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戸郷に完封負け 今永6回3失点、坂本に2発許し完敗

09/24 横浜DeNA0-6読売(ハマスタ)

先発の今永は、3回のピンチは無失点で切り抜けたが、4回1アウト1、3塁からブリンソンに犠牲フライで先制点を許す。4回裏、1アウト1、2塁のチャンスを作るも宮崎が併殺打。5回は1アウト3塁から坂本がレフトへ2ランを放ってリードを3点に広げた。今永は6回3失点で降板。9回に三嶋が、坂本にこの日2本目の3ランを浴び、試合が決まった。打線は6安打は放ったが戸郷に抑え込まれて完封負け。

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ポジ [Good]

戸郷は今季、右打者には1割台の被打率だが、2番に入った桑原が唯一のマルチヒット。初回はアウトサイドのストレートをセンターへ弾き返した。9回は、6点差となってしまったが、真ん中高めのストレートをしっかりとセンター前ヒット。ここ最近、変化球への対応ができていないが、ストレートにはやはり強い。

楠本が8回に戸郷からライト前ヒット。これで8月5日以来のヒットだった。スタメンはほとんどなかったが、代打で1ヶ月半以上もヒットが出ない状態は、相当苦しかっただろう。この経験を今後に生かしてもらうしかないが、ひとまず一息付けたので残り試合でも彼らしいヒットを見せて欲しい。

22日に引退会見を行った藤田が、9月12日以来のヒット。スライダーを拾った打球はセンターの前にポトリと落ちた。残念ながら、この試合はここが一番の盛り上がりになってしまった。水曜には引退セレモニーも行われるが、代打として結果も残っているし、最後まで藤田らしいバッティングを見せて欲しい。

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ヤジ [Bad]

前日の高橋宏、そしてこの日の戸郷と先発投手の出来が良かったとは思う。良い投手を相手にそう簡単に得点は取れない。だが、この終盤の負けられない試合が続く中で、相手の先発が良かったから仕方ないでは済ませられない。CSに出るなら相手の先発が良くても何とか工夫して、チームで攻略して得点をもぎ取らなければならない。そういうものは一切見えない2試合だった。

初回、1アウトから桑原がヒットで出塁するも、佐野が初球を打って併殺打。初球を打つのは、狙っている球種、ゾーンであるなら問題ないと思う。このシチュエーションで、外から入って来る低めのスライダーを狙うことはまずないはず。何となく打ちに行って、1球でチャンスを終わらせる。立ち上がりまだ不安定なところ、盗塁はできないまでも桑原の足で少し揺さぶりたいところ、何もせずに終わる。

ベイスターズは102打点を挙げているチャンスに強い4番がいるわけだから、彼の前にどれだけ得点圏のチャンスを作るか。1番は務まらず、結局3番に戻って来たキャプテンが何も考えずに、常に引っ張りでセカンドゴロを量産しているのだから、したたかに得点が取れるわけがない。「思い切り行きました」というコメントがあるが、本当に何も考えていない。

1点を先制された後の4回、今度は佐野が1アウトから二塁打。こういう場面は彼の思い切りの良さ、長打力が生きる。こういうただ打つことしかできない打者を7番あたりに置きたいのだが、チームの構成上、難しい。続く牧が死球で1、2塁となり、宮崎の打席。

首位打者が決定的となっており、得点圏打率も.350を超えるチャンスに強い打者だが、65%以上は凡退していることになる。だから打てないことを責めることはないが、3ボール1ストライクからストレートを見送って、高めに浮いたフォークを打ち損じて、サードゴロ併殺打は最悪の結果だった。

Point: 4回裏、宮崎がサードゴロ併殺打に倒れる

「俺たちは、あきらめが早い」で申し訳ないが、この日の戸郷の出来からしてもちょっと厳しいとこの時点で思ってしまった。ソトも打てる感じがなかったので、ここで宮崎が還すしかなかったかなと。

8回は代打の楠本、藤田のヒットで2アウト1、3塁とするが、代打の大田が空振り三振。4球ともフォークで、タイミングが合わなかった。右打者の被打率が低い中、代打で打つのは難しい。戸郷との相性の良さで1番に起用した関根が、酷い内容の3打席だったことと、一発同点という部分で大田を使ったと思うが、右打者ということを考えれば、ここではなかったのかなと思う。そもそも戸郷対策でスタメンを外して関根を入れたのだから、ブレずに関根で行くべきではないか。

今永は、6回3失点。QSはマークしているが、やはり今永への期待はどうしても大きくなるので、坂本の2ランは痛すぎた。宮崎が三塁線の当たりをよく捕ったが、送球が難しいバウンドでソトが後逸、ランナーが二塁に進んでしまった。バントで1アウト3塁となり、前進守備の中だったが、真ん中インサイド寄りのストレートを捉えた打球は、ギリギリでレフトスタンドへ飛び込んだ。

この日も7三振を奪い、170奪三振となった。最多奪三振のタイトルはほぼ確定。142イニングでシーズン最終の規定投球回数にもあと1となり、次回の先発で到達するだろう。三振を奪う分、どうしても球数が嵩んでしまう。それでいて、5回1アウト3塁という一番三振が欲しい場面で取れず、それどころかストレートが甘くなってスタンドに運ばれているようでは。

4回の先制を許した場面も、守備であと一歩が届かなかった。1アウト2塁から丸が捉えたライトへのライナー。非常に難しい打球を関根がスライディングキャッチしたかと思ったが、グラブからこぼれてヒットになった。これが捕れればファインプレーなので、球際に弱いと言ってしまうのは良くないが、こういう終盤の舞台でそういうプレーが出るチームは強いし、勢いに乗る。

1アウト1、3塁となり、ブリンソンは詰まった左中間のフライ。桑原が助走を付けて送球も、やや三塁寄りに逸れ、岡本和が山本のタッチを間一髪でかわしてホームイン。これもアウトにすればファインプレーだったが、打球の位置とランナーを考えると刺したいところだった。

風で少し流れたのか、送球するのにベストな打球への入り方じゃなかったように見えた。投げるまでに一瞬だが余分な動きがあったように思う。送球はダイレクトだったが、この場面はダイレクトであることよりは正確にホームベース上へコントロールされ、速いことが重要。ダイレクトの方が見栄えはいいが、浮いた軌道になる分遅くなるケースがある。

どちらのプレーも悪いプレーではないし、一杯のプレーなのだが、こういう試合で僅かな部分で先制を許してしまうというのが、現状のベイスターズなのかなと感じてしまった。

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キジ [Other]

前日は中日に敗れて2位との差が2ゲームに開いてしまい、CSを争う読売との直接対決も初戦は、戸郷の出来が素晴らしく完敗だった。甲子園、マツダと3連勝で来て、ハマスタで痛い連敗。前半戦は負けなしだったデーゲームでも連敗となり、苦しくなって来た。

勝数広島 残4DeNA 残7読売 残6
764-0 .54687-0 .5429
753-1 .53966-1 .5357
742-2 .53245-2 .52866-0 .5248
731-3 .52524-3 .52145-1 .5177
720-4 .51803-4 .51434-2 .5106
712-5 .50713-3 .5035
701-6 .50002-4 .4965
勝率で並んだ場合は直接対決により、広>読、広>D、読>D

広島もこの日は敗れたがCSクリンチは0.5で、これはもう決定的。ここから動くとすればDeNAが勝ち星を増やして2位に上がるのか、負けが込んで4位に下がるのか、そこだけになって来た。

DeNAとしては、まず読売との直接対決に勝って、CSを決めて行きたいところ。初戦に敗れたことで、読売には3連勝で一気に並ぶチャンスが出てきたので、勢いづくだろう。DeNAがここまで全く打てていないメンデス、山崎伊が出て来るのも苦しいところ。大貫に頑張ってもらいたいが、また東に3連敗阻止の重責を負わせることになるのか。

この日はあまり写真を撮っていないので、前日の分も含めて一部だけを紹介。

試合前の昼食は、ハマスタから近い中華街の東光飯店の東光チャーハン。あんかけがかかっている。25日で閉店してしまうらしい。残念。

B食祭として、横浜公園内に数店舗が出店を出していた。個人的に好きな梅や。野毛の店舗ではからあげを買うが、出店は焼き鳥とソーセージだけだったので、焼き鳥を選択。

保土ヶ谷区出身なので、ハングリータイガーの本店には時々連れて行ってもらっていた。子供のころは理解していなかったが、横浜の名物になるとは。すかいらーくと同じイメージで行っていた。この日は既に完売していた。残念。

これは前日23日の曇り空。黒い雲が流れていたが、雨はほとんど落ちて来なかった。26日までライトウィングの全く同じ席を4試合買ってあるので、風景はずっと同じ。24日は、風は涼しかったが、陽の光は強かった。

試合前のキャッチボールを行う今永。

24日は、暑さ、体調、試合展開もあって8回にて帰路に就いた。あきらめが早いもので申し訳ない。よって、写真はほとんどなし。

コメント

  1. しみず より:

    目標を見失っている中日も勝てないようじゃ、そりゃ巨人には勝てませんよ

    CSに行くのは巨人になりそうだと痛感しました。あっちのほうが絶対に行くんだという強い意志を感じました。

    こっちはどうでしょうか

    • Rocky より:

      気持ちは目に見えるものではないし、完封負けなのでより意志を感じづらい状況ではあります。それを差し引きしても最初からどうだったのかなと思ってしまいますね。
      1球に全てを懸けるプレーを見せて欲しいですし、仮に負けても納得が行くゲームをして欲しいと思います。

  2. あずまっくす より:

    今永はこれで今シーズンのMLB移籍の道はなくなったでしょうね
    日本のエースだった菅野ですらノーと言われるほど厳しいMLBです
    このざまではほしい球団はないでしょう

    むしろスカウト陣は、相手の戸郷をぜひ獲得したいと思ったでしょうね

    • Rocky より:

      MLBのスカウトが、数試合の結果で獲得を見送るということはありえないですね。
      ただ、評価としては当然下がる部分もあるでしょう。あとは本人がどう決断し、球団とどう話すのかだと思います。

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