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ミス連発にバウアーが怒りの咆哮! 凡事徹底を

07/01 横浜DeNA2-2中日(ハマスタ)

バウアーは初回、大島の二塁打から高橋周平のタイムリーで先制を許す。2回にも大和のエラーから岡林のタイムリー二塁打で追加点を奪われた。なおも満塁のピンチで細川を三振に取ると、その後は修正し無失点。6回に自身も含めて守備のミスを連発したが、何とか切り抜けた。メヒアに7回まで2安打だった打線は、8回に捉えて引きずり降ろすと、清水から楠本のタイムリーと関根の内野ゴロ間の得点で同点とする。9回に1アウト満塁のチャンスがあったが、ライナーゲッツーで無得点。それ以外は両軍とも決め手を欠き、12回引き分け。

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ポジ [Good]

バウアーが6回2失点(自責1)とQSをマークした。立ち上がりは全体的にボールが高く、2回までに5安打を許した。しかし、3回以降は修正し無失点に抑えた。

この日の最大のインパクトは6回。先頭の石橋は、低めのスライダーにバットの先で完全に打ち取られた小フライ。これをソトが深追いし、牧はソトに視界を遮られる形で捕れなかった。守備位置的には完全にセカンドのボールだった。牧のポジショニングをちゃんと確認していなかったから、判断ができなかったのだろう。

続く龍空は自らも生きようというバント。バウアーは投球後、体が一塁方向へ流れており、三塁側へのバントへのチャージが遅れた。体勢が悪い中で送球し、これが逸れた。記録は内野安打で、一塁ランナーは二塁で止まったのでエラーではないが、自分自身にイラつきもあっただろう。

メヒアはバントが出来ずに三振。大島もセンターフライに打ち取って2アウト。岡林は粘られたが、7球目のチェンジアップを打たせ、セカンドゴロ。だが、ベース寄りの弱い打球で、岡林の足だと一塁は微妙なタイミングだった。

ここで、一塁ランナーの龍空が何を思ったのか、二塁を回って三塁へ向かってしまっていた。牧がそのまま追いかけ、今度は三塁にいた石橋が押し出されるようにホームへ向かった。牧から伊藤にボールが送られ、挟殺プレーとなる。

牧の判断は正しい。二三塁間で龍空を挟むと、その間に石橋がホームを突く可能性があるので、一番前のランナーでランダウンプレーをするのがベスト。その形に持ち込んだのに、何を考えたのか、伊藤は京田へ送球せず、そのまま三塁ベースへ。今度は三塁まで進んでいた龍空が二塁へ戻るが、伊藤は混乱していたのか、送球が遅れた。打者走者も一塁まで戻ってオールセーフ。

この状況にバウアーがキレた。Fxxk!!と放送禁止用語を連呼し、齋藤隆コーチと通訳が来てもまとも話にならなかった。ついに噂のお騒がせメジャーリーガー・バウアーが本性を現した。といっても、プロとは思えないプレーを見せられているので、これは当然。ポケモンボールパークヨコハマで、子供たちもたくさん来ているので、あまり良い姿ではないと思うが、怒りはごもっともだ。

1球速報にも「挟まれる(石橋)、挟まれる(龍空)、怒る(バウアー)珍プレイ、ランナー満塁」と書かれていた。バックスクリーンにボールを投げ込むかと思ったが、交代ではないのでそこまではしなかった。しばらくマウンドの後ろで怒りを鎮めていたが、さすがに審判もプレーを促すことができなかった。誰も近寄れないくらいの迫力があった。

そして、高橋周平への初球は103球目にしてMAXの159キロ。リミッターを全て外し、怒りに任せた全力投球だった。結局、ストレート3球でピッチャーゴロに打ち取り、怒りをぶつけるかのように、自分で走ってベースへ入った。自分の悪送球もあったし、守備はもう信頼できない!というメッセージも感じさせた。

その後、ボールをスタンドに投げ込み、何度も咆哮を上げてベンチの奥へ消えた。そのまま帰国するのではないかと心配されたが、試合途中でベンチに戻り、延長戦となった試合を

試合後は冷静さを取り戻し、「一番は状況に対して腹が立った。特別、誰かに腹が立ったというのではなく、しいていえば自分自身」とコメントした。立ち上がりは良くなかったし、エラーから失点した。5回まで80球で、バウアーとしては7回までは行きたいと思っていたはずだ。それが6回は立て続けに守備のミスと不運でピンチを迎えて球数が嵩んでしまった。そうしたことのイライラが一気に爆発してしまった。

MLB時代の数々のエピソードからすれば、いつかこういうことがあるのは予想していたし、全く驚かない。Vlogで見せる優しさ、穏やかさとマウンドで本気になった彼は別人だ。自分の悪送球も含めて「優勝するチームの野球ができていなかった」とも言っていた。今週4連敗し、状態が良くないチームだが、こうも低レベルなミスをしては、こういう発言も当然だと思う。

バウアーは、本気でプレーし、本気で優勝しようと思っている。言うまでもなく他の選手も真剣にやっているとは思うが、もっと一つ一つのプレーを突き詰めて欲しい。ミスはゼロにはできないが、減らして行かないことには優勝には手が届かない。バウアーの怒りが、チームが変わるきっかけになればと思う。

その後を受けたリリーフ陣は、見事な投球を見せてくれた。上茶谷は、先頭の細川にレフト線への二塁打を打たれたが、そこから先は12回まで6人でパーフェクトピッチング。前日に1軍へ上がって来た田中健が、今季初登板。8回を三者凡退に抑えた。

山崎は9回の2番からという打順で、高橋周平、細川から連続三振。延長に入ってからもウェンデルケン、森原が危なげなく抑え、前日に決勝点を奪われた伊勢も、高橋周平、細川から連続三振で締めた。三嶋の登録抹消で苦しくなったリリーフ陣だが、田中健も加えて支え合って欲しい。

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ヤジ [Bad]

前述の通り、バウアーが優勝するチームの野球ではなかったとコメントするくらい、ミスの連発でひどい試合だった。2回の大和は、記録上は唯一のエラーとはなったが、ボールを握り損ね、俊足の龍空で握り直す余裕がなかった。試合前の雨で人工芝も少しまだ濡れていたと思う。むしろこれは仕方ない部分もある。

6回の守備は、書きたくもないほどの低レベル。それ以外にも、9回は神里がバント失敗、柴田のライナーで牧が飛び出し、11回は知野のバント失敗。繰り返しになるが、ミスはゼロにするのは難しいが、1試合でこれだけミスしているようでは勝利を掴むのは難しくなって来る。凡事徹底を今一度確認して欲しい。

メヒアにマダックスをマークされるのではないかというくらい抑え込まれていたところから、2点を奪って同点としたまでは良かったが、9回1アウト満塁で決め切れないのも現状を表す。12回は、2アウトランナーなしから2本のヒットで繋ぎ、戸柱も必死に打ち返したが、溝脇が上手く打球を処理した。あと一歩が届かなかった。

桑原が11回に一塁ランナーとしてスタートを切った際に足を痛め、途中で止まってタッチアウトとなった。動けず、小池コーチに背負われてベンチへ戻った。交流戦終盤に左足の張りで登録抹消となり、先週の日曜から復帰していたが、今回は右足の強い張りとのこと。

無意識のうちに左足をかばっていて、反対の足を怪我するというケースはある。様子から見ても、右足は肉離れと思われるので、1ヶ月以上は戦列を離れるだろう。チームにとっては痛いが、しっかりと両足を万全にして戻って来て欲しい。夏に強い選手なので、なるべく夏のうちに戻って来て欲しいという思いはあるが、足が武器の選手でもあるので、万全にして戻るのが一番だろう。

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キジ [Other]

まずは、今日の天気に驚いた。少し前には午後から夕方にかけて雷雨の可能性もある強い雨の予報。それが前日くらいには強い雨ではなくなってきた。昨日のブログでも五分五分と書いたが、バウアーが投げ始めたら晴れ間が差して来た。

まさかレインコートを使わないとも思わなかったし、サングラスを置いて来て眩しい思いをするとは思わなかった。7月に入ってのデーゲームということで、THE WING STAR SIDEを取っていたのだが、それで良かったという天気になった。自分も晴れ男ではあるが、バウアー恐るべし。

メヒアは昨日書いた通り、前回は4回までで94球を要し、5四球だった。だが、ベイスターズは、いつも通り早いカウントから積極的に打って行く方針。打者としては捉えたつもりなのだろうが、ストレートに力負けしていた。変化球もストライクが取れていて、追い込んでから低めへコントロールされていた。前回が嘘のような投球で、7回までマダックスを達成できるペースで抑え込まれていた。

マダックスとは行かないまでも、8回まで抑えられてしまえば、前日は異次元の投球だったマルティネスが出て来て、勝ち目はない。かなり厳しいと思っていたが、ソトが二塁打で突破口を開き、何とか追いついた。展開を考えると、負けなくて良かったという試合だと思う。9回に決めるチャンスがあっただけに惜しいが。

それよりも、ミス連発に対するバウアーの怒り。0-2で負けていれば、さすがにこれは一気にガタガタと来そうな試合だった。追い付いて負けなかったことで、ポジティブに反省し、次へ進める。これを生かさなければならない。

ハマスタでのデーゲームの連勝は止まらなかった。2日のデーゲームの後はナイターが続き、次は9月9日となる。全勝のまま前半を終えられるか。勝ち頭の東を立てるこの試合で、連敗も止めたい。チームがどんな緊張感を持って試合に臨むか注視したい。

ポケモンボールパークヨコハマとして開催された現地の写真を紹介。まずは、来週のヤクルト戦まで公開される、交流戦の優勝トロフィーの展示。

WBCの優勝トロフィーは、数時間レベルの待ち行列が発生していたが、試合開始直後で待ち時間0秒。番長とキャプテンの間に立つ写真も、係員に撮影してもらえた。

ピカチュウがデザインされたヘルメットを被り、バットを持って写真が取れるフォトスポット。

ポケモンのゲーム内で、戸柱のポケモンとバトルできるコーナー。

子供向けのピカチュウのストラックアウト。

10体のピカチュウは、グラウンドにいない時は、コンコースを周回。子供たちを中心にファンと触れ合い。

この試合の冠スポンサーはビオレ。

ベイスターズのファインプレーでは、演出にニャースが登場。ちょうど牧がニャースを指さしたような感じに。

ドッカーン!フライキャッチには、あばれる君が登場し、見事にキャッチ。

前回に続き、フワフワの感触のグラブを使うバウアー。遠くからもキレイなグリーンが見える。

ハマスタバトルのリレーでも、あばれる君が第1走者として登場したが、dianaに差を付けられる。だが、2走で逆転し、最後は僅かにリードを保ってチャレンジャーの勝利。

ハッピースターダンス。2日は内野のバックネット寄りに座るので、もう少し正面の写真になると思う。

代打宮崎の登場に沸くも、三振。

山崎康晃が好きなポケモンは、フーディン。

12回はマルティネスからまさかのサヨナラのチャンス。演出はこんな感じ。

引き分けに終わり、バウアーも加わって整列。勝てなかったのは残念だし、ミスもあったが、面白い試合ではあった。

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