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東が4回1失点の好投 三嶋が10か月ぶりハマスタ登板

03/05 横浜DeNA3-1埼玉西武(ハマスタ)

先発の東はストレートに力があり、チェンジアップも冴えた。4回に柴田のエラーが絡み、犠牲フライで1点を失ったが、自責0の好投。7回には三嶋が登板。久しぶりのハマスタで、内野安打は許したが無失点の抑えた。エスコバー、山崎、伊勢もノーヒットに抑え、順調な調整ぶりを見せた。

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ポジ [Good]

好投の東から6人で自責0リレー

東が、4回を自責0に抑える好投を見せた。立ち上がり、ストレートをテーマにしているのかなと思うくらい、速球で押していた。実戦初登板となったANA BALL PARK浦添では、ストレートに力がなく、甘いボールを痛打されて5失点だったが、それが嘘のような投球だった。マウンドがよほど合わなかったのだろうか。

初回は山野辺、外崎から三振を奪った。外崎にはフォークを見切られた後、ストレートで空振りを奪った。2回は陽川をチェンジアップで空振り三振、マキノンにはズバっとアウトサイド低めにストレートを決め、見逃し三振に取った。

3、4回は先頭打者にボールが先行して甘く入ったところをヒットされた。課題としてはこのあたりになるが、いずれも次の打者を注文通りのショートゴロを打たせ、いずれも併殺のはずだったが、4回は柴田がエラー。犠牲フライで1点は与えたが、十分な内容だった。

開幕まであと3週あるので、ここから微調整でさらに精度を上げて行けると思うが、今の時点でこれだけ投げられるのであれば、開幕ローテーションには入って来るだろう。個人的には濵口が週末で、東はホーム開幕戦かなと思っていたので、日曜に先発したのは意外だったが、来週以降ズレて来る可能性もあるし、今後の登板に注目したい。

2番手の小園は、スピードガン表示は145キロ前後だが、ボールの角度もあって、打者は威力を感じている様子だった。このままリリーフとして使うのか、先発させるのか。今回はハマスタ初登板ということで経験を積ませる意味もあったかも知れない。静岡遠征には帯同しないようで、こちらも今後の起用に注目したい。

そして、7回から登板したのは三嶋。昨年5月4日以来、10か月ぶりとなるハマスタのマウンド。2月22日に練習試合ながら1軍の試合に復帰、順調にステップアップしている。本人としても、今シーズン1軍で活躍してこそ復活という思いはあるだろう。それでも、三嶋がコールされるとハマスタが大きな声援と拍手に包まれた。

外崎には内野安打を許したが、後続を断ち無失点の投球。試合後はオープン戦では異例のヒーローインタビューとして、山崎と一緒に登場。リリーフはあまりヒーローインタビューに立つことがないが、この日は復帰に際して、その思いを語った。いろいろな人の為にも戦って行きたいという、難病に悩む人のモチベーションにもなりたいという思いが印象的だった。

8回はヤスアキJumpで登場した山崎が、力んでしまって先頭を歩かせたが、後続を断った。比較的ハマスタでの成績が良くない山崎だが、ヤスアキJumpで力んでしまうのも原因か。蛭間に投じたストレートは悪くなかったように思うので、本人も言っていた通り、開幕まで調整し、ヤスアキJumpにも力まず投げてもらえればと思う。

エスコバーに関してはオープン戦での大炎上が時々あるのだが、この日は無難な投球だった。この日は、伊勢が9回のマウンドに上がり、奇しくもセーブシチュエーションとなった。山崎に6年もクローザーをさせないと言った伊勢が、オープン戦ながらしっかりとセーブを挙げた。

実戦的な働きを見せた林

この日は1番セカンドに入った林が、バッティングで良い働きを見せた。初回、先頭で松本の低めのストレートを弾き返したが、ややバットの先で失速してライトフライ。しかし、2打席目は浮いたフォークを捉え、今度はライトの前に落ちるヒット。オープン戦やっと初ヒットが生まれた。

4回は柴田の二塁打の後、連続四球で満塁となった場面で3打席目を迎えた。追い込まれてしまったが、ファウルで粘った後、低めの変化球をセンターへ運び、犠牲フライ。追い込まれながらも最低限の役割を果たせたことは評価されるだろうし、本人としても自信になるのではないか。

盗塁は失敗に終わったが、オープン戦なのでチャレンジすることは重要。守備でも時折光るプレーを見せており、あとは走攻守に精度を高めて行く必要があるだろう。現状だと柴田と枠を争う形になると思うので、引き続き良さをアピールして行きたい。

神里がタイムリーと四球で2出塁。ファームの試合ではホームランを放っていたが、1軍のオープン戦でも結果を残して行かなければならない立場。足も生かして外野手の争いにアドバンテージを得て行きたい。

ソトは2打席目に右中間へタイムリー。セカンドを狙ってアウトになったが、積極的な姿勢は良かった。蛭間の返球とタッチするタイミングが完璧だったと思う。守備でも見事な動きを見せたソトは2打席で交代し、夕方にはWBCプエルトリコ代表チームに合流する為、アメリカへ移動した。是非とも活躍し、無事に帰って来て欲しい。

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ヤジ [Bad]

4回までに6安打を放ったが、主力が交代した後はなかなかヒットが生まれなかった。前日も打撃陣のアピールのなさが目立ったが、この日もヒットを打ったのは佐野、ソト、宮崎の主軸と神里、柴田の中堅選手で、あとは林の1本だけ。ちょっと寂しい内容かなと思う。

4回の柴田は、チームとして守備位置をセカンドベース寄りにしていて、まさに真正面にゴロが転がった。完璧に併殺!という状況で、ややアンツーカに当たった打球を弾いてしまった。人間なのでミスをゼロにはできないが、柴田だけにここは捌いて欲しかったし、公式戦でこれだと致命的なエラーになりかねない。

その後はライトへフェン直の二塁打を放ち、サードに移った後も難しい打球を捌く、華麗な守備も見せていた。ミスをしてしまった後のプレーが大事なので、その意味ではしっかりと取り返すような動きができていたと思う。

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キジ [Other]

オープン戦、今季最初のハマスタでのカードは1勝1敗となった。この時期の試合の勝ち負けはどうでもいいが、沖縄での練習試合から新ホームユニフォームは負けが続いており、6試合目でやっと初勝利。どうでもいいとは言え、そろそろ気になるころではあったので、まずは1つ勝って、これから良い歴史を築いて行って欲しい。ホーム開幕戦の4月4日に勝って良いスタートができればベスト。

この2試合は、先発ローテーション候補の石田、平良、東が良い投球を見せてくれたことが大きい。大貫が離脱してしまっただけに、平良と東は復活してローテーション入りしてもらう必要がある。そういった意味では、オープン戦は良いスタートが切れたのではないか。

一方で、ウェンデルケンが急性腰痛、いわゆるギックリ腰だと思うが、リハビリ組に合流することが発表された。沖縄でのキャンプはほとんど怪我がなく順調だったが、横浜に戻ってから大貫、田中健、ウェンデルケンと投手に離脱が相次いでいるのは気掛かりだ。

7日からは静岡で楽天との3連戦が予定されている。その静岡遠征に帯同する選手が発表されている。

[投手]
伊勢
三嶋
山崎
入江
上茶谷
橋本
ガゼルマン
笠原
エスコバー
宮國
森原
石川

[捕手]
伊藤光
山本
上甲

[内野手]
林
森
大和
柴田
小深田
宮崎
知野
京田

[外野手]
大田
佐野
神里
楠本
アンバギー
蝦名
関根

当初の予定通り楠本が戻って来るが、桑原は打球が当たった影響もあり、このタイミングでの合流は見送られたようだ。代わって勝又がファームへ合流となった。期待は高いが1軍の試合の中では結果が残せなかった。ファームでアピールし、支配下登録を勝ち取って欲しい。

松尾がファームへ合流することとなり、代わってこの3連戦は上甲がゲームに参加する。戸柱の名前がないのは少し疑問だが、育成選手の上甲を1軍の試合で見るならオープン戦のうちにやっておきたいだろうし、ちょうど良いタイミングか。松尾はもう少しキャッチャーとして試合に長く出場させたい。ファームも教育リーグがあるが、戸柱がそちらで調整登板する投手のボールを受けるのかも知れない。

小深田もこの静岡3連戦でゲーム参加となる。ソトがWBC出場で不在となるため、ファーストに知野や京田が入るケースもあるだろうから、宮崎が退いた後のサードでチャンスがあると思う。成長をアピールして欲しいと思う。

先発は、上茶谷、ガゼルマン、笠原ということになりそうだ。先発ローテーション争いの中で、彼らがどんな投球を見せてくれるか。笠原はローテーション入りに向けて重要なマウンドとなる。

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