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東が7連勝でリーグトップ11勝目 ソトが値千金の一発

08/24 横浜DeNA3-1広島東洋(ハマスタ)

2回、先頭の山本がヒットで出塁し、1アウトから東が送った後、大田が先制タイムリー。山本の好走塁も光った。3回にはソトがレフトポール直撃の2ランで3点のリードに広げる。先発の東は力強いストレートと、チェンジアップなどの緩急で6回まで無失点。7回にデビッドソンのタイムリーで1点を許すも、HQSをマークし自己最多タイの11勝目。ウェンデルケンと森原がリードを守り切った。

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ポジ [Good]

東が、5月25日の読売戦で2敗目を喫して以来、6月以降は7連勝で11勝目。ルーキーイヤーの自己最多に並び、現時点でハーラートップに立った。まだ先発は5回ほどありそうなので、自己新記録を伸ばし、最多勝を獲得して欲しい。11勝2敗で勝率は.846のトップ。リーグで一番安定している先発投手が、期待通りの投球を見せて、チームの連敗を止めた。

初回は菊池に初球をいきなりヒットされたが、小園を併殺に取った。2回は西川に粘られるも、キレのあるスライダーで空振り三振。デビッドソン、坂倉も簡単に片付けた。援護をもらった後の3回は、先頭の堂林にフェン直のヒットを打たれたが、落ち着いて後続を断った。

3点リードに変わった4回も、先頭の野間に3ボール1ストライクとしながらも、最後はスライダーが高めからゾーンに入って見逃し三振。西川に対しては、今度はチェンジアップで空振り三振に仕留めた。6回も先頭の末包にヒットを打たれたが、ここも落ち着いて後続を断った。

7回、1アウトから西川に高めのストレートを捉えられ、ライト線への二塁打。デビッドソンにはアウトサイドのチェンジアップでタイミングを外したが、やや浮いたためセンターまで運ばれてタイムリー。しかし、坂倉と堂林はいずれもライトフライ。変化球が少し浮いていたが7回を投げ切り、HQSをマークした。

1失点は喫したが、東は期待を裏切らない投球だった。チームが苦しい時に支える、エースの投球だった。今永がなかなか本来の投球ができない中、東の存在は本当に大きい。その東が感謝してやまない、キャッチャーの山本祐大。

この日も息の合った配球で東を強く引っ張った。2回には、床田から三遊間をキレイに破るヒットで出塁。1アウトから東が送り、大田のレフト前ヒットで好スタート。ライナーでレフトの西川も勢いを付けてバックホームしづらいところ、田中浩康コーチが回し、その期待に応える激走を見せた。

走攻守で輝いた山本は、この日も後からヒーローインタビューに呼ばれた。東と山本のバッテリーで、さらに勝ち星を積み重ねて欲しい。

この日は1番に入った大田が、2ボールから高めに浮いたツーシームをきっちり捉え、レフト前に運んだ。床田にはずっと苦しんで来ただけに、先制点を取れたというのは非常に大きかった。チームを勢いに乗せる活躍だった。

そして、この日の勝利を最も手繰り寄せたのが、ソトの2ラン。1点ではさすがに東も苦しいところ、3回に牧のヒットに続き、2ランという最高の追加点をもたらした。アウトサイド高めのツーシーム。ソトとしては一番腕が伸びるコースになるが、ややバットの先だったことが幸いして打球が切れなかった。

Point: 3回裏、ソトが貴重な2ランホームラン

こういう当たりがなかなかホームランにならない流れが続いていたが、ポールに当たってくれた。チームにとっては途轍もなく大きく、勇気を与えた2点だったと思う。

締まった試合に相応しく、守備でも良いプレーがいくつも出た。この日、佐野は最初の打席でヒットは放ったが、レフトの守備で良いプレーがあった。前日は勝負どころで守備が乱れたが、この日は守り勝つことができた。

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ヤジ [Bad]

東と最多勝を争う床田から先制し、2ランで中押し。先発がHQSでリードを保つと、勝ちパターンのリリーフがきっちりと抑えての逃げ切り。言うことのないナイスゲームができた。

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キジ [Other]

床田から得点を奪うイメージができないほどの貧打だった。初回も2アウトから佐野、牧の連打とソトが歩いて満塁としたが、大和が凡退して無得点。重い雰囲気で始まった試合だったが、大田の一打と山本の走塁が雰囲気を変えた。

偶発的なホームランでもないと得点できないのでは、と昨日書いたが、まさにホームランは正義というべき展開で、非常に大きな2点の追加点が取れた。東も気負い過ぎることなく攻めの投球を続け、7回までしっかりと投げてくれた。4連敗中で出番がなかったウェンデルケンと森原も、きっちりと役割を果たしてくれた。

5割からスターナイトの3連勝で再び貯金を作ったが、この4連敗で吐き出してしまった。またも5割からの再スタート。阪神のマジックを減らす結果にはなってしまったが、DeNAとしてもここで広島に3タテされるわけには行かない。何とか借金生活は免れた。

25日は、バウアーが再び中4日で先発する。この感じだと、その次は再び中4日で30日の甲子園を考えているように思う。濵口がこの日、登録抹消となったので、今永とバウアーで阪神戦に挑むのだろう。今永には不安があるし、バウアーが好投しても阪神の投手から得点を取れるのか疑問は残るが、阪神に簡単に勝たせないという意思表示か。

週末の中日戦は、バウアー、石田、平良となりそうだが、翌週に当たる1日からの読売戦は、東、石田、濵口という形になるだろうか。現実問題、優勝はおろか2位も難しくなっている状況なので、読売との3位争いが続いて行くことになる。

東京ドームでは当初未発表の1試合が残っているが、9月に6試合、ハマスタでの読売戦がある。ここを何としても取り、2年連続のAクラスを確保したい。5割がやっというチームなので、それが現実的なのだろう。

まずは、バウアーに10勝目を挙げてもらいたい。中日は、大島の2000本安打が近づいているが、そこは譲るにしても勝利は勝ち取りたい。

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