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今季初の1番桑原が点火!今永万全も抑えは不安

07/25 中日3-5横浜DeNA(バンテリン)

初回、先頭の桑原が初球をレフト線に弾き返して二塁打。関根のバントがヒットになり1、3塁から、宮崎が初球をタイムリー。さらに牧も初球を打って三塁線を破ってタイムリー二塁打。1アウトから大和も初球をレフト線への2点タイムリーで一挙4点を先制。桑原は5回に4号ソロを放って猛打賞。先発の今永は10三振を奪って8回1失点。最後は伊勢が大ピンチを断って2セーブ目。今永は7勝目。

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ポジ [Good]

今季初めて1番に入った桑原が、いきなり結果を出した。初回、インハイのストレートを弾き返し、レフト線へ痛烈な二塁打でチャンスメイク。4点の先制を呼び込んだ。2打席目は、追い込まれてからカーブをレフトへヒット。

5回の3打席目は、またもインハイのストレートをしっかり捉え、打球はベイスターズファンの待つレフトスタンドへ届いた。久々のデスターシャという感じがした。三塁打が出ればサイクルヒットだったが、4打席目はライトフライ。それでも、なかなか得点できないチームにあって長打で得点をもらたすことができるのは大きな存在。交流戦終盤の足のケガから復活して来ただろうか。夏の風物詩・桑原の活躍が不可欠だ。

桑原が点火した打線は、関根のバントヒットでチャンスが広がると、積極的に初球の甘いボールを捉えた。宮崎は初球のストレートを引っ張って三遊間を抜き、先制点をもたらした。前の試合は完封負け、その前も中軸は打点を挙げられていなかっただけに、牧も気持ちが楽になったか。チェンジアップを強く叩き三塁線を破った。先週まではこういう当たりも好守に阻まれていたが、やっと不運を断ち切った。

佐野が凡退した後、大和も初球のカーブが浮いたところを合わせ、レフト線への2点タイムリー二塁打。3つのタイムリーがいずれも初球という、ベイスターズらしい攻撃だった。ここ最近は1点、2点で終わってしまうところ、一気に4点まで行けたことが非常に大きかった。1イニングに4点以上を奪ったのは、6月17日のロッテ戦でカスティーヨから6点を奪って以来。

約1ヶ月ぶりの大量点をもらった今永は、岡林が振り逃げで出塁するも、細川を併殺に取り上々の立ち上がり。相性の良い中日打線を相手にゼロを並べて行く。5回は大島に内野安打を許したが、アウト3つは全て三振で取った。

7回、先頭の石川昂に低めのスライダーを拾われ、あわやホームランというフェン直二塁打。大島の犠牲フライで1点は失ったが、危なげはなかった。8回99球だったが、オールスターから中4日ということもあったのか交代した。10三振を奪い、安定のHQSで7勝目。リリーフがバタついて肝を冷やしたが、自分の登板では落とせないという気持ちも出ていた。

伊勢は2点差となってなおも2アウト満塁という大ピンチでの登板。溝脇をフォークでセカンドフライに打ち取った。5連敗の中、5点リードからのヒヤヒヤの展開だったが、何とか火消しで2セーブ目を挙げた。

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ヤジ [Bad]

今永の交代には否定的な意見が多い。通常の登板であれば8回99球だったので、9回もマウンドに立っただろう。だが、中4日でオールスターに登板し、そこから再び中4日という事情を考慮したのではないかと思う。バウアーですら少し空けているし、東も一度登録を外している。だが、今永には6連戦の頭に行って欲しいということで、ここに持って来た。

山崎がクローザーから外れてから勝っていないので、セーブシチュエーションもなかった。だが、これまでの起用から森原を指名していると予想されていた。この日は4点リードだったが、5連敗中ということもあって、「クローザーを出した」のだと思う。

ベイスターズは大して見ていない権藤さんは、4点リードで気を抜いた継投をしたと思い込み、また森原も良くなかったので、こんな場面で出る投手じゃないとバッサリ言っていた。確かに、この日の投球は今までの森原とは程遠いものだったので、この投球だけ見ればそう思うのも仕方ない。

山崎の代役は、三浦監督もはっきりとは指名せず、みんなでやっていくと言っていた。経験を買って森原を中心にという思いはあったと思う。だが、9回に投げただけでこれだけ別人になってしまうのでは先行き不安ではある。

一度の失敗で烙印を押してしまうのは良くないと思うが、クローザーに限っては失敗が敗戦に結び付いてしまうだけに、なかなか待ってあげられない部分もある。

森原は雨の甲子園で5失点してしまったが、それ以外は無失点で素晴らしい投球をして来た。ちゃんと見て来た人は、森原をクローザーとして起用してもそれほど違和感はないはず。だが、楽天時代に4セーブは挙げているが、クローザーを担えたとは言い難く、なかなか難しいのかなという印象。

ここまで不安な投球になってしまうのであれば、これまで通りセットアッパーで投げてくれた方が良いのではないかと思ってしまう。伊勢も今はあまり良くないのだが、彼なりに経験も積んでいるし、任せるしかないのかなと思う。この日の投球を見て、ベンチがどう判断するか。

それにしても、明らかに森原のボールを投げられていないのに、福永を歩かせても交代しなかったのは理解できない。伊勢の準備がまだできていなかったのか?通常ならクローザーを出した時点で監督の仕事は終わりだが、それは固定している絶対的守護神がいる場合であって、4点差とは言え初めて試合を締めるシチュエーションなのだから、次の投手を準備しておく必要はあっただろう。

後藤が長打の少ない打者だったというのもあるが、長打で同点という場面で続投させられるような状態ではなかった。何とか乗り越えて欲しいのは分かるが、手遅れになる。結果論にはなるが、四球で良かったというレベルだった。伊勢の負担が増したが、よく抑えてくれたと思う。これで同点、逆転サヨナラになっていたら、森原まで沈んでしまうところだった。勝ったことで切り替えやすいと思う。

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キジ [Other]

5連敗中なので、勝ち方はひとまず置いておいて、連敗を止めたということが大きい。9回裏2アウト満塁から同点あるいは逆転サヨナラになっていれば、連敗は2桁まで行きそうな気がしたので、伊勢が何とか踏ん張ってくれて助かった。

今季86試合目で、桑原を1番に起用した。頑なにそこだけは避けて来たかのようだったが、原点に戻ったようなオーダーだった。確かに昨年の桑原はバッティングが今一つで出塁率が高くはなかったし、そこを戻すと得点効率の悪かった昨年の打線と同じになってしまう。

そういう意味では、桑原が一発で結果を出してくれたのは大きい。今後どうするのか注目したいが、やはり適材適所があり、1番として出塁した時に、敵と味方がどういうムードになるのかも重要な要素だと思う。良い時は固め打ちするけど、悪い時は四球も選べず淡泊という短所も、1番に置かない理由として分かるのだけど。

初回4点取って、これで打線は大丈夫とはまだ言えないか。桑原のホームランによる追加点は、非常に大きなものではあったが、桑原以外は9回2アウトから大和が二塁打を打ったのみで、出塁すらなかった。まだ打線が良くなったというより、立ち上がりの小笠原が、初球の入りが甘かっただけという感じが否めない。

26日は、プロ2試合目の先発となる仲地と初対戦だが、どうなるか。5月にプロ初先発した際は初回に2失点し降板。ファームでは8試合に先発して防御率4.15。来年以降を見据えてという起用も含まれると思うが、打線の調子からしても簡単ではないだろう。バンテリンドーム、中日戦ともに相性が良いガゼルマンが期待通りの投球ができるか。連敗の後に連勝の波にすることができれば、まだ上位を追いかけられる。連勝でバウアーに繋ぎたい。

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