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ベイスターズ2020年10大ニュース+5

2020年もあと少しで終わりということで、ありきたりではあるが10大ニュースで振り返って締めようと思う。10だと入り切らないものがあったので、延長戦として5つ追加した。その分、さらに長文となったので、ブックマークして正月休みの間に少しずつ読んでいただければ。個人的な順位なので、いろいろな意見があろうかと思うが、それぞれ振り返っていただければと思う。

10位 ソトが異例の3年契約で残留

比較的、シーズンオフはいいことがなかったベイスターズで、唯一と言ってもいいくらいテンションが上がったのはこれだろう。

今年で契約が切れるソトは、2年連続ホームラン王。今年も好成績ならば年俸はさらに跳ね上がり、ベイスターズが引き留めに十分な条件提示は難しいだろうと思われていた。さらに、コロナ禍で大幅な減収となり、読売が2年連続で日本シリーズにおいて4連敗を喫し、補強に本腰を入れていた。ソフトバンクも狙うという話や、ソトの夫人がベイスターズグッズを処分したという噂もあった。

ソトは最終戦まで出場を続けたものの、エスコバーやオースティンの残留が発表される中、去就が明らかにならないまま帰国。移籍以外の未来があまり見えなかった。

そこへソト残留の吉報。それよりも驚いたのは2021年からの3年契約ということ。ベイスターズで外国人選手への3年以上の契約は稀なこと。それだけベイスターズが彼の性格や実力を評価し、彼自身が横浜でのプレーを望んだということ。ベイスターズファンにとっては他のツラいニュースを和らげる清涼剤となった。

オースティンも球団がオプションの1年を持っていると言われてきたが、シーズン終了前に残留が決定。1年契約でさらに再びもう1年球団がオプションを持つ契約と言われている。この2人のパワフルなバッティングがハマスタでまだまだ楽しめそうだ。

9位 平良が12球団ただ一人8戦連続QS

山口の人的補償として移籍以来、年々成長を続けて来た平良。ここ2年は5勝止まりで、年間を通しての活躍が課題だった。今年はキャンプから比較的順調に調整ができ、6月の練習試合でも好投を見せ、開幕ローテーション入りを決めた。

開幕カードの3戦目でルーキーの森下と投げ合い、6回1失点ながら援護がなく勝ち負け付かず。ここから先発8試合全てでQSを達成。これはこの時点で12球団の先発投手で唯一という価値のあるものだった。

しかしながら、打線の援護には恵まれず平良自身に勝利が付くことは少なかった。8月16日に初めてQSを達成できずにKOされると、背中を痛めて登録抹消。シーズン終盤に復帰したが4勝6敗に終わった。それでも、防御率は2.27という好成績。勝敗以上にインパクトのある投球を見せてくれた。毎年のことだが、平良にとって2021年も年間を通してコンディションを維持することが課題となる。

8位 梶谷が球団新記録の月間42安打

過去2年、右肩のクリーニング手術を始めとしたケガに悩まされ、いずれも41試合出場でファーム暮らしが続いていた。復活が期待されるシーズンではあったが、2019年に規定打席に到達した神里とレギュラーを争う立場。春季キャンプは数年ぶりに1軍に参加し、レギュラー奪回へアピールを続けた。

神里がオープン戦、練習試合で結果が出ず、結果を出し続けた梶谷が、開幕戦の1番センターの座を手に入れた。開幕から順調に結果を残し続け、夏場に背中の張りなどで欠場し、少し数字を落としたが9月に再び盛り返す。

首位打者争いを続ける佐野、ヤクルトの村上、青木、中日の大島らを尻目に、9月はヒットを量産し、球団記録だったパチョレック、佐伯の41安打を塗り替えて新記録を樹立。9月の月間MVPも獲得した。一気に打率を急上昇させ、佐野と首位打者争いを繰り広げた。

プロ初の3割をマークし、打率.323、19本塁打はキャリアハイと言ってもいいくらいの好成績だった。春季キャンプから取り組んだ左方向へのバッティングが、これまでの弱点を打ち消し、高い打率に繋がった。本人でさえも想像していなかったような1年で大きく状況は変わった。

移籍については後述するが、梶谷が今年素晴らしい活躍をし、球団記録に名前を残したことは消えるわけではない。

7位 石川が戦力外、ロペス、パットンと契約打ち切り

横浜高校からベイスターズに入団、TBS時代末期のいわゆる暗黒時代に奮闘した生え抜きのベテラン。昨年、10連敗中のチームに合流して空気を変える活躍、1000安打達成の記憶が新しい中、今年は新キャプテン佐野に代わったにも関わらず、1軍に呼ばれることはなかった。戦力としても、精神的支柱としても居場所がなくなった石川に、チームは構想外の決断を下した。

おそらくベイスターズとしては引退して何らかの形でチームに関わることを打診したのではないかと思うが、石川は現役続行を選んだ。引退するわけではないという強い気持ちがあったのだろう。石川ほど人気があり愛された選手でも、ファームの最終戦での出場でチームを去った。彼の引退試合を見ることなく別れが来るとは思いもしなかった。

現時点で今年戦力外通告を受けた選手では、TBSのプロ野球戦力外通告の番組に出演した濱矢と石川以外は引退を決断することになった。藤岡は2軍投手コーチ、飛雄馬や古村、百瀬は球団職員になる。石川は、まだ新天地は明らかになっていないが、心行くまでプレーして欲しいし、もしも引退を決断したのなら、何らかの形でハマスタでのセレモニーを望みたい。

そして、その別れから程なくしてロペス、パットンと2021年の選手契約を結ばない旨が発表された。実際のところ、ベイスターズの方からオファーを出さなかった、契約打ち切りの形だ。ロペスについては、2021年から外国人枠から外れるが、代打や控えの選手ではないし、ロペス本人もそれを望んでいないということだった。

パットンについては、年齢的な部分と、通算100ホールドは達成したものの数字が落ちてきていたこと、年俸とのバランスなど総合的に判断したのだと思う。本人としてはNPBの他球団でのプレーも視野に入れているようだ。

現時点ではどちらの選手も所属が決まったという情報はない。ロペスも以前から横浜が好きで、横浜で終わりたいと言ってくれていた選手。これほど長く活躍してくれた外国人選手はあまりいなかっただけに、ファンとして気持ちの整理が付かない別れだった。

6位 梶谷、井納がFAで揃って読売に移籍

インパクト的には上位なのだろうが、バッドニュースを上位にしたくないことと、ファンとしてももう敵の選手という切り替えをすべきことなので、少し順位を下げた。

今年の開幕時には予想すらしない結末。しかし、本人の権利であり決断なので、それは仕方のないこと。移籍先がどういうところなのか、この移籍がどういう意味なのかも全てわかった上での判断。プロとして優勝を争う中で、一番の待遇を得てプレーすることがベストなのは間違いない。ケガをするかも知れないから、今年の成績が続けられないかも知れないからで明日を選ぶのもネガティブだと思う。それだったら筒香もMLBに行っていないだろうし。

梶谷は今年のバッティングに非常に大きな自信と確信を持っているのだろうし、井納ももっと自分はできるという自信があるのだろう。ベイスターズの選手ではなくなり、ましてや読売に移籍したのなら敵も敵、絶対に倒して欲しい相手になる。1年後、あるいは数年後この移籍をわれわれはどう見るのか。

5位 ロペスが史上初MLB、NPB両方で1000安打を達成

日米通算2000安打まで66本と迫って開幕を迎えたロペス。開幕戦でチーム唯一の得点となるソロを放ったが、波に乗れず。ピープルズが先発する場合や、エスコバーとパットンの両方をベンチに入れたい時に、ベンチを外れることも多くなった。

7月は盛り返したが、8月に入ると打率は月間1割台、ホームランもなしと復調の兆しがなかった。残り22本となった8月26日に登録を抹消され、ファームで調整となった。ファームの試合にも出場し、約1ヶ月ほどの調整で9月22日に復帰。9月は6試合ながら月間3割、10月は7本塁打を放って復調をアピールした。

10月24日の広島戦の第1打席でヒットを放ち、日米通算2000安打を達成。少しプレッシャーから解放されたようだった。10月30日には、2点ビハインドで迎えた9回裏2アウトで同点2ラン。勝負強さも戻って来た。そして翌日、秋山から11号ソロを放ち、MLBとNPB両方での1000安打を記録した。外国人選手としては初めてとなる偉業。

試合後のセレモニーは、ロペスの家族がリモートでメッセージを寄せ、ベントレやビスケル、レイズのYoshiなどからもメッセージが寄せられた。まるで引退セレモニーのような内容に、引退や退団を危惧したのだが、その予感は悪い方に当たってしまった。

ロペスがベイスターズに移籍して以来、素晴らしいファーストの守備で何度もチームを救って来たし、勝負強くパワフルなバッティングで何度もチームに勝利をもたらして来た。外国人選手ながら筒香と並んでキャプテンシーを発揮し、明るさと優しい心遣いを何度も見せてくれていた。今年、FAを取得して日本人扱いとなったが、ファンにとっては日本人と変わらない愛着を持っていた。

MLBで1000安打を達成した選手がNPBに移籍することも少ないし、移籍後に1000安打を記録するまでプレーすることは今までなかったように、なかなか考えられないことだった。MLBでも一流の選手だったが、日本の野球に対して慢心することもなく、日本の文化に親しみ、尊重してくれた彼だからこそできた記録なのだろう。

今後、彼がどのような決断を下し、次の道に進むか分からないが、今後もベイスターズと関わりがあって欲しいと願わずにいられない選手だ。

4位 パットンをオープナー、ピープルズをリリーフで起用

今年の優勝争いという意味では、象徴的となった試合。この3連戦での3連敗で、完全に読売の独走モードになってしまった。ラミレス監督が明かしているように、いろいろなことを考え、本人たちにも打診し、決断した「悔いのない」采配だったのだが、やはり奇策が失敗した時は目立ってしまう。当ブログでも今年の試合の投稿としてはアクセス数が1位だった。

今永、平良という左右エースが相次いで離脱。オースティンの復帰のメドが立たず、ロペスもファームで再調整。そして、宮崎も足の故障でスタメンを外れるという、今年でも一番の窮地というタイミングだった。パットンのオープナー起用はもう少し前に決めて準備してきたということだが、あまりにもタイミングも悪すぎた。

ピープルズもやっと先発で2連勝して、これからというところだっただけに、勿体ない決断に映った。しかし、パットンはこれ以降リリーフに復帰して、16試合連続無失点をマーク。この奇策がパットンの投球にも影響を与えるのではないかという心配を見事にはね返した。

両リーグ最多の57試合に登板したパットンのこの1試合の先発が、今年の彼を象徴してしまうようでツラい。リリーフだけであれば56試合で防御率3.83であった。最後の3登板で計6失点だったのも残念だった。

あの時点のベイスターズでは、普通にやっても読売に勝てないとラミレス監督が判断し、策を講じてそれが見事に外れた。結果として彼の退任を招いたのは仕方のないことだったのか。

3位 ラミレス監督が退任、後任に三浦大輔2軍監督

昨年は2位となり、球団初のハマスタでのクライマックスシリーズ(CS)開催となったが、阪神に敗退。今年は新型コロナウィルスの影響でCSも中止となり「優勝しかない」シーズンを迎えた。

しかし、開幕連敗から5連勝で貯金を作ったものの一進一退。8月上旬に最多タイの貯金5を作ったが、今永、平良の離脱、オースティンの長期離脱などケガにも泣かされる形で、読売を追いかけることはできなかった。終盤には調子を上げて来た中日にも抜かれ、2年ぶりのBクラスで5年目のシーズンを終えたラミレス監督は、自ら退任を申し出て受理された。

今年に関しては優勝できなかった時点で退任となるのは、ある意味既定路線だったので、やむを得ないだろう。当ブログでも再三、5割が限界の采配と書いてきた。一方で、チームの歴史としては負け越しでBクラスが圧倒的多数である中、5年間でAクラス3回、監督として歴代3位の336勝をマークした安定感、実績は評価されるべきものだ。

最終戦のセレモニーから数時間でYou Tuberデビューしたのは爆笑したが、2021年は家族サービスをしつつ、You Tubeやテレビなどで楽しませてくれそうだ。また近いうちにユニフォームを着ると思う。それだけの実績、インパクトは示した。

そして、ベイスターズはこちらも既定路線であった三浦大輔の監督就任が決まった。ファンにとっても、ついにこの日が来たかという感じ。まだ早いという感覚論もあるが、球団としては満を持してという感じだろう。

就任会見では「結束」という言葉を遣った。ファームの監督を通して、自分一人の力だけでは何もできない、選手やスタッフを含めた全員の力が必要ということを改めて認識したのだろう。引退後、MLBの視察も含めて外から野球を見て、1軍投手コーチとして首脳陣の役割を体験し、ファーム監督として采配を揮うこと、ファームの役割や今後の1軍で期待する選手を見られたことは、監督をする上で非常にプラスになるのではないか。ラミレス監督も独立リーグやオリックスでコーチを経験したが、三浦新監督ほどの経験がない中で実績を積み重ねたのだから、三浦新監督にもできるはずだ。

まだどんな野球になるのかは分からない。ファームではバントや足を使った攻撃が多かったが、メンバーも目的も違う。そして、ファームで1年見た中で、梶谷や井納が抜けた部分に対してどのような選手を使って行くのか。不安と期待が入り混じる中、ベイスターズは新たな時代を迎える。

2位 新型コロナウィルスの影響で3ヶ月延期の無観客開幕

実質これが1位という感じもする。野球だけでなく、2020年は新型コロナウィルスの影響を随所に受け、われわれの生活も大きく変わってしまった。

4月には緊急事態宣言が出され、人々が街から消えた。その後もWithコロナの新しい生活様式として、2020年の流行語大賞に選ばれた「3密」という言葉が定着。大規模なイベントは軒並み中止や配信に変更となり、会食などもマスク着用やアクリル板などによる遮蔽が行われている。

プロ野球は、3月のオープン戦が無観客試合に切り替わったところから始まり、オリンピック期間の中断を考慮して3月20日を予定していた開幕も延期が決定。緊急事態宣言の中、選手も全体での練習や実戦ができない状況となった。

5月末に緊急事態宣言が解除され、史上最も遅い6月19日に、史上初の無観客試合での開幕が決定した。開幕遅れに伴い、試合数は120試合となり、交流戦は初の中止。オールスターも史上初の中止。さらに、セ・リーグは屋外球場が多いことから、中止分の予備日を考慮してCSも初めて中止とした。6月に12試合の練習試合を行い、急ピッチで仕上げての開幕。観客の声援のない静かなグラウンドでいつもとは違うプロ野球が進んで行った。

7月17日から感染対策を十分行ったうえで、段階的に観客を入れることになった。しかし、声援や鳴り物は禁止。ファンは拍手だけで戦う選手を応援した。9月18日から収容人数の5割までの入場が解禁され、2020年に完成したTHE WING STAR SIDEが半年遅れでオープンした。

さらにベイスターズは、国や神奈川県、関連企業と連携し、10月末にハマスタで最大8割の観客を入れ、感染対策の効果や人の流れなどを測定、分析する技術実証を行った。11月1日には最大の27,850人が入り、新しい観戦スタイルの中で応援した。

阪神、ロッテで大規模な集団感染があったが、他のチームは選手に感染者を出さずに全120試合を戦い抜いた。日本シリーズでは、1950年に次いで遅い11月25日に、ソフトバンクが2年連続の4連勝で4年連続の日本一を決めた。

各球団、球場に観客を呼ぶことが前提のビジネスを短期間で見直し、それぞれが趣向を凝らした取り組みを行い、何とか異例のシーズンを乗り切った。

2020年末の時点で新型コロナウィルスの感染拡大はまだ進行中のことであり、2021年も大きな影響を受けることは必至だ。この苦しい状況をいかに乗り切るか。引き続き各チームは難しい舵取りを迫られる。

1位 4番キャプテン後任に佐野を抜擢、首位打者を獲得!

やはり1位はポジティブなものでないと!2020年は何と言ってもこれだろう。

「筒香のチーム」と言われるくらい、ベイスターズは彼に依るところが大きかった。その4番キャプテンがMLBへ移籍し、どうなるのかという不安も大きかった。2019年の最終戦、筒香キャプテンが挨拶を行った際、佐野を近くに呼んだ。次のキャプテンはもう決まっているのだとファンも悟っていた。

ラミレス監督が「NEW GENERATION IS HERE.」のスローガンとともに、4番キャプテンの後継者に佐野を指名した。代打中心ではあったが、2019年のバッティングであれば、「ある程度」通用するのではないかという思いと、あまりにも大役を任せ過ぎではないかという不安が入り混じる中で、シーズンが進んで行った。

加えて新型コロナウィルスの影響で異例尽くしのシーズン。6月の練習試合では結果が出ずに、4番で大丈夫なのか?という声が少なくなかった。開幕後は、ホームランは出ないものの着実にヒットを放ち、「繋ぎの4番」としてチームの攻撃の要となった。

開幕後1ヶ月以上が経過した7月22日に待望の1号が飛び出すと、ヒーローインタビューで「期待しないでくださーい」と言いながら、ホームランも量産。

12月28日に放送されたtvkのプレイバック!熱烈LIVEでは、ファンから2020年のベストゲームとして選ばれた7月24日の広島戦。9回裏に1点ビハインドながら、満塁で打席に入った佐野は、ライトスタンドに飛び込む逆転サヨナラグランドスラムを放った。

開幕からヒットは出ていたものの、本人の中ではホームランが出ていなかったことが気になっていたようだ。待望の1号から一気に3試合連続でホームランを放ち、ここからバッティングがさらに真価を発揮する。8月には猛打賞をマークして打率トップに躍り出た。

9月に入るとそのバッティングがさらに加速する。打率.343、6本塁打、22打点の好成績で初の月間MVPを獲得。4番起用に疑問を持つ声や「繋ぎの4番」の呼称をかき消す活躍で、ベイスターズの4番にしっかりと定着した。

10月に入ると、さすがに疲れが出て来たのか、初めて月間の打率が3割を切った。しかし、ホームランは期待しないでくださーいと言いながらも、10月16日には球団タイ記録の5試合連続ホームランをマークした。筒香も成しえなかった、歴としたホームランバッターの偉業だった。

10月21日に背中の違和感で初めてスタメンを外れ、3試合欠場。10月25日にスタメン復帰したが、走塁中に帰塁する際に左肩を脱臼し、登録抹消となった。梶谷と首位打者争いをする中での離脱となったが、結果的に梶谷が佐野を上回ることができず、初の首位打者を獲得した。

105試合に出場して打率.328、20本塁打、69打点は素晴らしい成績。ベイスターズとしては、筒香が移籍したシーズンで、まさにNEW GENERATIONが飛躍を遂げた1年になった。しかし、佐野の台頭も、チームはBクラスに終わった。もっと打点を増やして行きたいところだ。

2021年は、佐野が超一流プレイヤーとなれるか勝負のシーズンとなる。キャプテン2年目、三浦新監督のもとでどんな活躍を見せてくれるか、期待は膨らむばかりだ。

追加の11位から15位

11位 オースティンが半分欠場も20本塁打のパワー発揮

ヤンキースでメガプロスペクトと言われた実力は本物だった。ロペス、ソトといるところに外国人野手の獲得。年俸も推定1億円で、いわゆるバックアップ要員ではない。筒香が抜けて迫力不足となるところ、どう使うのかと思っていた。新型コロナウィルスの影響で特例2020が適用され、外国人野手を3人起用できる状況となり、生かすことができたのは結果論だが、ベイスターズにとっては良い方向に繋がった。

オープン戦から快音を発し、大きな期待を集めて開幕スタメンを決めた。しかし、右肘の張りで開幕スタメンを外れた。それでも2カード目から復帰すると期待に違わぬバッティングでチームを牽引。一方で、ライトの守備で果敢にボールへ飛び込む姿にいつか大怪我しそうな心配が尽きなかった。それは現実となり、7月31日の甲子園での阪神戦でフェンス激突。脳震盪とむち打ちで1ヶ月あまりの欠場を余儀なくされた。

結局、年間の約半分を欠場し65試合出場だったが、20本塁打56打点をマーク。10月には1試合3発などがあり10・11月の月間MVPを獲得した。フルシーズン出場できればという期待は膨らむばかり。2021年はいかにコンディションを維持するかがカギになるだろう。

12位 大貫が初回降板の崖っぷちから初の2桁勝利

昨年、ルーキーながら6勝をマークしたが、上茶谷の陰に隠れており、防御率も5.00だったことから大貫に対する期待は大きくなかった。キャンプ、オープン戦を通じても名前が挙がることは少なく、開幕ローテーション入りもできなかった。

坂本のケガ、ピープルズが外国人枠の関係で外れる中で、7月2日に今季初登板。7月10日の甲子園での阪神戦では初回に3失点して降板。本来ならばここで登録抹消されてもおかしくはなかったが、苦しい台所事情から中3日で7月14日のナゴヤドームでも先発。しかし、ここで8回を自責点1の好投。翌日には登録抹消の予定だったが、ラミレス監督を心変わりさせた。

次の登板も7回無失点の好投で連勝。自身の成績を5割に戻すとともに、ローテに定着。9月5日に6連勝で6勝目を挙げ、甲子園での屈辱から不敗神話を築いた。9月13日に3敗目を喫して連勝は止まったが、最終的にはチーム唯一の2桁勝利となる10勝6敗、防御率2.53の好成績を残した。

誤算続きの先発投手陣の中で、数少ない明るい材料となった大貫。来季はシーズン初めからローテの柱として期待がかかる。さらなる進化を見せられるか。

13位 山崎がプロ初の牽制球、不振で2軍落ち

インパクトとしては、10大ニュースに入ってもおかしくないのだが、康晃の復活を期待して、あえてこの順位に置いた。コロナ禍で開幕が延期となり、楽しみを奪われたファンの為に、ヤスアキマイクで楽しませてくれたが、開幕後は苦悶の表情が続いた。

開幕3連戦は出番なし。2カード目で連続セーブを挙げて順調なスタートを切ったかに見えたが、ここ数年の課題になっている、ツーシームのキレが良くなかった。6月27日には1点リードで、この日初出場だったサンズに逆転3ランを浴びて敗戦。この試合では、ベンチからの指示なのか、プロ入り初めて牽制球を投げており、ここから異常事態は始まっていた。

その後は不安定ながらも6セーブまで積み上げたが、7月19日の読売戦で1点リードを守れず逆転されて2敗目。7月26日は6-0のリードからパットンが打ち込まれ、1点リードに変わった9回に登板。鈴木に同点打を許した後、會澤に勝ち越しのグランドスラムを浴びて轟沈。

7月28日の読売戦から、ラミレス監督はクローザーを配置転換して三嶋に任せることを決断。三嶋はリリーフの時よりも凄みのある投球を見せ、クローザーの役割を十二分に果たした。山崎はリリーフでの起用が続いたが、状態は上がらないままだった。

一度ファームでリフレッシュした方が良いのではという声が多かったが、1軍で投げ続けた。一部では契約で登録抹消できない縛りがあるのではと推測されるほどだった。FA権取得に絡んだ登録日数の関係もあったかも知れない。

10月8日に、今さら?というタイミングで登録抹消となり、ファームで再調整した。プロ入り6年目で初の登録抹消となった(CS前の全員抹消を除く)。しかし、イースタンでは登板せず、最終戦前に1軍復帰。最終戦で1イニングを投げ、2安打を許したが無失点で終えた。

体重増を指摘する声が多いが、彼の中で不振の原因が見えているか。クローザーを長く続けられた投手はほんの一握り。ルーキーからその役割を務め続けたことは偉大であり、称賛されるべきこと。1年で全ての信頼を失うわけではないが、三嶋が期待以上にクローザーの役割をこなしたことから、その座に返り咲くのは簡単ではない。2021年は背水のシーズンになる。

14位 今永が離脱、左肩のクリーニング手術に踏み切る

こちらもファンとしての衝撃はもっと上位だったかと思うが、契約更改で今永自身が語ったところによると、手術は関節部分ではなく骨棘を少し削っただけということで、復帰にはそれほど深刻になる必要はないことから、この位置になった。

開幕前から違和感はあったようだが、2年連続開幕投手としての責任感から簡単に外れるわけにはいかなかった。ただでさえ異例の今シーズン、無理をしてしまったところはあるだろう。5勝は挙げたが、今永らしい投球はあまり見られなかった。

大貫の飛躍はあったが、ローテを支えた平良も同じ時期に離脱が重なり、チームは苦しい状況に陥った。それを今永自身も痛感しており、復帰にかける思いは非常に強い。2021年は選手会長に就任するが、プレーの上では焦らずに復帰することが重要になる。

15位 森がプロ初打席で二塁打、蝦名は初本塁打

NEW GENERATIONは佐野だけではない。2020年のルーキーたちも1軍の舞台で結果を残した。

期待のドラ1ルーキー森は、高卒ながらファームで1年間しっかりと試合に出場し、好守に非凡なプレーを見せた。10月27日には、佐野に代わって1軍に合流し、代打でのプロ初打席で、レフトフェン直の二塁打。154キロのストレートを叩いて、あわやホームランという打球は、新たな時代の到来を予感させた。

ラミレス監督が何かを持っていると感じていた蝦名は、特例2020で登録人数が増えたこともあり、開幕1軍入り。結果は出ずにファーム落ちとなったが、「スーパーノヴァ」をテーマにしたスターナイト2020の9月10日に、プロ初ヒットをバックスクリーンへのホームランで飾った。

開幕ローテーション入りを果たした2位の坂本は、プロ初先発で6回無失点の好投。プロ初勝利をマークしたが、この試合でホームのベースカバーに入った際、足を痛めて離脱。思いのほか長引いて復帰まで2ヶ月以上かかった。

スターナイトの初戦で復帰するが7失点。しかし、不思議の打線の援護があり負けない。9月29日のヤクルト戦で3勝目を挙げ、球団のルーキーでは34年ぶりの開幕3連勝となった。最終的に4勝1敗だったものの防御率5.67と苦しんだ。フェニックスリーグでも打ち込まれており、2年目の来季は進化が必要なシーズンになる。

その他、ファームで細川が3部門でトップとなり、阪口が勝率1位、育成の宮城が最多勝だった。ファームの試合数は少なかったものの、結果が出たことは次のステップへの足掛かりになる。NEW GENERATIONが、三浦新監督のもとで開花することを期待したい。

最後に

当ブログは、2020年にアメブロから「any-bay.com」の独自ドメインに移行。コロナ禍で時間が取れたこともあり、かなり高い頻度で投稿できたかと思う。2006年にgoo blogで年中ベイを始めてから、来年で15年ということになる。途中、年単位で書いていない時期もあったが、何だかんだベイスターズに対する私見を発信してきた。

現在、過去の記事を地味に移行している。ほとんど原文はそのままにしているが見た目や体裁を整えて、復活させていく予定。1,000以上の記事があるため、取捨選択しつつ少しずつ進めている。過去記事読んでみようかなと思われた方は、サイドバーにある「アーカイブ」から月を選択して見てもらえれば。スマホでは画面下に表示されるメニューからサイドバーが出せる。PCでは右側のサイドバーがそれに当たる。関連記事にも出て来るようになるので、お時間があればぜひ。

2021年もまだ先行き不透明ではあるが、書こうと思うものがあった日には投稿していくので、よろしく。それでは、よいお年を!

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