スポンサーリンク

選手6名が新たに感染 甲子園の阪神戦は中止

横浜DeNAベイスターズは7日、新たに選手6名、コーチ1名、チーフスタッフ3名が、新型コロナウィルスのPCR検査で陽性となったことを発表した。この日、甲子園球場で予定されていた阪神-DeNAは、16時過ぎに中止が決定した。

スポンサーリンク

当日先発予定だった濵口も感染が判明

6日に柴田がPCR検査で陽性となったことが発表され、代替指名選手として田部が合流した。これ以上広がらなければ良いなと思っていたが、15時すぎにまず選手4名含む6名の感染と、4名が濃厚接触者疑いとして自主隔離していることが発表された。

甲子園球場では、16時を予定していた開門を見合わせた。阪神がホームチームの練習を行い、その後ビジターとしてDeNAの練習が始まる時間に、一部グラウンドに出ていた選手も引き揚げた。サンスポさんのツイートによれば、代替指名として合流していた選手の姿もあったようだ。

しかし、16時過ぎに試合は中止と発表された。その為、16時にはNPBから公示はなく、少し遅れて9名の選手が特例2022を適用して登録抹消となり、代替指名選手は登録されなかった。登録抹消となった中には、この日予告先発が発表されていた濵口の名前があり、その後、濵口と濃厚接触者疑いだった神里のPCR陽性も発表された。

球団から発表された内容をまとめると、下記の通り。

名前位置分類状況
齋藤 隆コーチ感染鼻づまり、咳
濵口 遥大投手感染無症状
戸柱 恭孝捕手感染無症状
牧 秀悟内野手感染無症状
倉本 寿彦内野手感染無症状
山下 幸輝内野手感染鼻づまり
神里 和毅外野手感染無症状
石田 健大投手濃厚接触者疑い自主隔離
大田 泰示外野手濃厚接触者疑い自主隔離
桑原 将志外野手濃厚接触者疑い自主隔離

その他、チームスタッフで3名がPCR陽性と発表されている。無症状も多いが、齋藤コーチは脳梗塞もあったので、少し心配だ。陽性となった方々の早い回復を祈りたいと思う。

三原代表が「チームはPCR検査をまた明日の朝に行って、検体を取って、陰性確認されたものが移動ということになる。きょう横浜に移動はない」とコメントしており、8日朝の検査で感染者が増える可能性もある。

スポンサーリンク

8日のハマスタの中日戦は当日に判断

NPBは、8日に臨時の代表者会議を開き、ハマスタで予定されている中日戦について協議することとなっている。先日、楽天でも感染者が相次いだため、楽天生命パークでのソフトバンク戦2試合が中止となった。

現在、新型コロナウィルスに感染した場合は、オミクロン株が主流であることから、潜伏期間と言われる2日ほど空けて、さらなる感染拡大がなければ活動を再開するのではないかと予想される。このあたりは、NPBと専門家が判断していくことになるが、移動の観点からも8日は中止となり、9日の再開を検討するということになりそう。

楽天も4月1日(金)に選手7名の感染が判明。当日は試合を開催したが、2日(土)、3日(日)の2試合を中止とした。4日(月)は移動日としてもともと試合はなく、5日(火)から活動を再開している。DeNAは6日(水)に1名、7日(木)に6名となっており、7日の試合が中止になった。8日(金)だけ中止にするのか、9日(土)も含めるのかは、全試合が連盟管理節となっているため、NPBの最終判断となる。

野手に感染者が多いため、濃厚接触者疑いも含めて7名が外れているので、かなり厳しい状況ではある。しかし、こうしたことは起こり得ることなので、出場できるメンバーで乗り切って行くしかない。濃厚接触者疑いで自主隔離となった神里も感染が判明したし、当初は濃厚接触者疑いとなっていなかった濵口も感染となっているので、明日以降も状況を見て行くしかない。これ以上広がらないことを祈りたい。

感染経路が不明となっているが、神奈川県の感染経路不明率は90%台と発表されているし、以前ほど追いかけていないので、これは分からないだろう。柴田が最初に症状が出て、PCR検査で陽性となっただけで、当然だが彼のせいではない。PCR検査も、微量なウィルスを増幅して存在を確認するため、無症状のまま治りかけの時にも陽性になりうる。だが、現状ルールとして陽性判定が出た場合は隔離が必要だ。

症状(発熱、咳、咽頭痛等)がある場合、症状が出た日を0日として、10日目までが療養期間となります。

無症状の場合、検査のために検体を採取した日を0日として、7日目までが療養期間となります。

横浜市 【重要】新型コロナウイルス感染症の診断を受けた方へ

症状がある場合、ルールとしての療養期間は10日だが、すぐに試合に出てというわけには行かないだろう。調整を経ての復帰となるはず。7日の発表の時点で症状がある選手は柴田と山下だけになっている。

無症状の場合は、7日目までが療養となっているが、感染はしているのでこちらもすぐに試合に出るかどうかは、状況を確認してということになるだろう。最初に発表されたメンバーは6日に検体を採取しているので、14日から外出可能となる。従って、来週前半の那覇にも帯同せず、週末のハマスタでのヤクルト戦が最短の復帰となる。なお、今後症状が出た場合は、その日から10日が療養期間となる。

濃厚接触者疑いも無症状と同じ隔離期間となるため、基本的に同じだが感染していないので、早期の復帰が見込まれる。キャンプでもそうだったように、時間をずらすなど隔離した状態でトレーニングすることもできるかも知れない。

スポンサーリンク

ソトが復帰予定、若手の活躍に期待

起こってしまったことは仕方がないし、誰が悪いわけでもない。他のチームでも発生しているのだから、出場できるメンバーでできる限りのことをするしかない。

代替指名選手として1軍に合流する選手が抜けることにより、ファームのチーム編成ができないため、7日のファームの試合は中止となった。8~10日は、もともとイースタンの試合が組まれていないので、その点は他球団に迷惑がかかることはない。ただ、現状だと来週前半もファームが試合をできるほどメンバーが揃わない可能性が高い。

甲子園には、代替指名選手も合流していたようだが、試合が中止になったため、7日の時点では登録されなかった。そして、ソトは甲子園には行っておらずDOCKで調整していたようだ。

投手 クリスキー(濵口)
捕手 高城(戸柱)
内野手 伊藤裕(牧)
内野手 ソト(倉本)
内野手 田中俊(山下)
外野手 宮本(神里)
外野手 梶原(桑原)
外野手 蝦名(大田)

ファームで出場している選手の調子を考えるとこのような形か。小深田をどうするのかなと思うが、サードの宮崎が抜けることがあれば別だが、現状はバックアップで田中俊かなと予想している。

投手は石田も濵口も先発投手で、これ以上感染が広がらない前提だが、試合が中止となり来週も5試合であるため、先発投手は足りている。登録してもベンチに入れないことから、もともと予定していたクリスキーを登録するだけになるかなと思う。呼ばれるとしたら中川か。

また、今回の特例2022の措置とは別に、伊藤光が登録を外れ、益子が登録されている。伊藤光は前日の練習中に左足に強い張りがあったため、大事を取ってリハビリ組に入る。どうも毎年ケガが多くなっている。彼の存在は大きいが、これだけケガで不在になると計算できない。再発しないようにじっくり治して来て欲しい。益子は、東と再び組んでみてもらいたい。戸柱も離脱してしまったので、山本がメインになるだろうがチャンスはありそうだ。

6日の阪神戦で、延長12回の末に勝利しているだけに、ファンの心理としては勝っていて良かったと思う。あの試合で負けて、この状況に突入していたら、さらに落ち込むところだった。活躍した大田も、これからというところでの離脱は悔しいだろうし、キャンプに続いてまたかという気持ちだろう。牧も、1月に続いて再びの感染になってしまった。

この苦境は、代替指名選手として合流する選手にとっては貴重なチャンスにもなる。簡単ではないだろうが、試合が再開されたら思い切ってプレーをしてもらいたいと思う。

コメント

タイトルとURLをコピーしました