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7回一挙6点で逆転!終盤の猛打で2桁得点

06/12 千葉ロッテ3-13横浜DeNA(ZOZO)

ケイは初回、1アウト2、3塁のピンチを招き、ソトのボテボテの打球がサード内野安打、さらに井上の悪送球も重なって2失点。4回にも1点を返してもらった直後に田村のタイムリーで3点目を奪われた。それでも6回まで投げ抜き、7戦連続のQSを達成すると、7回表に味方が一挙6点の逆転劇で、勝利投手の権利を得る。打線は9回にもオースティンの2ランなどで3点を挙げ、今季最多の13得点。交流戦の勝率を5割に戻した。

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ポジ [Good]

ケイは立ち上がり、石川慎を追い込んでから勝負球が決まらず歩かせた。友杉も2ストライクからのチェンジアップを拾われてセンター前ヒット。佐藤の打席でワイルドピッチで2、3塁と最悪の形に。佐藤はサード正面のゴロに取ったが、ソトのボテボテの打球が井上の悪送球を誘い、タイムリー内野安打とエラーで2者が生還した。

その後のピンチは何とか切り抜けたが、初回から40球を費やした。久しぶりに荒れた投球で、この日はちょっと厳しいのかなという感じだった。2回、3回は球数を少なく片付けたが、1点を返してもらった4回、先頭の愛斗に二塁打を打たれた。ここで守り切れるかが勝敗を分けると思ったが、田村のタイムリーで追加点を許してしまった。

その後、何とか6回まで投げ切り、7戦連続のQSはマークした。ちょうど100球ということで、降板を告げられた後、味方打線が爆発。一挙6得点で逆転し、ケイに勝利投手の権利が発生した。終盤は大量点となり大勝。ケイが4勝目を手にした。好投しても援護がない場合もあるので、しっかりとQSをマークしたことが逆転に繋がったと思う。次はケイの好投でチームを勝たせて欲しい。

打線は、7回に集中打で6点を奪い、逆転してさらに試合も決めた。先発の中森には苦労し、6回2アウトまで4安打1点に抑え込まれた。代わった坂本から度会のタイムリーで1点差として迎えた7回、3番手の東妻に襲いかかった。

1番からの打順で、梶原がヒットで出塁し、井上には手堅くバント。ケイに勝利を付けたいというのもあったかと思うが、今年のベイスターズだと意外なバントだった。オースティンが歩き、牧は追い込まれて当てただけのゴロだが、打球が緩すぎて内野安打となり満塁。東妻としては、これが痛かったか。

1アウト満塁で筒香。この日は、2三振とキャッチャーファウルフライ。この場面では厳しいかなと思っていたが、大事なところだけ打ってくれる筒香。1ボールからインサイド寄りに来たツーシームを捉えると、打球は右中間に落ちた。2点タイムリーとなって逆転、さすがの一打だった。

ロッテとしては、1点ビハインドで止めるためにも、ここで継投することもできたが、あと1人というところで投手を注ぎ込みたくなかったのだろう。代え時も逸し、そのまま東妻を続投するしかなくなった。

山本もタイムリーで続き、佐野は左中間を破る2点タイムリー二塁打。さらに京田にもレフトオーバーのタイムリー二塁打が出て、この回は一挙6点のビッグイニングとなった。結果として今季2試合目の登板となった東妻の起用が裏目となり、試合を壊してしまった。東妻純平の兄なので複雑なところはあるが、ベイスターズの集中力も高かった。

このビッグイニングを呼んだのも、6回に中森が降りた後、坂本からタイムリーを放った度会の打席が大きかった。150キロを超える速球と鋭いスライダーを持つ左腕に粘り、最後はスライダーをバットの先で拾い、センター前へ落とし、牧を還した。苦手の左腕に対して内容のある打席で、成長を感じさせた。

9回にはオースティンが6号2ランを放った。二保のアウトサイド高めを完璧に捉え、右中間への当たりだが、打った瞬間という確信歩き。これで交流戦ではホームランがトップとなった。かつて1シーズンに全カードでホームランをマークしたことがある交流戦男が最終週に大暴れしそうだ。

7回に6点を取ったことで、前日に登板しているウィック、森原を温存出来る展開になった。その中で、中川虎が7回、8回の2イニングを完璧に抑えたことは、チームにとっては非常に助かる。先日プロ初勝利を挙げ、一皮剥けた投球ができている。最後は10点差となり、マリンのファンに佐々木千隼をお披露目。マリーンズ時代の登場曲も流れたようだ。

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ヤジ [Bad]

ケイが良くないなりにQSでまとめ、相手の先発が降りた後、集中打で逆転。しっかりとその後も加点し、勝ちパターンを温存できたことは良い勝ち方になったと思う。

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キジ [Other]

得意のビジターで連勝。エスコンに続いてZOZOマリンでもカード勝ち越しを決めた。エスコンは3戦目に大貫で落としたが、今度はどうなるか。13点は今季最多得点。その翌日に大貫を援護することができるか。大貫はエスコンで大量失点し、それ以来の登板。リベンジを期しているはずだ。

ロッテはベテランの西野が先発する。昨日のキジでは、1軍でのデータが少ない投手に苦戦をしており、中森もやはり苦労した。そういう意味では過去に対戦もあり、1軍での経験が長い西野は組みやすい部分はあるか。

チームは交流戦の成績を5割に戻した。先週はハマスタで水曜から4連敗。日曜のソフトバンク戦も絶望的な気持ちがあったが、石田裕が流れを変え、牧と筒香がしっかりと援護した。そこから3連勝でここまで戻せたことは、今後のチームにとって大きい。交流戦最下位争いも覚悟したくらいだった。

楽天が連勝で11勝3敗とした。楽天に負け越しているDeNAは残り4試合で全勝しても、対戦成績の差で上回ることができない。3チーム以上が並んだ場合は、昨年も順位を分けたTQBによる争いにはなるが、現実的には難しいだろう。交流戦連覇はここでほぼなくなった。楽天は読売の後は広島と対戦するので、このまま全部勝ち切ってもらった方が良いかも知れない。DeNAもロッテをスイープし、上位との差を縮めることができるか。

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