04/28 横浜DeNA0-7読売(ハマスタ)
先発の東は初回、2アウトからポランコを歩かせ、岡本和に先制2ランを浴びた。2回は岸田のタイムリー、4回は丸のソロで4失点。6回から宮國が登板したが、2アウトから投手の山崎伊にタイムリーを許し、そこから連打を浴びて3失点。勝負が決まってしまった。初対戦となった山崎伊を攻略できず、7回まで僅か3安打。プロ初勝利を献上した。
ポジ
良かったと思える点がない。倉本の久しぶりのヒット、三上と平田の無失点も大量ビハインドという展開だからこそという部分もある。9イニングこれだけ一方的な展開を見せられたのもあまり記憶にない。
ヤジ
ストレートが走らない東は体調に問題あり?
正直なところ、あまり振り返りたくもないのだが、東の内容が酷過ぎた。初対戦となる山崎伊は、少し苦労する可能性もあるが、先週の阪神戦での小川との投げ合いのように、ロースコアで行ければと思っていた。しかし、初回いきなり2ランを浴び、2回までに3点のリードを与えているようでは、相手を楽に投げさせてしまう。
吉川を初球で打ち取り、少し当たりが止まっている坂本もライトフライに打ち取ったが、ボールは全体的に高かった。那覇で2安打されているポランコは、ストライクが決まらずに歩かせた。岡本和に対しては、低めを意識して投げていたが、フルカウントからのストレートが真ん中高めに入り、打った瞬間という先制2ラン。それまで低めに投げてきたのに、勝負球だけが極端に甘く入った。
2回は、那覇で逆転3ランを打たれている丸に対し、追い込んでから際どいところを狙うも、結局歩かせてしまう。中島には低めのチェンジアップを巧く拾われてライト前。ノーアウト1、3塁となる。ストレートに威力がないから、チェンジアップでタイミングを外し切れない。そして、中島がしっかりとランナーを進める右打ちができているところも、さすが首位のチーム。
岸田を打ち取れば何とか無失点が見えて来るかというところで、追い込んでからのチェンジアップがとんでもなく高めに抜け、ライト前タイムリー。全くコントロールできていなかった。山崎伊もバントを2つファウルしているのに、3球目で易々と成功。140キロと表示されたストレートは、威力を感じないから高めでもバントしやすかったのだろう。これは早々にKOされるかなと思っていたが、吉川の強烈なライナーはセカンドの守備範囲。坂本が元気なくショートゴロに倒れ、何とか1点の追加で済んだ。
だが、4回には丸にストレートをセンターバックスクリーンへ運ばれた。那覇に続いてのホームラン。個人的には読売戦3試合目の現地だが、既に丸のホームランを3本見せられている。今年に限らず、よくもこれだけ丸に打たれるなと思う。
東は5回は中軸を三者凡退で切り抜けはしたが、ボールが全体的に高い傾向は変わらなかった。那覇と同じく5回4失点で敗戦投手に。三度目の正直と思ったのだが、東の3敗全てを現地で見届けることとなった。
前回こそ7回無失点と抑えたが、阪神打線があまり良くなかったということもあるのだろう。今年の4試合、どれを見ても本来の東とは思えないようなボールしか来ていない。少なくとも昨年復活した際に投げていたボールではない。
とにかくストレートが走らない。スピードガン表示もそうだが、ストレートの回転も足りないのか、打者が球威をあまり感じていない。だから、2種類のチェンジアップも見極められてしまう。ボールの精度が低いが、コントロール良く低めに集められればまだ何とかなるのだが、この日のようにボールが高めに浮いてしまっては痛打されてしまう。
4度の先発は3回がハマスタで、1回が那覇だが、マウンドが合わないということなのか?これだけボールが走らずコントロールもままならないというのは、体に何か異常が発生しているのか?開幕戦では皮がめくれたということで降板し、一度登録を外れているが、他にも何か発生しているんじゃないかと疑う程だ。
TJ手術前は150キロ近い威力あるストレートを投げており、昨年もそれに近いボールは投げていた。田中健を見ていても、手術前よりもスピード、威力は増しているので、東だけがこれほど落ちてしまうというのも疑問だ。肩の不調、肘の具合が良くないなども考えられる。
三浦監督は、今永の離脱を受けて開幕投手を指名する際、オープン戦の結果よりもキャンプでのブルペンでの投球も踏まえて、東を選んだ。少なくとも今の状態は、それを疑問に感じるくらいのボールしか投げられていないように見える。
東も4月までに勝つことができなかった。次回以降はそのまま投げさせるだろうか。復調のきっかけを掴んで欲しいが、現状程度のボールしか投げられないようだと苦しい。今永、東、大貫が一つも勝っていない状況と考えれば、健闘している方だと思うが、彼らがしっかりと先発として勝利を挙げて行ってくれないと苦しい戦いを強いられる。
序盤からビハインドも山崎伊を攻略できず
初回から2点を先制され、間髪入れずに追加点を取られしまい、3点を追う展開となった。打つしかない状況になったとはいえ、2年目でまだ勝利のない山崎伊を気持ちよく投げさせてしまった。
140キロ台後半のストレートに、スライダーをコントロール良く投げ込んだ。シュートも効いていたと思う。だとしても、これだけ力負けしてしまうのは残念だ。2回は先頭の牧が二塁打を放つも、楠本はセンターフライでランナーが進めず。大和もアウトサイドのスライダーで、バッテリーの狙い通り引っ掛けさせられた。ここの無得点は、山崎伊を乗せてしまったと思う。
5回は2アウトランナーなしから戸柱が二塁打を放ち、柴田が粘って歩いて1、2塁。代打の藤田が登場し、8球粘ったがカットボールを捉え切れずセカンドゴロ。このゲームを何とかするのであれば、ここで得点するしかなかった。
6回に宮國が3失点し、7点差となると打者も何とか出塁というよりは打ちたいという感じになっていた。8回に倉本が久しぶりのヒットを放ったが、桑原の強烈なライナーはファースト正面で、併殺となるなど運もなかった。
初勝利を意識して、といったプレッシャーすらかけられず、プロ初勝利を献上した。またベイスターズとは組み易しと思う投手を増やしてしまったようだ。
キジ
現地へ行かれる読者の皆様でも何度か感じたことがあるかと思うが、何故わざわざお金を払って苦痛を受けに行かなければならないのだろうと思う。もはやこれは修行僧か何かなのだろうか。
昨年までの通算成績で勝率が.447のチームだから、単純に観に行って勝てる確率の方が少ないわけだが、こうも負け試合ばかり引くと気分が落ちる。それでも、劇的な試合を現地で観た時の感動、喜びを忘れられないから、こうして何度もこの場所へやって来るのだろう。まあ、中毒だね。
さて、ハマスタの読売戦は初戦を取りながらも連敗で勝ち越せず。29日からは神宮でのヤクルト戦。ここから二度目のカードになってくるが、初戦の予告先発は有吉と発表された。たが、29日の夕方は強い雨の予報で、これは十中八九、雨天中止かなと思う。30日は天候が回復する見込みで、有吉はスライドせず来週に回るのではないか。
今季最多の借金4となってしまったので、このままズルズルと行かないように、ヤクルト戦で連敗を止めたい。ヤクルト戦で二度好投している上茶谷に期待したい。
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