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エースと4番が活躍 今永13K完封で1勝目

05/17 中日0-4横浜DeNA(バンテリン)

エースと4番が活躍し、盤石の完勝。先発の今永は、先頭の岡林に初球をセンター前へ運ばれたが、2つの三振を奪って後続を断った。伸びのあるストレートとキレのある変化球で奪三振ショーを見せ、7回までビシエドへの四球しかランナーを出さず、12三振。終盤は疲れが見えたものの121球で完封。打線は4回に野選で先制点を奪うと、6回に牧の9号ソロ、8回に牧と大和のタイムリーで着実に加点し、今永を援護した。連敗は3でストップ。

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ポジ

前回は、今永自身の開幕戦ということで、緊張があったという。先に3点をもらいながら、すぐに2点を失い、リードを保てなかった。チームは延長戦の末に勝利したが、今永自身に勝利は付かなかった。13日のヤクルト戦で予告先発が発表されていたが雨天中止となり、スライドせずこの日の先発に変更となった。

この日は先頭打者の岡林に対し、何となくストレートを投げてしまったような、高めへの139キロをセンター前に弾き返された。これで少し目が覚めただろうか。続く三ツ俣には全く違う、エグいストレートを3球投げ込み、3球三振。阿部も初球はチェンジアップが外れたが、3球ストレートを続けて連続三振。ビシエドも打ち取って初回をゼロで立ち上がった。

とにかくストレートのキレ、伸びが凄いというのは、素人がテレビで見ていても分かるほど。中日の打者も相当速く感じていただろう。高めのとんでもないボール球を振っていることもあったし、ストレートの球威を感じている分、変化球に合わせることができない。面白いように三振は増えて行った。

7回まで岡林の1安打だけ。最初からきっちりと投げていれば、ノーヒットノーランも狙えたのではという投球だった。ファームでの調整登板はまさにこんな感じの投球が続いていたが、前回のマツダが良くなかっただけに、どうなのかと思っていたが、我々の知っている今永が帰って来てくれた。

8回までで108球。左前腕の肉離れで出遅れ、ファームでも最多が98球、前回は84球で降板している。徐々に球数を増やすという意味では、ここで交代するのも一つかと思ったが、本人も行く気だったのだろう、完封を目指して9回のマウンドに上がった。121球の完封は、通常時の今永ならあまり心配しないが、まだ全快とまでは行っていないので、一抹の不安もある。しっかりとケアして次回の登板に備えてもらいたい。

エースらしい投球だったが、エースと呼ぶにはこれをずっと続けて行かなければならない。この完封が後の登板に影響し、挙句の果てに離脱するのでは話にならない。完封は嬉しい反面、期待したいのはそこじゃない。最後まで投げたからには、次以降の登板での結果がもっと重要だ。

その今永を援護したのが4番の牧。三ツ俣の送球がやや逸れて、宮崎の好走塁もあって1点をもらった形だったが、好投の小笠原を打ち崩せずにいた6回、3ボールとなってから2球ストレートを見送った後、真ん中やや低めに来たストレートを打ち損じることなく捉え、広いバンテリンドームのレフトスタンドへ打ち込む、9号ソロ。

牧は5月6日以来のホームランだが、チームとしてもその日から6試合ホームランが出ていなかった。ホームランなしの試合は5勝16敗。どこのチームも分が悪いはずだが、ベイスターズは特に数字が悪い。オースティンの不在でホームランが少なくなっているが、牧が昨年を上回るペースで打っている。もちろん、ただホームランが出るだけでなく、試合を決めるような重要な場面で出ることが必要。バンテリンドームでの一発となると、牧とソトに頼るしかない。

8回にもレフト線へのタイムリー二塁打。試合展開としても重要な3点目だった。さらに大和の技ありタイムリーでダメ押し。二人のタイムリーも素晴らしいが、この回はソト、宮崎が内野ゴロに倒れたが、いずれも進塁打になっている。それがしっかりと得点に結び付いており、この回は今年やりたいことがやれたのかなと思う。

エースが完封、4番がホームラン含む2打点、随所に良い走塁、守備も見られた締まった試合。まさにナイスゲームという内容だった。

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ヤジ

文句なしの試合。

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キジ

3月末にスイープしたバンテリンドームで、投打噛み合った完勝。今季は無傷の4勝と相性が良いバンテリンドームだが、改称前最後の年となった2020年は1勝11敗に終わった。昨年からバンテリンドームとなり、5勝6敗1分。既に勝ち星にあと一つまで迫っている。

投手戦になりがちなこの球場で、先発が対等に渡り合えているのが大きい。4試合目で既に完封勝ちが3試合目。一人の投手での完封は、ハマスタでマダックスを達成した上茶谷に続いて今永が2人目となるが、バンテリンドームではロメロと濵口が無失点で終盤まで投げ、完封リレーで勝利している。

この日も前半は、フィルダースチョイスでの1点だけで、小笠原と今永の投げ合いが繰り広げられた。そうした中で、4番の牧が待望の追加点を一発で叩き出したのは理想的だった。この球場ではこうした試合運びが勝利に繋がる。

このカードは2連戦となっており、ロメロで連勝を狙う。対するは松葉で、バンテリンドームでは好投する投手。3月31日は、濵口と投げ合って6回途中まで無失点に抑えられている。松葉の投球術にハマらないよう、ゾーンを上げて対応して欲しい。

昨年は、交流戦前に最多の借金17を背負い、交流戦は勝ち越したものの借金を大きく減らすことができずに終わった。まずは中日に連勝し、週末のヤクルト戦を勝ち越して、良い形で交流戦に入って行きたい。相性の良いロメロが本来の投球をしてくれれば勝機が高まる。先週に続く連勝を期待したい。

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