スポンサーリンク

勝てる気配なし 痛い守備のミス、投手も踏ん張れず

08/23 横浜DeNA2-5広島東洋(ハマスタ)

初回、濵口は西川のタイムリーで先制を許すも、松山を併殺に取って1点で凌ぐ。3回に小園のタイムリーで2点目を失ったが、その裏に佐野が11号2ランを放って試合を振り出しに戻す。しかし、6回に林のエラーで満塁とピンチを広げると、田中に押し出し四球を与えて勝ち越しを許す。7回には山崎が決定的な2失点。打線は終盤3イニングはパーフェクトに抑え込まれ、4連敗。

スポンサーリンク

ポジ [Good]

佐野がハマスタでは5月18日以来となるホームラン。捉えたような打球でもなかなかスタンドまで届かないというシーンが目立っていたが、ようやく届いたという感じ。1球前のカットボールがインサイドの厳しいコースに来て空振り。もう1球同じボールを狙って来たのかも知れないが、やや中へ入り、捉えた打球がライトスタンドへギリギリ飛び込んで行った。

同点の2ランということで、非常に良い場面で出たと思ったのだが、その後乗って行けず。技術的にはまだまだ佐野がイメージしているポイントからはズレているようで、捉えたつもりが捉えられていない打席が続いている。気分的には少し楽になっただろうが、すぐに打てるようになる感じはまだない。

スポンサーリンク

ヤジ [Bad]

立ち上がりが課題の濵口。先頭の菊池は低めを拾われたがショート正面への詰まったライナー。続く野間もファーストへのゴロ。しかし、濵口が投球後に体が三塁側に流れた影響で、ベースに入るのが遅れ、歩幅も合わずにベースを踏めなかった。俊足の野間で、ランナーを出したくない場面。隙のあるプレーが先制点に繋がった。

佐野の2ランで追い付き、濵口も中盤は乗って来た感じがあった。6回、球数が100球を超えて来て、少しボールが浮いていた。西川と坂倉のヒットで1アウト1、2塁でデビッドソン。チェンジアップを引っ掛けた強い打球が三塁線へ。アンツーカに影響を受けたと思うが、林が打球を弾いてしまい、オールセーフ。

簡単な打球ではないのは分かるし、サードが本職なわけではない。それでも、1軍のサードとして出場していて、ホーム球場なのだから、これくらいは捌いてもらわないと話にならない。重要な場面でアウトを1つも取れないようなエラーが出てしまい、1アウト満塁。それでも濵口が堂林をチェンジアップで三振に取り、2アウトとなって代打の田中。

あと1つ取れればというところでボールが先行。結局ペイオフピッチでチェンジアップが低めに大きく外れて押し出し。若手のエラーをカバーしてやることができない。あと一歩の勝負どころが掴めない。はっきり言ってこれが三浦監督が作って来たチームの弱さだろう。あと一歩で取り切れない、スタンドまで届かない。根性論でないにせよ、球際が弱すぎる。練習でどこまで追い込めたのか、自信を持ってプレーできるレベルに到達しているのか。

エラーの数で言えば首位の阪神や広島の方が多い。DeNAの守備だけが極端に悪いということはないが、得点に結び付き、試合を左右する場面で目に付くのは気のせいだろうか。カバーする投手力もない。

濵口は、5回にも小園のファーストゴロでベースカバーがやや遅れた。ソトが身を挺して、ヘッドスライディングでベースに入って事なきを得たが、ソトも濵口のカバーが遅いことを見越した動きをしている。一度ミスがあったのに、それでもカバーが遅れるというのは学習能力もないし、集中力があるのか疑わしい。投手は投げるだけではない。フィールディングも悪くない濵口ならできて当然のことだ。

山崎は、またも広島打線の餌食となった。出てきた瞬間から広島に飲まれているような雰囲気。野間を追い込むも、珍しくストレートが大きく引っかかって死球。小園はアウトサイドのスプリットを当てただけだが、三遊間の深いところへ転がり内野安打。

こうなるともう止められない。西川には、低めにあまり変化しないボールを投げ、ライトフェン直のタイムリー。1球速報はカットだが、ただふわっとした甘い球が行っただけに見えた。松山に3ボールとして、スプリットでストライクを取りに行くもセンター右へフェン直の二塁打。結局、西川が走塁死しただけでKO。

これで広島戦は8試合で自責点10、防御率15.00。ここ数年は広島にあまり通用していない。この日はコントロールもボールの質も全てが悪かったので話にならないが、広島にはフォームや癖を読まれているようにも思う。2段モーションで投げたりしていたが、根本的な対策が必要だと思う。

スポンサーリンク

キジ [Other]

佐野の2ランが良いタイミングで出たので、中盤は同点という形で試合が展開はしたが、はっきり言って終始勝てそうな気配はなかった。同点として牧も二塁打で続いたが、ソトが三振に倒れると、4回は2アウトから林の二塁打は出るも、投手の濵口に回り無得点。1番から始まる5回もあっさりと三者凡退。流れを持って来れるはずもない。

それでいて、前述の通り重要な場面で失点に直結するエラーが出て、投手もカバーしてやれない。リリーフを投入するも追加点を与え、打線は無抵抗のまま試合を終える。矢崎とターリーを欠いた広島のリリーフ陣なのに、4イニングを僅か2安打のみ。広島としても、これだけ反撃力がないと助かるだろう。

はっきり言って、現状どうやって勝てるのか見えてこない。これだけ打線の力もなければ、東がどれだけ抑えたとしても、床田から得点できるイメージが全く持てない。偶然性に頼った一発くらいなのだろうが、その一発もなかなか出ないチーム状況。1~3番に勢いがないので、牧にチャンスで回って来ない。唯一そこだけが得点パターンなのに、それすらままならないのだから、点が入るはずもない。

同じメンバーで常識的なオーダーをいくら組んでも得点が入らないのだから、もっと思い切ったことをすればいいのだが、三浦監督は動きが少なくただ待つだけの監督なので難しいだろう。良い時は流れを切らないが、悪い時の流れを変える術を3年目にしてまだ持っていない。負けていると淡泊に見えるものだが、それにしても活気がなさすぎる。観ている方も苦しくなる試合が続く。

AクラスとかCSとか言っている場合ではない。とにかく現状のチーム状況を立て直さなければならない。残り32試合をまだ戦って行かなければならない。ありふれた小手先だけの変更で何とかなるチーム状態ではないことを認識し、監督が自らもっと何とかするという姿勢を示すべきだろう。何とかしなければと言っているうちにシーズンが終わりを迎えてしまう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました