森、田部2安打、デラロサ5打点

ファームの練習試合で、高卒ルーキーの森、田部がともに2安打。途中出場のデラロサが5打点を挙げる活躍で、12得点を奪って大勝した。先発の平良がまずまずの投球、三上も順調な調整ぶりを見せた。京山は終盤に捕まり、課題を残した。

高卒ルーキー2人が活躍

森は1番ショートに入り、初回の打席、初球ファールの後、引っ張ってライト前へライナーのヒット。5回には、1-1のカウントから今後はレフトへ押し込み、強風もあって、フェン直のタイムリーツーベース。この日のチーム最初の得点を呼んだ。

プロの球威、変化球のキレに何とか対応している。引っ張ってのヒットと、逆方向への長打と非常に内容の良いバッティング。1軍のオープン戦にも何度か呼ばれるんじゃないかな。実力があるなら1軍メンバーに入れるべきとは思うけど、まだまだこれから対応力を見て行かないとね。

森と入れ替わるように途中出場した田部は、最初の打席できっちり捉えて三遊間を破るレフト前ヒット。2打席目は、どん詰まりの打球がピッチャー後方にポトリと落ちるラッキーヒットだった。しかし、2安打という結果を残したことには変わりない。守備でも良いプレーを見せていた。森に注目が集まるが、田部も負けてはいない。

そして、謎の育成枠外国人野手のデラロサ。森に代わって1番に入ると、最初の打席で特大の3ラン。ファールかと思ったが、切れずに入った。続く2打席目は、前の打席とは異なり、左打席に入った。スイッチヒッターなんだね。この打席でも鋭い打球を放ち、センターオーバーのタイムリーツーベース。ホームランの右打席に遜色ない打棒を見せてくれた。ただ、守備ではエラーもあり、まだまだ練習が必要と言った感じ。ただ、バッティングは期待できるものがありそうだ。今年、ファームで経験を積んで、後半か来季に支配下登録を狙って行きたい。

支配下の外国人も6人いて、なかなかのレベルになりそうだからね。チャンスは少ないかもしれないが、ロペスが来季、外国人枠から外れたり、ソトがメジャー復帰といったことになった場合、こういう選手が底上げしてくれると良いのだが。

1軍から参加の関根は、満塁で右中間を破る会心の当たりを放ち、走者一掃3点タイムリー三塁打。しかし、それ以外の打席で3三振を喫するなど、少し淡泊さも目立った。今週残りの試合でアピールして、その後のオープン戦帯同を勝ち取りたいところだ。

投手では、平良が先発。上茶谷が先日、あまり良くなかっただけに、先発ローテーションを考えると、平良に入ってきてもらいたいところ。この日は普通といったところか。オープン戦では1軍で6イニングくらい投げる試合を見せて欲しいが、彼も体が弱いからね。

三上は順調なのかなという感じ。彼の場合は、自分本来のボールが投げられるかどうか。昨年の手術からの回復が十分なら、心配する必要はないかな。三上も早く1軍で投げる姿を見たい。

京山は立ち上がりは、前回同様良いかなと思ったが、2イニング目、3イニング目と段々悪くなってしまった印象。先発として期待がかかる投手なだけに、3イニングくらいだったらすんなり行ってくれないとね。次回以降の登板では内容も見せて欲しい。

今日のスタメン

6　森
8　桑原
9　関根
7　細川
D　倉本
5　知野
2　山本
3　飛雄馬
4　山下
P　平良