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ハマスタの連勝は3でストップ 初回3点も逆転負け

07/03 横浜DeNA3-5東京ヤクルト(ハマスタ)

初回、桑原の二塁打と度会の死球で1アウト1、2塁となり、牧が先制の3ラン。しかし、先発の濵口は、2回に山野のセーフティスクイズが決まって失点すると、3回は長岡の内野ゴロ間に1点差に迫られた。濵口は4回までに101球を要して降板。その後をリリーフが凌ぐも、7回に村上のタイムリーで同点とされる。9回は森原を投入したが、サンタナに2点タイムリーを打たれ、勝ち越しを許した。

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ポジ [Good]

牧が初回に3ラン。2ボール1ストライクからスライダーが真ん中に入って来たところを見逃さなかった。立ち上がり、価値ある先制点になった。

オースティンが9回の最後の打席で、三遊間への内野安打。20試合連続ヒットと記録を繋いだ。最後に一本が出るのはさすがの集中力。

ディアスが6月8日以来、2試合目の登板。5回の1イニングを9球で片付けた。ストレートに力があり、スライダーも良かった。5回裏に打席が回り、代打が出された。展開的にもディアスに複数イニング行ってもらうべきと思った。2度目の登板も好投だったので、もう少し登板機会が得られるようになるのではないか。結果を積み上げてセットアッパーに食い込みたい。

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ヤジ [Bad]

濵口は結果として取られたのは2点で、ひっくり返されたわけではないが、4回まで投げるのに101球を要する投球では、チームに流れは来ない。

過去2試合はいずれも6回1失点とゲームを作れていたので、初回に3点をもらって期待は高かった。しかし、先頭の長岡にヒットを打たれて出塁させてしまい、松本直には13球粘られた末にヒットを打たれた。この松本直のヒットはダメージが大きかったか。山野がセーフティスクイズを上手く決めて1点を返された。

山野が2回裏を三者凡退で抑えただけに、濵口も3回表をきっちり抑えられれば落ち着くと思ったが、1アウトから村上のヒットを後、サンタナにレフトへの二塁打。長岡の内野ゴロ間に2点目を許した。同点は防いだが、球数は嵩むばかり。

先に3点をもらっているだけに、リリーフが苦しい状況ではあるが、4回も同じような投球が続くなら代えるべきと思った。4回表は、先頭の松本直を歩かせた。前の打席で13球粘られたので投げにくかった、意識してしまったというのは想像できるが、キャリア的にもだから歩かせてしまったでは済まない。個人的にはここで代えるべきと思ったが、出て来るリリーフも苦しくなる。西川も歩かせたが、何とか宮本を打ち取って4回を投げ終えたが、101球に到達していることもあり、ここで降板となった。

先に強調しておくと、チームのキャッチャー3人が、チーム方針に基づいて相手打者の攻め方を研究し、バッテリーとして共有されているはずで、誰が出ても基本線は変わらないと思っている。ただ、1球1球細かい指示が出るわけではないので、キャッチャーそれぞれの考え方や癖、個性は配球に出て来ると思う。チームとして濵口がどういう組み立てで打ち取るかは共有されているものだと思う。

そういう意味で誰がキャッチャーでも大きな差がないはずだと思う。そして、濵口くらいのキャリアであれば、キャッチャーがどうので投球が変わるようでは困る。ただ、若い時から高城が専属的な感じで起用されていたりしていたので、濵口をより深く理解したキャッチャーの方が良いのだろうし、リードや配球うんぬんというより、濵口の気持ちが違って来るのではないかと想像する。

過去2度の先発は戸柱だったが、相手が左腕の山野だったためか、この日は伊藤を起用した。戸柱が最近代打で打てていないことも含め、山本の休養が前提の上で、打力重視でスタメンを決めたのかなという印象。繰り返すが、濵口であれば誰がスタメンマスクでもしっかりと自分の投球、組み立てができなければならないと思うが、それにしても何故変えたかなとは思う。重視すべきは攻撃じゃない。

キャッチャーのせいにするつもりは全くないが、そうした必要かどうかも疑問な変化が、濵口の投球まで変えてしまったのであれば、残念な話だ。それにしても、配球以前の問題で濵口の投球は厳しいものだった。この暑い中、4回までに101球を投げることによる守備の時間の長さ。

野球はチームスポーツなので、ランナーをどれだけ出しても得点を許さなければいいわけだが、ここまで長いと守っている野手は堪らない。2回以降、ろくにヒットが出なかったことは、山野が立ち直ったことが大きいが、無関係ではないだろう。

前にも書いた気がするが、濵口くらいの経験年数で、意識してしまって失敗するというのを何度も繰り返すのは問題。若手だったら糧にして欲しいが、濵口の場合は何回やるの?という感じになる。後輩でもあり、応援している選手なので特に厳しくなるが、過去2度を台無しにするような、非常に印象が悪い投球をしてしまうので、1軍でのチャンスも限られて来る。4月に登板した後、ファームである程度の投球をしても交流戦の最後、ケガ人が続出するまで呼ばれなかったことも頷ける。

濵口のウィニングショットであるチェンジアップ。この変化球をどう使うのか。カウント球はまだしも、勝負球でもストライクゾーンへ置きに行っているように見える。本来であれば、ボールゾーンへ変化して行き、空振りを取りたい球種。タイミングもあまり外せていないように見えたし、もう一度コンビネーションについて考え直してもらいたい。

森原は、村上に3ボールとしてしまったのが全て。代走の並木に盗塁を決められ、一塁が空いたことで申告敬遠になった。村上も怖い打者だが、首位打者で打点もトップ争いをしているサンタナ勝負なんて普通はありえない。フォークで空振りを取っていたが、最後にストレートを持って来て、アウトサイド高めに行ったところを上手く右方向へ持って行かれた。ここはさすが首位打者というバッティングだった。森原は同点で行くと打たれることがある印象。全く打たれない投手はいないので、次に切り替えて欲しい。

初回はうまく3ランが出て先制できたが、2回以降は佐野の二塁打だけで、山野を7回まで投げさせてしまった。前回、ソフトバンク戦で7回1失点の好投を見せているだけあり、なかなか攻略の糸口が見えなかった。牧の一撃で逃げ切るしかない展開となってしまったが、逃げ切るだけのリリーフが現状はなかった。

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キジ [Other]

ハマスタでの連勝は、早くも3でストップ。ハマスタ17連勝の再現には程遠かった。初回に3ランで先制した時には行けるかなという感じだったが、2回以降の濵口の投球と山野の立ち直りで、ベイスターズがリードしていても完全に形勢逆転していた。追い付かれ、追い越されたのは必然だったと感じる試合になってしまった。

今まで気づかなかったが、日曜ハマスタよりもヤバい水曜ハマスタの6戦全敗。何とか来週のスターナイトで止めたいところだ。木曜は、試合が組まれていないことが多く、ビジターは3戦全勝だが、ハマスタでは先週ようやく勝って1勝2敗となった。

連勝は止まっても、ここからハマスタでの成績を上げて行くことが優勝争いに加わる条件にもなって来る。広島との2ゲーム差は変わっていないので、このカードを勝ち越して、最低でもこの差を維持したい。

3戦目は平良とヤフーレ。平良は前回、復帰登板で悪くはなかったが、5回を投げたところで交代した。今回は、2日でリリーフをかなり使っていることもあり、長めのイニングを期待したい。ヤフーレは、前回は神宮で打ち込んだが、4月のハマスタでの対戦を現地で観ているので、あまり良い印象はない。行くか迷ったが、現地観戦になると思う。ゲームが荒れて両先発が早く降りるよりも、平良が6回まで行くようなロースコアの方がチームとしてはありがたい。

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