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失敗は取り戻せる!腹括った大和のサヨナラ打

08/25 横浜DeNA5x-4広島東洋@ハマスタ

今季初めて2番に入った大和だが、4打席目まで結果は最悪。負ければ戦犯の筆頭というところで、9回2アウト1、2塁で打席が回る。腹を括って初球を狙い、高めに甘く来たストレートを捉え、左中間を破るサヨナラ打。野球は失敗を取り戻せるスポーツだ!

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ポジ

梶谷が4安打。いずれもレフト方向へ鋭い当たりを放った。このところ、こういった逆方向へのバッティングができていなかったが、今季好調な要因の打ち方ができた。特に、3打席目でインサイドに2球厳しいボールが来た後で、アウトサイドのボールをレフト線へ運んだのは、見事だった。ただ、これは梶谷個人の問題ではないのだが、得点がゼロというのは厳しい。

4番の佐野も3安打を放っている。全てセンター前へのヒットで、基本に忠実なバッティングを続けることができている。開幕から2ヶ月以上が経過したが、非常に安定している。レギュラーとして出場するのが初めてというシーズンなのに、宮崎にも匹敵するような安定感は立派だ。

宮崎が特大の10号2ラン。DeNAでの2桁ホームラン1番乗りは宮崎だった。外野スタンドに観客が入っていれば解放されていたであろう、新設の「DREAM GATE STAND」に飛び込む特大のホームランだったが、打線の繋がりを考えると、このホームランは非常に貴重なものだった。

リリーフは、7回に山崎、エスコバーで同点とされてしまったが、国吉、パットンは2三振を奪って三者凡退。特に、今シーズンずっと思い通りの投球ができていないパットンは、11球であっという間に片付けた。広島戦の相性も良くなかったのだが、これくらい投げてくれるとチームにとって存在感が大きくなるのだが。三嶋はランナーを出したが、上本の送りバントを見事なフィールディングで併殺に取った。クローザーを出した直後にサヨナラで決められたのは良かった。石田は温存することができた。

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ヤジ

「精彩はなかったけど、僕が彼を2番で使った意味はここにあると信じていた。結果を出してくれてよかった」

いやいや、2番大和は完全なる失敗だろう。ただ、プロは結果で評価するのであれば、最後に「2番」にサヨナラのチャンスが回って決めたのだから、勝てば成功なのかも知れない。2番に期待することと違うと思うが。

それでも、手放しで喜ぶことはできない。完全に負ける試合かと思った。打線の繋がりが悪い。1番が4安打と四球で5度出塁しているのに、得点がひとつもないのは異例だ。2番大和が全く機能しなかった。初回は良い当たりだがセカンドゴロで併殺。引っ張った打球でないだけ同情の余地はあるが、もう少し何とかして欲しかった。その反省が全く行かせず、2打席目はど真ん中のストレートをショートゴロ併殺打という最悪の結果。足のある梶谷の出塁を何も生かせない攻撃になってしまった。

それだけでなく、5回はノーアウト2、3塁で三振。三振してしまっては何も起きない。結果的にソトの犠牲フライで1点は追加したが、セカンドランナーの梶谷は還れず、それが上茶谷の勝利が消える要因のひとつにもなった。2点取られた直後にそのまま2点追加できれば、もっと主導権を握れたはずだ。

4番佐野も3安打を放っていたが、2番3番が全く繋ぎの役割を果たしていない。唯一、得点圏に走者が残って回った5回の打席だけ佐野が凡退。こういうチグハグさも得点が伸びない要因だろう。本来なら6回までに6~7点を取り、楽に逃げ切って上茶谷が1勝目を挙げなければならない試合だった。2回に二塁打を放ち、内野ゴロ2つでホームに還った神里の走力を見ると、上位で生かすべきではないかと思う。

山崎はどうするのだろうか。このまま中途半端に使い続けて復調を待つのだろうか。ストレートは、打者がスピードガンほどの球威を感じていないように見える。ストレートはカットできるので、甘く入って来るボールを待っていれば痛打できるという感じ。ストレートに振り遅れる恐れがあるからこそ、少しスピードが遅く、落ちるツーシームを打者が振るのであって、そうでなければただの遅い打ちやすい球になる。それを分かっているからこそ、低めに投げる意識が強くなり、ベースより前で叩きつけるボールが多くなる。

試合に登板することを前提とすると、やれることが限定的になる。例えば2週間と決めて1軍を離れ、ストレートのキレを出すような瞬発系のトレーニングを行ったらどうか。シーズン中のミニキャンプがどれだけ効果があるのかは素人には分からないが、もう開幕して2ヶ月。投げているボールは一向に変わらないように見える。1軍登録を抹消できない契約なのかも知れないが、本人に受け入れるよう説得すべきだ。三浦2軍監督なら、いろいろなトレーニングの経験もあるので、コンディショニングコーチも含めて、トレーニングメニューを考えることができるはずだ。

ミシマジンがあまりにも素晴らしい状態なので、このまま行けば中継ぎでシーズンを終えるだろうし、今のままだと敗戦処理にもなりかねない。リリーフの1枚として彼の力は必要だと思うので、シーズン佳境に向けてベストな方法を考えて欲しい。

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キジ

昨年6月の交流戦、楽天戦での大和のサヨナラ打は現地で、この投稿のサムネイル画像はその時のものなのだが、大和はこういう場面強いなという予感はあった。しかし、大和はこれが4度目のサヨナラ打だそうだ。昨年は、楽天戦の2日前の日本ハム戦でもサヨナラ打を打っており、DeNAで3度目。つまり阪神では一度だけだったということ。甲子園での初ホームランも今年やっと記録したし、バッティングはDeNAに来てからの方が勝負強さが出てきているようだ。

9回に入ったところで、読売がヤクルトに6点リードしていたので、これは勝てるのかなと思った。このところ、読売、DeNAの勝敗はずっと一致している。先週、1日だけDeNAが引き分けた分、0.5ゲーム差広がったが、ずっとゲーム差が変わらずに来ている。この日は両者が勝利となった。

今季3回目のサヨナラ勝ちはいずれも広島戦。8月、ハマスタ、広島戦と来たら「サヨナラ勝ち」しかない。しかし、現状のチーム状態で3試合連続サヨナラだ!とは言えない。初戦を取れたので、気持ちとしては少し楽になるかも知れない。

先週は崩せそうな調子だった野村に対し、初回に2点を奪った後は、再三のチャンスで得点できなかった。この日のような打線を組んでいては二の舞になることは必至。連打が出なくても得点を重ねて行けるようなオーダーが必要だと思う。

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