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再び打線低調 仲地に6回まで1安打、初勝利献上

07/26 中日7-1横浜DeNA(バンテリン)

ガゼルマンは初回に細川のタイムリーで先制を許す。4回は2本のヒットと四球でノーアウト満塁のピンチを招くと、大島に2点タイムリー二塁打を打たれ、ここで降板。後続は石川が断ったが、上茶谷と坂本が失点してワンサイドゲームに。仲地に6回まで僅か1安打の打線は、9回に完封リレーを免れるのがやっとだった。

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ポジ [Good]

いいところがほとんどない試合だった。4回に2点を追加され、なおもノーアウト2、3塁という場面で登板した石川が、仲地を併殺に取って切り抜けた。火消し役を果たせたというのは、また一つ成長だろう。

9回に楠本のタイムリーで何とか1点を取り、それが次の試合に繋がればというところ。代打だと打つが、スタメンだと何故か打てない。不思議だ。

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ヤジ [Bad]

中日戦、バンテリンドームに相性が良いガゼルマンだったが、初回から先制点を与え、4回持たずに降板した。前回までと変わっておらず、ストレートの球威では押し込めない。回転数なのか、フォームなのか分からないが、打者が全く押されていない。

かと言って、ストレートが全部動いて捉えづらいということもなく、打者がしっかりとアジャストできる。ストレートに差し込まれないので、変化球も余裕を持って見極めることができる。これでもまだコントロール良くコーナーを突ければ抑えられるが、そのコントロールもなく、簡単に歩かせてしまう。

ロメロ同様、2年目に入ったら研究も進むし慣れもあるので、完全に攻略されちゃっている。ここから伸びしろがあるとも思えないので、先発させる試合は厳選すべきかなと思う。3勝0敗と強いハマスタくらいしか使えないと思う。ヤクルトも打線が良くなっているので以前ほど抑えられないだろうし、中日にも効かなくなって来た。このレベルでローテーションに入るのは苦しいので、できればもうガゼルマンの出番がないように、他の先発投手が奮起してくれることを願いたい。そうはいかないのが現状だが。

ガゼルマンが好投したとしても、この日の打線では結局援護できなかったので同じだった。前日は小笠原から初回に5安打で4点を奪う攻撃を見せたが、2回以降は3安打で桑原のソロによる追加点のみ。打線が復調したわけではないと思っていたが、今月の酷い打線は変わらず。

プロ2試合目で本拠地バンテリンドームでは初先発という仲地に、6回まで佐野の詰まったヒット1本という惨憺たる結果。150キロ前後の球威あるストレートに押されまくり、低めの変化球にタイミングを外れての繰り返し。しっかり捉えた当たりすらなかったように思う。

3回は、2アウトランナーなしから投手のガゼルマンを歩かせ、そこから急にストライクが入らなくなり、桑原と関根も歩かせて満塁。宮崎にも大きく外れて2ボール。だが、ここで開き直ったのか、ストレートを2球ゾーンに投げ込み、最後はアウトサイド低めのコーナーへストレートを投げ込んだ。宮崎は完全に遅れて空振り三振。リーグトップの打率を誇る打者が、プロの洗礼を浴びせるどころか情けない打席になった。

完全にもらったチャンスではあったが、それを生かせずに試合の流れは大きく動いた。4回に佐野がストレートに詰まらされたが、ライトの前に落ちるヒットを放ったが、その後は手も足も出なかった。3回に球数が嵩んだので、最後までということにはならなかったが、ノーヒットノーランをされてもおかしくないくらいに完全に封じ込められた。きっちりとプロ初勝利を献上し、今後もベイスターズには良いイメージで投げて来るだろう。

これだけ打てないので、リリーフが失点を防いでも追い上げることは難しかった。この試合は、上茶谷が失点した後は、坂本で賄えたので良しとするしかない。

5回は2アウト満塁から、大島の一二塁間へのゴロを佐野がスライディングで好捕したが、走って来る上茶谷の方へ送球したため、行き過ぎるような形で上茶谷が捕れず2点が入り、試合が決まった。キャンプでは投内連携の練習をしているが、普段やっていないからこうなる。投手が走って来るベースの位置にタイミングを合わせて投げるのが基本で、凡事徹底ができていない。それでも内野安打と記録された通りタイミングは際どいが、エラーで2点目も入ることはなかった。外野と兼務していることは言い訳にもならない。

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キジ [Other]

前日の2回以降の攻撃と、9回に追い上げられた流れから、この試合はなかなか厳しいと思っていたが、案の定先制点を許し、打線はルーキーに翻弄された。最下位に完敗している間に、上位はそれぞれBクラスを破って歩を進めた。また一歩置いて行かれる形になった。

27日はバウアーが後半戦最初の先発となるが、中日はメヒアが先発する。1日のハマスタではマダックスを達成されるのではないかというほど、完璧に抑え込まれた。あの時よりも打線の状態は酷いので、バウアーが気迫の投球をしても援護が期待できない。何とか勝ち越して次のカードへ進みたいところだが。

そんな酷い打線のテコ入れとして、阪口とヤクルトの西浦のトレードが成立したことが発表された。大卒10年目32歳の内野手と、高卒6年目で間もなく24歳の若手投手というトレードになった。MLBなどではプレーオフを狙うチームが即戦力を求め、有望な若手を交換要員に出すことはよくあるようだが、日本ではなかなか行われて来なかった。

現役ドラフトで移籍した細川、大竹がオールスターに出場するほどの大活躍をして、日本でも少しトレードに対するイメージが良くなっているとは思う。7月31日の期限を前に何件か駆け込みで成立している。

阪口は数年前に期待している投手として名を挙げたこともあり、三浦監督初勝利が阪口のプロ初勝利と重なり、飛躍も期待された。特徴のあるカーブを投げ、ストレートの球速も伸びてきていたが、今年はリリーフに回っていた。どうにもならないくらい打ち込まれるシーンが何度かあり、壁にぶち当たっている感じはあったので、これをきっかけに開花してくれればと思う。

右打者は大田と大和が控えとしているが、大和はスタメンでも出場しており、代打が手薄。また、宮崎がスタメンを外れると左の柴田や京田が入ることになり、打力が大幅に低下する。ここ数年は1軍で結果が出ていない西浦だが、ファームでは.306と数字は残している。

7月13日に1軍登録されたが、17日に登録を抹消された。ファームでは25日もショートでスタメン、フル出場してマルチヒットをマークした。この後、トレードが告げられて仙台から戻ったと思われる。ベイスターズでの入団会見は27日14時から行われ、ベイプラで配信される予定。

オースティンは火曜にDHで4打席出場も、この日は試合に出場せず。アンバギーも今週は出場していない。西浦は、宮崎のバックアップや代打などで期待するが、多くを求めるものではない。外国人野手の補強もないのだろうか。打線が復調する頃には上位2チームが届かない位置に行ってしまう可能性もあるので、打開策が必要だが手詰まりか。

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