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石田、5回に突然崩れる 小川の100勝を演出

09/09 横浜DeNA1-13東京ヤクルト(ハマスタ)

初回、この日から復帰した塩見に先頭打者ホームランを打たれて先制されるも、2回に山本のタイムリーで同点。石田は4回まで6三振を奪い、無失点に抑えていたが、5回に先頭の小川にヒットを打たれると、サンタナまで6連打。3点を失って満塁という場面で中川に交代したが、濱田の2点タイムリー二塁打でこの5点。終盤にも宮城、坂本が失点を重ねて13失点の大敗。投打に活躍の小川は通算100勝を達成。

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ポジ [Good]

山本が2回、2アウト2塁でタイムリーヒットを放った。ペイオフピッチで、89キロのチェンジアップを投げて来たが、高めに浮いたところをきっちりと捉えてレフト前へ運んだ。これで9月の打率は依然として.400。まだまだ出番が増えそうなので、キャリアハイの数字を伸ばして行きたい。

この日はショートでスタメン起用された知野は、守備ではエラーが記録されてしまったが、そこまで悪くはなかった。5回に初球の甘いストレートを引っ張り、三塁線を抜く二塁打。バッティングでは1つ結果が出たことは良かった。

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ヤジ [Bad]

石田は、初回にいきなり初球を塩見にホームランとされたが、その後はオスナ、山田を連続三振。村上は歩かせたが、サンタナを打ち取った。2回は三者凡退。4回に1アウトから知野のエラーで出塁を許すと、濱田、古賀の連打で1アウト満塁のピンチ。ここは長岡をスライダーでファーストゴロに仕留め、ホームゲッツーでピンチを脱した。

立ち上がりはストレートに力があり、スライダーが非常に良かった。長岡を併殺に取れたことで、5回も小川から始まる打順になったのだが、そこに落とし穴があった。小川に対して初球、135キロの甘いストレート。ストライクを先行したが、2球目もほぼ同じストレートを投げ、完璧に打ち返された。

Point: 5回表、先頭の小川にヒットを打たれる

小川がバッティングが良いのはこれまでで分かっていること。とは言え投手であり1割そこそこの打率なので、取るべき打者なので、きっちりと投げなければならなかった。初球が甘く行ったのに、2球目も同じように投げたのはあまりにも不用意だった。

続く塩見は、低めのチェンジアップを拾った打球が風にあおられて、レフトオーバーの二塁打。風の影響で難しいだろうが、佐野の追い方も微妙だった。ノーアウト2、3塁となり、オスナには高めのストレートを捉えられて、右中間へ運ばれた。桑原が追い付き、二塁でオスナはタッチアウトになったが2点を勝ち越された。

ここで1アウトランナーなしになったので、立て直したいところだったが、山田の当たり損ねのピッチャーゴロで一塁はアウトだったがリクエストで覆った。村上にはアウトサイドへの投球でうまく追い込んだが、インサイドを狙ったストレートが中へ入り、センターのフェンス上部を直撃。桑原が上手く処理して1アウト1、3塁となった。インサイドに投げ切れず、ホームランにならなくて良かったという打球だったが、再びピンチになってしまった。

サンタナの打球もボテボテのショートゴロだったが、飛んだコースが良く内野安打。不運な打球もあったが、これで6連打。ここで三浦監督が交代を告げた。代わった中川も濱田に左中間への2点タイムリー二塁打を許し、この回は5点のビッグイニングとなり、小川の出来を考えても苦しい展開になった。

7回には宮城が1アウトから3連打で満塁のピンチ。長岡にストレートを打ち返されたが、打球はセカンドの正面でライナー。2アウトとなり、小川が続投で打席に入る。カーブ2球を見逃して追い込んだ。3球目のストレートは振って来て三塁線へのファウル。

バッテリーはストレート狙いと判断して、4球目もカーブを選択したが、やや高く打ち返された。少し前に守っていた桑原がダイビングキャッチに行くが、僅かに届かず、打球が転々とする間に走者一掃となった。既に5点差でこれ以上失点すると厳しいところ、トライしたことは悪くない。1点も3点も大して変わらない状況。カーブを投げるのであれば、2ストライクを取られて当てに来るのから、ボールゾーンへ投げなければならなかった。打った小川も見事だが、宮城も学ぶことがあっただろう。

9回は坂本が、ヒットと四死球で満塁として、内山のライト後方への打球、蝦名がぎこちない追い方で最後はグラブに当てながら落としてしまった。記録は二塁打となり、佐野と大して変わらないが、守備で出場機会を掴みたい蝦名としてはミスに近い部類になってしまうだろう。ハマスタのライトでこれだけミスが続くと、思い切ってプレーできていない。技術的にももちろんだが、精神的にもケアする必要があるだろう。

ソトは、小川に相性が良く2打席は勝負しづらかったのか四球で出塁したが、6回1アウト1、2塁のチャンスで併殺打。ここで繋げば、試合が縺れて分からない展開もあり得た。8月は3本塁打ながら.304をマークしたソトだが、9月に入って8試合でまだ1安打。打率.034と大不振。少し良くなっても好調が続かず、大きな不振に陥ってしまう。

ファーストの守備では助けられることも多いが、このバッティングだと現状の条件での契約延長は厳しい。バットの先に当たることも多いが、捉えたはずの打球も伸びず、目や瞬発力といった部分の衰えを感じざるを得ない。新外国人野手がほぼ活躍できない状況ではあるが、来季に向けてどう考えるか。

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キジ [Other]

ハマスタでのデーゲームは無敗で来ていたが、そのツケを払うかのような大敗。この日、現地で観戦したファンには悪いが、ここまで大敗であれば切り替えもしやすいし、疲労も少ない。前日に危険球で退場となった森原がベンチを外れていたし、今週はタフな試合が続いていたので、変に延長戦に入って負けるよりはよほどいい。小川が良かったので、石田が2失点でも勝てたかどうか分からない。ひとまず、ヤクルトの中村が無事にベンチ入りし、途中から試合にも出場できたことが良かった。

ここで3連勝できるようなチームだったら5割前後をうろついていない。何とか10日に勝って、カード勝ち越しをできるようにやるしかない。ヤクルトは、8月1日の読売戦で涙のプロ初勝利を挙げた山野。前回は阪神戦で敗れている。彼のプロ初登板は2021年4月のハマスタ。2回途中で7失点という苦いデビューで、それ以来の1軍登板が8月1日だった。

もう2年前の話なので、初登板の時とは全然違うだろうが、牧、佐野、宮崎のクリーンアップに5安打7打点。関根にもタイムリーを打たれている。ベイスターズとしては、この時のことが蘇るような展開にしたい。濵口は前回が非常に情けない投球だった。8月の良い投球が戻るようにしたい。ヤクルト戦は8.53という防御率なのが気になる。打撃戦になりそうなマッチアップだが、意外とロースコアで行くか。日曜の連敗も止めたいところだ。

コメント

  1. みかー より:

    石田はFAするんでしょうか?正直この成績では補償不要のCクラスでもどこも手を挙げなさそうですが…
    (特に巨人は井納で痛い目見てますし・・・)

    • Rocky より:

      FA前に好成績を収めて価値を上げたいところでしたが、難しいですね。
      どうしても横浜から出たい、もしくはよほどの減俸を提示されたらFAするかも知れないですが、普通はしないかと。

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