに力はあるが、それだけで抑え込めるほどのものではない。変化球の精度も含めて、コマンドを良くして行かなければ結果は出ない。
入江は投球を再開しているようだが、ウィックも離脱しており、山崎は一向に改善が見られない。今後もリリーフが厳しいことが見えているだけに、このあたりの若手を戦力にしなければならないという考えもあって一軍に置いているものと思う。
フロントがフォードやビシエドなどのNPB経験者を獲得して来ているので、リリーフについても佐々木、三嶋ら経験者で難局を凌ぐのも一手だろう。徳山あたりが昨年のような投球ができれば良いのだが、腰の故障からまだ復活できていない。マルセリーノも現状では厳しいという判断か。若松や松本凌と同じ課題になるが、ストレートの速さと変化球のキレは彼らを上回る。リスクはあるが一軍で使って戦力化したいところだが。
フォードは1試合で判断することはないが、3番はどうなのかなと思った。選球眼は良い方なので歩いてくれればという思惑だろうが、打線を分断してしまう。
8 桑原
7 佐野
4 牧
5 宮﨑
3 フォード
中軸が上手く組めない状況になっているし、4番牧も上手く行っているとは言えない。そこに拘ることで打線が繋がらないと本末転倒なので、牧を詰めてその後ろに宮崎とフォードを持って来る方が良いのではないか。
蝦名の状態がかなり悪い印象で、東妻を下げたのはどうかなと思う。佐野が外野に回ることになるなら、内野で使っていない井上、関根のどちらかを残す形にしても良かったのでは。彼らも結果を出した後が続かず、ベンチも我慢して使えないのでただベンチにいるだけになっている。井上はこの日のヒットがキッカケになるかどうか。
キジ [Other]
リーグトップの9勝目を狙うジャクソンが先発し、今季これまで2戦2勝だったマラーとの対戦で初戦を落とし、オールスター前の5割がなくなった。どの負けも痛いが、勝たなければならない試合に敗れた。中日は5年ぶりの7連勝ということで、4位に浮上してDeNAとも0.5ゲーム差に迫った。
7月の最初のカードではハマスタでスイープしたが、その後読売戦でマルティネスから細川が逆転3ランを放ち連勝が始まった。阪神も連勝していたので、その時とは全く異なり今はセ・リーグで一番強いかも知れないと思っていたが、その勢いを感じる試合になった。
この日はフォードが1軍に合流し、即3番でスタメン出場が4打数ノーヒットに終わった。前日には藤浪が入団記者会見、この日はビシエドの獲得も正式に発表された。やれることはやるというフロントの動きだが、日に日に苦しくなるリリーフは想定外なのだろうが、そこに対する補強ができていない。
ディアスがウェーバー公示され、他球団から獲得の申し出がなければ自由契約となる。編成上の理由としており、支配下登録枠を空けたいというのは明白。残り1枠で育成からの支配下登録、もしくはさらなる獲得を考えているのだろうか。
ディアスは、最近投げていないのはやはり故障である模様。今季は戦力として計算するのは難しいという判断でのウェーバーなので、球団もサポートしつつリハビリに専念し、来季に育成などでの再契約はありうるのではないか。
そんなフロントの動きとは裏腹にチームはまた借金が4つまで増えてしまった。5割ラインから大きく離れた状態になると巻き返しも厳しい。7連勝と勢いに乗る中日を何とか止めたい。大貫と大野のマッチアップとなる2戦目は厳しい戦いが予想されるが、打線が大野を捕まえるしかない。マラー同様にハマスタとは違う投球になるはずで、ロースコアの接戦を取らなければならない。


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