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懐かしの首位イジメ!砂田、平田が見事な火消し

10/29 横浜DeNA5-2読売@ハマスタ

暗黒時代と言われる2000年代後半ではなく、もっと昔のベイスターズは早々に優勝争いは脱落するも、秋口には元気になって首位イジメをよくしていた。帳尻のように個人成績を整え、タイトルを獲得する者も少なくなかった。それを思い出すような、最終盤の首位チームの3タテ。見事に優勝決定を阻止した。

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ポジ

この試合は、砂田と平田が全て。大きすぎるターニングポイントだった。

3戦3敗、防御率1.71と全く歯が立たないサンチェス相手に、戸柱がまさかのタイムリーで1点リード。先発の平良も丸のソロだけで何とか耐えていた。6回1アウトから連打を許し、岡本を歩かせて満塁。ホームランを打たれた丸を迎えたところで砂田がマウンドに上がった。

2球ボールが先行したが、外角へのスライダーをきっちり決めて2つ空振り。5球目もスライダーを投じたが、これは外側に外れてフルカウント。押し出しもよぎる中、最後はスクリューをインサイドに決めて空振り。まず大きなピンチを乗り越えた。そして、ここは一人一殺。平田がマウンドに上がる。

中島を2球で追い込んだが、スライダー、フォークのワンバウンドを見られてフルカウント。アウトサイド低め一辺倒では見切られるし、狙われるぞと思っていたが、最後はスライダーがインサイドからストライクゾーンへ入ってきて、反応できず。連続三振となって、絶体絶命のピンチを切り抜けた。

ヒーローインタビューはこの二人とバッテリーを組んだ戸柱というのは納得。選ぶ人もちゃんと分かっているなと思った。この中でも平田はごまかしていたが、最後のボールはアウトサイド要求がインサイドに行ってしまったのだろう。だが、結果オーライ。中島の頭にイメージがなく、インサイドに来た瞬間にボールと判断してしまった。そこから曲がって中に入るインスラはなかなか手が出ない。

1アウトしかとっていない投手が2人、ヒーローインタビューに立つのは滅多にないこと。でも、それだけの価値がある二人の連続奪三振だった。

もちろん、ここまで試合を作ったのは平良。5回は連打でピンチを作ったが、併殺で切り抜けた。実に8月9日以来、約3ヶ月ぶりの4勝目。5回1/3は不本意かも知れないが、優勝決定のかかる試合で、サンチェスとの投げ合い。点をやれないというプレッシャーの中、よく投げたと思う。大活躍の今年だが、離脱が長くなり、坂本と同じ4勝というのは少し寂しい感じもあるが、残り1試合か2試合、飛躍のきっかけを掴む年で有終の美を飾って欲しい。

打線は初回に不安定なサンチェスを捕まえ切れず、内野ゴロ間の1点に終わった。2回に戸柱のタイムリーで1点リードを取ったが、その後は6回まで2安打。追加点を取れる雰囲気がなかった。砂田、平田に加え、石田も素晴らしい投球でリードを守ると、7回に代わった田口に対して代打森がプロ2本目のヒットを放ち、空気を変えた。ラミレス監督もあえて左腕に森を使い、どんな対応をするか見たのだろう。

戸柱が送った後、梶谷のライト前ヒットで、森が俊足を飛ばしてホームイン。自慢の脚を存分にアピールした。これで流れがベイスターズに大きく傾き、オースティン、ソトの連続タイムリーが出て4点リードに変わった。

梶谷はこの試合もマルチヒットで、打率を.331まで上げ、ヒットもトップの大島に並んだ。佐野に代わって首位打者と最多安打の同時受賞に前進した。残り8試合、日程が飛び飛びにはなって来るが、調子を維持して走り切って欲しい。

ロペスは珍しく2本の内野安打でマルチ。日本1000安打まで2本とした。週末の阪神戦でこちらも達成と行きたい。MLBとNPBの両方で1000安打は史上初ということなので、歴史に残る偉業になる。MLBで実績を残した上で、ある程度の若さで来日して長く活躍したということだから、なかなかあることではない。

最後は三嶋が締めて、リーグ単独3位の18セーブ目。いきなり重信を四球で歩かせ、田中俊に2ボールとなった時は、今日はヤバいのかと思ったが、田中俊をストレートで空振り三振に取ると、香月には格の違いを見せて併殺打に取り、あっという間に試合終了。少し短いシーズンで、途中からクローザーになったが、あと2つで20セーブはマークして終えたいところだ。

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ヤジ

今回も書かざるを得ない。6番打者のことだ。何故現状の彼を使うのか。初戦は2番で使ったが機能せず、この日は6番に下げてスタメン起用。読売戦は目前での優勝決定を阻止するため、若手主体ではなく、勝ちに行く起用だと理解している。

そうだとしても、彼の今の調子ではその役目も果たせないし、打席を経験させるフェーズにもない。おそらくサンチェスとの相性やストレートへの強さを考えての起用だろうが、今に始まったことではないが、データを見過ぎて現状の調子が考慮できていない。神里も打ってはいるが、非常に情けない姿の三振が多く、使いたいという気にさせてくれない。

もちろん今後の試合に使うつもりであると信じたいが、せっかく昇格した宮本は全く使う気がないような感じ。森は見てみたいから上げて、優先的に代打起用しているが、宮本は単に補充しただけという考えなのだろう。

おとといも書いたが、現状の乙坂では結果を期待できないし、経験させる立ち位置でもない。この日の結果で判断しやすい状況もあるわけだし登録を外して、細川を登録して使って欲しい。この日、最終戦を迎えたが.318、13本、53打点で、現時点でイースタンの2冠王だ。序盤はあまり良くなかったが、徐々に調子を上げ、夏場の1軍昇格の後、さらに成績を上げて来た。残り僅かの試合数ではあるが、フェニックスリーグで同じようにファームの投手と対戦するのではなく、少しでもレベルが高い1軍の投手と対戦させたい。

退任も決まったし使いたい選手を使うと思っているのかもしれないが、これ以上乙坂を使うのはあまりにも贔屓采配が酷過ぎる。阪神戦で打つかも知れないが、それは結果論で、この状況を考えれば入れ替え対象とすべきだと思う。

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キジ

かつてのベイスターズが、夏場の低迷を越え、秋口に首位を始めとした上位イジメをするのをよく見ていた。1998年に優勝する前の話である。

いつか、イジメられる側になりたいものだと思っていたが、1998年は優勝直前に前年優勝のヤクルトに足止めを食らったが、下位のチームからは取りこぼさず、2位の中日を直接叩きまくって優勝まで突っ走った。

読売もここに来て初の5連敗。かなり調子が悪い中、若手も少し使いつつという戦い方だが、サンチェス相手で勝てるとは思っていなかった。だが、マジックは着実に減り、いよいよ1となった。この3連戦前に、ベイスターズは勝ち越しされすれば、中日が阪神に3タテされない限りハマスタでの決定はないと書いたが、大野雄大も含むローテで3タテを食らうとは思わなかった。ホントに何してるんだか。こういうところが優勝争いに加われない要因だろう。ベイスターズも大概だが。

読売戦も5連勝で、対戦成績は11勝12敗となった。11月14日組まれたハマスタ最終戦で勝てば、五分で終えることになる。もの凄い帳尻合わせ。最初のハマスタでの3連戦で3連敗し、勝負どころの9月頭の東京ドームでも3連敗して優勝争いができなかった。その分を10月以降で取り戻すとは。納得はいかないが、読売には勝てるチームであるという認識を持って、来季に繋げるとポジティブに捉えた方が良さそうだ。最終戦は日本シリーズに向けた調整と言うことで、読売はベストメンバーで来るだろう。DeNAは最後なのでスタメンだけレギュラークラスかも知れないが、途中からは若手主体に切り替えるだろう。その中で勝利を掴めれば、より大きなものを得られるはずなので、期待したい。

中日が3タテを食らって3位に転落してきて、2位となった阪神からは2ゲーム差の中に入っている。中日が凄い勢いで上がって行ったので、もう2位はないだろうと思っていたが、ラミレス監督がコメントしていた通り、プランBで2位を目指すというのが、少し見えて来た。ここから阪神、中日と直接対決が7試合続く。ここでの勝敗が今季の順位に直結する。森などの若手を使いつつ、勝てる試合は取りに行ってもらいたい。まずは前回良かった京山が、来季への手ごたえを掴んでくれると良いのだが。

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