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全員で守り切り、横濱漢祭に先勝! 東が10勝目

08/18 横浜DeNA2-1阪神(ハマスタ)

先発の東は、初回にノイジーのタイムリーで先制を許したが、その後は尻上がりに調子を上げてゼロを並べた。4回に宮崎が17号ソロを放ち、同点として迎えた7回。3連打で1アウト満塁とされた東は、足がつるアクシデントがありながら、ミエセスをサードゴロ併殺打に取った。その裏、2アウトから山本のタイムリーで勝ち越し。8回をウェンデルケン、9回を森原がピンチを招きながらも断ち、逃げ切った。東はルーキーイヤー以来の10勝目を挙げた。

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ポジ [Good]

東が、戸郷と床田に並ぶリーグトップタイの10勝目を挙げた。7月2日に8勝目を挙げてから、オールスター前後は足踏みが続いていたが、ここに来て連勝で到達した。ルーキーイヤーに11勝を挙げて新人王を獲得したが、翌年から肘の状態が思わしくなく、4勝止まり。結局、2020年にトミージョン手術に踏み切った。

そこからリハビリを経て復帰したが、2022年はイメージとのギャップに苦しみ、開幕投手を務めながらも1勝に終わった。そんな中で、今春のキャンプでも打ち込まれる試合が多く、東の中でも何かを代える必要があった。肘を少し下げたフォームに急遽変更し、これがハマった。

開幕から順調に勝ち星を積み重ね、チームの勝ち頭として先発投手を引っ張って来た。今永、バウアーと三本柱を形成し、チームからの信頼も厚い先発投手になっている。10勝もそうだが、5月に喫した2敗だけというのも素晴らしい。

この日も、立ち上がりに勝負球が甘くなり、大山、ノイジーと追い込みながら高めに入ったところを右方向へきっちりと持って行かれた。首位に立っているチームの中軸らしい勝負強さ、バッティング内容だった。

だが、そこからズルズル行かないところが負けない投手の真骨頂。2回も先頭の坂本にヒットは許したが、ピンチで近本を打ち取って切り抜けた。3回から6回までは、4イニング連続で三者凡退と完璧な投球を見せた。

7回1アウトから佐藤輝に高めのストレートをレフトへ運ばれ、続く坂本は完全に打ち取った当たりだったが、東が打球を捌けず内野安打。ここで代打の原口にチェンジアップを三遊間に持って行かれた。京田がダイビングキャッチで止めたが、オールセーフで1アウト満塁の大ピンチとなった。

ここで阪神は好投の村上に代打を起用。代打では今季ヒットを打っていないミエセス。2球で追い込んだが、そこからボールをしっかりと見極められてペイオフピッチ。さらに3球ファウルが続いたところで、東が足を気にする様子。齋藤隆コーチがマウンドに向かい、状況を確認。つっていたようだが続投を志願。

10球目のチェンジアップもファウルとなった後、11球目もチェンジアップを続け、捉えた打球はサードへ。宮崎が倒れ込みながら打球を押さえ、三塁を踏んで一塁へ送球、併殺を完成させた。ソトも、東も大きなガッツポーズ。ハマスタは大歓声に包まれた。根負けせずによく踏ん張ったと思う。さすが最多勝を争う投手だと思う。

その東に10勝目を付けたのが、連日の活躍となった山本。7回裏、2アウトランナーなしから、この日1軍に再昇格し即スタメンだった梶原が、バットの先に引っかかった打球がセンター前のポテンヒット。ここで山本が低めのストレートを弾き返し、左中間を破る勝ち越しのタイムリー二塁打。スタートを切っていた俊足の梶原は、あっという間にホームを駆け抜けた。

前日の猛打賞に次ぐ、バットでの活躍。昨年までは打てればレギュラーも、と言われたが、バッティングでの成長を見せている。守備の方でも東を好リードで引っ張り、終盤の痺れる1点差でウェンデルケン、森原をリードし、守り切った。9回の盗塁阻止は、やや送球は逸れたが結果的には大きかった。

最初のヒーローインタビューでは東に急遽、呼ばれた。2度目の7月2日は、途中で呼ばれる「演出」で上がった。今回は、最初から立ちたいと思っていたと言う通り、文句なしの活躍だった。日曜はバウアーなので伊藤光だろうが、石田が先発する2戦目も流れに乗って山本に任せた方が良いのではないか。

逆転劇を呼んだのも、宮崎の殊勲の同点ソロがあってこそ。コントロールが素晴らしい村上の失投を見逃さず、インサイド高めのストレートを宮崎らしい芸術的な捌き方で、レフトスタンドへ運んだ。これはなかなか真似できるものではない。

この日の宮崎は守備でも好守を連発。3回は森下の三遊間への強い打球に飛びつき、一塁でアウトにした。そして、7回のミエセスの打球も「気づいたら入っていた」とは言うものの、強烈な打球を倒れ込みながら押さえ、冷静にベースを踏んだ後、足が速くないミエセスを一塁で刺して併殺を完成させた。近本に回らなかったことはあまりにも大きかった。

そしてこの日はヒット1本で打点はなかった牧だが、こちらも好守を連発。特に8回、ウェンデルケンが招いた2アウト3塁のピンチで、大山の強烈なセカンド左へのゴロへ飛び込み、バウンドを合わせて捕球。すぐさま立ち上がって一塁をアウトにした。これにはソトもガッツポーズを見せていた。この日は守備の人だったが、十分価値のあるプレーだった。

ノーエラーという以上に好守で多く、守り勝った試合になった。首位を相手に、良いゲームができた。自分たちを乗せて行きたい。

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ヤジ [Bad]

首位の阪神、しかも防御率2点の村上を相手に、そう簡単には得点が入らないことが想定される試合。初回に先制点を与えてしまったが、その後を東がよく凌ぎ、味方も好守を連発して支えた。何とか2点を取って逆転し、最後も守り勝った。言うことのないナイスゲームだった。

ただ、9回の熊谷が盗塁を試みたシーンは、リクエストにより判定が覆り、岡田監督も長い抗議を行っていた。ちょうど逸れた送球を獲りに行くところ、京田がセカンドベースをブロックするような形となり、熊谷はベースに入れていなかった。これを走塁妨害と取るかが争点だったが、審判団の判断は妨害ではないというものだった。

京田の左足の入り方はどうなのかとは思うが、必要以上にランナーを妨害する動きは見られなかったということだろう。これはリクエスト検証で審判団が何度も見て判断していることだが、逆の立場だとこれでアウトというのは、という感じもある。

だからと言って、試合後のベイスターズのイベント中にブーイングをしたり、ヒーローインタビュー中に歌いだしたりして良いわけがない。これだから阪神ファンは嫌いだ。全員がそうでないことは分かっているが、総じて言うと嫌いにしかならない。だから阪神戦も不愉快なのでなるべく行きたくない。

2戦目以降は、何かあるたびにお互いのファンが煽るようなことになるのだろうか。この日の試合は、非常に締まった好ゲームだっただけに、水を差されたようで残念だ。

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キジ [Other]

2週間前にハマスタで3連敗を喫したカード。初戦は4日と同じく東と村上のマッチアップ。先に阪神が先制し、DeNAが逆転する展開。村上からの逆転ではなかったが、2-1と1点をリードし、8回表2アウト3塁。4日と全く同じ場面が訪れるとは。

伊勢がノイジーにライトの前に落ちる同点打を許していたが、この日はウェンデルケンと大山の対戦。打った瞬間、センター前同点タイムリーだと思ったが、牧が飛び込んで来た。強烈な打球にバウンドを合わせて捕ると、一塁へ正確な送球。このスーパープレーも、この試合を大きく分けた。

たらればを言っても意味はないが、この素晴らしい勝利が2週間前にできていれば、という思いがどうしてもこみ上げる。この2週間で失ったものはあまりにも大きい。だが、今となっては一つ一つ返して行くしかない。まずは2戦目に勝つことを全力で集中して欲しい。

横濱漢祭の応援総長、角田信朗氏も試合後の「必勝祈願轟音横濱漢炎舞」で残り2試合の必勝を祈願した舞を見せてくれた。その気合が選手全員に伝わったと思う。ファンも盛り上がったと思うので、そのムードを2戦目に繋ぎたい。

石田は先週、初回6失点だったリベンジを何としても果たして欲しい。5回までで良いので失点をしない投球を見せて欲しい。青柳の今季4勝を全て献上している状況で、5勝目は何としても阻止して欲しい。ハマスタでは一度、土を付けているので、絶対に攻略したい。石田が踏ん張り、青柳を攻略できれば先が見えて来る。

ちなみに、総長は試合前にもセレモニアルピッチの前に、「攻めまくれ」の原曲である「武士ノ花」をチャンテの歌詞に変えて歌ってくれている。その模様は球団公式You Tubeチャンネルで公開されている。

開幕前にイベントの名前だけが発表された時には、どんなイベントになるのかと思ったが、これはこれで熱くて非常に良いのではないか。19日には柳沢慎吾氏、20日には石橋貴明氏も来場するので、そこも楽しみにしたい。

コメント

  1. みさと より:

    もしかしたら気のせいかもしれませんが、宮崎選手怒ってましたよね?

    温厚な宮崎選手が怒るってことは…悲しいですね

    阪神ファンはどうしてこういう人たちばっかりなんでしょうか

    • Rocky より:

      怒っていたかは本人に聞かないと分からないですが、何が起こっているの?やりにくいなという雰囲気は感じましたね。
      阪神ファンなので驚きはしませんが、人数が多いのでみんなでやれば正当化できるというバイアスが働いているのではないでしょうか。
      ベイスターズ球団は、ビジターファンもお客様と捉えているので、措置は特にないでしょうね。

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