スポンサーリンク

森が4安打!3長打で2打点 石田、大貫は要調整

02/21 練習試合 横浜DeNA5-11東北楽天(アトムホーム宜野湾)

横浜DeNAベイスターズの春季キャンプ第5クール初日は、13時から楽天と練習試合を行った。先発の石田は甘いボールを浅村、小郷に被弾した。大貫は、ライト神里の落球もあったが、グランドスラムを浴び、予定の3回を投げられず。打線では森がホームランとタイムリーを含む4安打と成長を見せた。

スポンサーリンク

打球に力強さ 「隙を見せず」

森は初回、藤平に3球三振に切って取られ、1番としてチームを引っ張ることができなかった。しかし、3回1アウト1塁からセカンドへのゴロがイレギュラーバウンドとなり、浅村が弾いて記録はヒットとなった。得点には至らなかったが、まず1本ヒットが出た。

試合としては一方的になった6回、代わった安樂が2ボールとした後のストレートをしっかりと捉え、打球はライトスタンドへ飛び込むチームの練習試合1号。高めのボールを上から叩くような形で持って行った。練習での取り組みが実戦で出せたことは、本人にとっても手応えが大きいだろう。

8回は、内の低めのストレートを逆方向へ。左中間でレフトが追い付きそうだったが、風の影響もあって伸びたのか捕れなかった。2打席連続の長打となり、猛打賞。

9回は2アウト3塁の場面で、やや浮いたフォークを捉え、センターオーバーのタイムリー二塁打。これで4安打となり、うち長打が3本。打球が力強くなっていることは間違いない。

三浦監督も評価しつつ、「あいつはすぐ調子に乗るから。隙を見せずに続けてほしい」と釘を刺した。森も「気持ちを緩めることなく、1段階も2段階も成長できるように」と開幕スタメンを見据えた。

昨年も練習試合で好結果を出し、一気に飛躍が期待された矢先、キャンプ最終日のセルラースタジアム那覇でのオープン戦で重傷を負い、シーズンのほぼ半分を棒に振った。ただ、その間にできたこともあるだろうし、その経験があったからこそ、ここでまた成長を見せられた。

今年こそ、オープン戦もこのまま走り切り、開幕スタメンに名前を連ねて欲しい。移籍した京田、22日の試合から出場する大和、そして林や柴田も黙ってはいないだろう。彼らとレベルの高い競争をして、勝ち取って欲しい。

打線は、林がきっちりとセンター返しのヒットを見せ、山本が左中間へのタイムリー二塁打を放ち、関根は途中出場でタイムリーと、11安打で5得点。レギュラークラスの桑原、楠本がファームの試合に回ったことで1軍枠を争う選手の出場機会は増えている。沖縄でもっとアピールする選手が出て来て欲しい。

スポンサーリンク

守備に足を引っ張られたとは言え

石田は初回、浅村への初球ストレートが浮いたところを捉えられて2ランを浴びた。まだ調整段階だろうから、今後はこういった一発のある中軸への入り球、勝負球の精度を上げて行きたい。3回の小郷への高めのカットボールは、スコアボードを越えて行く打球になった。

甘いボールだったが、あそこまで完璧に捉えられては仕方ない。それ以外はこの時期としては無難な内容だったのではないか。次回以降オープン戦で精度を上げ、開幕ローテーションに入って行きたいところ。

今永がWBCに出場する為、開幕投手候補と言われる大貫が2番手で登板。前の打席でホームランを放っている浅村からだったが、1-2と追い込んでから低めの変化球で誘うも見切られた。ボールの精度が上がって来れば違うのだろう。

5回は先頭の炭谷をスライダーで見逃し三振に取ったが、小郷にレフト前へ運ばれ、2アウトから盗塁を決められた。茂木にはストライクが入らず歩かせて1、2塁。ここでフランコへの初球が、高めへ抜けたようなツーシーム。ライトへ弾き返されたが、神里の守備範囲と思ったら落球。2者が生還した。

若手ではないので、気持ちは分かるが味方のエラーでペースが狂ってしまうようだと困る。渡辺に繋がれ、辰己は真ん中のボールを打ち返し、ショート強襲のヒットで満塁。続く黒川には1ボールからのインサイド寄りのストレートを強振され、打球はライトスタンドに飛び込むグランドスラム。

2イニングで53球を要したため、3イニングの予定だったが、6回は予備で入っていた石川が登板した。6失点だが、神里の落球がなければイニングが終わっていたので自責点はゼロ。フランコにもそうだし、打たれているのは甘い球が多かった。大貫らしいコントロールの精度はまだまだといった感じだ。

ローテーションはほぼ当確の投手なので、この時期に実戦に入れていることを良しとしてもいいが、ちょっと内容としては悪過ぎたので、次回オープン戦でもう少しキリっとした投球を見せて欲しいと思う。

ミスは起こりうるものとは言え、大田がヒットで出た後に代走で入った神里は、戸柱のショートライナーで飛び出し、フランコの打球を落球と、ちょっと精彩を欠いてしまった。打席では強烈なファーストへの打球で、伊藤裕季也が捕れずに強襲という形で二塁打は打ったものの、神里くらいのキャリアだと物足りなさはある。

開幕投手が青柳ならスタメンも、という声もありそうだが、例年春先はあまり良くないというのもあり、現状であれば、特に開幕戦ということもあり、小細工で起用せずに、楠本ら良い選手を使って行くべきであろう。とは言え、開幕まで1ヶ月以上もあるので、オープン戦終盤の動きを見て行きたい。

スポンサーリンク

22日ロッテ戦は現地より

22日もアトムホーム宜野湾で練習試合。16日に続いてのロッテ戦となる。この試合から宮崎、大和もスタメン出場。田中健、三嶋に加えて勝ちパターンの伊勢、入江も揃って登板する。

4 林
9 勝又
D 佐野
3 ソト
5 宮崎
6 大和
8 神里
2 松尾
7 関根
P 笠原(4)-阪口(1)-田中健(1)-三嶋(1)-伊勢(1)-入江(1)

21日から佐野も練習試合に出場しており、少しずつ主力が出場する範囲が増えて来る。スタメン起用の林、勝又、松尾はアピールする機会も限られて来るので、思い切ったプレーを見せて欲しい。

22日から現地に行く予定。午後の練習試合は何とか宜野湾で観られるかなという感じ。三嶋の登板は噛みしめたいと思う。(ほぼいないと思うが)現地にいる人は、Twitterなどで声をかけていただければ、当ブログの日程カレンダーを印刷したものを記念にお渡し。25日の北谷も現地の予定なのでよろしければ。

キャンプは最終クールに入り、残り2日。25日からはオープン戦を迎える。ここまで練習して来たことを実戦で結果として出すことが求められる。ケガなくキャンプを終えて、開幕に向けた競争に入ってもらいたい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました