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なぜ伊勢を登板させたのか 東は好投も1点守れず

05/24 横浜DeNA2-5広島東洋(ハマスタ)

初回、オースティン、佐野の連打と筒香の四球で1アウト満塁とし、山本の犠牲フライで大瀬良から先制点を挙げる。東は、ヒットを打たれてピンチを迎えながらも粘り、7回まで無失点。打線は大瀬良の丁寧な投球にチャンスを広げられず、投げ合いが続いた。8回、東が2アウト3塁から小園に内野安打を許し、同点。その裏のチャンスを逃すと、延長10回に伊勢が小園、末包に連続ホームランを浴び、代わった石川も野間に2ランを許した。その裏、代打宮崎のタイムリーで1点を返すも反撃は届かず、連勝は3でストップ。

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ポジ [Good]

東は、調子が良くはなかったと思うが、ヒットを打たれながらもピンチで踏ん張り、ゼロを並べて行った。4回は、良い当たりではあったが、外野手が僅かに届かず、ヒットと二塁打で1アウト2、3塁のピンチ。ここで坂倉、宇草を2者連続で3球三振に取った。スピードガンでは142、3キロだったが、速く見えたし、圧巻の投球だった。

連勝で勝ちパターンのリリーフが連投している中、ベンチの期待に応えて8回もマウンドに上がった。先頭の秋山にヒットを打たれ、バントで送って1アウト2塁。菊池はチェンジアップでタイミングを外し、ひっかけたショートゴロに打ち取ったが、しっかりとランナーを進塁させていた。

2本ヒットを打たれている小園に対し、アウトサイド低めのスライダーを投げ込み、引っ掛けさせたが、打球は一二塁間の真ん中へ。オースティンがダイビングで押さえ、ベースカバーの東に送球するも間に合わず、同点タイムリーとなった。

あと1つのアウトというところで、何ともやるせない内野安打となってしまった。オースティンも、東も目一杯のプレーだったから仕方ないが、悔しい場面になってしまった。スライダーがあと少し低めに、というところだが、107球目にそれを求めるのは酷。菊池が三塁へ進めたことが効いた。

それでもベンチの期待に応えて8イニングを投げ抜き、10安打されながらも1失点というのは、本人は悔しさもあるだろうがエースの投球だったと思う。ハマスタの連勝も止まったわけではない。ローテーション通りなら6月7日のソフトバンク戦という難敵だが、記録を伸ばしてもらいたい。

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ヤジ [Bad]

連投への耐性、経験から3連投を決断か

負けた原因は一つではないし、3連投したから打たれたとは限らないし、継投のことを論じても結果論でしかない。ただ、この日ばかりは、なぜ伊勢を延長10回に登板させたのか、本当に疑問だった。

今季初の同一カード3連勝を果たした一方で、勝ちパターンが連投していた。4連勝を狙うこの日は、連投している投手を使わずに勝ちたい試合だった。そういう意味では毎回長いイニングを投げてくれるエースの東が先発したことは、チームにとっても心強かった。そして、期待に違えず8回まで投げてくれた。

ここまで3連投もさせて来なかったベイスターズ。伊勢は22日に12球、23日は苦しいピッチングで25球を費やして1失点。何とか1点のリードを守った。森原は、22日が12球、23日は8球で連日のセーブをマークした。

単純に球数だけでなく、連投への耐性、ケガのリスク、当日の状態など総合的に見て、この日の起用を決めたのだとは思う。素人の考えでは、前日に25球を投げ、2アウト満塁で3ボール1ストライクから何とかオスナを打ち取って1点のリードを守った伊勢は、少なくとも1日は休みを与えてリフレッシュすべきと思った。

これまでも3連投はしてこなかったので、この日はベンチ入りはしているものの、登板はないと思っていた。だから、10回にリリーフカーに乗って登場した伊勢を見て、目を疑った。隣にいた同僚にも伊勢はないと思っていたと話していた。

管理人としては絶対ないと思った伊勢はなぜ登板したのか?実際のところは現場の人間しか分からないし、チーム作戦上のことなので、明らかになることもないと思う。だから、1人の素人の想像でしかないが、考えてみた。

伊勢と森原の二人が連投している状況で、森原は昨年も故障で離脱しており、連投への耐性は少ない。加えてクローザーという一番重要な役割を担っているので、この日は森原を登板なしとしたのではないか。後攻の9回は、通常ならクローザーが登板する場面なので、山崎が登板したことからも森原が登板しない予定だったことは窺える。

森原と伊勢を同時に登板なしとしてしまうと、現状の陣容ではあまりにも厳しい。そのため、経験もある伊勢は3連投をした場合は、翌日を上がりとして、通常の運用としたのではないか。従って、山崎の後の10回に当然のように登板した。

素人が普通に考えると、23日の内容からして伊勢の方が1日休みを挟んだ方が良いように思うが、首脳陣は森原の3連投を避けるべきと判断したということかも知れない。このあたり、ウェンデルケンの不在が大きく響いている。

野手は、前日に筒香、この日は宮崎をベンチスタートとしている。ベテランの二人と、若い伊勢とでは違うのだろうが、野手には無理させずに抑えているのに、なぜリリーフはそれをしないのか、そこは疑問だった。

個人的には、東が8回を投げ、山崎が何とか9回を抑えた中で、9回までにゲームを決められなかった時点で、この日は伊勢と森原を使わずに運用して、引き分けに持ち込めればベストと考えた。経験のある三嶋、今年はセットアッパーの役割を担う徳山、そして防御率0点台だった石川の3名を使い、状況によって坂本を挟むという形で、予備の投手として中川虎を置いておく。

結果として、伊勢の後に登板した石川は、野間に2ランを浴びた。だから、上記のプランで継投しても、負けは変わらなかったかも知れない。ここで言いたいのは、「伊勢を3連投させたから打たれて負けた」ということではなく、「伊勢を無理に3連投させる必要はなかった」ということだけ。敗因をここだというつもりはない。

ただ、結果として3連投させた上に負けたのはダメージが大き過ぎた。宮崎をベンチスタートにした一方、リードしたわけでもない延長戦で伊勢を注ぎ込んだのは、理由を推測してもチグハグとしか思えなかった。

初戦を落とし、2戦目は伊勢を使えないという状況で迎えることになった。そして、伊勢も連日打たれたことで、次以降の登板も不安がよぎることになる。伊勢のこの登板が、何かいろいろなところに波及してきそうで怖さがある。

今後のことを考えても、勝ちパターンの投手に偏った起用では、大きな連勝はできない。今くらいの時期に延長戦での投入できる投手を確立して行かなければならない。週5試合で余裕があるのに、先発はケイや小園を7人目、8人目として使い、結果としてケイが先発ローテーションに入った。

リリーフは徳山の抜擢はあるが、伊勢に偏った起用になっている。シーズン終盤の競った展開でも信頼して投げさせられる投手を今から一人でも増やして行かなければならない。3連勝中で少しゆとりがある中で、何故それをしなかったのか。残念だし、理解に苦しむ。

ノーアウト二塁も進塁打なく、8回の好機も逃す

相性の悪い大瀬良が先発と言うことで、簡単に得点できないことは想定していた。初回に1アウト満塁から山本の犠牲フライで1点は先制したが、後が続かなかった。

2回は先頭の林が二塁打。次が投手の東ということもあり、柴田はバントせず。良い当たりだったが、センターフライでランナーを進められず。今年は1安打の東とは言え、1アウトで三塁にいれば何が起こるか分からない。最低でも引っ張って進塁打を打って欲しいところで、2球目を打ってフライアウト。結局、無得点に終わった。

7回も先頭の山本が二塁打で出塁。森敬はバントに行ったが決められず、結局は最悪の見逃し三振に倒れた。バントが失敗になっても進塁打ができればカバーできるのだが、見逃して三振ではどうにもならない。ここもまた東に打順が回って行くところなので、森敬で送って、林で還すしかなかった。

柴田が申告敬遠で2アウト1、2塁になったところで、東に代打すべきだったという声があるようだが、それは全く思わなかった。前述の通り、伊勢と森原が使えない(と思っていた)試合なので、東に8回まで行ってもらうしかない。8回に東が同点とされたからこその結果論に過ぎないと思う。

同点とされてしまったが、同点で止めた。8回裏に佐野の打球が幸運もあって二塁打となり、1アウト2、3塁で4番の筒香。ここは申告敬遠だろうと思ったが、筒香とは勝負を選択した。ストレート5球で押され、前へ飛ばすことができず、最後は150キロにバットが空を切った。筒香としても悔しい打席になった。

続く山本には森浦をぶつけ、ストレートに押されてファウルフライに倒れた。ここで宮崎を代打に使ったとして歩かされるだけなので、一番の勝負どころで宮崎を使うことができなかった。

決勝点を奪われたシーンがどうしても目立ってしまうが、結局は大瀬良をまたも攻略できなかったということ。牧が不在、宮崎が休養日ということである程度織り込み済ではあったが、5番以下の打線がうまく噛み合わず、機能しなかった。

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キジ [Other]

終わってみれば1-0で勝つしかない試合だったのかなと思う。大瀬良も絶好調ではないが、丁寧に投げていた。宮崎をベンチスタートとした打線も下位が弱く、先頭打者が二塁打を打っても投手に回る打順でうまく攻められなかった。

東が粘って好投しただけに、勝利に結び付けたかった。8回に勝ち越して、山崎が抑えて勝てればまだ良かったのだが、筒香を三振に取った塹江の速球も見事だったし、山本に対して左腕から左腕へのリレーとなった森浦もしっかりと抑えた。どちらかを歩かせてしまうと森敬のところに代打の宮崎が来てしまうことも念頭に置いていたのだろう。森浦が山本を歩かせていたら、さらにもう一人右腕を使ったのかは疑問だが、結果的には広島ベンチの采配が当たった。

4連勝で一気に貯金生活に入りたかったが、なかなか大きな連勝が作れない。負けることは仕方ないが、伊勢に無理をさせた上でのこの1敗の代償は大きい気がする。25日は、中川颯と玉村のマッチアップとなるが、打線が援護できるか。また自援護が見られるかも注目だ。

ファームでは度会が3安打。これで29打数13安打の.448。もともと打つ方はそこまで状態は悪くないと思っていたので、それよりも初球を打ちに行く際のボールのチョイスであるとか、守備面をチェックして欲しいと思っていた。バッティングで結果が出ているからすぐに戻すというわけではないと思うが、交流戦でDHを使うタイミングがあれば、野手の打席数が増えるわけなので、呼んでもらいたい気持ちも出て来る。牧の復帰タイミングも含め、どうするのか注目したい。

この日は、広島ファンの同僚を誘ってSTAR SIDEで観戦。いくつか写真を紹介。

広島戦は、STAR SIDEがかなり赤い。

仕事終わりで向かい、1回裏には到着できた。東と大瀬良なので、20:30には終わりそうだと話していたので、早めに着けて良かった。オースティンが佐野のヒットで二塁を蹴って、凄い勢いで三塁へ向かって来た。ヘッスラはやめてくれと思ったが、またやっていた。ホントに彼は止められない。

この日はスラィリーが来場。ドッカーン!FLYCATCHにスターマンと登場。

東と大瀬良の白熱した投手戦だった。

9回裏の攻撃に向けて、キララ、チャピー、dianaのパフォーマンス。サヨナラならず。

延長戦でキツい敗戦。伊勢の起用は引っかかるが、ハラハラ感が楽しめる試合ではあった。

金曜なので、関内で飲んで解散。20:30くらいに終わって飲みに行けるかなと思っていたが、両投手が良過ぎて延長12回1-1の引き分けで、結局22時近くになるのではと話していたが、そんな感じになった。帰宅後、ヤジのところだけ書いたが、今永の試合でも見ながら続きを書こうと寝た。雨で遅延となったので二度寝し、この時間のアップとなった。

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