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バウアー7失点! 負けず嫌いは次回どうするか

05/09 横浜DeNA2-9読売(ハードオフ新潟)

初回に佐野が2試合連続の先頭打者ホームランで先制。しかし、2回にバウアーが岡本のソロと門脇の内野安打で逆転を許す。4回にも門脇にタイムリーを許したバウアーは、6回に大城と門脇に2ランを浴び、6回7失点で降板。打線は2回以降、戸郷に抑え込まれ、9回に1点を返すのがやっとだった。

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ポジ [Good]

佐野が、2試合連続の先頭打者ホームラン。1ボール1ストライクからの3球目、低めのストレートを捉えてライトスタンドへ運んだ。好投手の戸郷からの一発で、これで3戦4発と上り調子。キャプテンの打棒がチームのさらなる躍進を支える。

関根がマルチヒット。9回は大差が付いた中だったが、集中力を切らさずにタイムリーヒット。新潟のファンに好調なバッティングを見せた。

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ヤジ [Bad]

前回は7回1失点だったバウアーが、2戦目で6回7失点と炎上した。無四球だったが11安打を浴び、3本のホームランを許した。テンポ良く投げ込んだが、スプリットチェンジが甘く入り、長打を打たれる形になった。

初回は丸がヒットで出塁したが、盗塁失敗で三人で攻撃を終えた。佐野のソロで援護をもらったが、2回先頭の岡本にソロを浴びて同点。2球で追い込んでからボールが続き、高めのストレートを捉えられた。腕が伸びて長打になるコースへ入ってしまった。

続く大城にもヒットを打たれたが、ブリンソンは併殺に取り2アウト。しかし、梶谷にもヒットを打たれ、今度は盗塁を決められた。2アウト2塁となり、スタメンに抜擢されたルーキーの門脇。21打数2安打の打率.095だった8番打者は、2球で追い込まれてしまったが、3球ボールを見極めてペイオフピッチ。

アウトサイドにチェンジアップが浮き、一塁線への強いゴロになったが、ソトが好捕。バウアーへトスしたが、門脇と交錯する形になった。判定はアウトだったが、リプレー検証で覆った。梶谷の生還も認められ、バウアーからタイムリーを放つ形になった。抜擢に応える結果を出し、門脇がこの試合の鍵を握ることになる。

Point: 4回表、門脇のタイムリー

2点を奪われて逆転されたが、その後抑えられれば接戦に持ち込めると思っていた。4回、先頭の大城に二塁打を打たれたが、ブリンソンと梶谷を打ち取り2アウト3塁。ここで8番の門脇を迎え、2球目のインサイドへのカットボールを弾き返され、一二塁間を抜けるタイムリーとなった。

最初の打席でヒットを打たれているとは言え、次は戸郷。基本的には8番と勝負だが無理をする必要もない。勝てる投手であれば確実にどちらかで打ち取れるはずだが、門脇のデータもなかったのか、インサイドを捌かれてしまった。このタイムリーでおやっと思ったし、今日は良くないという印象になった。

5回はギアを入れたかのような投球で三者凡退。6回も無失点で抑えられればQSをマークできる。及第点の投球かなと思ったが、先頭の岡本のサードゴロを宮崎がエラーし、ランナーを背負う形になった。ここまで2打席、バウアーのボールをきっちり捉えていた大城に、2球スプリットチェンジを投げたが、いずれも高めに入り、2球目を完璧に捉えられた。

さらに、門脇にもど真ん中のスプリットチェンジを捉えられ、このイニング2本目の2ラン。1割に満たないにも関わらずスタメンに抜擢されたルーキーが、サイヤング賞投手から3安打とプロ初ホームラン。この伏兵の活躍は、この日のバウアーにとって致命的なものとなった。実績、年俸の差は比でないが、野球ではこういうことが起こる。

石川、坂本もそれぞれ失点し、16安打で9点を奪われた。同じ火曜の4月4日のホーム開幕戦のような一方的な試合になってしまった。バウアーが先発することになり、テンションの上がった新潟のベイスターズファンにとってはあまりにも残念な結果となった。

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キジ [Other]

現地で観戦したファンにとってはツラい試合となってしまった。前回が良かっただけに、バウアーに期待するところも大きかったと思う。しかし、バウアーも毎回勝てるわけではない。

チームとしても、2回のソトの良い当たりが吉川のファインプレーで併殺になり、5回は伊藤のヒットで三塁を狙った関根が転倒して進めなかった。2回は門脇の打球をソトがよく捕ったが、バウアーへの連携が上手く行かず、二塁ランナーを還してしまう結果となった。

5回にバウアーが三者凡退に抑えてリズムを作ったが、6回先頭の岡本のサードゴロを宮崎がエラー。直後に大城に2ランを打たれた。ミスは起こりうるが、カバーできなかった。

2回に逆転を許した後は、全く流れを掴めない試合になってしまった。負ける時はこんなもので、接戦を落とすよりも良い。リリーフも使ったのは石川と坂本だけで、7日の雨天中止から10日の移動日まで休ませることができた。またハマスタから良い流れを作って行きたい。

賛否両論あると思うが、バウアーがこのように打たれることは、ある程度想定していた。ファームでもあまり良くない登板があったし、1軍でコントロールが甘くなればそれなりに打たれる日もあると思っていた。さすがに7失点というのは打たれ過ぎで、悪いなりにもう少しゲームを作って欲しいとは思う。

ただ、NPBの1軍のレベルもそんなに低くないというのを体感できたという部分は、ポジティブに捉えたい。もちろん、親日家でもあるバウアーは、NPBをリスペクトしていたと思うが、心のどこかでそう打たれないだろうと思っていた部分もあるはずだ。

あまりに打たれると、怒って暴れることを心配する人もいるが、確かに過去MLBではいろいろとエピソードを生んでいる。しかし、2年ほどのブランクを経て30代になり、人間として成長する目的もあって日本でのプレーを選んでいる。そこまで暴れることはないのかなと思う。

むしろ負けず嫌いで勉強家。試合後に敗因を分析し、3つのミスについてすぐに語っていた。日本の打者をどう抑えて行くか、4日の間に考え抜くと思う。日本で勝つために、さらにガチになるバウアーの投球が楽しみでもある。

新潟のマウンドが合わなかったとか、気温が低かったとか、実際にはそういった背景もあっただろうが、戸郷は同じ条件で143球を投げて完投している。バウアーも言い訳は全くしないはずだ。戸郷はWBC決勝でも好投した投手なので、既に世界レベルの投手ではあるが、この日の2人を見る限りは戸郷の方が上回った。

新潟での登板も、本人的には挑戦の1つであり、彼のYou Tubeを見れば分かるが、そういった不慣れな場所でいかに力を発揮するかという過程も楽しんでいる。今回は全く上手く行かなかったと思うが、そういった経験さえ彼は上達する為のプロセスにして行くと思う。

この日の投球がベストボールなのに打たれているのであれば心配にもなるが、甘いボールが多かったし、配球面でも工夫の余地がある。だから、次回、そしてその次とバウアーがどのように対策し、調整してくるか非常に楽しみだし興味深い。

2回に門脇と交錯したが、体に異常がなければ良い。まだ投げ終わったばかりなので分からないが、次回は「予定通り」として中4日で14日の甲子園での先発が有力視される。個人的には仕事で12日に大阪へ行くので、13日の甲子園は観戦予定なのだが、14日も観るかという感じになっている。ただ、天気が悪そうなのがちょっと。

11日はハマスタに戻る。甲子園の前にこちらも現地の予定。先発は平良なのか東なのか分からないが、連敗を阻止したい。

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