05/11 横浜DeNA1-4読売(ハマスタ)
先発の東は、初回は岡本を併殺に取りピンチを切り抜けたが、2回にブリンソンのタイムリーで先制を許す。3回は岡本の犠飛、4回は吉川のタイムリー、5回はウォーカーのタイムリーと4イニング連続で失点し、5回4失点。打線は苦手の山崎伊に苦労し、佐野の4試合連続ホームランで1点を返すに留まった。
ポジ [Good]
佐野が4試合連続の7号ソロを放った。6回の先頭打者として、9球粘った末に真ん中へ入って来たスライダーをきっちりと捉えた。バッティングの状態が上がって来ていることは間違いない。欲を言えば、1番としてチャンスメイクの出塁も欲しいところだが、それは贅沢か。
神里が9回、代打で大勢からヒットを放った。2球で追い込まれたがボールを見極めて、フルカウントからストレートをセンター前へ運んだ。12日は青柳が先発予定で、甲子園でのスタメンに向けて良い打席になったか。
2番手の三嶋から森原、入江、ウェンデルケンと自慢のリリーフ陣が勢揃い。伊勢と山崎は使わなかったが、4人を登板させた。金曜に三嶋とウェンデルケンは登板したが、そこから全員が中5日以上空いていた。エスコバーではないにしても、さすがに少し間隔が空き過ぎているので、3点ビハインドでも投入したのだろう。
阪神3連戦が残っているが、伊勢も含めて連投が最小限になるように使い分けるとは思うし、今永がある程度のイニングを投げてくれることを期待したい。
ヤジ [Bad]
東は、投げているボールはそれ程悪くなかったし、力のあるストレートや変化球がコースへ行っていた。だが、ストライクを積極的に投げて来るところを狙われ、2アウトからの勝負どころで変化球に対応されてしまった。
初回、吉川に4球連続ストレートで、最後の低めのボールをセンター前へ運ばれ、続く丸にも初球のストレートをヒットされたことで、若干ストレートに対して自信が持てなかったのかも知れない。初回こそ1アウト1、3塁から岡本をチェンジアップで引っ掛けさせて併殺打に取った。
しかし、2回に2ストライクからの3球目の変化球を大城にヒットされ、2アウト2塁となってブリンソンに2球続けたカーブを拾われてレフト前タイムリー。これは打った方を褒めるべきというか、ハマスタとの相性が良過ぎる。ただ、次が投手の山崎伊で、敬遠するわけにも行かないが、最新の注意を払いたいところ。2球連続のカーブで裏をかいたつもりが打たれてしまった。
3回には丸を歩かせ、今季31イニング目で初めての四球となった。とは言え、チャートを見るとアウトサイドのギリギリのところに集まっており、コントロールを乱したり逃げたわけでもない。ただ、1アウトランナーなしでそこまでギリギリを狙って出し入れする必要があったのかなとも思う。
坂本にやや浮いたツーシームを二塁打され、1アウト2、3塁で岡本。1ボール2ストライクと追い込んだが、チェンジアップを低めに落とし切れず、岡本がうまく拾って犠牲フライ。これも打った岡本が見事だったか。
2イニング連続失点で迎えた4回、ウォーカー、門脇と連続三振。初の三者凡退でリズムに乗りたいところ、ベイスターズキラーのブリンソンが、1ボールからのチェンジアップを二塁打。9番の山崎伊まで打順が回った。
Point: 4回表、山崎伊のヒット
2球で追い込むも、3球目のスライダーはアウトサイド低めのコーナーへコントロールされたがファウル。右投左打の山崎伊だが、左腕の東のボールをしっかりとファウルできており、バッティングはいい。バッテリーは同じボールを選択したが、これを上手く捉えられ、センター前ヒット。外野が思い切った前進守備だったので1、3塁となった。
続く吉川は、初球のストレートをセンター前へ運ばれ、タイムリー。三者凡退どころか投手にも繋がれて失点。3イニング連続の失点で読売のリードは広がり、山崎伊の内容からしても厳しい1点になってしまった。2点で踏みとどまればまだ分からなかったが、悪い流れを助長するようなイニングになってしまった。
5回は先頭の坂本に一塁線を抜く二塁打を打たれ、岡本と大城は打ち取ったが、ウォーカーにタイムリーを打たれた。アウトサイド低めのカーブで、2回のブリンソンとほとんど同じ形だった。彼らは手が伸びるアウトサイド低めの方が打ちやすい。予想していないカーブで見逃しストライクを取る意図だったと思うが、ストライクを先行させる東に対して、初球から積極的に打ちに来たところを捕まった。
読売の作戦としても、28イニングで無四球の東は、どんどんストライクゾーンに投げて来るので、DeNAのように初球から打ちに行く形を取っていた。また、追い込んだ後の勝負球の変化球もゾーンに入って来て、それを打たれるシーンも目立った。
テンポよくストライクを先行させる投球は、チームとして目指しているもので悪くない。ただ、積極的に来ている打者へまともにストライクを集めればやられてしまう。見逃しストライクではなく、ファウルを打たせるような配球をもう少し追求したいところだ。
4月は4試合素晴らしい投球を続けていた。ずっと勝ち続けることはなかなか難しいので、そろそろ負ける頃ではあったかも知れない。この投球を反省材料にして次回以降の登板でまたチームを勝利に導く投球を見せて欲しい。
打線はずっと苦手にしている山崎伊に対して、5回まで山本の内野安打1本だけ。ストレートには押され、同じ腕の振りで来るカットボールに苦労した。佐賀でも攻略することができなかったが、またも1点しか奪えずに2勝目を献上した。
6回に佐野のソロで1点を返し、宮崎のヒットと牧の二塁打で1アウト2、3塁と攻めた。5番桑原に代打の楠本を起用して勝負に出たが、バットの先に当たってショートゴロ。代打はファーストストライクを打ちに行くことが重要ではあるが、もう少しゾーンを上げても良かった。
同点のランナーになってしまうため関根を敬遠することはなかったが、慎重にボールゾーンへ投じ、結局歩かせた。2アウト満塁でソト。神宮で1号が出ているが、前の試合は4打数ノーヒットで、この試合でも前の打席は三振。それでもさすがに代打は難しいか。そう思っていたら、スコアボードに山崎伊との通算の対戦成績が出ており、詳細は忘れたが非常に良い数字になっていた。
この打席は、ストレートはギリギリボールゾーンに投げ、カットボールをストライクゾーンに入れるという素晴らしい出し入れを見せ、最後もカットボールがストライクゾーンからややボールになるところへ投げ切り、空振り三振。ここで一打出れば縺れる試合だったが、唯一のチャンスを逃し、万事休すという感じだった。
キジ [Other]
開幕4連敗以来の連敗となった。ここまで1ヶ月強、連敗せずに貯金を10まで積み上げて来たが、どのチームにも我慢の時は訪れる。この2試合、先発が試合を作れず、打線も佐野のソロの1点に終わった。観ている方は残念だが、投打ともに振るわずという展開なので、ある意味切り替えやすいとは思う。
以前にも書いた通り、貯金9を作った3、4月の後に、5月で大きく負け越さないことが重要。ここで大きな連敗は避けたい。前回は良くなかったが、今永がエースとして連敗を止めてくれることを期待したい。今季は開幕戦でDeNAに勝って以来、3連敗中の青柳は、DeNA戦で連敗を止めるべく投げて来る。決して良い状態は言えないので、相手を助けずにじっくりと攻めて欲しい。
前述の通り、青柳キラーの神里はスタメンに入って来そうだ。この試合の内容だとソトが外れ、場合によっては桑原もベンチスタートとなるかも知れない。宮崎も休養を兼ねてスタメンを外すようだと、開幕戦のようなオーダーになりそうだ。今永にとってはまたも試合でサイレントトリートメントの仕打ちを受けるかも知れないが、踏ん張って欲しい。
バウアーは、今さらクイックに課題があるとして、その準備も含めて来週の広島戦に回る見込みのようだ。13日がガゼルマン、14日が平良が濃厚だという。京セラドームでは4点リードを守れなかったガゼルマンだが、それ以降の投球は素晴らしい。現時点での投球の安定感で言えば、バウアーよりガゼルマンの方が数段良いのは事実なので、2位阪神を相手に好投を期待したい。
それでは現地の写真を紹介。
凄十ナイターの凄十ブース。
ファンクラブナイトというイベントゲームとして行われた。THE WING BAY SIDEは、ファンクラブのみが購入できるチケットとして発売され、そのチケットを持つ人だけに、選手の手形が押された感謝状が配布された。欲しい選手の感謝状との交換を希望する人と、雨から避難している人で、ウィングの3階は溢れかえっていた。
戸柱の感謝状をゲット。
昼間には雷雨もあったが、20時になってようやく雨が上がった。
チャンスで楠本。
ハマスタに戻って来た三上と宮崎の対戦。3点リードの8回をきっちり抑えられ、ホールドを献上。
試合は反撃なく終了。
山崎伊のヒーローインタビューが終わり、ベイスターズファンはほぼ退場。レフトスタンドの読売ファンが二次会を始める中、THE WING BAY SIDEのファンだけが残る。
スタジアムDJの山田みきとし氏が登場し、ファンクラブナイトの説明。彼の仕切りだったけど、アドリブ含めてMCが上手い。さすが文化放送で野球中継を実況していただけある。広島ファンだったことは忘れよう。
負けたこともあり、待ち時間が非常に長かったが、ようやく開始。THE WING BAY SIDEの51通路から選手の乗ったトロッコ、HAMA Railがスタート。入江、牧、上茶谷の3選手。
選手が再接近したところは、動画で撮っていたので写真なし。既に多くの人がアップロードしているが、動画は当ブログ公式You Tubeチャンネルにあるので、ご覧いただければ。
夢の国でおなじみの音楽に乗せ、トロッコで3選手がかなり近くを通過し、触れ合った。本当はサイン入りのボールを投げ込む予定だったようだが、危険と判断して中止。代わりに抽選会を行ってプレゼントされた。雨が降って足元が悪いことが要因だろうが、山田のホームランボールの件も影響があったのか?
真ん中部分で止まって、3選手がくじ引きの形で抽選会。その後、トロッコが一番奥まで進んで終了。一気にクジを引いた分は、最後にスタジアムDJが席番を読み上げて発表。いない席が当選していたケースも複数あって、再抽選されていた。自分と同じ番号が2つも当選したが、段数が異なる。1つ前の席の方が当選されていて、惜しくもという感じだった。
今回はTHE WING BAY SIDEで行われたが、7月22日、23日は、ファンクラブを対象に整理券が配られ、グラウンドで再びHAMA Railが登場し、触れ合いイベントが行われる。
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