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新打線で7点先行も 紙一重の辛勝で7連敗止まる

09/29 東京ヤクルト5-7横浜DeNA(神宮)

9回裏、一発逆転の場面で村上が放った打球は高々と舞い上がった。しかし、ライトの神里のグラブに収まりゲームセット。7点リードした試合が最後は紙一重の辛勝だった。組み替えた打線が機能し、初回に牧の犠飛で先制。2回は宮崎の通算100号ソロ、3回は佐野のタイムリーと宮崎の2打席連続3ランで大量点。しかし、先発の大貫が5回持たず4失点で降板。そこから三嶋らの継投でゲームは膠着状態に入っていたが、9回山崎が1点を失い、なおもピンチで降板。最後は平田が村上を打ち取ってプロ初セーブ。連敗を7で止めた。

ポジ

前日、僅か3安打で完封負けした打線を大きく組み替えて来た。佐野を今季初めて2番に起用し、牧が4月14日以来の3番に入った。2番に強打者を入れる、いわゆる攻撃的オーダー。これがいきなり機能した。

初回、桑原に続いて佐野もヒットでチャンスを広げると、牧が犠牲フライできっちりと先制点を奪った。3回も桑原が当たり損ねのゴロが内野安打となり、悪送球で二塁に進むと、佐野がセンター前タイムリー。さらに牧が球団新人最多安打の新記録、118安打となる二塁打で続き、宮崎の3ランを呼びこんだ。

三浦監督も思い切ったスタメン変更がここまで当たったのは嬉しいだろう。一方でラミレス野球の復活かという感じもある。この日は小川があまり良くなかったので序盤で一気に捕まえられた。一方で、このオーダーは基本的に打つのを待つだけなので、相手の投手が良ければ得点することは難しい。と言っても、このオーダーでなくとも最近は得点力があまりなかった。しばらくこの形でやってみることになりそうだ。

宮崎が、メモリアルの通算100号ホームランを放った。2回、小川のストレートをバックスクリーンへ打ち込んだ。ヒーローインタビューでは風と言っていたが、そんなことはないだろう。そして、次の打席では芸術品のような内角の捌きを見せ、2打席連続の通算101号3ラン。次の目標を聞かれ、102号を打つことと答えた宮崎が、ハマスタと並ぶ5本を放っている神宮で102号を見せてくれることを願いたい。

結果的には貴重な追加点となった、オースティンの28号ソロ。大西のフォークを空振りした後、ストレートが高めに甘く来たところをミスショットしなかった。右方向への打球だったが、打った瞬間と言う大きな打球だった。ホームラン王争いに加わることは厳しいが、30発の大台は見えて来た。最後までケガせずにプレーし、ここは超えてもらいたい。

大貫、砂田が残したピンチを伊勢が断ち切ると、6回から三嶋が登板。イニングを跨いで2回をパーフェクトリリーフで、どちらに転ぶか分からなくなった試合を引き締めた。9回はバタバタしたが、この2イニングでヤクルトに行きそうな流れを食い止めた。エスコバーもオスナには当ててしまったが、しっかりと流れを引き継いで、そのまま勝利という雰囲気だったが、そう簡単には勝てないのが相性の悪い相手か。

9回に山崎を諦め、青木に対して田中健を投入したが四球。1アウト1、2塁と一発逆転の場面で山田、村上を迎える厳しい場面で平田が登板した。山田に対しては3球目のツーシームをきっちりとインサイドに投げ切り、バットの根元に当たる外野フライに打ち取った。

そして、村上。初球、外からのスライダーが入ったように見えたが、この日の球審はこのあたりのコースを取っていなかった。2球のストレートを投げた瞬間、「うわ、甘い!」と思わず声が出てしまった。やられると思った瞬間、村上の放った打球は高く舞い上がった。少し擦ったように見えたが、カメラアングルはサヨナラ3ランという感じで打球を追った。しかし、ライトに入っていた神里が前に出て来て、最後は少し下がりながらだったがグラブにボールを収めてゲームセット。

ど真ん中のストレートで、村上としては絶好球だったので、力み過ぎてバットがボールの下に入ってしまった。少しホームランを意識して打球を上げようとし過ぎたかも知れない。擦った分、打球が高く上がってしまい飛距離は出なかった。普通に打っていればサヨナラ3ランだったかも知れないが、ミスショット。平田としては助かったが、この厳しい場面で首位チームの中軸であり金メダリストの二人をよく抑えたと思う。プロ初セーブは、非常に価値のある登板だった。

ヤジ

大貫が5回、突然崩れてしまった。初回は大和の野選でピンチが広がったが、冷静にオスナを抑えた。2回から3イニング連続で三者凡退。リードも6点に広がり、これは完勝かという雰囲気も出たが、やはり油断はできない。

5回はサンタナをサードゴロに打ち取り、続く西浦の4球目のツーシームが抜けて肩付近に当ててしまった。思えばこのボールが後に大きく影響を与えた。古賀にもツーシームが2球ボールとなり、不利なカウントからストレートが甘くなり、ヒットで繋がれた。宮本はスプリットが決まらず、フルカウントから低めには投げ切れずに連打となり、1点を返された。

塩見をインサイドのストレートで見逃し三振に取って2アウト。最少失点で切り抜けられれば、というところだったが、青木にも抜け球が行ってしまい、最後はスライダーが真ん中に入ったところを長打にされた。2点目を奪われ、山田まで回してしまった。

山田は初球を引っ掛けて、強い当たりのショートゴロ。守備範囲に見えたが、大和がバウンドを合わせられず、打球はレフトへ抜けてしまった。触っていないので記録はヒットだが、大和だけにエラーと言ってもいい内容。山田が俊足なので送球のことも考えた体勢で捕りに行ったが、打球が鋭かった。初回の野選もシフトしている状況でセカンドでアウトを取りに行って間に合わずと、少し精彩を欠いてしまったか。

村上に回ったところで、三浦監督は大貫の降板を決断した。確かに、7点のリードを貰っておいて5回にこれだけバタバタとした投球をしては交代もやむを得ない面はあるかも知れないが、山田の当たりもエラーに近いし、その先のことを考えれば我慢しても良い場面ではあった。この回、一気に詰め寄られることを恐れたか。7連敗中だっただけに、少し怖がった継投に見えた。

砂田は村上にヒットを打たれ、伊勢に交代したがオスナを歩かせてしまった。3点差となって2アウト満塁。だが、ここは伊勢が何とか抑えてリードを守った。結果的に三嶋が2イニングをパーフェクトで行ってくれたので事なきを得たが、残り4イニングで砂田も伊勢も使ってしまったという状況は、綱渡りだった。

三嶋、エスコバーの好投で中盤から終盤は締まり、9回に山崎が3点差で登板。だが、3点リードというセーブシチュエーションでは一番楽な状況とは思えない投球内容。代打の川端にボールが2つ先行し、3球目はど真ん中のストレート。これを完璧に捉えられ、行ったかなという打球だったが、フェン直の二塁打。打たれた後で、むしろこれは入ってくれた方が良かったかもなと思った。

宮本は10球粘られたが、最後はインサイド低めのコーナーいっぱいにストレートが決まって見逃し三振。だが、何を投げても打ち取れず、最高のボールが行ってやっと打ち取れたという雰囲気。塩見を2球で追い込むも、勝負球の変化球が決まらない。はっきりとしたボールになってしまいフルカウント。7球目のストレートはまたもど真ん中。これだけ甘いと捉えられてしまう。

青木を迎えたところで山崎を降板させた。前回、2点差をひっくり返されているので、ここでの交代はやむを得ないだろう。だが、変わった投手は大変だ。田中健は追い込むも2球低めのストレートがボールになって歩かせた。この場面ではなかなか難しい。平田が後続を断ってくれて、何とか勝利をものにした。

山崎は、ストレートでは全く空振りは取れずに簡単にファウルされる。その状態で変化球が来てもしっかりと見極められる。2ストライクからの変化球も、キレがそれほどないので、ストライクからボールゾーンへ完璧な高さに投げないと振ってもらえない。カウントが苦しくなってストライクゾーンに投げざるを得ず、甘いボールが行って打たれるというパターン。これでは苦しい。

セットアッパーで投げていた時はもう少しボールに力もあったし、変化球が良い高さに行っていたが、精神的なものもあるのだろうか。やっとクローザーに戻れたので、彼の真価を発揮してくれる期待があったが、気合が空回りしているのか、結果を出さなければならないという焦りなのか、昨年の悪かった時のような投球になってしまう。この途中降板で、三浦監督がどのような決断を下すか。

キジ

厳しい試合だったが、何とか紙一重で逃げ切って連敗を止めた。ヤクルト戦も東京ドームでの3連発で勝って以来、ずっと連敗が続いていたが止めることができた。7点リードになってもここまで追い込まれるのは、DeNAの投手にも問題はあるが、やはり9連勝中だったヤクルトの勢いと雰囲気だろう。

簡単には勝てない相手に何とかひとつ勝った。30日は今季神宮の最終戦となる。台風16号が近づいており、夜から雨が降り出す予報。雨の強さによっては試合に影響があるかも知れない。DeNAは宮國が先発。スターナイト初戦で見事な勝利を挙げたが、先週は5失点でKOされた。来季への生き残りを懸けて最終テストの意味合いもありそうな先発。今持っている力を全てぶつけて欲しい。

そして、今週もサイスニードと対戦。前回もストレートの球威と変化球に苦しみ、攻略できなかった。既にカモにされている感じがあるが、ここはリベンジしてもらいたい。2番佐野、3番牧の新打線がどんなバッティングを見せて行くか、注目したい。

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