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多くの女性ファンを集めて惨劇を見せ付ける 第2幕

05/15 横浜DeNA1-8阪神(ハマスタ)

同じような試合が連日繰り返されてしまった。先発の東は初回のピンチは何とか切り抜けたが、2回に近本のレフトへのライナーを宮本が追い付けず二塁打となり、2点を先制された。3回には佐藤輝に特大のソロを浴び、さらに3連打で4点目。3回4失点で東が降板した後、2番手の入江が牧のエラーも絡んで2失点し、前日に続いてワンサイドゲームに。打線は4回に3連打で1点を返すも、その後のチャンスで一本が出ず大敗。

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ポジ

ソトが久しぶりのマルチヒット。背中の張りがあり、コンディションが心配されるが、今週は5試合のところ雨天中止もあり、休むこともできたのはプラスか。ライトのフェンス際、糸井があと少しで捕れるという打球が二塁打となった。右方向への長打が出るのは良い傾向。8回の二塁打も強引に引っ張ったのではなく、センター方向へ詰まって運んだもの。得点力が下がっている状況で、やはりソトの長打はチームの得点力を考えると重要だ。

宮崎が復帰。最初の打席で上手く合わせてセンター前へ転がしたが、まだ本来のバッティングとまでは行っていない。4回のチャンスでは完全に詰まらされてしまった。宮崎に期待するのは、ああいう場面でランナーを還すこと。ひとまず元気な姿が見られたので、来週から調子を上げて行き、牧の後ろで打線を支えて欲しい。

伊勢が8回に登板。6点ビハインドで、本来であれば登板する場面ではないが、火曜の新潟以来、登板機会がなく、月曜は試合がないので調整登板となった。この日2発の佐藤輝もストレートで押して浅いセンターフライ。大山にはスライダーを強く弾き返されたが、サード正面のゴロだった。首を捻りながらマウンドを降りたが、ヒットを許さず、連続無失点を18試合に伸ばした。

9イニング連続でノーヒットが続いており、1試合分ノーヒットノーランをした形になった。本来のリードした8回に登板できるようにチームとして立て直して行かなければならないが、疲労も溜まって来る頃で、うまくコンディションを整えつつ記録を伸ばして行ってもらいたい。

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ヤジ

前回、3回7失点と炎上し、チームが17失点で大敗するきっかけを作ってしまった東。その時点で、ファームでの再調整とするには十分な状況だったが、三浦監督はその後の練習への取り組みを見て、次の登板を決めたということだ。

建前上はそうだろうが、4月20日に7回無失点と唯一、結果を出したのがハマスタでの阪神戦であり、13日の先発が雨天中止で流れた今永を18日に移してまで、この日の阪神戦で東を先発させた。

結果は3回4失点で降板。ボールは前回よりマシだったと言っても、昨年復帰後の初勝利を挙げた時とは全く別人のボールで、酷過ぎた前回と比べても何の意味もない。立ち上がりから表情にゆとりがない。明らかに自信がなさそうに投げている。近本に投げている時点で、厳しいだろうなと思った。

肘に負担がないようなフォームに変えたのだろうか。もともと身長が170センチと低めなので、ボールの角度があるわけではないが、指にしっかりとかかって、伸びるようなボールが低めに決まるタイプ。ところが、この日も立ち上がりからストレートが抜けたように上ずるボールばかり。腕の振りも鈍っているが、リリースポイントも本来のものではないし、球離れが早いのだろう。スピードガン表示で145キロと表示されても、それは初速であって本来のものとは程遠い。

ブルペンではしっかり投げられていて、試合でこんなボールになってしまう、ということはないとは言えないが、正直言って阪神戦でもう一度投げさせたい、練習に取り組む姿勢を見ての情で投げさせたとしか思えない。三浦大輔が監督をやるチームなので、そういった表には見えないプロセスや人情があってもいいとは思っている。上茶谷には良い形で表れているようだし。ただ、今回も投げたところでこうなるのはとっくに見えていた。

今永を使うチャンスがあるカードで、東を優先して予想通りの炎上。別に今永だったら勝ったなどと言うつもりはないが、連日の惨劇を呼んだのは監督、コーチの判断に他ならない。東が打たれた責任は、起用した三浦監督にある。

一つ勝てば変わるという思いで、どんな形でも勝てればと思っていたかも知れないが、そのままズルズルと来てチームも沈み、東が自分のボールを取り戻す未来もどんどん先延ばしになった。4月28日の読売戦を現地で観た時に、これではダメで体のどこかがおかしいのではないかと思っていたが、間隔を空けただけで8日のマツダで先発させたが何も変わっていなかった。

ここで登録抹消となり、試合を離れたところで原因を考えて対策する時間になるだろう。ファームのコーチや、小谷アドバイザーと話をして欲しいと思う。そうならないで欲しいと強く願うが、何らかの手術を行ったというニュースが発表されても驚かない。それほどまでに別人のボールしか投げられていない。中途半端な状態で交流戦の途中とかで戻って来て欲しくない。ファームでの結果ではなくボールを見て判断して欲しいと思う。

そんな東だけに、立ち上がりを何とか無失点で切り抜け、2回の2アウト2、3塁で近本を迎えた場面で、レフトライナーが宮本の頭上を破られたのは、あまりにも痛かった。1軍でレフトを守る機会がそれほど多くなかった宮本ではあるが、一直線で打球には入れなかった。左打者のハーフライナーは非常に難しいとは思う。だが、外野に転向してからも3年以上経過しており、言い訳にもならない。

投手が早い回に次々と失点し、テンポも悪いことから、守備にも悪影響が及ぶ。5回はノーアウト1、2塁から糸原のセカンドゴロで、併殺打と思った瞬間に牧が転倒。ゴロをファンブルして満塁となった。自分の右脚のスパイクに左脚が当たったように見えた。人工芝に引っかかってしまったのかも知れないが、ハマスタは自分の庭なので言い訳はできない。

全くタイミングが合っていない梅野に、ウェストするボールが逆球となって犠牲フライを許し、さらにウィルカーソンのセーフティスクイズで、ソトの送球がやや一塁側に逸れ、糸井の巧いスライディングで追加点を許した。一つ一つのプレーで詰めが甘いことで失点が次々と増えて行く。

これまでどんな状況でもベンチの最前列に立ち、声を出して来た牧が、試合中に呆然とした表情になっていることが目に付いた。自分自身のプレーに不甲斐なさを感じている部分もあるだろうが、それほどの状況になるのは深刻だ。キャプテンが不在の中、誰かが声をかけてもう一度結束して欲しい。

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キジ

前日と全く同じタイトルの投稿となるのは初めて。それ以外にないでしょう。この日も32,183人を集め、ガルフェスでたくさんの女性ファンが見つめる中、惨劇は繰り返された。

これで日曜は5戦全敗、土日は1勝11敗。今季最多の借金7に膨らんだ。35試合消化時点で、最下位とのゲーム差について触れる意味もない。あくまで上位との差しか考えないが、首位と7ゲーム差も限界ラインに近づいている。まだ108試合あるとは言え、このまま借金が2桁に増えて行けば、そう簡単に取り戻せるものではないことは、昨年の経験でも分かっていること。のんびりしている余裕はない。

大量の離脱者が出ているが、その割にはよくやっている、彼らが帰って来れば反撃できる。それも分かるし、そうポジティブに捉えたいとは思うが、現実には彼らが帰って来ても、野球の本質はすぐに変わらないということ。現に、今は不在の佐野やオースティン、森がスタメンを連ねていた昨年の9月末も負けが込んでいた。今永も東もいた時期だ。

彼らが帰って来ればというのを拠り所にしたい気持ちは分かるが、そう甘くない。それに、現状のチームを見れば、離脱者が帰って来る頃には新たに誰かが離脱しているようにしか思えない。一番、深刻なのが、この離脱者が多い状況を生かして輝きを見せる選手がほとんどいないことだ。この状況で負けが増えて行くのはやむを得ないにせよ、もらったチャンスを生かして成長し、その後のチーム全体の底上げに寄与する形が何も見えない。

梶原が4安打でデビューしたくらいで、あとは代わりに出ているから仕方ないとしか思えないような結果しか残っていない。結局、三浦監督の2年目は、コロナに集団感染したし、故障者が多く出てしまったから仕方なかったで終わるのではないか?何ら成長なく、ひたすらメンバーが揃うことだけを待ち続けて終わる、そんなシーズンが予感される。残り108試合でそうではないことを見せて欲しい。

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