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取られたら取り返す 3発でハマスタ15連勝に

08/19 横浜DeNA8-3広島東洋(ハマスタ)

2回に牧のソロで先制したが、4回に大貫がマクブルームの内野ゴロ間に同点とされ、さらに坂倉にライトポール際への勝ち越しホームランを浴びる。しかし、直後に2アウト満塁のチャンスを作り、嶺井が走者一掃の逆転タイムリー。6回に大貫がピンチを招いて平田に交代。磯村のタイムリーで1点を返されたが、またもその裏に宮崎がソロを放って突き放す。さらに8回にソトが3ランを放ってダメ押し。最後は入江が締めてハマスタ15連勝を飾った。

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ポジ

2度の失点の後、すぐに逆転、突き放す追加点と効果的に得点を奪い、試合を優位に進めた。

4回表に逆転を許した直後、佐野の二塁打からチャンスを作った。宮崎、柴田が歩いて2アウト満塁で嶺井。2球ファウルで追い込まれてしまったが、3球目のボールゾーンへ落ちるチェンジアップを拾い、打球は左中間を深々と破った。走者一掃の3点タイムリー二塁打となり、逆転。これでハマスタ14連勝中の勢いが一気に戻って来た。

6回は、大貫がピンチで降板。平田の牽制悪送球に、磯村の詰まった打球がライトに抜けてしまう不運などもあり、1点差に迫られた。だが、2アウト3塁からサードゴロを巧く捌いた宮崎が、6回裏の先頭打者として7号ソロを放ち、すぐさま突き放す。非常に良い流れだった。

最後は8回にソトが、最近6試合で4本目となる13号3ランを放って試合を決めた。ここ最近のホームランは全て決勝点となっていたが、この日はダメ押し。山崎を温存出来る、効果的な一発だった。いよいよホームランの固め打ち。2年連続ホームラン王が調子を上げてきた。これは心強い。

先制点は、牧のバットから。7月14日のマツダでの広島戦以来となる18号ソロ。やっと、牧らしい右方向へのホームランが見られた。高めのストレートを上から叩くようにして持って行った。8回にも左中間へ二塁打。広角打法で打ち分けるバッティングが戻って来た。復調と見ていいだろう。広島戦は.351、ハマスタでも.363と良い数字を残している。この3連戦は爆発を期待したい。

大貫は、6回途中で降板しQSをマークできなかったが、リリーフの踏ん張りと打線の援護があり、2020年以来2年ぶり2度目の2桁勝利をマークした。

4回先頭の秋山は、左中間への大飛球。破ったかなという打球だったが、桑原が追い付き、捕ったかに思われたが、僅かに及ばずに三塁打となった。捕れればスーパープレーだったが、桑原だからこそこの位置にいられたのだと思う。続くマクブルームはサードゴロ。この間の同点は仕方ない。

しかし、坂倉にはスプリットが少し浮いたところをライトポール際に運ばれた。8月は.203と不調に陥っているが、打球が切れないハマスタでギリギリフェアゾーンに落ちたのは、ラッキーな面もあった。

6回はマクブルームにヒットを許し、西川は抜けたスプリットを振ってしまい三振に倒れたが、坂倉にまたもヒットを打たれてピンチに。ちょうど100球となったこの場面で降板となった。やはり大貫は100球をメドと決めているようだ。そこは今永や濵口とは違う。

本人も6回すら投げ切れず、悔しさを露わにした。だが、いつものように無失点で立ち上がり、味方が先制するまで得点を許さなかった。逆転はされたが、すぐに逆転してもらい、5回を無失点で切り抜けてベイスターズペースの試合を作った。もちろん長いイニングを投げてもらいたいが、きっちりとチームの勝利に繋がる、試合を作れる能力は非常に素晴らしいと思う。この時期に10勝に届いたので、自己最多を大きく更新してもらいたい。

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ヤジ

6回は、1アウト1、2塁で平田に交代。磯村の打席で二塁へ牽制球を投げたが、牧がベースに入るタイミングと合わず、ボールがセンターへ到達する間にマクブルームが三塁へ進んだ。

ピッチャーにとっては、セカンドのベースカバーに入っている状況が見えにくいので、キャッチャーから牽制タイミングのサインがでるはずだが、そのタイミングが間違っていたのか、平田がそれよりも早く投げてしまったのか分からないが、こういった細かいプレーは確認しておいてもらいたい。マクブルームなので、そこまで牽制する必要があったのか。刺せると判断したのかも知れないが、勿体ないプレーだった。

1、3塁となり、一塁ランナーの坂倉がスタートしたため、牧がセカンドへ動いたところで、磯村のバットの先に当たったような、当たり損ねの地を這うゴロが一二塁間へ。牧が切り返して追うも届かず、タイムリーヒットとなった。1アウト1、2塁のままだったら併殺崩れで2アウト1、3塁になるような打球だった。牽制悪送球が影響を及ぼしてしまった。

だが、なおも1アウト1、3塁で矢野がスクイズを空振り。坂倉が挟まれたが、ランダウンプレーがうまく決まらず、1塁ランナーの磯村を3塁まで進めてしまった。このプレーも細かいところだが、確認しておくべきだろう。嶺井が三塁方向まで追って行ったが、やや宮崎へ送球するのが早かったか。

2アウト3塁に残ったところで、矢野がバットの先に当てて三遊間へのゴロ。宮崎が上手くステップして一塁へ送球し、間一髪アウトにした。3塁へ進んでしまったことで、内野安打でも同点となる場面を作ってしまった。それが災いしかねないところだったが、宮崎がファインプレーで救った。

9回は5点リードとなったので、山崎ではなく入江が登板。矢野にヒットを打たれ、代打の松山は一二塁間へのゴロ。これを牧が動きながら捕り、やや無理な体勢で二塁へ送球した。森が倒れ込みながら送球を捕り、アウトにはなったが、5点リードなのだから一塁ランナーは関係ない。

二遊間のゴロで近い二塁に送球するのは問題ないが、体勢に無理があるのにリスクのある送球を二塁に投げる必要はない。松山とは言え、併殺が取れるか微妙な当たりなのだから、一塁で確実にアウトを取るべきだと思う。送球が逸れてオールセーフにでもなれば、入江が消耗し、次の試合で使えなくなる。牧のセカンドの守備もどんどん上達しているが、こういった判断力も養って欲しい。

勝っている時こそ、こうした細かいプレーでミスがあれば、すぐに確認し修正して欲しい。負け始めると、こういったプレーが負けに直結して来る。今は勢いがあるので、カバーできる。いずれ不調はやってくるので、その波を小さくしなければ、優勝争いはできない。

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キジ

この日も一度は逆転され、どうかなと思ったが、すぐさま再逆転。6回のピンチも、スクイズ失敗に助けられた。こちらのミスを相手もミスで返してくれる。そして、終盤にはきっちりと突き放して、終わってみれば快勝。ハマスタでの連勝は15まで伸びた。

昨日の投稿でも書いた通り、セ・リーグで本拠地15連勝以上をマークしたのは、過去に2度しかないが、いずれも優勝している。この日、ヤクルトが敗れたため、ゲーム差も5に縮まった。いよいよ5ゲーム差に入って来ると、可能性が出てきたなという感じがある。

ただ、やはり優勝争いに食い込むには、貯金2桁という壁を破る必要があるし、残り試合数からしても、9月をどういう立ち位置で迎え、その勝負の9月に勝てるかどうかということになって来る。過密日程の中、疲れも出て来るだろう。特にリリーフは今のように連日勝ちパターンを注ぎ込むわけにもいかなくなる。

とは言え、ハマスタでの15連勝などというものが見られるとは全く予想もしていない中、8月というこの時期にこれだけ楽しめるのは感謝したい。来週末にヤクルトとの3連戦があるが、そこまで5ゲーム差を維持するのではなく、さらに詰めるという気持ちで突き進んでもらいたいと思う。

7度目の4連勝。どうしても5連勝ができずに壁となっている。まずはそこを破れるか。4連勝しかできないと言っても、4勝1敗ペースで来ているので、贅沢な話ではある。

ハマスタ15連勝の期間は、7/29~31の読売3連戦が全て中止になったこともあり、土日の試合は、7/16、17のヤクルト戦だけだった。平日に勝ちまくって来たが、苦手の土日でどうなるか。

広島は週前半に森下、九里を使っており、大瀬良は登録抹消中。対戦成績が悪くなっている要因でもある苦手の先発と当たらないことは追い風。だが、遠藤には2試合で1つ勝ち星を許しており、打てているとは言えない。ローテーションを変更して石田が先発するが、前回のようにきっちりと試合を作って欲しいと思う。

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