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ハマスタの今季初戦で投打に躍動! 細川3ラン

03/02 横浜DeNA9-1広島東洋(ハマスタ)

初回に宮崎の2点タイムリーとソトの犠牲フライで3点を先行したDeNAは、先発の坂本が中盤にピンチを招いたものの5回2安打無失点の好投。6回には細川が3ランを放ってリードを広げ、7回は戸柱のタイムリーと楠本の犠牲フライで着実に加点した。徳山が併殺打の間に1点を失ったが、最後は伊勢がイニング跨ぎで無失点に抑え、ハマスタの今季初戦は快勝となった。

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ポジ

甘い球を逃さずに捉えた一発

昨オフにオースティン、ソトとアメリカで練習、アメリカンボディー、手首を返さない外国人風の新フォーム。これまでいろいろと話題に上がっていた細川だが、ここまでの実戦、ヒットは何本か打っていたが、甘く来たボールをファウルしてしまい、結局苦しいバッティングになるシチュエーションが多かった。

初球は高めのストレートを見逃してボール、2球目はチェンジアップが浮き、2ボールとなった。ストレートに狙いを定めて待ったと思うが、アウトサイド高め、ボール気味のストレートを叩いて、打球は左中間のスタンドに届いた。芯の近くに当たったような良い音はしたので、これは行くか?と思ったが、滞空時間長めのアーチだった。

7回の2打席目も同じようなボールだったが、2-2と追い込まれていた分、差し込まれた。だが、バットの出方としても悪くないし、良いバッティングだったと思う。週末はファームの試合で出場する予定だが、今はやはり結果が欲しい。昨秋から取り組んで来たこと、自分を信じて本来のバッティングを見せて欲しい。

ピンチでの冷静さ、精神面でも成長

初回は2者連続三振を奪って三者凡退。2回も僅か5球で三者凡退。味方が初回から打者一巡で3点を奪う長い攻撃だったが、あっと言う間に終わらせた。坂本が先発した時のチーム成績は、2020年が5勝4敗1分、2021年が8勝7敗1分と、本人の防御率がいずれも5点台にも関わらず、不思議と打線の援護もあってチームは勝てている。

この日も初回から援護点に恵まれたが、そろそろ自分自身の投球でチームを勝利に導いて行きたいところ。昨年まではピンチになると歯止めが利かずに、ビッグイニングを許してしまうことがあった。メンタルスキルコーチと話し合うことで、ピンチでの気持ちの持って行き方などを学んでいるようだ。

正直、坂本のボールだと完璧に抑え込むというよりは、のらりくらりと打たれながら要所を抑える形になると思う。だからピンチでいかに粘るかというのが、彼の成績にも繋がって来るはず。そういった意味で、3回に連打の後に歩かせてノーアウト満塁としたことは褒められないが、その後をしっかりと抑えたことは、三者凡退に抑えたことよりも評価できるのかも知れない。菊池がボール球に手を出してしまったり、広島の拙攻にも助けられたが、それもシーズンではあること。

開幕まで残り2回ほど先発の機会があると思うが、この日に80球以内で5イニングと設定されていたということは、開幕ローテーションの有力候補であるということ。チームが勝てる先発が入って来るのがベスト。昨年は争いができず、少し遅れて10連敗を止める活躍を見せた。3年目は開幕ローテーションに入り、飛躍の年を期待したい。

走塁、繋ぎの意識は本番でも継続を

7回、先頭の倉本がボールをしっかりと見極めて四球を選んだ。続く山本は、インサイド低めのストレートを、進塁打も意識して一二塁間へ運んだ。外野が深く、打球が少し一塁線寄りに転がったことを倉本がしっかり見ていたのだろう。迷わず二塁を蹴って三塁まで到達した。失礼ながら彼の足だと止まるかなと思って見ていたが、走塁の意識の高まりを感じた。

戸柱は2球で追い込まれてしまったが、ボール球をしっかり見極めて、フルカウントまで持ち込んだ。一塁ランナーは山本だったが、ランエンドヒットで動かし、打球は狭くなった二遊間を転がってセンターへ抜けた。スタートしていた山本は三塁へ。一、三塁が続く理想的な攻撃。

梶原のライナーは、ショートの守備範囲だったが、インサイドに食い込むボールを逆方向へ巧く打ち返すことができている。ランナーもしっかりと戻れている。楠本も最低限のバッティングで、深い外野フライを打ち上げることができている。いわゆる中軸ではない選手だけで、2本のヒットを確実に2点に結び付けている。初回の主軸が打った3点、3ランよりも価値があると感じた。

石井コーチの考えが少しずつ浸透して行けば、シーズンに入ってもまだまだ得点力は成長できる。この回の攻撃を1年間継続してできるように、開幕してからも意識を忘れないで欲しい。

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ヤジ

強いて挙げるなら4回の守備の乱れ。併殺を焦った知野がボールを掴み損ね、さらに一塁にも悪送球。ミスはゼロにはできないが、起こった時に冷静に次のプレーができるように、経験を重ねて行きたい。ミスをして二塁に送球できなくなっても焦らず、一塁にはしっかりとしたボールが投げられるように。ダブルエラーは防がなければならない。

9回には野間のゴロを見事に捌いていたし、キャンプで森と一緒に受けた特守も身になっていることだろう。ここからは試合を通してさらにレベルアップしてもらいたい。

他には、ランナーが一塁にいる場面で、センターフライの返球がそれて、マウンド付近に転がってしまったことがあった。日本ハムのように毎回バックホームしろとは言わないが、特にランナーがいる場面は緊張感を持って送球して欲しい。梶原と知野がお互いにすまん、と合図を送っていたが、このプレーは反省材料にして欲しい。

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キジ

久々のハマスタで良い姿が溢れる

久々にハマスタで観る野球。オープン戦とは言え、楽しみに集まった6,790人のファンに、ベイスターズの良い姿を溢れるくらいに見せてくれた。

ベイスターズの大田としてのハマスタ初打席は、見事にヒット。牧も昨年は四球が少なかったが、オーラさえ感じさせて2つ歩いた。宮崎もきっちりと2安打。知野は守備でミスはあったが、バッティングでは右方向へ巧さを見せた。キャッチャーの4人も、DHを使いながらバッティングでもしのぎを削っている。

伊勢は立ち上がりコントロールを乱したが、2イニングをきっちりと抑えた。ボールに力があるし、リリーバーとして貴重な存在になって来そうだ。徳山は2イニング目に大ピンチを招いたが、併殺を取って最少失点で切り抜けた。精神的なタフさがあれば大崩れはしないだろう。ひとつ武器になるボールが欲しいところ。

育成の村川も、1試合限りの参加ではあったが代走で出場し、見事に盗塁を決めた。相手が警戒している中で成功させたことは評価したい。バッティングも当たりは悪くなかった。大橋と支配下登録を争い、レベルアップしてハマスタに戻って来てもらいたいと思う。

シーズンに入ってこれだけの快勝だったら笑いが止まらないのだが、まだオープン戦なのでね。それでも今年初の現地でこの試合は素直に嬉しい。昨年、前年最下位のヤクルトがオープン戦も最下位だったが優勝したように、この時期は勝敗よりもシーズンに向けて何を得られるかが重要。残りの試合でも、シーズンに繋がるものを見せて欲しい。

観戦レポート

さて、ここからは管理人が現地観戦した試合ということで、写真を織り交ぜての観戦レポート。2022年初日ということで、ちょっと長めのスペシャルバージョンで。

関内駅南口の階段の踊り場。横浜反撃のデカいポスターが掲示されている。ハマスタの中に入るのは、この日を忘れはしないと書かれている2021年10月26日以来。

好天となった横浜公園から日本大通り方面。公園で過ごす方々もいた。

管理人は関内駅からハマスタへ行くが、日本大通りの歴史ある景観から横浜公園に入り、ハマスタが見えて来るこの道はいつも気持ちがいい。

毎年、4月後半には横浜公園はチューリップで一杯になる。開幕シリーズだと少し早いかも知れないが、その後の試合ではGWくらいまでチューリップも楽しめるはずだ。

ハマスタBAY SIDE 1ゲートのコンコース。左がウィング席へのエレベータだが、オープン戦ではウィングはクローズしている。中央が照明塔で、その裏あたりにグッズ売り場がある。オープン戦は来場登録もなく、平日の昼間ということで人影はあまり少ない。

今年一発目は、目玉チャーハンを選択。1月のジョブチューンで紹介されたこともあったのか、カープファンも並んでいて、買うまでに25分くらいかかった。

球場メシはテンションが上がる。卵が良い感じに半熟で、チャーハンは本格中華というより、正に大衆食堂で出て来るような親しみ深い味。6回ごろに前を通りかかったら「SOLD OUT」になっていた。

2番大田のコールで、大きな拍手が送られた。ベイスターズファンの歓迎ぶりは本人にも通じたんじゃないかな。大声援を送ることができれば良かったのだが、オープン戦初ヒットで応えてくれた。

外野席には、両チームの応援団が入り、旗と太鼓が復活した。そして、ビールの売り子も戻って来ていた。状況は大きく改善していないが、少しずつ日常が戻りつつある。昨年の最終戦で、やっとレフトウィングのワクチン接種済を確認されたエリアだけが販売を再開したイメージだったので、普通にフルラインナップで売り子がいたのは逆に違和感すら覚えた。

平日昼間のオープン戦なので席はあまり埋まっていないが、座席の間隔も空けていない。マスクが必須で声が出せないこと以外は、ほとんど戻りつつある。

試合の内容は、球団公式You Tubeのハイライトなど、映像で見てもらった方が良いと思うので割愛。52番のビジターユニフォームを着ての観戦で、見事に細川が3ランを打ってくれたのだが、6回あたりから日が陰る時間が長く、上にジャケットを着てしまっていた。そういう時に限って打つんだねと(笑)。

ハマスタでのホームランは、2020年11月1日以来になるかと思うが、その時も同じユニフォームで現地だったということで、勝手に自己満足している。

最後は伊勢がピッチャーゴロに打ち取ってゲームセット。初戦に勝利し、勇者の遺伝子がハマスタに響き渡った。

試合前にスルーしてしまったので、巨大絵馬の展示へ。選手が書いたもの、ファンの方々が書いたものが飾られていた。おそらく青い枠が入っているのが、選手や監督・コーチが書いたもの。映っているのは、田中健、砂田、三嶋、エスコバーのものかな。

気分も良く、天候も良かったので散歩がてら桜木町まで歩いた。横浜市民でも横浜だなーと思ってしまう場所。子供の頃はJRよりも安い東横線で横浜まで帰るために、毎回桜木町まで歩いていたなと思い出したり。横浜市役所の新庁舎は、中に初めて入ったけど、立派になったね。

最後に、こうして太陽が照らす下で野球を楽しめる日常、平和に感謝したいと思う。そして、世界のすべての人に等しく平和な日々が訪れるよう祈りたい。

次は5日(土)に観戦の予定。

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