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坂本、京山が四死球の後に2ラン 青柳攻略ならず

07/22 阪神6-3横浜DeNA(甲子園)

青柳から楠本のソロで先制も、坂本と京山が四死球の後に2ランを被弾し逆転負け。3回まで、青柳から毎回ヒットを放ち、チャンスを作るも一本が出ず。一方、3回まで1安打と好投していた坂本は、4回に先制点をもらってここからというところで、先頭を歩かせ、大山に3ボールから逆転2ランを浴びた。5回から京山が登板も、6回に死球の後、佐藤輝に2ランを浴びた。7回に宮國がダメ押しの2点を奪われ、9回の追撃も2点止まりに終わり、再び借金生活となった。

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ポジ

楠本が4月21日以来の2号ソロを放った。4回の第2打席で、3球目のシンカーが浮いて真ん中に入ったところ、フルスイングでライトポール際に運んだ。4月はオースティンに代わって外野のレギュラーとして出場を続けたが、コロナの陽性判定を受けて離脱。復帰したものの本来のバッティングがなかなか見られず、苦しんでいた。

バットコントロールが芸術的な選手だが、当てるのが上手いが故に難しい球に手を出して凡退することが目立っていた。この打席は、甘く入ったボールを思い切り叩けた。追い込まれた後の際どいボールは、天才的なバットコントロールでカバーしても良いが、若いカウントからはもっとしっかりと振って欲しいと思う。

この日、コロナの陽性判定を受けたソトが不在の為、佐野がファーストに入り、外野に青柳キラーの神里が入ったが、このところ1番で素晴らしい働きを見せていた蝦名も外してまで、楠本をスタメン起用した。右打者の被打率が.140という青柳対策だったが、きっちりと結果を出した。この一打で状態を上げてくれれば。

ここ2試合、ベンチを外れていた牧が、4番セカンドでスタメンに戻った。最初の打席でライトへのヒットを放ったが、2打席目は2アウト1、2塁で凡退、3打席目は深いセンターフライに倒れた。

6回裏の守備から柴田に交代したが、これはアクシデントではなく、もともと3打席の予定だったとのこと。急にフル出場で無理させないというのは理解できるが、4番打者なので、そこに柴田が入るのは得点力という意味ではどうなのか。結果的には点差が開き、9回に柴田がヒットで出塁したので、問題はなかった。無理させろということではなく、途中交代前提なら、打順も考慮した方が良いのではないか。とは言え、まずは試合に出られる状況になったというのはポジティブに捉えたい。

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ヤジ

ロメロ、石田とオールスター期間中に先発機会がない投手を登録抹消し、代わって京山が登録された。先週、東がコロナの陽性判定を受けて離脱した際に、急遽マツダに向かい、石川の後を受けて3イニングを投げ、今季初勝利を手にしていた。

この日は坂本が先発したが、始めから早い段階で京山にスイッチすることは想定していたのだろう。坂本は3回までは制球難が露呈せず、梅野のヒット1本に抑えた。上々の立ち上がりで、青柳と投げ合っていた。

だが、先制点をもらった後の4回、先頭の山本に粘られ、際どいコースが決まらずに歩かせた。だが、近本と佐藤輝を打ち取り2アウト。あとは大山の一発を気を付ければというところ。坂本自身もそれを意識したのだろう。際どいところを突いて、3ボールにしてしまった。

不用意にファーストストライクを甘く行って、ホームランを打たれたくないというのは分かる。ちゃんと意識していたからこその結果だと思うが、意識して3ボールになっては意味がない。意識しつつ、きちんとカウントを整えられなければ、1軍の先発投手としては成り立たない。

3ボールからアウトサイドにチェンジアップを投じたが、完璧に捉えられ、打った瞬間というレフトスタンドへの逆転2ランとなった。3ボールなので、ストライクを取りに行ってしまい、ただの半速球になってしまった。歩かせても良い場面ではないが、あくまでもアウトサイドのストレートで、コースを狙ってボールなら仕方ないという割り切りが必要だった。山本へのラストボールを含め2球があまりにも勿体なかった。

2番手の京山は、前回のマツダよりもコントロールが安定し、力感が抜けたフォームからキレのあるボールが来ていた。5回は三者凡退、6回も簡単に2アウトを取り、近本を2球で追い込んだ。リズムよく攻撃に入りたいところで、ストレートを引っ掛けて近本の足に当ててしまう。

スライダーが曲がり過ぎてというならまだ分かる。ストレートもこの日はそれほど力まず、良い感じで投げられていたのに、何故ここで急に力を入れて引っ掛けてしまうのか。良いリズムで7回を迎えられそうなのに、勿体ない1球。

そして、佐藤輝の初球、ストレートなのに伊藤光の動きが緩慢で、パスボール。サイン違いだったようにも見えなかったが、これは何だったのか。得点圏にランナーが行き、佐藤輝にもかなり警戒して投げなければならなくなった。3-1とボールが先行。次の大山には回したくないというところで、3球目に空振りを取ったスプリットを投げたが、少し浮いたところ、センターバックスクリーン左へ運ばれた。少しバットの先か?と思ったが、十分すぎる飛距離だった。

シチュエーションは少し異なるが、四死球でランナーを出し、一発のある打者を怖がってカウントを悪くし、ストライクを取りに行った変化球をきっちりとスタンドまで持って行かれた。

試合としても、青柳からは楠本のソロの1点しか取れなかったが、6回までに99球を投げさせ、投手が代わるところでチャンスがあった試合だったが、この2ランで3点差となったのは、あまりにも重かった。

打たれるのは仕方ないと思うが、内容が悪すぎる。若手二人だが、1軍の経験も十分ある投手で、このようなミスを二人揃ってやっているようでは。それほど得点が期待できない試合で、もう少し1球に集中力を持ち、1点をやらない投球を見せて欲しかった。

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キジ

10勝1敗の青柳と、0勝2敗で5月5日以来の先発となった坂本のマッチアップ。坂本は阪神戦、甲子園ともに相性が良いとは言え、戦前からなかなか厳しい対戦とは思っていた。坂本が3回まで無四球、1安打無失点の好投を見せ、楠本のソロで先制したので、もしかしてと思った矢先、あっさりと逆転された。そこからは完全に阪神のペースで、完敗だった。

重要なのはここからだ。土日は4連勝中で、もう勝てない曜日ではなくなっている。オールスターを5割で迎えるという目標を達成するには連勝が必要だ。2戦目は、今永と伊藤将の両左腕のマッチアップ。伊藤将は言うまでもなくDeNAに相性が良く、今年も2試合で1勝0敗、防御率1.00と抑え込んでいる。一方、今永は阪神戦は1試合で1敗、防御率9.00と対照的だ。

交流戦明け最初の試合が甲子園で、初回に4点を失う乱調だった。このリベンジを期するマウンドになる。相手が伊藤将ということを考えれば、ロースコアに持ち込まなければ勝ち目はないだろう。先制点をやらず、ピンチでも最少失点で切り抜けることが求められる。オールスター前の登板で、ノーヒットノーランを達成したような、ビジターでの好投を見せ、後半戦へ繋げられるか。打線はソトを欠く中、左打者がどれだけ対応できるか。何としても取りたい一戦になる。

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