スポンサーリンク

濵口が8回無失点の好投!反撃はここから開始

03/31 中日0-1横浜DeNA(バンテリン)

ロースコアになりがちなバンテリンドームでの試合だが、1-0のゲームができるとは。先発の濵口は、課題の立ち上がりを9球で三者凡退。その後はピンチもあったが粘り強く投げ、7回まで無四球で4安打に抑えた。8回に初めて四球を出してピンチを迎えたが、断ち切って8回無失点の好投。松葉に苦しんだ打線は、9回に1アウト満塁のチャンスで、代打大和の併殺崩れで1点をもぎ取り、山崎が締めて3連勝。

スポンサーリンク

ポジ

制球難は影を潜め、インサイド攻めたバッテリー

石田と同じく、オープン戦と先週のファームの登板で結果が芳しくなかった濵口。前年の開幕投手ながら、開幕ローテーション入りはギリギリだった。6番手で最後に先発したが、見事な投球を見せた。

初回、先頭の大島に対してストライクを先行させ、インサイド高めに少し浮いたチェンジアップを取ってもらって3球三振。鵜飼には145キロのストレートの後、チェンジアップで奥行きを使った緩急で空振り三振に取った。

課題となっている立ち上がりを簡単に抑えたことで乗って行けた。腕の振りも良く、ストレートはスピードガン以上に球威があった。ストライクを先行させるピッチングがオープン戦ではなかなかできていなかったが、この日は大胆にストレートを枠内に投げ込んでファウルを取っていた。

チェンジアップに頼り過ぎず、ストレートを決め球に持ってくる配球も奏功した。特に右打者のインサイド、左打者のアウトサイドに当たる、クロスファイアのストレートが良いコースに投げられていた。7回は右打者を相手に、全てインサイドのストレートで詰まらせた。80球を超えて来ても球威に変化はなかった。

そして8回、先頭の京田に少し真ん中付近に入ったストレートを捉えられ、右中間を破られた。京田は二塁を蹴って三塁へ。楠本がクッションボールを完璧に処理し、中継に入った牧がサードへストライク送球。見事な中継プレーで京田はタッチアウト。完璧な中継でなければセーフだったかも知れないが、ノーアウトなので100%セーフでなければ止まるべき場面。サードコーチャーが回していたのなら、コーチの責任だろう。

これには濵口も助けられた。しかし、2アウトから大島のセンターへ抜けそうな当たりに柴田が追い付くも内野安打に。岡林はこの試合初めての四球で歩かせてピンチを招いた。ここで前日にホームランとタイムリーを打っている鵜飼を迎える。

最初の2打席は、濵口のチェンジアップに対し、初見で合わせることができずに空振り三振に倒れている。当然、チェンジアップに意識があるところ、4球ともストレートで攻めた。特に最後の1球はボールゾーンに近いような厳しいコースに投げ切り、完全に詰まらせたサードフライ。見事な配球に、投げ切った濵口の勝ちだった。

ラミレス監督時代に、濵口の専属捕手として高城が起用されていたが、昨年は嶺井、伊藤光が多かった。しかし、この日は昨年2試合しか組んでいない山本がスタメンで、少し意外だった。火曜にロメロとのバッテリーで中日打線を封じている。その流れも重視したかも知れない。配球的に大胆にストライクを取らせ、ストレートを多く使った。前述の通り右打者へのインサイドのストレートが非常に効果的だった。

このカード、山本がマスクを被った17イニングは無失点。昨年も山本のスタメンマスクは勝率が良かった。バットの方では依然としてヒットが出ていないが、守りの方で存在感を見せている。ロメロ以外の先発でも出番を取って行きたい。

内野安打1本で泥臭くもぎ取った決勝点

松葉に対し、先頭打者を封じられ、ヒットは出るものの続かない。6回に初めての連打で1アウト1、3塁とし、松葉を引きずり降ろしたが、ここも無得点に終わった。

9回、先頭の牧が三遊間の深いところへの当たり、一塁への送球が逸れて内野安打。宮崎は粘った末に死球でノーアウト1、2塁。ここで前日活躍し、この日も最初の打席でヒットを放った関根が、しっかりとバントで送った。速球派外国人投手に何故か相性が良い柴田は、申告敬遠で1アウト満塁となった。

ここで山本に代えて大和を送った。左打者ではなく、昨年得点圏打率が高かった大和を送った采配が見事だった。このカード初戦で、審判への侮辱行為により退場となり、制裁金10万円を課せられていた大和。この場面で殊勲打を放ってそれを取り戻したいところ。

打球は緩いサードゴロになったが、中日はセカンドゲッツーを取りに行った。大和が一塁へ珍しくヘッドスライディングを見せ、併殺崩れの間に待望の先制点が入った。1点止まりに終わったが、最初の内野安打だけで得点を取れたことはチームとしての成長。こういった接戦のゲームの終盤で1点を取ることが、チームの勝率を左右する。濵口に勝ちが付き、1-0という試合ができたことは、5割に戻したこと以上にポジれる要素だ。

一つセーブを挙げて落ち着き、連夜のセーブ

1点を勝ち越し、9回裏のマウンドはクローザーの山崎。日曜はひっくり返され、前日は先頭に四球を出しながらも何とか抑えて今季初セーブを挙げた。一つセーブが付いてどう変わるか注目していた。

前日は力みが強過ぎたが、この日は気合は入っているもののそれほど力みはなかった。先頭のビシエドに3球ファウルからツーシームでセカンドゴロ。強い当たりだが牧が追い付き、佐野も逸れたボールを上手く捌いた。先頭が取れると非常に大きい。

阿部は150キロのストレートで押し、力ないファーストゴロ。木下はファウルで粘られたが、最後はアウトサイドのコース一杯に150キロのストレートを投げ込み空振り三振。2020年以来2年ぶりの2セーブ目を挙げた。

9回表の攻撃で山本に代打を出したため捕手が変わったが、嶺井ではなく伊藤光だった。ストレートとツーシームしか使わなかったが、コンビネーションを上手く使ってファウルでカウントを稼いだ。最後もツーシームを意識させてストレートで空振りを奪った。ストライクを先行できたので、ピッチングが窮屈になっていなかった。このあたり、戸柱も参考にしてもらえればと思う。

しかし、捕手4人をベンチ入りさせているが、嶺井は6試合出場なし。延長戦も見込んだとしても、理解できない陣容だ。何か考えがあるのだろうが、オースティンとソトが戻って来るまではこのまま行くのだろうか。

スポンサーリンク

ヤジ

昨年は一度もなかった1-0の締まったゲームができたので、文句なし。

スポンサーリンク

キジ

ホーム開幕で3連敗を喫したが、ビジターで3連勝し5割に戻した。中日にとってはホーム開幕だったが、3連敗という結果になった。

阪神もヤクルトもホーム開幕で3連敗を喫しており、4チームが地元のファンに冷や水を浴びせた一方、開幕6連勝となった広島だけがホームで3連勝した。ちなみに読売は2勝1敗で、ホームゲームの勝敗はセ・リーグ全体で5勝13敗。ホーム有利なはずが、外弁慶なスタートとなっている。

低レベル過ぎるし、もっと上を目指して欲しいからあまり強調して言いたくはないが、2年目の三浦監督は、就任以来初めて勝率が5割に達した。昨年は開幕6連敗で始まり、早々に2桁の借金を背負った。途中で借金9まで戻したが、結局最後は借金19で終えた。

しかし、あと一歩で今季初勝利が消えた日曜の夜、さすがに3日で借金を全て返すとは思わなかった。特にこのカードは、オープン戦や先週のファームであまり良くはなかった3人が先発の予定で、リリーフも壊滅状態だった。蓋を開けてみれば、オープン戦順調だった東、大貫よりも今週の3人の方が良い内容だった。広島打線が絶好調で、中日打線がそれほど当たっていない点を差し引いても。

せっかく5割に戻れたのだから、何としても三浦監督初の貯金を作りたい。4月最初のカードは神宮でのヤクルト戦。昨年、苦杯をなめたカードだ。開幕投手が2試合目の登板となる中、ベイスターズだけは東が登録を外れているので、代役として上茶谷が先発する。

上茶谷も、オープン戦では結果が出せず、最終的に開幕ローテーションから漏れた。広島戦でリリーフ登板し失点しているが、思わぬところでチャンスを得た。自ずと気合が入るだろうが、力み過ぎずに自分のボールを投げることに集中して欲しい。元来、ヤクルト戦も神宮も相性が良いはずだから、ポジティブな気持ちで投げられれば、絶対大丈夫。

↓ランキング参加中!1日1回投票お願いします
にほんブログ村 野球ブログ 横浜DeNAベイスターズへ
にほんブログ村
ブログ村プロフィール
PVアクセスランキング にほんブログ村
試合
スポンサーリンク
良ければぜひシェアを!
エニベイをフォロー

コメント

タイトルとURLをコピーしました