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ゲリラ豪雨で1時間半遅れの開始 大貫KOで大敗

09/24 東京ヤクルト8-1横浜DeNA(神宮)

試合前にゲリラ豪雨があり、グラウンド整備に時間を要して19:30開始となった試合。大貫が初回に山崎のタイムリーで先制点を許すと、2回にもオスナのソロで2点目を失う。3回に1アウト満塁としたところでロメロに交代。オスナの犠牲フライと宮本のタイムリーで4点ビハインドとなる。その後も田中健、森原が失点し8失点。打線はまたもサイスニードに力負け。8回にやっと桑原のタイムリーで1点を返すが、その後のチャンスは清水に断たれ、大敗。

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ポジ

台風15号は、朝には温帯低気圧に変わり、東京では雨も一旦上がったが、夕方から大気が不安定になり、東京を中心に雷雨となった。横浜はほとんど降らなかったが、多摩川の向こうから雷の音が響いていた。神宮球場も16時過ぎから大雨となり、試合開始が18:20に変更された。

しかし、17:30を過ぎても雨は弱まらず、18:45そして19:00と試合開始が繰り下げられた。18:30ごろになってやっと雨が収まったが、外野のウォーニングゾーンには人工芝の上に水たまりができていた。短時間に大量の雨が降ったため、排水が追い付かずにかなりの量の水が残っていた。

これを神宮球場のスタッフが手作業で対応。ポンプでの吸い上げ、バケツリレー、トンボやモップなどで水を移動させるなど、さまざまな作業を行った。対応にあたる人員は時間を追うごとに増えて行き、革靴にスーツというスタッフも加わっての作業となった。

なかなか水たまりが解消せず、選手たちがウォーミングアップを始めたが、19:00を過ぎても終わらなかった。結局、19:30にやっと試合開始にこぎつけた。

ヤクルト、DeNAともに残り試合が多く、10月3日まで日程が詰まっている状況。加えてこの日は、首位攻防戦でヤクルトの胴上げの可能性があったこと、村上の56号もかかっており、チケットは完売。球団、球場としては、何としても開催したい試合だったという背景もあった。

それにしても、スタッフ総出で試合ができる環境を作ってくれたこと、球場のファンから拍手も起こっていたが、素晴らしい仕事だったと思う。

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ヤジ

大貫は、以前にもロジンの付けすぎで球審に注意を受けたことがあるが、指先に多く付けるタイプ。雨の中の投球ではロジンが落ちてしまい、滑ってしまうことが他の投手よりも多い。だとしても、本拠地ハマスタも屋外の球場であり、年に何度か雨の中の登板はやって来る。この日のサイスニードも条件は一緒だし、前日はもっと強い雨の中で濵口も投げている。当然ながら言い訳にはできない。

1時間半、試合開始が遅れたことも影響はあっただろう。これもサイスニードも同じ条件。投手のタイプの違いはあるだろうから、彼が大丈夫でも大貫にとっては大きな問題だったのだろう。それにしても、11勝を挙げている勝ち頭だけに、もう少し何とかして欲しかった。

特にスライダー、カーブが十分に指にかからなかったのだろう。先頭の塩見に対して、インサイドの速球で押した後、アウトサイドへのスライダーを投じたが、真ん中高めに入り、右中間への二塁打。バントの構えをしている山崎には、変化球を力んでしまい暴投。山崎にタイムリーを許して、あっさりと先制点を献上した。

立ち上がりの1、2回の失点が非常に少なく、ゲームメイク能力のある大貫だが、自分の投球ができなかった。2回もオスナを追い込んだが、変化球が低めに決まらずファウルとされ、最後はカーブが肩口から真ん中高めに入り、レフトスタンドへ運ばれた。

3回も山崎に粘られ、10球目をヒットにされると、山田への初球が抜けて死球に。村上への初球もスプリットが暴投となり、1アウト2、3塁。村上は申告敬遠が告げられ、ベンチは大貫の交代を決断した。

雨が収まって来ればと期待したが、最後までコントロールができなかった。勝ち頭が投げているだけに、CSならまだしも、この試合で2イニングで降板というわけにも行かない。この展開で3回だとロメロを選択するしかない。オスナに犠牲フライ、宮本にタイムリーを打たれて4失点。

この日、デーゲームで12勝を挙げている戸郷が敗れたため、12勝で並べば最多勝の可能性も出て来るところだったが、それどころではなかった。

ただ、大貫が先に失点を重ねてしまったが、打線も全く得点が取れず、これでは大貫が頑張っても前回のように見殺しになった可能性が高い。

初回に関根がヒットで出塁も、佐野の打席でランエンドヒットで三振ゲッツー。2回、先頭の牧がライトのフェン直二塁打。あと少しでホームランだった。宮崎が進塁打を意識したセカンドゴロで、1アウト3塁。サイスニード対策としてソトに代わり6番に入った楠本だったが、インサイドのストレートに詰まらされ、牧は動けず。嶺井も倒れて無失点に終わった。

5回は楠本がヒットで出塁するも、嶺井が併殺打。その後、柴田と代打の戸柱が連打するも、桑原が倒れ、3安打も無得点というチグハグな攻撃となった。6、7回はイニング10球以下であっという間に三者凡退。8回にやっとソトの二塁打でチャンスを広げ、桑原のタイムリーで1点を奪って降板となったが、攻略したとは到底言えない。

これで何度目の敗北か。毎回、ストレートに力負けし、スライダー、チェンジアップの緩急を使われて捉え切れない。ストレートもスピードガン表示よりも速く感じているのだろうが、何度か対戦すれば球筋は見えて来ると思うのだが。読売には2試合だが防御率7.20、中日には3勝0敗も4.45。広島には2.25だが、9失点の試合で自責が1だったため、悪化はしていないが捉えられた試合もあった。

9勝を挙げている投手に失礼かも知れないが、ここまで毎度やられているのはDeNAだけではないか。大瀬良ほどではないが、カモにされている。CSのファイナルステージに進めば対戦が予想されるだけに、対策を立てて欲しい。この日はソトを外し、2番に関根、5番に楠本、ショートは4打数2安打の柴田を使った。

3人ともヒットは放っているが、もっとしつこい攻撃を期待しての起用だと思う。サイスニードがあまりイラつくことなく、気持ちよく投げられているのが原因だと思う。もっとしつこい攻撃が必要だ。それこそヤクルトの山崎がやっているようなことを関根や柴田に見せて欲しかった。

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キジ

奇跡へ望みを繋ぐためにも、この3連戦は全部勝ちたかったが、ワンサイドゲームとなった。マジックは2となり、25日の直接対決で敗れれば、2年連続のリーグ優勝の胴上げをまたも目前で見ることになる。

シーズンの勝ち越し、2位以上の確定、大貫の最多勝も懸けた試合で、1時間半遅れで開催には漕ぎ着けたが、終始苦しい試合だった。

8-0の8回、サイスニードが1点を奪われ、なおもノーアウト1、3塁という場面で、セットアッパーの清水を登板させた高津監督。翌日も見越して、ここで流れを断つという采配だった。前日の9回はイニング頭からの交代で、シチュエーションが違うので単純比較はできない。ただ、こういうところは抜かりないなという印象。

胴上げを阻止し、望みを繋ぐため、中5日で今永が先発する。またも彼に託された。相手は9月11日に7回無失点の投球をされた小川。前回も阪神戦で無失点に抑え、8勝目を挙げており、勝負どころで調子を上げて来ている。打たないことには全てが終わる。ここまで来たら気持ちの勝負になる。必死に食らい付き、甘いボールを投げさせ、それをしっかりと捉えたい。今永ひとりに苦しみを背負わせないで欲しい。

コメント

  1. 6年連続胴上げ危機 より:

    これで6年連続の胴上げ危機となりました。チームとしては異常です
    なぜここまで横浜ばかリ胴上げのピンチになるのでしょうか
    横浜は何かヤクルトに悪いことでもしたのですか?

    • Rocky より:

      そういう試合で勝たないと自分たちの胴上げはないぞということなのでしょうが、今年もやられましたね。
      2019年に続き、2位で直接対決での胴上げはキツいですが、今年は神宮だったことが幾分マシなのでしょうかね。

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