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ソトが9回に殊勲の2ラン! 2位の望みを繋ぐ

09/30 東京ヤクルト2-4横浜DeNA(神宮)

先発の今永は初回、いきなり塩見、濱田の連打で失点。さらにオスナのタイムリー二塁打で2失点の立ち上がりとなった。サイスニードに6回まで3安打だった打線は、7回に村上のエラーでノーアウト2、3塁となり、ソトの内野ゴロ間と山本のタイムリーで同点とする。9回、クローザーの田口からソトが殊勲の14号2ランを放って勝ち越し。9回はウェンデルケンが締めて3セーブ目。

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ポジ [Good]

ソトが9回、クローザーの田口から14号2ランを放ち、試合を決めた。8回に1アウト1、3塁としながら牧が併殺打に倒れ、同点のまま9回に入った。ホームゲームのヤクルトは9回にクローザーを投入して来る。延長にならないと勝機はないかなと思っていた。

田口から先頭の宮崎がヒットを放ち、代走の知野が送られ、楠本は何とかバントを決めた。1アウト2塁でソトを迎え、1ボール2ストライクと追い込まれた。4球目は、低めへのストレートがやや中に入った。ローボールヒッターのソトには、ちょうど腕が伸びて強く叩けるコースになった。

打球はセンターバックスクリーンに伸びて行き、そのまま飛び込んだ。ソトも入るとは思わなかったとコメントしていたが、今年なかなかこういう打球がスタンドまで届かなかったのだが、大事なところで届いた。値千金、殊勲のホームランになった。こういう接戦でなかなか1点が取れないところでの一発は、本当に大きい。

立ち上がり、コントロールが定まらない今永をリードし、何とか2回以降は6回まで無失点の投球を引き出した山本。伊勢、上茶谷がピンチを迎える中でも冷静に配球した。バッティングでも3回に、サイスニードの高めのカットボールを捉えてライト前へ運び、先頭打者としてチャンスメイク。

そして、7回はノーアウト2、3塁だったが、楠本が内野フライに倒れ、ソトのセカンドゴロ間に1点は返したが、2アウト3塁という場面に打席に入った。石山の2球目のスライダーを素直に弾き返し、投手の頭を越えるセンター前タイムリーヒット。この同点打は非常に価値があった。

7回裏は伊勢が登板したが、先頭の長岡にヒットを打たれた。この日が引退試合の荒木が代打で登場し、ここは三振に取ったが、続く塩見を歩かせた。ここで三浦監督が出て上茶谷に交代した。濱田には代打の川端が起用されたが、上茶谷の交代の方が先だったようだ。

川端は初球を三遊間に打ち返したが、ショートの林が追い付き、三塁へ送球してフォースアウト。体勢的にも二塁へ強い送球をするのが難しく、塩見の足では間に合わない。川端であっても一塁も間に合うか微妙な位置だった。すぐ目の前の三塁で1つアウトを取ったのは好判断だった。

続く山田はフルカウントから一塁ベンチ前へのファウルフライ。山本がベンチの柵を気にしながら、ナイスキャッチ。絶対に捕るという気持ちを感じたプレーだった。2つの好守にも助けられた上茶谷は、このピンチを断ち、8回のマウンドにも上がった。

8回は村上に良い当たりのセカンドライナー。サンタナにヒットを打たれ、2アウトから中村にも良い当たりのショートライナー。しっかりと捉えられてはいたが、運も味方して無失点で切り抜けた。ソトの2ランで勝ち越し、5勝目を手に入れた。27日のヤクルト戦では4失点だったが、しっかりとリベンジできた。

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ヤジ [Bad]

今永は6回2失点。QSをマークしており、先発投手としては十分役割を果たした。だが、やはり今永だけに初回に2失点で先行されてしまうのは、チームのリズムを乱してしまうので良いとは言えない。立ち上がりは特にコントロールが悪く、苦しい投球になった。

ストレートも150キロは計時していたが、本来の伸びはなかったように感じられた。インサイドを突いて行ったが、空振りを取れないし、押し切れずに外野まで運ばれるシーンが目立った。

もっと失点してもおかしくない出来だったが、2回以降は我慢しながら追加点を与えなかったところは、さすがの能力だと思う。だが、三者凡退は5回だけで、2つのファーストライナーがあった。少しでもズレていたらピンチを迎えていたかも知れない。

神宮球場、ヤクルト戦の相性が悪いことは分かってこの日の先発を決めたと思うが、今永自身は勝てなかったものの、チームが勝てたことは幸いだった。これでレギュラーシーズンの登板は最後。10月1日に登録を外れ、この日から合流している櫻井と入れ替えになるだろう。次は、CSファーストステージになるはず。そこに向けてしっかりと調整して欲しい。

佐野が5回の守備から交代した。2位に向けて負けられない戦いをしているので、途中交代で休むとは思えない。何かアクシデントだろうと思ったが、その後クラブハウスに引き上げた。右手首の違和感ということで、今後は様子を見ることになる。CSの出場は決定しているので、無理することはない。基本的には残り2試合には出場しないのではないか。大田に期待するが、アンバギーを試してもいいかも知れない。

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キジ [Other]

広島が勝った場合、DeNAが負けると3位が確定してしまう試合。初回に2点を失い、サイスニードから得点できない苦しい展開。相手のミスから追い付いたが、勝ち越すことができない。広島が勝利し、勝つしかなくなった9回、ソトの2ランで勝つことができた。

何とかホーム最終戦までハマスタCSの望みは繋がった。これで広島の2位決定クリンチは0.5なので、もう引き分けでもダメ。10月1日は、DeNAが勝ち、広島が負けない限りは3位が確定してしまう。その唯一のパターンでも、4日の読売戦でも勝たないとDeNAの2位は確定しない。とにかく勝って、同時刻にマツダで行われる広島-阪神戦での結果に期待するしかない。

この試合で、3年目の三浦監督が通算200勝となった。ウィニングボールは、勝利投手となった上茶谷から三浦監督に渡されたようだ。

年度監督勝率
2021三浦 大輔6143547316.42520.0
2022三浦 大輔214373682.5188.0
2023三浦 大輔314173653.52912.0
合計42720020621.493
2023年は9月30日現在

初年度は、コロナ2019の影響により外国人選手全員の来日が遅れ、開幕直後から低迷。一時4位に浮上したが、最終的には最下位に終わった。そこから横浜反撃として2年目に2位へ躍進。6月後半からハマスタで17連勝をマークするなど快進撃を見せ、8月下旬に首位のヤクルトに4ゲーム差まで迫ったが、及ばなかった。

そして、今年。開幕4連敗ながらもすぐに借金を返し、4月に2桁の貯金を作る好スタート。交流戦はTQBの差で初優勝を果たし、交流戦明けにリーグでも首位に立った。しかし、7月は記録的な貧打で失速し、広島にも抜かれて3位に転落。勢いづいた阪神を止めることができず、大差を付けられた。

それでも2年連続の勝ち越し、Aクラスを決めた。さらに、この日の勝利で73勝と前年に並んだ。残り2試合で記録更新を狙う。ラミレス監督の最多も2017年の73勝。74勝となると、79勝を挙げた1998年以来となる。試合数や引き分け数に影響されるので単純比較はできないものの、弱小球団の歴史上は有数の「勝てた年」となる。

9月は、14勝10敗と4つの勝ち越しで終了した。8月の13勝12敗1分に続いて2ヶ月連続の勝ち越しとなった。7月の大不振から少しずつ状態は良くなって来ている。

10月1日は、いよいよレギュラーシーズンのホーム最終戦。DeNAは中5日で大貫が先発する。結局、最近の登板は良かった平良を先発させなかった。登録は外れていないので、ブルペンで待機するかも知れない。中日は高橋宏で、DeNA戦は1.13の好成績。好投しても勝てないという状況が続いていたが、前回9月23日は、6回1失点で勝利を挙げている。

中日も最下位を脱出し、勝ちに来るはず。とにかく相手に得点を与えないことが重要。得点力があるわけではないので、失点せずに味方の援護を待ちたい。大貫には25日の読売戦のように、初回から飛ばして抑え込んで欲しい。

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