02/21 横浜DeNA4-1中日(アトムホーム宜野湾)
ファーム練習試合が、1軍の休日を利用して宜野湾で行われた。阪口が先発して3回を無失点の好投。2番手の中川虎は1点を失ったが3イニングを投げた。終盤は3投手が無失点のリレー。打線は桑原の2点タイムリーで主導権を握り、細川が特大のソロを放った。
スコア
中 000 010 000 | 1 デ 000 121 000 | 4
盗塁:森(1回)
盗塁死:岡林(6回)、石垣(7回)
牽制死:堂上(2回)
失策:岡林(5回)、岡林(8回)
暴投:谷元(4回)、中川虎(5回)、中川虎(5回)
所感
1番ショートでスタメン出場した森が、初回に伊藤準からヒット。初球、高めに入ってきたストレートをキレイにレフト前へ弾き返した。さらに、石川のカウント0-2からスタートを切り、二盗も成功させた。
石川が三振してしまったこともあり、先制点には繋がらなかったが、リードオフマンとして、足も使ってチャンスメイクができた。将来的に1軍で常時見たい姿が垣間見えた。今後も楽しみだ。
その石川は実戦初出場だったが、第2打席でレフト線へのダブル。今年もファームからスタートしているが、どこかで彼を必要とする場面はあるだろう。石川に代わって途中から2番に入った倉本が、2安打。1本目はセカンドゴロがイレギュラーしたものだったが、2本目はレフト方向に巧くおっつけた彼らしいヒットだった。レフトの岡林の打球処理が良くなかったので、1ヒット1エラーで付けた。倉本も存在感を出して、1軍のオープン戦に呼ばれるようでないと、今年もファーム暮らしが続いてしまう。勝負どころだ。
桑原は守備は当然のように良いプレーを見せていたし、チャンスの場面ではさすがの2点タイムリー。外野も期待の若手が今一つなので、開幕1軍ベンチを狙ってアピールを続けたいところ。
そして、おとといの試合で良くなかった細川は、翌日からファーム行きとなってしまった。この試合でも途中まで全く良い姿が見せられなかったが、第3打席で追い込まれた後、真ん中低めの球を上から叩いた打球が、伸びてライトスタンドへ。球場も呆気に取られて一瞬静まったという当たりだ。さすがのパワーで、押し込んだバッティングだった。会心とは言えないが、結果が出たことをプラスに考えて行くしかない。バッティングとしては、最後の打席のサードライナーの方が良かったね。ひとつ結果が出たことで思い切り行けたかなと。何とか、もう一度オープン戦に呼んでもらえるように、状態を上げて行くしかない。
先発した阪口が好投。3イニングでヒット1本、2三振を奪った。堂上はさすがという感じで、高めに浮いたストレートを右中間へ持って行かれたが、それ以外は球威もあり、コントロールがまとまっていた。カーブも有効に使えていたのではないか。視察したラミレス監督も、1軍での登板を示唆したようだが、チャンスを得られるようなピッチングだったと思う。
中川は3イニングで1失点。立ち上がりは良さそうに見えたが、2イニング目にコントロールが乱れた。少し力みが強すぎたかな。全ての球の精度を上げて行きたい。
古村は復帰後、初めて見るという感じ。ストレートの球速表示は140キロに届かなかったが、打者の反応として球威は感じていたのではないか。スライダーも良いコースに決まれば、空振りを取れるキレがあった。リリーフで出番を得るには、もう少しストレートの球威が欲しいかな。インフルエンザで出遅れたことを考えれば、この時期に実戦登板できたことは、本人も一安心だろう。
明日からは1軍が、オープン戦3連戦。初日は山下だけだが、ファームからも何人かゲーム参加が考えられる。出場機会はかなり限られるが、光るものを見せて欲しい。
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