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多くの女性ファンを集めて惨劇を見せ付ける

05/14 横浜DeNA2-9阪神(ハマスタ)

GIRLS FESTIVALの土曜、ハマスタ過去最多を更新する32,481人を集めた試合だったが、惨劇が待っていた。チームで一番安定していた先発の上茶谷が、初回から2失点。防御率0点台の青柳に対し、初回に牧のタイムリーで1点を返すも、3回に中野の2ランで追加点を奪われる。5回に1点を追加され、ランナーを残して上茶谷が降板。三上が登板するも糸井に2点打を浴びて、試合が決した。その後、宮國が中野にこの日2本目のホームランを浴び、9失点の大敗。

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ポジ

牧が初回に1点差に迫るタイムリー。6回には先頭打者として、右中間を破る二塁打で出塁。少し甘く来るとしっかり捉えられる。そして、8回には梅野のセンターへ抜けようかという打球に飛び付き、アウトにするファインプレー。攻守に活躍し、牧しか勝たんという女性ファンを喜ばせた。

代打で登場した宮本が、あともう少しでホームランという三塁打。少し真ん中に入って来たツーシームを捉えた。出場機会は限られているがパンチ力を見せることはできている。もっと走力をアピールして行きたい。代打の戸柱もタイムリーで続いた。スライダーに詰まった当たりだったが、初球から甘いボールを積極的に行ったことが奏功した。

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ヤジ

悪いなりに踏ん張ることができなかった上茶谷

先発投手が、登板日に調子が良いと思うのは年間で何度もないと聞く。人間だから調子が悪い日もある。それでも、ローテーションを任される投手には、悪いなりにまとめることが求められる。調子が悪い日は、5回持たずに大量失点でKOされるようでは務まらない。

上茶谷は、スタメン発表のムービーでは、初回からストレートをしっかりと投げられていることが好調の要因と語っていたが、近本への初球ストレートが高めに浮き、いとも簡単にセンター前へ弾き返された。近本が観ていたかは分からないが、ヒントを与えておいて甘いストレートから入るのはちょっと。

全体的にボールが高かったと思う。なかなか修正しようと思ってもできなかったのだろう。中野には0ボール2ストライクから、フォークがあまり落ちずに高めに浮いたところをフェン直の二塁打。打った瞬間はライトフライかと思ったが、落ちないフォークは打球が飛ぶ。この1球は痛かった。

マルテも2球で追い込んだが、シュートで詰まらせ切れずにライトまで運ばれて犠牲フライ。上茶谷も首を捻った。最少失点で切り抜けられればというところ、佐藤輝にインサイドの高めのストレートをライト線に弾き返され2点目を失った。ギリギリでインフィールドに入り、運もなかった。山本が要求した通りインサイドの高めに投げたが、少しシュート回転して中へ入ったにせよ、読まれていた。

2回は下位打線を三者凡退で抑え、尻上がりで行きたいところだったが、3回に先頭の近本にストレートを打たれ、二塁打。中野には、前の打席で打たれたフォークで入ったが、ライトスタンドまで運ばれた。バッテリーとしては振って来ると思ったのだろうか。ここまでフォークがしっかりと低めに決まっていない中、打たれたボールをあえて選択したのだろうが、引っ張りたいシチュエーションで半速球は対処しやすい。裏をかいたつもりかも知れないが、災いした。

青柳相手に4点は厳しいというところだが、5回にもまたも中野に初球を打たれ、センター前ヒット。マルテにも高めをレフト線に運ばれて1アウト2、3塁。佐藤輝を申告敬遠し、大山はセンターへの深い犠牲フライで5点目を失った。

ここで上茶谷から三上にスイッチした。いろいろな考え方はあると思うが、このタイミングでの三上への交代は、多くの人が疑問に思っただろう。ここで交代するくらいなら、もっと早く見切りをつけても良かった。これまでの上茶谷の安定感と信頼から5回のマウンドに送ったのは間違いではないが、この日の調子から考えても勝つのであれば、これ以上失点を増やさない方法を考えるべきだった。

左の近本、中野、佐藤輝に回る打順なのだから、5回頭から砂田を登板させても良かった。それでも上茶谷を続投させることを選び、大山まで投げさせたのなら、あと1人任せても良かったはず。5点目を失った状況をどう捉えていたのか分からないが、2アウト2、3塁で糸井という場面で出して来たのは右のサイドハンドの三上。

次の糸原と天秤にかければ、再び申告敬遠しても良いくらいの場面。佐藤輝を歩かせておいて、ここで勝負も分からないし、糸原まで左が続くのだから、左腕を出すべき。おそらく次の回に打席が回るというところで、ワンポイントになるという考えだったのだろうが、三上を出した上に糸井勝負という、何のために上茶谷を代えたのかさえ分からないような継投だった。

上茶谷も悪いなりにもっとまとめて欲しかったが、最後はベンチが理解不能な継投で試合を壊してしまった。

やろうとしている作戦とオーダーが不一致

阪神の先発は、防御率0.76の青柳。3勝1敗で、その1敗も大野雄大が9回まで完全試合をマークしていた時に延長10回を投げた末に敗れたもの。好投手相手にどのようなプランだったのか。2番はこのところ関根を使っていたが、青柳に対し通算打率.480と相性の良い神里を起用した。

初回、2点を先行された。青柳から3点を奪って逆転するのは難しいが、先頭の桑原が9球粘ってレフト前ヒット。立ち上がりに調子が出る前に捉えたいところだったが、神里にはバント。好投手相手に、一気に点を取るのは難しいので、1点ずつ返そうという考えだろう。それも分からないでもない。実際、牧のタイムリーで1点入っている。

だが、先に2点取られてしまったのが想定外だとしても、2番でバントをするつもりなら、神里ではなく柴田を入れておけば良かった。神里は三振が多い打者でもあり、ヒットエンドランも失敗するリスクが高く、併殺はないにせよ引っ張って進塁打というのも期待できなかったのだろう。

牧やソトがチャンスメイクに回ることが多い状況で、相性の良い神里が6番にいた方が怖かった。結局、2番神里にエンドランなどの作戦をさせずに、バントさせるだけなら、2番に入れていること自体がやろうとしている作戦とオーダーが一致していないということ。

初回にバントで送って1点ずつ返す、という考え自体は否定しないが、2番に神里を入れておいてそれはないだろうというのが意見。どちらも正解でもないし、結果論でもあるが、神里にバントをさせた時点でそう感じた。

一気に青柳を崩すというより、初回に失った2点を少しずつ返すプランで、上茶谷が立ち直れずに失点を重ねた時点でお手上げという試合になった。

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キジ

前日は中止となったYOKOHAMA GIRLS FESTIVALだが、この日は天候にも恵まれて開催できた。多くの女性ファンが来場し、スペシャルユニフォームを着用。フォトスポットでの撮影や、限定メニューを始めとしたハマスタの球場メシを堪能。試合後には、花火とDB.キララ、dianaによるダンスのHappiness☆Celebrationを楽しみ、先着の定員制ながらグラウンドでのイベントもあった。

それ以外にもさまざまな企画で、多くの人に楽しんでもらえたのだろうが、メインディッシュの試合が大敗ではやはりちょっと寂しい。惨劇を見せ付けられてしまった。イベントゲームに全部勝てるわけでもないし、勝負である以上は負けることも想定してのイベントではあるが、もっと熱い試合が観たかった。

15日は東が先発。13日の試合を雨で流し、スライドしなかった今永は17日以降に回る。ロメロを中6日で回すなら18日のバンテリンドームになりそうだ。大貫が中5日になってしまうので、20日へ中7日で回すことができる。

阪神は、ウィルカーソンで初対戦となる。ここまで1勝2敗だが防御率2.42と好投しているイメージ。14日は平塚でのファームのゲームに出場し、5打数2安打だった宮崎が、15日から復帰する。なかなか代わりにサードで出場した選手が、結果を残せていなかったので、待望の復帰となる。

ゴールデンウィークの中日戦では連日の大量点だったが、それ以降は6日のマツダで、延長11回で4点を取っているが、それ以外は全て3点以下と打線が低調。ソトが背中の張りでコンディション不良もあり調子を落としており、楠本も.250を割り、桑原は状態が上がって来ない。宮崎が入ることで打線が強化され、4点以上を取るような形に近づけばと思う。

さて、この試合も現地での観戦。いなかったことにしたいのだが、事実として以下の通り。

那覇も含めて現地0勝9敗となった。阪神と同じく開幕9連敗とか言っている場合ではない。そろそろ球場に来るなと言われそうだが、この日の敗戦でチームも土日は1勝10敗。土日に現地へ行っている方々は、同じような感じになっている人も多いと思う。決して管理人のせいではない(当たり前)。それでもちょっと凹むが、試合後に軽く飲みに行って、ラーメン食べて少しは紛らわすことはできた。

24勝10敗と絶好調の楽天で、現地観戦が0勝9敗だったら、相当ヤバいというか、ある意味引きが強過ぎるが、ベイスターズなんでね。これくらいのことはまあ、あるでしょう。

安心していただきたいのが、15日は現地に行かないということ。では写真。

YOKOHAMA GIRLS FESTIVAL 2022ということで、いつもに増して女性ファンも多く、試合前のJR関内駅はホームに人が滞留して、電車の遅れが発生したほど。南口の改札から外に出るまでかなりの時間を要した。
ウィングフロント最前列からの眺望
コンコースには至る所にフォトスポットが。歯磨きしているキャプテン佐野
キララは、いつもと違うピンクのリボンで登場
敗戦後の整列
終盤は反撃もなく大敗
Happiness☆Celebration

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