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宮國が先発も5回6失点、島内に2発浴びてアピールならず

08/01 エキシビションマッチ 東北楽天6-4横浜DeNA(楽天生命)

育成選手ながら先発のチャンスが与えられた宮國だが、初回から島内に左中間への2ランで先制を許す立ち上がり。3回には、小深田、鈴木の連続二塁打で追加点を奪われ、島内に2打席連続の2ラン。5回にも犠飛で失点し、計6失点。支配下登録への道は険しい。佐野とソトがマルチヒット。5回に二人のタイムリーで3点を返し、9回に関根がソロを放ったが届かず。

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ポジ

佐野がマルチヒットと四球で3打席全て出塁。5回は2アウト満塁からストレートをライト前へ運び、2者を迎え入れた。彼についてはエキシビションマッチでの成績は全く関係ないが、7月に入った.405と絶好調で中断に入っただけに、調子が維持できるかどうかは気になるところ。安定して打てる打者だけに心配は無用か。良い調整して、1ヶ月の中断がありながらも7・8月の月間MVPを狙って欲しい。

ソトも詰まったポテンヒットが2つだが、マルチヒットでタイムリーも1本と結果が出たことは良かったのではないか。福岡には帯同せず、仙台から合流。今後は2週間後の公式戦再開に向けて状態を上げて欲しい。ソトの打棒がチーム浮上の鍵を握ると思うので、期待したい。

益子がこの日もヒットを放ってアピール。代打で出場し、DHに入ったので守備はなかったが、8回の2打席目でブセニッツの154キロストレートをレフト前へライナーのヒット。フルカウントから真ん中に入って来たボールではあったが、少し詰まったものの速球をしっかりと捉えた。函館遠征には参加しないが、今週の経験を今後に生かしたい。ヒットも打てているので自信を持って欲しいし、打撃をさらに向上させて欲しいと思う。

関根が2番でスタメン出場し、四球で出塁して得点をマーク。さらに9回2アウトから牧田の高めに入ったスライダーを強振し、ライトポール際に飛び込むソロホームラン。右打者が苦しむ牧田に対して、コンパクトにミートした打球の飛距離が出るという関根の長所が生きた。ファームで神里が復帰して状態を上げていて、宮本も連続試合ヒットを続けている。さらに1軍で楠本も結果を残している。争いは熾烈だが、後半戦の1軍入りも掴んで欲しい。

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ヤジ

今季途中に育成契約で入団した宮國が、大きなチャンスをもらったが、結果を残すことはできなかった。島内にやられてしまったという印象だが、甘い球ではあったが、凄い打球を打たれてしまった。

キャリアハイは2017年の14本塁打で、今季は12本という島内だが、長打力は確実に上がっているようだ。初回はアウトサイドのストレートが甘くなり、左中間へ飛んだ打球が思いのほか伸びて中段まで届いた。これで宮國の出鼻をくじいた。

2回は三者凡退で切り抜けたが、3回先頭の田中和をカットボールで三振に取り、1アウトというところから長打を浴びた。小深田にその膝元へのカットボールを巧く拾われてライト線への二塁打。鈴木にはフォークがやや浮いたところをレフト線に運ばれて3点目。茂木は打ち取ったが、島内には真ん中に入ったストレートを完璧に捉えられ、打った瞬間というような打球が右中間スタンドの深い位置に飛び込んだ。

三浦監督は、どうしようもなくダメという投球ではないので、もう少し見てみたいという趣旨のコメントだった。甘い球を逃さず打たれてしまったが、ストライクが取れないというコントロールでもないし、良いボールもあった。ただ、球威と変化球の精度がいずれも不足していたかなという印象。島内は別格として、前日までもそれほど当たっている感じのない楽天打線に6失点というのは、少し厳しい。

ただ、四球はなかったので、少しストライクを揃え過ぎたという反省はあるかも知れない。逃げた投球ではないことは救いで、この1回限りではなく、もう少しチャンスがあってもいいのかなとは思う。来週、京セラドームでの登板もあるのか、注目したい。

田部はこの日も途中出場。2打席目でエラーにより出塁したが、ヒットという結果を残すことはできなかった。サードのフライでは初めて守る球場で、思いのほかフェアグラウンドに流されて危ないシーンもあったが、前日にはセカンドで機敏に前進して捌く守備も見せた。函館には帯同しないが、この3日の経験を益子同様に、今後へ繋げて欲しいと思う。

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キジ

楽天3連戦は1勝1敗1分と、奇しくも交流戦と同じ勝敗で終わった。今永、大貫の主軸となるローテーション投手が好投を見せ、打者でも伊藤裕を始めとした若手が結果でアピール。佐野も順調に調整できているので、収穫も多かった遠征と言えるだろう。

田中健がこの日も登板。最初の登板は緊張したと振り返っていたが、この日は落ち着いて三者凡退で抑えた。武藤からは武器であるカーブで三振を奪った。故障前はあまり投げていない印象のフォークも数球混ぜており、新しいタナケンが見られた。後半戦の1軍ブルペン入りが期待されるが、函館には帯同せずに平塚、横須賀でのファームに回って調整する。

この日、ファームでは濵口が先発。3回に増田大のタイムリーで先制点を許したが、4回2/3を5安打1失点。5回裏2アウトというところで76球となり、仁志監督がマウンドに行き、交代となった。濵口はあと一人投げたそうだったが、苦笑いしながらマウンドを降りた。80球という目安での登板だったのだろう。翌日以降、体に問題がなければ、次回は100球をメドということになるのではないか。来週のロッテ浦和で投げられれば、他の投手との比較にもなるが、後半戦でローテーションに復帰できそうだ。

次のエキシビションマッチは函館で3連戦となるが、4日から水、木、金の3連戦で、少しイレギュラーな形になる。2日空くので一旦横浜に戻ることになるのだろうか。ナイター設備のない函館の千代台公園野球場で行われるため、平日の13時からのデーゲームになる。北海道とは言え、昼間は30度を超える。曇りがちの天気予報ではあるが、体調面も見ながらの試合になりそうだ。

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