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梶谷が新たな歴史にその名を刻む!

09/30 横浜DeNA3-5東京ヤクルト@ハマスタ

9月最後のゲームで、球団の月間最多安打を更新し、42本の新記録を打ち立てた。大した球団ではないかもしれないが、70余年の歴史にその名を刻んだ青い韋駄天。これで月間MVPもほぼ間違いないのではないか。惜しむらくは、チームとしては今月マイナス3で貯金がなくなってしまったことか。勝利にはなかなか結び付かなかった。

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ポジ

序盤から大量点を奪われ、梶谷の球団記録だけに注目が集まるような試合になってしまった感もあるが、大ベテランの石川に対し、最初の2打席は打たされてしまい、内野ゴロ。

6回に倉本をセカンドに置いて、インコースのボールを左中間へ。完全に間を破り、タイムリー二塁打で球団新記録を達成した。1-5という場面ではあったが、ここばかりは球場も盛り上がり、大きな拍手が送られた。

今年の進化した梶谷のバッティングを象徴するような一打だった。従来なら石川の遅いボールを引っ張りにかかったであろう場面で、インコースを逆方向へ強く叩くバッティング。これができるならば、3割を打つこともできるだろう。そして、前日の16号のようにスタンドまでも持って行ける。DeNAの新たな歴史に、TBS時代に入団した梶谷が、新たな姿でその名を刻んだ。願わくば、これから先もその歴史に多くの名を刻み続けて欲しい。来年もその先も。

佐野が9回にタイムリー。2-5で先頭の神里が粘って歩き、ソトが詰まりながらもライトの前へ落とし、ノーアウト1、2塁。一発同点の場面だったが、相手はキレのある150キロ超のストレートを持つクローザーの石山。2ストライクを取られ、軽打に切り替えられるところが.350を超える打率を誇る所以。センター返しの打球は佐野シフトの間を抜けて行った。

1点を返してなおもランナー2人と一発サヨナラの場面を演出した。ここは場面と相手投手も考えて繋ぎの役割を果たした。実らなかったが、こういう意識がいずれ得点力を生み出して行く。打てなかった後続の打者も考えて欲しい。最後の打席に1本ヒットを打つというのも首位打者としては重要なことだ。

伊勢がこの試合でも好投。明大のイメージが強すぎて、出身高校を知らなかったが、村上と同じ九州学院だったのか。しかも伊勢が2歳上ということで1年だけ同じチームでやっている。その先輩、後輩対決は、伊勢がストレート3球で空振り三振に取った。特に最後のボールはエグかった。いい流れで9回裏を迎えて、そのまま逆転、プロ初勝利となれば良かったのだが、それは出来過ぎか。今後も期待したい投球だった。

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ヤジ

こういう結果になると、前回144球投げさせて完封したのが、ということになってしまう。その因果関係は分からないが、残念な登板となってしまった。立ち上がりからコントロールがままならなかったのも、指の影響なのか。一度、ベンチ裏に下がったが、再びマウンドに戻り、3回は投げ切った。

山崎を二度とも歩かせてしまったことが全てだと思う。前日に先頭打者ホームランを打ったとは言え、一時のどん底は脱しているがそこまで恐れるほどの状態ではない。読売、中日には2割を切るが、DeNA戦が一番良い打率を残しており、それで1番に起用されているのがうまくハマった。塁に出すと足も気になってしまい、青木への対応が疎かになってしまう。盗塁5に対して失敗が7もあるので、そこまで恐れる必要はないのだが。

村上には甘くなったところをきっちりとホームランされた。レフトにあれだけ強い当たりを打たれてしまえばどうしようもないのだが、カウントも悪くしてしまい、ストライクを投げてしまった。シュート回転のような威力のない中途半端なボールが真ん中に入ることは避けたかった。

3回裏、先頭の倉本がヒットを放ってノーアウト1塁。ここから5点差を追いかけるという場面で、上茶谷がそのまま打席に入り、結果は最悪の併殺打。結局3人で攻撃を終えた。しかし、4回表のマウンドに上茶谷は上がらずに、三上に交代した。

序盤で先発が降りた時に、ゲーム後半で野手が足りなくならないように、代打を出さないことはこれまでもあった。ここから先はリリーフが登板するので、投手に打席が回る度に代打を出して行く必要があるから、まだ序盤のうちはそのまま投手を使っておこうと。これはこれでマネージメントなので良いと思う。

ただ、指に問題があった上茶谷をそのまま打席に立たせることが、問題なかったのかどうかだ。試合後のインタビューではそこまで重傷ではないと言っていたが、アクシデントもあって降板となっているのに打席に立たせて打たせるというのはリスクがある。野手の不足懸念というのもあるが、ここは上茶谷のコンディションも考えれば、代打を使うというのが妥当だったのではないか。試合展開のことを重視し過ぎている采配だった。

そして、5点ビハインドでノーアウト1塁、投手が打席というところで、バントをするかどうか。結果が併殺だったので、バントだろうという批判が多くなるのは当然だ。バントで送って得点が入る確率、バントを失敗するリスク、上茶谷が繋いで大量点に繋がる可能性、いろいろなものを考えると思う。

坂本のモノマネ打法で意外と打ったりする上茶谷の可能性と、石川がボールの速い投手ではないというところで強行策に出たのだと思う。だが、この日の石川に対しては野手も打たされて内野ゴロというシーンが目立っていたのだから、ゴロを打ってしまう可能性は高かったように思える。野手を使いたくないからそのまま上茶谷を打席に立たせたのであれば、なおさらバントによりアウトを献上しつつも走者を進めることができる策がベストだったのではないか。もちろん、バントを失敗して走者として残るリスクもあったが、それは打っても同じだっただろう。

一瞬での判断になるから難しいが、「野手を使いたくないから上茶谷そのまま」「5点ビハインドだからバントをしない」がそれぞれ分断されて判断してしまったように思える。この2つの要素が合わさるが故に、バントだったのではないか。この監督の判断力はそこまでというところなのかも知れない。

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キジ

9月を終えて、きっちり5割に戻って来た。ここ数年、このブログで書いているラミレス采配は良くても5割程度というのが結果として出ている。もちろん、オースティンの度重なる離脱、今永と平良という両輪の離脱、クローザー山崎の不振などがありながら5割をキープしている、という見方もできる。

このあたりのラミレス監督の是非というのは、試合のない日に書いてみたいと思いつつも、連戦でずっと試合がある状態でなかなか書くタイミングがない。来季の監督人事の決定よりは先に書けるといいが。

月が変わって10月最初の試合は、ブルペンデーになる。ファームに行っている武藤が先発に転向したというわけではないだろう。良ければ3イニング以上ということも考えられなくはないが、リリーフと同じように1人ずつ行けるところまでということになるだろう。

そういう状況下で、上茶谷がアクシデントがあって3イニングで降板してしまったのは痛かった。国吉は温存出来ているので、武藤の後は彼が長めのイニングを投げることになりそうだ。あとはパットン、エスコバー。ブルペンデーということを考えると、2人ともベンチに入れるだろう。エスコバーが複数イニングの可能性もある。

オースティンの状態次第だが、ロペスがベンチ外になる可能性もある。9回裏にロペスが石山の高めのストレートを捉えたように見えた打球は力強さがなく、センター山崎が追い付いた。あのコースに来たボールなら、例え石山のストレートであってもレフトのフェン直、好調ならスタンドへ持って行ったのではないか。ちょっと寂しさが漂うシーンに見えたのは気のせいだろうか。

ヤクルトは再び歳内が先発する。前回はNPB復帰登板で、チャンスを作りながら打ち崩すことができなかった。ブルペンデーなので得点を積み重ねて行くしかない。一時、機能していた2番神里が戻っているので、オースティンには無理させずにそのまま行く方が得点になるような気がする。

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