7月23、24日にオールスターが行われるため、21日の試合で公式戦は休止し、4日間のインターバルに入る。各チームが88試合前後を消化しており、実際にはオールスター明けの方が試合数が少ないのだが、節目で前半戦、後半戦と言われることが多い。ベイスターズの前半戦を振り返る。
開幕2カード勝ち越しも波に乗れず
昨年は貯金2の3位ながら、CSと日本シリーズを勝ち抜いて日本一となったベイスターズ。球団全体が27年ぶりとなるリーグ優勝しかないと意気込んで迎えた2025年。バウアーが2年ぶりに復帰し、リーグ優勝を狙う陣容が整ったという声もある一方で、意外と下馬評は高くなかった。
2024年のCS、日本シリーズで肩の故障を抱えながら投げた森原が、スロー調整で開幕に間に合わず。ウィックも上半身の故障で開幕一軍には入れなかった。入江が故障から復帰したが、リリーフに不安を残しつつの開幕となった。
中日との開幕戦は、開幕直前に新フォームを元に戻した東が好投し、入江の復帰登板もあって完勝。開幕カードは勝ち越しでスタート。続く京セラドームでの阪神3連戦も2勝1分で勝ち越し。4勝1敗1分の好スタートとなったが、3カード目のマツダでは投手陣が踏ん張れずに3連敗。波に乗れなかった。
バウアーがなかなか勝てず3連敗のスタート。4月19日から5連敗を喫し、借金6で最下位に転落した。しかし、4月25日からの広島戦で3連勝し、マツダでの借りを返す。3、4月は苦しんだが借金3、最後に復調の気配を見せた。
| 月 | 試 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 打率 | 防御率 | 得 | 失 | 本 |
| 3 | 3 | 2 | 1 | 0 | .667 | .186 | 0.67 | 7 | 2 | 2 |
| 4 | 22 | 8 | 12 | 2 | .400 | .228 | 3.03 | 74 | 75 | 6 |
| 5 | 24 | 15 | 8 | 1 | .652 | .255 | 1.90 | 85 | 51 | 16 |
| 6 | 22 | 8 | 14 | 0 | .364 | .203 | 3.27 | 56 | 71 | 14 |
| 7 | 17 | 8 | 7 | 2 | .533 | .224 | 3.05 | 43 | 52 | 7 |
| 計 | 88 | 41 | 42 | 5 | .494 | .227 | 2.70 | 265 | 251 | 45 |
5月に入り、カード勝ち越しを継続。大型連勝はなかったが、着実に貯金を増やし、15勝8敗1分と大きく勝ち越した。5月末から6月頭にかけて5連勝し、首位の阪神に迫った。
6月は交流戦に入り、最初の週は楽天、日本ハムに2勝1敗とカード勝ち越しを継続し、貯金を最多の7まで増やした。2年ぶりの交流戦優勝を目指したが、2週目のオリックス戦で負け越すと、PayPayドームでのソフトバンク戦で3連敗。最終週も西武、ロッテに負け越して7勝11敗と三浦監督就任後初の負け越しに終わった。
交流戦明けの東京ドームでの読売戦では、3試合連続で完封負けを喫した。6月は8勝14敗で、5月に作った貯金を吐き出す形となった。
交流戦ではセ・リーグ全体が負けていたので、阪神とのゲーム差も変わらなかった。しかし、阪神が7月に入って11連勝をマークして抜け出し、あっという間に10ゲーム差がついた。7月4日からのハマスタでの3連戦では、今季2度目のスイープを喫し、リーグ優勝が極めて難しくなった。

阪神を追うべき読売、DeNA、広島がいずれも阪神に3連敗。阪神がリーグの貯金を独り占めとなり、2位以下は借金生活。DeNAは2位でオールスターに入ったものの、借金1で首位と9.5ゲーム差と厳しい状況になっている。
投高打低が進み、完封負けが15回
東、ジャクソン、ケイの先発投手がリーグ上位の防御率、勝数をマークし、先発ローテーションは安定していた。バウアーがなかなか勝てなかったことが誤算だが、その4人を除く先発投手も安定して勝つことができなかった。
| 投手 | 試 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 打率 | 防御率 | 平得 | QS | HQS |
| 東 | 15 | 10 | 5 | 0 | .667 | .243 | 1.41 | 3.6 | 14 | 12 |
| バウアー | 17 | 6 | 10 | 1 | .375 | .224 | 3.45 | 2.6 | 9 | 5 |
| 平良 | 6 | 2 | 4 | 0 | .333 | .198 | 3.63 | 3.3 | 1 | 0 |
| ジャクソン | 16 | 9 | 6 | 1 | .600 | .226 | 2.00 | 2.8 | 13 | 6 |
| ケイ | 15 | 6 | 7 | 2 | .462 | .204 | 2.58 | 2.5 | 12 | 9 |
| 大貫 | 11 | 3 | 7 | 1 | .300 | .240 | 3.39 | 2.9 | 9 | 2 |
| 石田裕 | 6 | 4 | 2 | 0 | .667 | .250 | 3.40 | 3.8 | 2 | 1 |
| 吉野 | 1 | 0 | 1 | 0 | .000 | .206 | 2.25 | 1.0 | 0 | 0 |
| 小園 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | .333 | 5.00 | 8.0 | 0 | 0 |
| 計 | 88 | 41 | 42 | 5 | .494 | .227 | 2.70 | 3.0 | 60 | 35 |
石田裕が完封勝利を挙げるなど好投を見せたが、なかなか続かなかった。小園が待望のプロ初勝利を挙げたが、2度目の登板はまだ巡って来ていない。大貫もQSはマークしているが、なかなか援護にも恵まれずに負けが大きく先行している。
先発投手がある程度踏ん張り、不安視されたリリーフも伊勢、ウィック、入江の勝ちパターンが機能し、宮城が台頭して勝ちパターンに入る活躍。しかし、7月に入って入江とウィックが相次いで故障で離脱。森原が戻ったが全開ではなく、苦しい運用が続いている。
それに増して苦しかったのが打線。桑原がオープン戦の最終戦で死球を受けて骨折。昨年の後半戦からポストシーズンにかけて活躍した森敬斗、梶原に期待が集まるも、開幕から不振で二軍落ち。筒香と宮崎も不振で4月末に二軍での再調整を余儀なくされた。
オースティンは4月早々に下半身の故障で離脱し、5月に復帰した後も不振が続いた。結局、交流戦の途中で膝のケガの治療に専念する為に登録抹消となった。チームはこのタイミングから大きく下降した。
外野は桑原が復帰後に存在感を見せているが、梶原に加えて度会、蝦名らも活躍が長続きせずレギュラーを獲れていない。筒香は交流戦は高いOPSをマークしたが、リーグ戦再開後に不振で二度目の二軍落ちとなった。宮崎は本来のバッティングには程遠く、マークが集中する牧も数字を落とした。ショートも森敬斗、林、石上、京田と決め手がなく代わる代わるの起用になっている。
その結果、7月に入ってフォードの復帰とビシエドの獲得という緊急補強を余儀なくされている。阪神がチーム防御率1点台をマークするなど、リーグ全体が平均的に2点台をマークする状況で、2024年以上に投高打低が進んでいる。平均得点3.0はリーグ全体で見れば悪くはないが、接戦での1点は依然として課題。また、読売と阪神の投手陣を全く打てず、完封負けは15回を数えている。
| 曜 | 試 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 打率 | 防御率 | 得 | 失 | 本 |
| 月 | 2 | 2 | 0 | 0 | 1.000 | .227 | 0.50 | 3 | 1 | 0 |
| 火 | 15 | 8 | 5 | 2 | .615 | .225 | 1.48 | 46 | 24 | 6 |
| 水 | 14 | 3 | 9 | 2 | .250 | .231 | 3.19 | 38 | 49 | 3 |
| 木 | 12 | 8 | 3 | 1 | .727 | .249 | 1.73 | 46 | 20 | 6 |
| 金 | 13 | 7 | 6 | 0 | .538 | .225 | 3.46 | 35 | 45 | 9 |
| 土 | 16 | 5 | 11 | 0 | .313 | .212 | 3.41 | 42 | 59 | 11 |
| 日 | 16 | 8 | 8 | 0 | .500 | .228 | 3.13 | 55 | 53 | 10 |
| 計 | 88 | 41 | 42 | 5 | .494 | .227 | 2.70 | 265 | 251 | 45 |
水曜になかなか勝てず、水曜の呪いと話題になったが、3勝9敗まで戻している。土曜は6月以降にほとんど勝てず、5勝11敗。3連戦の2戦目に当たることが多い水、土に負けているので大きく貯金を増やすことができない。
読者の皆様の意見をアンケートで
ここまでデータも散りばめながら、なるべく客観的に前半戦を振り返って来た。いつもは管理人の見方、意見を一方的に発信するだけなのだが、ここで趣向を変えて読者の皆様の意見をアンケートでお寄せいただき、それを集計してみたいと思う。
Googleフォームを使っているが、Googleのアカウントは不要。無記名でメールアドレスも要らないので、気軽に回答いただけると幸い。
選択式の項目が7つで、最後の2つは記述式だが任意なので書かなくても回答できる。2~3分でできる内容なのでご協力を。記述式にメッセージを書いていただいたら、管理人で読ませていただく。
ベイスターズの試合がないとアクセスも少ないことを考慮し、後半戦がスタートした後の7月27日までとしている。それまでは、当ブログのタイトル下と記事の最後にアンケートへのリンクを表示しているので、時間がある時にご協力いただきたい。
アンケートは前述の通り無記名なので、集計結果だけを当ブログにて発表する予定。
7/29追記:結果は以下の記事にて




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