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10周年の仕事始め 田中俊太が入団会見

横浜DeNAベイスターズは、5日に仕事始め。岡村社長が10周年を迎える年に、コロナ禍に前を向いて取り込んで行く決意を表明した。また、午後には梶谷の人的補償で読売から移籍した、田中俊太の入団会見が行われた。

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10周年は厳しい門出に

個人的には6日から仕事始めなのだが、ベイスターズは2021年のメモリアルイヤーのスタートを切った。5日には2020年の大晦日を上回る新型コロナウィルスの感染者が出ているが、これからが本番となりそうで、2021年も厳しい門出となりそうだ。

それでも岡村社長は、「このような状況だからこそ、我々はしっかりと次世代につないでいくことに意義を見いだしたい」と未来を見据えている。われわれファンにできることは限られているが、可能な限り10周年を盛り上げて行きたい。

年も明け、三浦新監督の体制でキャンプに向けた準備が進んで行くことになる。今月も後半になれば、スローガンの発表や春季キャンプのメンバー発表など、2021年の話題も出て来るかと思う。不安な幕開けとなったが、個人ができる対策をしつつ、明るい未来に希望を持ちながら過ごしていきたいと思う。

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田中俊太は気持ち新たに勝利へ貢献

梶谷のFA移籍決定から僅か4日で、人的補償として田中俊太を獲得することが決まっていたが、年内に入団会見は行われていなかった。仕事始めとなる5日、横浜市内で入団会見が行われた。背番号は山下が変更のため空いた38番となった。3番は争いから台頭した選手に付けてもらいたい。

同席した三原代表は、スピード決着の理由として、事前に編成部とシミュレーションをしていたため、名簿を受け取ると同時に即決できたことを明かした。何パターンか考えていた中に田中俊太の獲得があったのだろう。

田中俊本人は、突然のことに驚きは隠せないながらも、求められての入団というところに強い意欲を持っている様子。環境が変わることをチャンスと捉えて、気持ちを新たに、チームの勝利に貢献する決意を表明した。

長所として、当たり前のプレイを堅実にこなせる点を挙げた田中俊太。昨年も二遊間は、柴田、倉本、大和の争いだったが、今年はソトがファーストを守ることが多くなると想定され、より重要な争いになる。当然、田中俊にはこの争いに加わり、レベルをさらに一段引き上げてもらいたいと思う。盗塁数は多くないもののプロで失敗が少なく、堅実に走れる選手。他の3人にはない足を武器にしつつ、読売では掴み切れなかったレギュラーを手に入れて欲しい。

この4人に、ルーキーの牧、ファームから伊藤裕、そして期待の森がどこまで絡んで行くか。二遊間のレベルアップがチームの得点力、守備力にも直結するだけに、キャンプからの争いが楽しみだ。

父親が大学時代に原監督と寮で同室だったこともあるなど、兄の広輔も含めて「東海大」色が強いが、神奈川県厚木市出身のフランチャイズプレイヤーでもある。今年すぐには難しいが、地元の大声援を受けて躍動する彼を早く見たい。

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コロナ禍の減収対策に試合増も

NPBもこの日、仕事始めとなり、斉藤コミッショナーが発言したもので、2021年は難しいとしがらも、来年以降の試合増の可能性に言及した。

昨年は最初の1ヶ月が無観客、2ヶ月ほど最大5,000人の期間を経て、9月中旬からは定員の半分程度の観客を入れての開催となった。ベイスターズは10月末の3連戦で最大8割の入場で技術実証も行った。1月のこの時期に、大幅な感染拡大となっており、開幕時点でどの程度の観客を入れられるか未知数だ。そうしたWithコロナ、Afterコロナの中で、満員の観客を入れられない対策として、試合数を増加させ、各球団の収入を確保する狙いだ。

ただ、試合を開催すれば経費はかかるわけで、収入が増えたとしても利益がそれほど増えるわけではないだろう。選手会とも試合が増加すれば待遇面の話し合いが必要だ。143試合から変更なしとはならないだろう。

今年もオリンピックの開催がまだ不透明。現在はイギリスなどで見つかった変異種の水際対策ということで、新規の入国を停止している状況にある。しかし、こうしたことが続けば、オリンピックの開催は難しいだろう。そうなった場合に、中断を想定している7/19~8/12をどう考えるか。

国内のプロスポーツは、感染対策を行った上で続行できるようであれば、この時期に休むことは考えづらい。昨年は開幕自体が3ヶ月ほど遅れたために、それを補填する期間となったが、今年は開幕が予定通りだった場合は8/13以降の試合を前倒しするのではなく、別のことが考えられる。公式戦を増やすのか、各球団が収入増となるための催しを行うのか。3月ごろまでにオリンピックの方向性が出ると見られることから、こちらも睨みながら検討する必要があるだろう。

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キャンプは予定通りの見通し

昨年同様、選手や関係者はPCR検査を行ったうえで、各キャンプ地入りとなるだろう。コミッショナーも現在のところは例年通り2月1日からのキャンプインを見込んでいる。

しかし、新外国人選手については新規の入国であるため、現時点でも1月一杯は入国できないことになる。キャンプ合流の遅れによる影響は出るだろう。希望としながらも、自国でPCR検査を受けて日本に入り、自己隔離を1週間強経た上でキャンプに合流することを考えているようだ。

このあたり、1都3県にまもなく発令されると見られる緊急事態宣言も踏まえ、月末に向けて状況がどう動いていくか。予断を許さない状況が続いていく。

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