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横浜愛!三浦大輔新監督が就任会見 背番号81に

ついにこの日がやってきたという印象。現役時代からいつか監督をやる選手だろうと見て来たが、監督就任が現実のものとなった。入団から見ている生え抜き選手が、監督になるという初めての状況。あの伝説の引退試合で「これからもずっと横浜です」と言ってくれた永遠番長の「横浜愛」が結果として横浜の街に喜びをもたらすか。これまで通り、熱く激しく応援して行きたい。

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就任会見文字起こし

You Tubeでライブ中継された横浜DeNAベイスターズ新監督就任発表会の模様。一部の表現は調整している。

三原球団代表、三浦新監督の挨拶

三原「来年、横浜DeNAベイスターズの監督をお願いする三浦大輔さんのお披露目となります。なお、三浦新監督には来シーズンから背番号81を背負って戦っていただくことが内定しておりますので、それも併せてお知らせいたします」
三浦「来季から横浜DeNAベイスターズの監督として指揮を執らせていただくことになりました。今まで経験したことを生かして来シーズン、しっかりとチームを引っ張って行けるようにやっていきますので、よろしくお願いします」

テレビ代表質問(フジテレビ)

ラミレス監督の後任として選んだ決め手は?
三原「三浦新監督については、1軍のピッチングコーチ、2軍監督として2年間に渡ってベイスターズの中で経験を積んだこと、アドバイザーという形で海外の野球などのさまざまな知見を広げていただいたことを遺憾なく発揮していただきたいということ」

いつごろ打診し、いつごろ決まったか?
三原「11月に入って南場オーナー、岡村社長と私の方で正式に要請し、決定した」

どんなチームづくりを期待しているか?
三原「最も横浜DeNAベイスターズらしさを一番理解されている方だと思っている。まずは三浦新監督らしく、ベイスターズ野球の個性を表現してもらえれば」

率直な気持ちは?
三浦「引退会見をしたこの場で、あれから4年たって監督としてここで会見できること、喜びとともに責任を重く受け止めて、しっかり前を向いてやっていきたいと思っている」

ラミレス監督から言葉はかけられたか?
三浦「宮崎のフェニックスリーグに行っていたため、まだ会っていない」

何か話したいことは?
三浦「就任のこととか、昨年もコーチとして一緒にやっているので、コミュニケーションはとって、いろいろ話は聞いてみたい」

目指す監督像、チーム像は?
三浦「現役引退後2年ほど外から見させていただいて、その後、ピッチングコーチ、2軍監督として見させてもらったが、自分が1軍の監督としてやることは結束です。先週だけではなくコーチ、スタッフ、1軍、ファーム関係なくひとつのチームとして結束してやっていきたいです」

2軍監督としてバント数や盗塁数でリーグトップの数字を残したが、1軍でも機動力野球を強化していきたいか?
三浦「必要に応じてやっていきます。あまり決めつけてこれという固執ではなく柔軟な姿勢で、その時状態の良い選手をしっかりと見極めてやっていきたいです」

ラミレス監督が今年から4番に佐野を抜擢して首位打者を獲得する活躍を見せたが、佐野に引き続き4番キャプテンを任せるか、それとも一度フラットに戻して一からチームづくりをするか?
三浦「まだ選手、コーチに1軍監督として、誰ともお会いしていないので、しっかりと話をしていきたいと思いますけども、今年しっかり結果を出したので、佐野が一番確率が高いと思う」

今年Bクラスの4位だったが、数字を見ると打率、本塁打がリーグトップと良い数字が目立っていた。改めてどういうチーム、どこを目指して行きたいか?
三浦「目指すのは優勝だけです。そのために選手が持っている力をどうすれば最大限発揮できるのか、それをコーチと一緒に見極めて、その試合、その試合を戦っていくことを考えています」

今のベイスターズを見てチームに足りないと思うことは?
三浦「足りなかったから優勝できなかったと思います。新しい戦力も入ってくるのでその見極めをしたい。適材適所、その選手の力をどうすれば一番発揮できるか。
野球なので、相手よりも1点でも多く取ること、得点力を上げることもそうですし、1点でも少なくというところを目指してやっていきたいと思います」

往年のベイスターズファンはこの瞬間を待ちわびていた。ファンに向けてメッセージを
三浦「感動を与えるというよりも、ファンの方と一緒に戦って、一緒に感動して、一緒に喜びたいと思っていますので、皆さんの力を貸してください。お願いします」

その他質問

(デイリースポーツ)来季、巻き返すにあたって一番必要なものは?
三浦「得点力を上げることだと思っています。攻撃面ではいかにホームベースを踏めるか。どうしたら得点が取れるのか打撃コーチと相談しながら、一番確率の良い方法を探って行きたいと思っています」

(石塚隆氏)監督という立場は球団から求められないとできない名誉ある仕事だと思うが、三浦監督自身、以前より監督を絶対にやりたい、このチームを率いたいと気持ちは持っていたのか?
三浦「率いたいというよりも、監督というのは指導者としても魅力がありましたし、そのためには自分も学ばなければならない。選手として25年やらせてもらいましたが、その後、指導者としてやるためにも学ばなければならない。そう考えれば、引退してからも球団からたくさんのことを学ばせてもらいましたから、それを今度監督という立場でしっかり発揮できるようにしていきたいと思います」

(報知)契約年数は?
三原「2年です」

(報知)その2年というのは、2年のうちに優勝して欲しいという2年でしょうか?
三原「スタートのタイミングで2年契約というのはラミレス監督もそうでしたし、球団としては新しい監督の時にはそうさせてもらおうと考えている年数です。何年以内にという思いはもちろんありますが、個人的な意見としては1年でも長く三浦監督には監督を務めていただきたいと思いが強くあります」

(報知)さきほど結束という言葉をキーワードにした今までの経験やその理由は?
三浦「今年、ファームの監督をやらせていただいて、監督は初めての経験で、何も分からないところから始めたところ、ファームのコーチ、スタッフ、トレーナーの方、みんなに助けられたという思いが強く、助けられたからこそ1年できた。これはファームだけではなく1軍になってもそうだと思うので、自分ひとりの力ではどうすることもできないことも、コーチ、選手、スタッフみんなで助けてもらいながら力を合わせれば、強い組織になって行けると確信したので、1軍、ファームの連携が取れた大きなチームとして戦えるように、そのためには結束ということが必要だなと、そこを目指してやっていきます」

(報知)三浦監督は現役時代、先発投手として長いイニングを投げて勝利を重ねていたが、ここ数年先発投手が早いイニングで降板して中継ぎがフル回転というのが続いていましたけど、先発投手には来季以降もっと長いイニングを投げて欲しいとか、完投して欲しいという思いはあるか?
三浦「先発投手と一括りにしても、いろいろなタイプの選手がいると思うので、選手個々の能力もありますし、タイプもありますから、選手の持っている力をどのように最大限発揮できるか、
完投能力がある投手にはそこを求めて行きますし、短いイニングで中4日、5日で回れる選手にはそちらを求めていきますし、先発投手だからこうしないといけない、というものはないです」

(共同通信)球団の生え抜きのスター選手の監督は久しぶりになるが、球団として期待する点は?
三原「もちろんファンの皆さんが一番望んでいる方だと思いますし、何よりもプレイヤーとしてやられてきた中で、野球への取り組み、周囲に対する気遣いというようなところで、非常に人柄的な部分で支持者が多く、まわりに慕われる人柄だということがありますから、彼がトップに立つということで、彼を男にしよう、助けようとしてくれるスタッフもかなりの数おりますので、チーム一丸となって戦っていければと考えています」

(共同通信)このタイミングで背番号を変えられた経緯は?
三原「この後、ご本人にも話をしていただきますが、横浜ナンバーということで、三浦選手引退時に18番という番号は次に付ける選手を三浦さんに決めていただこうと考えておりましたので、今回監督になるにあたってお互いに話をして、ここで一旦脱いで18番に相応しい選手を見極めていただこうというのが経緯です」
三浦「代表がおっしゃった通りですが、2年間また18番を付けさせてもらいましたけど、やはり18番はマウンドの上で投げていないと、投げるからこそ輝く番号だなと思っていますから、それは選手が付けるのが一番だということで、この機会に変えさせていただきました」

(共同通信)三浦監督としてはどのような選手になったら18番に相応しいと考えているか?
三浦「僕個人というよりも、応援してくれてるファンの空気感で分かると思いますので、しっかりとそういう選手が出てきて欲しいなと思っています」

今の話だと背番号18は来シーズンに関しては空き番で、それを争って欲しいという意図か?
三浦「その予定です。争うというか、全員が全員付けたいと思っているわけではないと思うが、番号を付けたいという選手が出てきて欲しいなと思っている」

(神奈川新聞)今年ファームの監督として1年見ていて、なかなか1軍に上がっても成績が出ない選手もいたが、ファーム監督として期待したい選手は?
三浦「個人名はここでは控えますが、若い選手にはいい選手もいたと思いますし、ファームで結果残して、1軍でなかなか結果が出ないという1軍の壁というところがが一番本人が分かっていると思うので、
そういう選手が出てきて欲しいですし、出て来ないとダメだと思いますし、自分の生きる道ですよね、どのセールスポイントを伸ばせば、このチームの1軍で活躍できるのかを見極めて上がって来て欲しいです。チームですから、上がって来れば落ちないといけない選手がいるので、競争をもっともっと激しくしていかないとチームは強くならないと思っているので、競争意識というのもしっかり持って戦って欲しいなと思います」

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まとめ

  • 1軍、ファームが一体となった「結束」が必要
  • 選手の力が最大限発揮できるようにコーチと協力したい
  • こうでなければいけないと固執せず、柔軟な姿勢で
  • ファンと一緒に戦い、感動し、喜びたい
  • 得点力を上げることが重要で、一番確率の良い方法を探る
  • 18番は来季は空き番となるが、相応しい選手が出てきて欲しい
  • 競争意識をもって戦って欲しい
  • 2年契約だが、球団としては長く監督を務めて欲しい
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所感

番長らしい、人柄がよく表れた会見だった。そして、自分自身がこうだ、こうするという強い主張ではなく、これからチームスタッフ全員で結束して作って行くという姿勢が表れていた。監督経験が豊富だったり、ラミレス監督のように自分が監督になったらこうするという強い信念を持っていると、どんなチームにするのかという持論を語るのだろうが、全てはこれからという柔軟な姿勢が見えた。

それもあって、記者の方々も三浦監督から見出しになりそうな言葉をもらうのに苦労していた印象。ラミちゃんだったら通訳もあるが、倍以上の時間かかるくらい語ったのではないか。

「結束」という言葉に、2018年にラミレス監督が懺悔したコミュニケーションについて、まだ足りない点があったということが垣間見られる。現役時代も一時、不振でファームで長く過ごすシーズンはあったが、基本的には1軍で活躍してきた選手。今年、ファームの監督で、どんな形でチームを運営し、1軍に推薦するのかといったことを経験できたのは、1軍監督をやる上で大きかったのではないかと想像する。

そして、現状の課題としてまず「得点力」ということを言ったのは意外だった。専門分野ではないところを一番の課題とし、打撃コーチとともに改善していくことに意欲を見せた。先発ローテーションの確立と言うかと思った。そこは言うまでもなく、かも知れない。

ファームでバント、盗塁が多かったことも、それはそれで必要があればやるという柔軟な姿勢で、現状の1軍メンバーではなかなか機動力が難しいので、急速に転換しようとすると空回りするリスクもあるだけに、ここは安心といったところか。

ただ、これといった信念がないと、何となく目の前の試合が過ぎて行ってしまう恐れもある。ここは絶対に改善する、この選手は絶対にレギュラーにするといった監督としての信念、個性も必要な面は出て来るだろう。徐々にそういったことが出てくれば。

ひとまず、この会見では三浦新監督の就任と背番号81だけが発表された形なので、追ってコーチ人事なども注目して行きたい。

背番号81については、朝からみなとみらい線の日本大通り駅のホームドアにあるビジョンで、背番号81を付けた三浦新監督の姿が映し出されていたようだ。今時はTwitterなどですぐ知れ渡ってしまうので、この駅を利用する方だけの利点というわけにもならなかった。最初の三原さんの紹介も「知ってた」になってしまったので、14時から流した方が良かったのでは。

来季はひとまず18は空き番となるようだ。先日書いたように平良にあげてもいいかなと思ったが、やはり複数年での活躍は欲しいところ。

三浦大輔『監督』
横浜DeNAベイスターズの・・・監督に・・・就任!ヨ・ロ・シ・ク!!

ブログは今後も続けるのか?おそらく試合そのものには関係ない内容で、継続していくのかも知れない。日課としてやっていることのようなので。

三浦大輔新監督就任記念グッズ発売! | 横浜DeNAベイスターズ
横浜DeNAベイスターズ オフィシャルホームページ

グッズの方も準備OKのようなので、就任記念におひとついかがだろうか。

そして、いつもながらカッコ良く、仕事が早い。

2021年、新たな時代が幕を開けた。

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