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坂本も続いた!大和の決勝打でソフトバンクに9年ぶり勝ち越し

06/03 横浜DeNA4-3福岡ソフトバンク(ハマスタ)

来日初登板となったレイに対し、桑原のヒットから1アウト1、2塁のチャンス。オースティンが高めの速球を捉え、レフトへの先制3ラン。3点をもらった坂本は、前日の中川に続き、攻めの投球を見せた。初回のピンチを脱すると、走者を出しながらも粘りの投球で6回を5安打無失点。7回から勝ちパターンのエスコバーを投入したが、松田に同点3ランを浴びて振り出し。その裏、大和の勝ち越し打で再びリードすると、山崎から三嶋に繋いで逃げ切った。

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ポジ

スコアは初戦と同じだが、初回に3点を先制しながら追加点が奪えず、追いつかれてしまった直後に勝ち越しての勝利。8回に逆転して掴んだ勝利とはまた違う、接戦を勝ち切ったという強さが感じられた試合だった。

初回、初対戦のレイから桑原が初球をきっちり捉えてライト前ヒット。伊藤光の打席でランエンドヒットを敢行し、空振り三振だったが桑原が盗塁を成功させた。佐野が歩いてオースティン。立ち上がりボールが高く浮いていたレイに対し、初球の高めはファウルになったが、2球目が真ん中高めに入ったところを完璧に捉えた。

3点をもらった坂本は、素晴らしい投球だった。立ち上がりは栗原にヒットエンドランを決められ、1アウト1、3塁で柳田という場面。失点を覚悟したが、インサイド低めの良い高さにチェンジアップが決まり、打ち上げてサードフライ。中村晃にもチェンジアップが決まった。

全体的にボールを低めに集めることができていたし、特にチェンジアップが良かったように思う。ストライクからボールになる高さに投げ切ることができていた。ランナーを出しても慌てることなく、警戒し過ぎてカウントを悪くすることも少なかった。これだけ投げてくれれば頼もしい。

6回89球と微妙なところだった。7回も行ける投手になって欲しいが、1ヶ月ほど離脱していて、久しぶりに5回を超えてきたところ、イニングの頭から勝ちパターンで、というのは理解できる範囲。この日のようなピッチングができれば、いずれ7回、8回と投げられる投手になって行けるはずだ。

エスコバーが同点を許し、坂本の勝利は消えてしまったが、3ランという形で同点止まりだったことが、勝利に繋がった。直後にソトが二塁打を放ち、代走の田中俊を送って勝負に出たが、牧が3球三振。初戦のヒーローだが、この日は進塁打すら打てなかった。続く大和は、ストレート3球で2-1というカウントから、スライダーが真ん中に入って来たところを狙い打ち。強く引っ張った打球はレフトのフェンスを直撃する二塁打。すぐさま勝ち越し点が入り、試合の流れを引き戻した。進塁打を打てなかった牧も救った一打だった。

田代コーチがベンチに入るようになってからの大和の活躍は目覚ましい。この日は、打席に入る時には特に言葉はなかったということだが、日ごろの言葉がメンタル面で良い影響を与えているのだろう。2019年の交流戦で「おなかがすいたから決めてこい」と言われてサヨナラ打を打った記憶も新しい。2番から8番に入れ替えた大和が、ここ一番での勝負強さを発揮。伊藤光がチャンスメイクする攻撃も見られ、うまく回っている。

そして、その勝ち越した流れを、より一層ベイスターズに引き寄せたのが、桑原の守備だ。前日に続いて、スーパーキャッチを見せた。紙一重のプレーで、捕れなければ三塁打になり、ノーアウト3塁という同点のピンチを迎えただろう。今年もそういうシーンがあった。それでも先週の不甲斐ないプレーを取り返すかのように、球際の強さを見せた。三浦監督も桑原にしかできないプレーと絶賛した。

走塁、守備と決して怠慢だったわけではないが、気が抜けたように見えるプレーが続いた。途中交代やベンチスタートなどを経て、神里の故障もあって再びスタメンの機会を得た。本人が一番強く思っていることで、ファームに落とすのも一つの手段かも知れないが、チームにそんな余裕もなく、早いうちに挽回の機会を与えることも大事なことだと思う。ボールをキャッチした後、ボールを地面に叩きつけるような気迫を見せた。情けなかった自分の姿への怒りだったようにも見えた。

もちろん、初回3点から追加点を奪い、そのまま逃げ切って坂本が勝ち投手になることがベスト。だが、追加点が取れない嫌な流れから追いつかれる展開で、接戦を勝ち切ったというのが大きい。今年はなかなかこういった展開で勝てず、追いつかれて引き分けたり、逆転されてしまう試合が目立った。試合巧者のソフトバンク戦でこの勝ち方ができたことは、今後への手ごたえにもなるだろう。

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ヤジ

初回に3点を先制し、さらに宮崎もセンター前ヒット。一気に大量点でレイをKOするかと思われたが、ソトが低めのカットボールを引っ掛けて併殺打。ここで流れが切れた。2回は先頭の牧が内野安打で出塁したが、坂本のバントで送った2アウト2塁でも無得点。試合が膠着状態に入る。

3回以降の出塁は佐野の死球だけでノーヒット。6回を74球で投げ切られてしまった。立ち上がりに高めに来ていたところ一発で3点を取れたが、打ち崩すことはできなかった。前評判通り、多彩な変化球でボールを動かしながらゴロを打たせて来る。ボールにある程度力もあるので、絞り切れなかった。流れ的にも、あと1点でも追加できれば、坂本に勝利を付けることができた。素晴らしい好投だっただけに、そこは悔やまれる。

エスコバーの被弾はやむを得ない。彼にどれだけ救ってもらったかを考えれば、何も言うことはできないし、坂本の継投タイミングも間違いではないだろう。こういう日もあるし、打球が当たった影響の方が心配だ。さすがパ・リーグで速球に対応しているだけあり、エスコバーの150キロ中盤のストレートでも松田を打ち取ることができなかった。粘られ、歩かせるわけにもいかない場面でストライクを投げざるを得ないが、ストレートをライトスタンドへ運ぶのだから見事という他ない。

三嶋がこの日は落ち着いて投げていたので事なきを得たが、8回裏のチャンスはきっちり得点したかった。佐野の二塁打で、ライトからの返球が乱れ、内野でボールが転々とするのを見て、一度サードで止まった伊藤光がホームに突入した。ノーアウト2、3塁でオースティンを迎えることを考えれば、無理に突っ込む必要はなかった。三塁コーチャーの小池コーチも止めているようには見えなかった。この判断ミスが痛かったが、1アウト2塁というチャンスが残ったが無得点に終わった。こういった部分はきっちりと振り返りを行って、次に向かってもらいたい。

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キジ

ソフトバンク戦は2勝1分と負けることなく勝ち越しで終えた。2012年以来、9年ぶりの勝ち越しとなる。2012年は交流戦がホーム2試合、ビジター2試合で各チームと4試合の全24試合制だった。ソフトバンク戦のホームは、ハマスタではなく長崎と北九州で行われた。DeNA初年度、ソフトバンクのホームである九州で主催試合を行うことには、疑問の声も挙がっていた。しかし、長崎で勝利し、北九州では引き分け。当時のヤフードームは1勝1敗となり、2勝1敗1分で勝ち越している。2012年のトータルでは9勝14敗1分だから、他のチームにはかなり負けていることになる。

今年の交流戦も半分が終了した。5勝2敗2分のスタートは上々と言える。半分で意識するのは早いが、交流戦2位に付けており、今後の戦いで優勝争いに食い込むことも期待したい。前回となる2019年も終盤、交流戦優勝が見える位置にいたが、最終的には4位に終わっている。

週末のロッテ戦に勝ち越し、4カードで負け越しなしという状況が作れれば望みはあるだろう。4日は天気予報が良くないが、試合ができるようであれば、久しぶりに1軍で先発する京山にも、中川の好投を刺激にしてもらいたい。

ロッテはルーキー左腕の鈴木。3月の練習試合では、佐々木朗希の後に2番手で登板し、2イニングを1安打無失点に抑えられている。牧、佐野、宮崎は1打席ではあるが対戦がある。ヒットを打っているのは田中俊だけだが、どのように攻略して行くか。先発としては結果が出ていないので、早めに捉えたい。

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