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バウアー、球団外国人最多タイの10勝!20安打18点

08/25 中日2-18横浜DeNA(バンテリン)

初回、桑原と佐野の連打でチャンスを作ると、牧が先制のタイムリー二塁打。ソトの犠牲フライ、大和のタイムリーで、バウアーに3点の援護。3回に牧の犠牲フライ、6回に伊藤のタイムリーで加点し、7回に3本の二塁打で3点を奪って試合を決めた。9回は今季初登板の近藤を攻め、8安打で10点を奪い大勝。バウアーは8回を2失点で2桁の10勝目。

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ポジ [Good]

バウアーが2桁勝利となる10勝目を挙げた。2017年にウィーランドがマークした、球団の外国人投手による1シーズンの勝利数で最多タイに並んだ。

各球団、最多勝を獲得したり争ったりするような外国人投手を獲得している中で、ベイスターズは特に先発型の外国人投手をうまく獲得できていなかった。ウィーランドが初めて10勝を挙げたが、その前もジーモことモスコーソの9勝だった。

バウアー自身は、「良い数字だが目標の半分」とコメントしており、20勝を目標にしているようだ。今季は残り登板数からして難しいが、来年の目標?モスコーソは3シーズンで17勝、ウィーランドは2シーズンで14勝。通算勝利数でも球団の歴代外国人投手1位を1シーズンで狙える位置にいる。

ハーラーダービーでは、東に次ぐ2位タイで床田、戸郷に並んだ。中4日で登板するバウアーは、他の投手よりも先発の機会が2~3回多くなるので、最多勝を獲得できる可能性が高い。

だが、この日も8-2という展開になったが110球を超えても8回のマウンドに上がった。中4日での先発で、次も中4日が予想されるだけに、点差もあるのでさすがに交代するかと思ったが、普通に打席に立って続投した。8回を投げ終えた後も、バウアーは完投する気満々だった。三浦監督がかなり説得に苦心しており、そのやりとりを隣で聞いていた伊藤光が、俺は知らないみたいな顔。三浦監督も苦笑いだった。何とか降板を納得してもらい、9回表に打順が回ったところで代打が起用された。

バウアーとしても球数そのものではなく、どれだけ負荷のかかる投球をしたのか等、コンディションを見つつ判断していると思う。この日は珍しく3連続四球と不安定になった2回、3安打を打たれた3回あたりはギアを上げたと思うが、終始ベイスターズがリードを保つ展開だったので、比較的楽に投げられる試合になっていた。完投して本当に沢村賞を獲るつもりなのだろう。点差があるだけに、完投のチャンスだということで続投を希望したのだと思う。

そこまで完投したいなら、もう少し球数を減らせると良かったのだろうが、この日もベストのピッチングというわけではなかったので仕方ない。次は中4日で30日の甲子園になるのだろうか。そこではぜひ完投してもらえればと思う。

打線は、9回の8安打10点の攻撃も含め、20安打で18得点。ホームランなしで18得点は球団史上初だそうだ。この日は、石井琢朗コーチの誕生日だったが、連打での大量得点をプレゼントした。試合後、ウィニングボールを受け取った石井コーチ。応援団もバースデーソングと応援歌を演奏していた。

中でも4安打だった佐野は、何かのキッカケになれば。4本とも左腕から打っており、今年は左腕の方が打てている。右へ左へと広角に打ち分けることもできているので、自分の思ったポイントで捉えることができ始めているのかも知れない。右の速球投手である高橋宏も打つことができるか注目したい。

先制タイムリーを含む2本の二塁打と犠牲フライで3点を挙げた牧。これでルーキーイヤーから3年連続で30二塁打をマークし、これは史上初。中距離ヒッターの最高峰とも言える打者に成長しているが、ホームランも現在22本で自己最多を狙える位置にいて、長打力のある4番として頼もしい。3安打で打率も.298まで来た。好調な8月のうちに3割に乗せられるか。

ソトも6回から3打席連続の二塁打。今年はなかなか長打が出ず、ソトの魅力が発揮できていなかった。ようやく8月に入ってホームランが何本か出て、スタンドまで届かないにせよ二塁打という長打が出るようになってきた。まずはホームランを2桁に乗せ、残りのシーズンで積み上げてもらいたい。

スタメン出場の知野にヒットが出て、9回の猛攻では西浦に移籍初ヒットも出た。相手の投手の乱れに乗じてという形ではあるが、結果が出て欲しい人に出たというのは、今後に向けて好材料になると思う。

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ヤジ [Bad]

初回から松葉を攻略して3点を先制、バウアーがやや苦戦している中で着実に中押し点を取り、7回にしっかりとダメ押し。9回の10点は中日のブルペン事情もあるが、久しぶりに打ちまくって、ここ最近のフラストレーションの溜まる展開を晴らすような連打だった。打ち過ぎの心配はあるが、言うことのない試合だった。

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キジ [Other]

相性と現状のチーム状態なのだろうが、中日戦だと何故か理想的な形で得点が入り、先発投手が援護を受けてしっかりと勝つことができる。9回の10点は、大きく点差が離れている中で、この日に昇格した近藤が登板したが、守備の乱れも絡み、ストライクを取るのに苦労する状況になり、打線がしっかりと手を抜かずに攻撃した。

バウアーも取材を受ける中で、自ら切り出して近藤にメッセージを送っていたし、いつもXで青星寮の食事を投稿している加藤大も思わず、投手としての苦しさをコメントしていた。それだけ同じ投手には強いインパクトのあるイニングになった。

ワンサイドゲームでさらにリリーフを登板させることができないという事情は理解できるが、ホームゲームのマウンドでここまで打たれても投げ続けるというのは、本当に苦しかったと思う。三浦監督は投手出身なので、ここまで打たれる前に交代していただろうなと思う。立浪監督も酷なことをしたと言っていたが、残っていた中日ファンも最後まで声援を送っていたのは印象的だった。

最後はそうした事情があって今季最多の18点となったが、西浦の移籍初ヒットなど、チームとしても結果を残して欲しい選手がこの機に打てたのはプラスにして行きたい。

ただ、打線は水物で、大量点の翌日は打てないというケースも多い。高橋宏から点が取れるかどうかは別問題だ。ただ、佐野が4安打で感触が良くなっていれば今後に期待できるし、牧とソトはチャンスさえ回せばバッティングの状態は良かったので、この日のように得点にできる。

5割となったところからまた連勝で貯金を作り、3位にも復帰した。バンテリンドームでの試合は土日で最後となる。良い形で締め括り、甲子園へ入って行きたい。

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