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ストーブリーグ開幕 ロペス退団、佐野「7」

14日にレギュラーシーズンの全日程が終了し、ストーブリーグに突入。三浦新監督の発表が秒読みとなり、15日にはロペスの退団、佐野の背番号変更に、広島の田中広のFA調査も報じられた。梶谷、井納もFA権の行使を検討しており、2021年の陣容が固まるまで、さまざまな話題で賑わいそうだ。

ロペスが構想外、退団へ

残念でならない。常々、横浜でキャリアを終えたいと繰り返していたロペス。ファンとしても彼が引退するまで横浜で見続けたいと思って来た。日米通算2000安打、MLBとNPBの両方での1000安打、そして日本でのFA権の獲得。来季からは外国人枠から外れることになり、より柔軟な起用に期待されたが、球団の評価は構想外だった。

多くのファンがそうだと思うが、前の所属球団を忘れて、生え抜きと変わらないくらい大事な選手だと思っているし、個人的にも絶対にチームにいて欲しい選手。

しかし、来季37歳を迎える打率.248、12本塁打、42打点の選手にどれだけの待遇を用意できるか。もちろん、単に成績の数字だけでは測れない影響力を持った選手であることは言うまでもない。それでも、レギュラーを想定して、ある程度の条件を提示できるかというと、難しいだろう。

交渉の経緯は部外者に分かるものではないから想像に過ぎないが、例えば代打でもいいから5000万円くらいでという妥結にお互いが達しなかったのではないか。ロペスとしては、まだファーストの守備も含めてスタメンでやれると思っているだろうし、ベイスターズとしては、オースティン、佐野あるいは残留した場合のソトをファーストに置き、よりスピード感があり守備力があるチーム構成を目指しているのかも知れない。

石川の退団も非常に残念ではあるが、NEW GENERATION IS HEREと銘打った今季、佐野が大きく台頭し、チームの軸が出来つつある。2021年に横浜DeNAベイスターズ10周年目を迎える中で、チームが新たな時代に入ったのかも知れない。ベイスターズの編成は、DeNAになってから大きく変わったので、TBS時代の末期のような場当たり的な発想ではないことは、われわれファンにも伝わっている。熟慮を重ねた中での苦渋の決断であれば、信頼するしかないだろう。

いつの時点で構想外を決めたのか分からないが、今季は不振にも関わらずファームで調整させた上で、記録達成とFA権取得まで起用した。準備済のグッズ等の商売的な都合もあるだろうが、ロペスが次の球団へ行く際にメリットとなるように、外国人枠から外れるように配慮はしている。

このロペスの扱いに怒りを覚えている人、ファンを辞めようかとまで思う人、いろいろいるだろう。個人的には同じ気持ちで、今日一日はロペスがいなくなることに対する無気力感で過ごしてしまった。だが、ベイスターズの2021年の陣容を最大限に考えた中、他の案件との絡みでそう決断せざるを得なかったのだと解釈している。石川についても同じ。

おそらく明日あたりに発表される三浦新監督のもと、新たな時代を歩み始めるベイスターズを見守って行こうと思う。できれば、チャモさんの元気な姿を来年も見たい。それが例え他のユニフォームであっても。この件は濃厚だろうがまだ正式発表ではないから、推移を見守りたい。

首位打者から背番号7

これはちょっと意外だったのだが、いろいろと熱いニュースかなと思う。

100試合を超えるあたりまでは、本当に素晴らしい活躍だった佐野。最後は残念ながらケガが相次ぎ、フル出場はできなかったが、プロ入り初の規定打席到達で首位打者を獲得した。球団では金城、内川、宮崎に次ぐもので、落合、古田、イチローら錚々たる顔ぶれが名を連ねる。

代打の切り札から4番キャプテンを務め、見事な結果を残した主砲だが、入団以来付けて来た背番号44を来季から「7」に変更することになった。2019年までこの番号を付けていた元キャプテンの石川から提案があり、三原代表を通して佐野に伝えられたシーンが、公式Twitterで映像として公開されている。

FOR REAL用素材という感じだが、若干茶番的な雰囲気を感じてしまうのは気のせいか。

それはさておき、佐野はドラフト9位での入団だから、入団時に番号を選ぶ優先度は低かったことが想像できる。それでも44というのはインパクト的には悪い番号ではなかったと思うが、やはり1桁の番号には憧れもあったのだろう。

個人的には7番は、子供の頃ホントに好きだったポンセ。宮里氏も印象に残るが、その後はやっぱり尚典さんだろう。

鈴木尚典は入団時51番で、1997年に初の首位打者を獲得して中心選手になったタイミングで、宮里の退団で空いた7番をつけることになった。そして、1998年に7番を背負って2年連続首位打者となり、日本シリーズのMVPも獲得して38年ぶり日本一に大きく貢献した。

まさに今年佐野が首位打者に輝いたタイミングで7番に変更するのは、それと重なるものがある。そして、尚典さんの横浜高の後輩でもある石川から、彼がキャプテンで背負っていた7番を譲り受けるというのも、よくできた話だ。石川は当時52番からの変更だった。

名実ともにチームの新しい顔となった佐野。レギュラー2年目は、マークもきつくなるだろうし、2年目のジンクスと言われる難しさがあるはず。筒香の後の4番キャプテンという気が遠くなるようなプレッシャーを与えられ、それを乗り越えた彼なら、背番号7の重みも軽くクリアしてくれると思う。

うーん、10周年目のユニフォームがあったら、オースティンを考えていたが7の佐野も迷う。今年の新ビジユニは細川と森で迷ったのだが。森も捨てがたい。12月5日には新入団選手もお披露目されるだろうから、背番号はそのあたりには固まっているはず。それ以外の番号変更はない感じだろうか。22番はクローザーに付けて欲しいが、17も19も彼らのイメージとしてもう定着しているからないだろう。入江に付けさせるかも知れない。そして、18番も該当者なしだろう。個人的には平良にあげてもいいけど、もう少し複数年の実績が必要か。

ロペスが退団してしまうのなら、2番も空き番になるのだが、かつて付けていたあの人が戻って来るということは、さすがになさそう。

FA権取得の広島・田中広輔を調査

里崎チャンネルで解説されていたけど、調査というのはつまり、FAするなら獲得に行くよという合図なわけで、獲得の意思を示したということだろう。確かに地元・神奈川県厚木市出身で、ショートも守れる選手だが、どうだろうか。

広島3連覇には丸、菊池涼と並んで「タナキクマル」の一員である田中広の活躍も大きかっただろう。だが、2019年以降は低迷してしまい、今年もそれを脱したというところまでは行っていない印象。それでも、ハマスタなら15本も狙えるパンチ力もあり、ショートの守備も平均以上。そして、打率はそこまで高くないが、その打率を平均的に1割も上回る出塁率は魅力だろう。

ベイスターズに入ればレギュラーのショートの筆頭候補になるレベルではあるが、来季34歳の大和も健在で、倉本が復活を果たし、柴田も成長を遂げている中、FAで獲得に動くべきかは疑問。センターラインの弱さはかねてから指摘される通りで、その補強の優先順位が高いと考えているのかも知れない。

ロペスが退団で、ソトが残留した場合はファーストに専念するのであれば、現状の3人で2ポジションというのは少し物足りない。伊藤裕や知野、森、そして牧にも当然期待はかかるが、来季すぐに結果を出せるかというと難しいかも知れない。

田中広は広島で背番号2を付けており、ロペスが退団ならそのまま2を背負うことも可能。地元の選手なのでファンも受け入れてくれるだろう。今季の推定年俸が1.5億とされているので、そちらの面でもロペスとそのまま入れ替わる感じになる。守備軽視だったラミレス監督と違い、三浦新監督は打たせて取る投手だったので、そこは重視するのかも知れない。ロペスのファーストの守備力ではなく、他のポジションを守っている守備力の低い選手をファーストに移し、新たにショートを守れる選手を補強するという考え方が見えるような気がする。

そして、ラミレス監督は2番にソトやオースティンを入れる攻撃的なオーダーを組んでいたが、出塁率の高い田中広を上位に置くことで、オースティン、佐野、宮崎ら主砲の打点を増やす狙いもありそうだ。ベイスターズに欠けている機動力という意味では、2017、2018年で2年連続30盗塁だったところから昨年、今年と8盗塁に留まっているところは気掛かりだが、盗塁だけが走塁ではないので、彼の足が加わった場合は貢献は大きくなるだろう。

こちらもまだまだ憶測、噂のレベル。過去にもこのくらいの時期に「調査」という記事が出ても、本人が宣言せず残留したケースは多々ある。日本シリーズ終了後のFA選手の動向を見て行きたい。

FA権を取得した梶谷、井納

一方で、チーム内にも新たにFA権を取得した選手がいる。

球団としても彼らが努力で掴み取った権利を尊重し、FA宣言をした上での残留を認めている。ファンとしても残留してもらいたい気持ちはあるが、彼らが納得した決断をしてくれることを望みたい。

梶谷は、昨年、おととしと苦しい時を過ごした。その際には、ベイスターズに必要とされたいというようなコメントをしていた。今年のドラフトでも外野手は指名せず、梶谷は残留する手応えを得ていると推測されている。しかし、本人が言うようにこの権利はプロ野球人生の岐路であることは確かだし、他球団の評価も聞いてみたいということであれば、権利を使っても良いと思う。それでもベイスターズでやりたいと納得してくれればそれがベストだろう。

井納は、ヤクルトが「調査」という報道があった。井納は人的補償のないCランクと言われている。ちょっと意外だが、ここ数年は横ばいから微減という状態だったので、そんなものだろうか。今季も投稿で書いたが、扱いが酷い感じもあったので、他球団への移籍が頭を過っても仕方ないだろう。

今季は終盤に打ち込まれて印象が悪くなってしまったが、途中までは非常に素晴らしい活躍だった。今永や平良の離脱を埋めるべく奮闘してくれたし、藤岡に次ぐ年長投手として存在感も発揮していた。藤岡が戦力外となったため、来季はチーム最年長投手として存在が重要になる。

井納までいなくなると、パットンが退団濃厚のため、1989年生まれの平田、三上、武藤、田中健二朗が来季32歳で投手最年長となってしまう。いくらなんでも若過ぎる。

梶谷、井納という中畑監督時代から中心として活躍して来た選手が、ベテランとして新たな時代のベイスターズを後ろから支えてくれるのか、去ることになるのか。今年もFA選手の動向に注目が集まる。

開幕早々、4つのニュースへコメントすることになったが、次回は新監督就任についてになるだろうか。新たな時代の幕開けに注目!

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