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デスターシャ!デスターシャ!サノス2発で14連勝

08/18 横浜DeNA4-3読売(ハマスタ)

4回にロメロが、戸郷にタイムリーを打たれて先制を許したが、直後に佐野が15号ソロを放ち同点。しかし、5回にポランコの2点タイムリーで勝ち越され、苦しい展開となる。6回に戸郷から連打でチャンスを作ると、牧のタイムリー二塁打で1点差。さらに満塁からソトが押し出し四球を選んで同点。前日と同じような展開となる。8回のマウンドにも上がった戸郷から、佐野が16号ソロを放って勝ち越し。9回を山崎が締めて読売をスイープ。

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ポジ

首位打者を争うキャプテン佐野が、1試合2発でチームを勝利に導いた。

まずは4回裏、先制された直後に、戸郷のアウトサイド低めのストレートをきっちりと捉え、ライトスタンドへ運んだ。甘くないどころか打者にとっては難しいコースだったが、ストレートを狙っていたかも知れない。さすが首位打者のタイトルホルダーというバットコントロール。チームにとっては今日も行ける!という雰囲気になる、価値のある一発だった。

そして、8回。90球の戸郷がこの回もマウンドへ。リリーフに不安もある読売は続投の選択になった。またも先頭打者として対戦した佐野。1ボール2ストライクと追い込まれたが、スライダーが真ん中に入って来たところ、完璧に捉えた。当たった瞬間にホームランと分かる打球は、ウィング席まで届くのではないかという弾道。ライトスタンドの上段に飛び込む、会心の当たり。

キャプテンがここぞいう場面で2発を放ち、一塁ベンチ前で二度、デスターシャ!を披露。ソトの決勝ホームランが続いていたが、負けじと佐野も長打力を見せた。筒香のMLB移籍を受けて2020年からキャプテンを務めているが、チーム状態としてはこれまでで一番だろう。この雰囲気を最後まで維持しつつ、優勝争いに食い込み、さらに士気を上げて行く上で、キャプテンの役割も大きくなる。今なら自身のバッティングでチームを引っ張れるはずだ。

キャプテンの一発を呼び込んだのは、8回を3者三振で片付けた伊勢の好投だった。エスコバーが7回を三者凡退に抑え、4番の中田からの打順。フォーク2球で追い込むと、最後はストレートで空振り三振。力みでボールが浮き上がり、高めに行ってしまったが、ボールの勢いで中田が思わず振ってしまった。

ポランコも、ストレートを2球ファウルで粘ったが、最後はインハイのボールゾーンに来たところ、バットを止められず、ハーフスイングは空振りの判定で三振。岡本には一発を警戒して3ボール。歩かせてもやむを得ないかなというところで、ストレートでファウルを取った後、フォークを連投して空振り三振。見事な15球で、チームに流れをグッと引き寄せた。

16日の初戦では2アウトランナーなしから苦しみ、30球を投じた山崎は、前日はベンチを外れてリフレッシュ。1点リードの9回表をこの日は三者凡退に抑えて27セーブ目。いよいよ今月中に節目の通算200セーブ達成が現実的になってきた。

山崎が三者凡退で終えられたのも、柴田のスーパープレーがあってこそ。先頭の大城の打球は、山崎の足元を襲い、飛び上がって避けた。センター前ヒットと思ったが、そこに柴田がいた。回転しながらの送球は完璧で、余裕のアウト。身のこなしが素晴らしく、回転しても方向感覚はズレずに正確な送球だったが、一番は守備位置。

これはアナリストが出しているデータに基づいているのだろうか。いくら素晴らしい能力があっても、あの位置に守っていなければ、さすがに捕ることはできないコースだった。チームとして取り組んでいることが成果として出たシーンだったのではないか。

ハマスタでの読売戦は、7月29日から31日の3連戦が、コロナによる影響で読売のチーム編成が出来ない為、延期となった。故意ではないしやむを得ないところではあるが、その時の借りを返してもらったかなという感じ。メンバーが戻ったこのカードで負けてしまっては悔しさも倍増するだけに、最高に気持ちの良いスイープになった。

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ヤジ

QSではないものの5回3失点なら責めることはできないが、ロメロがあと一歩、踏ん張り切れなかった。4回は1アウト満塁から重信を打ち取った後、戸郷に高めのストレートをレフト前に弾き返された。戸郷は今年も36-3で.083、デビューから数十打席ノーヒットが続いたほど、バッティングは良くない。あまりにも甘い球を投げ過ぎた。しかし、見事な中継プレーで二塁ランナーの生還は許さなかった。

この1点で踏ん張りたかったが、5回にもピンチを招く。丸の二塁打で1アウト2、3塁となった後、中田はインハイの速球で3球三振に取った。ポランコにはアウトサイドの浮いたチェンジアップをライト前に運ばれ、これが2点タイムリーとなった。ポランコは手が長いので、どちらかと言うとインサイドに穴があるのだが、アウトサイドでしかも浮いてしまってはどうしようもない。

味方が追い付いて負けは消してもらえたが、2アウトまで漕ぎ着けた後のひと踏ん張りができず、勝利を得ることができなかった。次回はどうだろうか。この日、高城がコロナの陽性判定を受け、特例2022で登録抹消となり、ロメロは代替選手として登録された。明日、ロメロの登録を外し、来週は阪口ら別の投手が先発する可能性もある。ロメロは2週間後の中日戦をターゲットにするかも知れない。

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キジ

前日に続き、先発が3失点しリードを許したところで、さすがに今日は無理かなという感じがあったのだが、またも追いつき、最後はホームランで勝ち越して逃げ切り。圧勝ではなく、終わってみれば勝っているという良い意味で安定した試合。ここに強さを感じる。一時的な爆発だと、反動も凄いからね。

これで球団記録をさらに更新してハマスタ14連勝。下記の日刊さんの記事によれば、セ・リーグでは中日の2012年、当時のナゴヤドームでの記録に並んで3位タイ。2012年は読売が優勝しており、中日は2位。1980年広島と1983年読売は優勝している。滅多にないことだから、記録を伸ばしたい。

貯金6は、2019年9月19日以来。2位となった2019年の領域へ入って来た。8月は11勝2敗と正に快進撃だが、内容も凄まじい。

好投手とは言え、今年デビューで4勝の高橋宏、今年5年ぶりに登板で2勝の小澤が先発した日だけ敗れ、他の名立たるエース級の先発投手の日に勝ち続けている。1997年は8月を20勝6敗で駆け抜けたが、それに匹敵するペースで白星を積み重ね始めている。快進撃はどこまで続くか。

昨日の投稿は、サクッと書いて終わろうと思っていたのだが、書き終わってみたら前日の観戦の投稿よりも文字数が長いという衝撃。入江の成長が嬉しく、ちょっとストーリー仕立てで書いてしまったからね。私はいつもやり過ぎてしまう。

ということで、今日こそはこのあたりで締めようと思う。8月は上記の通り4連勝、1敗、4連勝、1敗と来ていて3連勝中。これは19日の広島戦も勝つ流れだろう。安定している大貫と、大瀬良が登録抹消となり代役の玉村。広島は移動ゲームで、メンバーも一部欠いている。だが、西川も坂倉がいて、秋山もいるし、それほど簡単ではない。とにかく健在の栗林が出ない展開にするしかない。

週末のハマスタ広島戦は、3/25~27(開幕カード)、6/24~26はいずれもスイープされており、0勝6敗。ハマスタでは、その6/26の広島戦に敗れてから負けなしで14連勝中。またもハマスタ広島戦で止まってしまうのか。それとも「8月のハマスタ広島戦」で何かが起こるのか。これも克服した時、本当にヤクルトとのマッチレースになるかも知れない。

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